『ペット2』の日本公開日は2019年7月26日。前作『ペット』で描かれた、飼い主がいない間のペットたちの秘密の日常という設定を引き継ぎながら、今回は動物たちそれぞれの悩みや成長に焦点を当てています。
監督はクリス・ルノー、共同監督はジョナサン・デル・ヴァル、脚本はブライアン・リンチ。イルミネーションが制作したアニメーション映画で、上映時間は約86分です。
ストーリーは大きく3つに分かれています。
- マックスとデューク:家族旅行で訪れた農場でルースターと出会い、マックスが自分の不安と向き合う物語。
- ギジェットとクロエ:マックスの大切なおもちゃ「みつばち君」を取り戻すため、ギジェットが猫だらけの部屋に潜入する物語。
- スノーボールとデイジー:悪徳サーカス団に捕らわれたホワイトタイガーの赤ちゃん、フーを救い出す物語。
一見すると別々に進むエピソードですが、最終的にはそれぞれの冒険がつながっていきます。日本テレビの作品紹介でも、この3つの物語が同時進行する構成が紹介されています。
【キャラクター一覧】マックス・デューク・スノーボールから新キャラまで徹底紹介

ここでは、主要キャラクターの性格、物語での役割、日本語吹替声優、英語オリジナル版の声優をまとめます。
日本語吹替キャストはフジテレビの作品情報、英語版キャストはイルミネーションおよび作品の公式キャスト情報を基準に整理しています。
なお、脇役にもおなじみのキャラクターが登場します。ポップスは銀河万丈、メルはかぬか光明、バディは青山穣、チャックは木村昴、リアムは井上一輝が日本語吹替を担当しています。
マックス:家族を愛するあまり不安になってしまう主人公
マックスは、ケイティに飼われているテリア系の雑種犬です。前作では、デュークとの出会いや友情を通して成長しました。
今作ではケイティが結婚し、息子のリアムが誕生したことで生活が一変します。
マックスはリアムを自分の家族として大切に思い、何か危険なことが起きないか常に気にしています。その結果、心配しすぎてストレスを抱え、首をかく癖が出てしまうほどです。
マックスの魅力は、臆病でありながらも大切な存在を守ろうとする愛情深さにあります。家族を守ることと、過剰に心配することの違いを学ぶ姿が、本作の中心的なテーマです。
デューク:マックスを支える大きな相棒
デュークは、マックスと一緒に暮らす大型の雑種犬です。体が大きく、豪快な雰囲気を持っていますが、仲間を大切にする優しい性格です。
マックスがリアムを守ろうとして神経質になっているときも、そばで支えています。
農場旅行では、マックスと一緒に都会とは違う環境に直面します。デューク自身も農場の動物たちとの交流を通して、新しい経験を積んでいきます。
マックスが不安を抱え込むタイプなのに対し、デュークは比較的おおらかです。この性格の違いが2匹の掛け合いを面白くしています。
スノーボール:悪党からスーパーヒーローへ変身したウサギ
スノーボールは、白くてふわふわした毛並みが特徴のウサギです。前作では、飼い主に捨てられたペットたちのリーダーとして登場しました。
しかし、本作では新しい飼い主モリーにかわいがられ、以前とは違った生活を送っています。
モリーがスーパーヒーローの衣装を着せて遊んでいるうちに、スノーボールは自分を本物のヒーローだと思い込むようになります。正義感と自信に満ちていますが、どこか空回りするところも魅力です。
デイジーからフーの救出を依頼されると、いつものヒーローごっこでは済まされない危険な冒険に挑みます。
前作の敵役が今作では仲間を助ける存在になるという変化は、シリーズを通して見るうえで特に面白いポイントです。
ギジェット:マックスのためなら危険も恐れないポメラニアン
ギジェットは、ふわふわした白い毛が特徴のポメラニアンです。マックスに強い好意を寄せており、彼のためなら何でも頑張ろうとします。
本作では、旅行に出かけるマックスからお気に入りのおもちゃ「みつばち君」を預かります。しかし、うっかり猫がたくさん暮らす部屋に落としてしまい、取り戻すための作戦を開始します。
そこで頼りにするのが、猫のクロエです。猫のように振る舞う方法を教えてもらい、猫たちの集まる部屋へ潜入することになります。
普段はかわいらしい印象のギジェットですが、行動力と度胸は仲間の中でも際立っています。マックスへの一途な思いが、コミカルな冒険につながっています。
ルースター:マックスに本当の勇気を教える農場犬
ルースターは、本作から登場する農場犬です。牧場を守る存在で、厳格かつ落ち着いた性格をしています。
都会で暮らすマックスとデュークが農場を訪れた際、2匹はルースターと出会います。
マックスはリアムを大切にするあまり、危険を過剰に恐れています。ルースターはそんなマックスに対し、逃げるのではなく問題に向き合うことの大切さを教えます。
ルースターの特徴は、単なる厳しい犬ではなく、経験に裏打ちされた判断力を持っていることです。マックスの成長に大きな影響を与える重要なキャラクターです。
英語版の声を担当するのはハリソン・フォード。日本語版では内藤剛志が演じており、どちらも落ち着きと威厳を感じさせる配役です。
デイジー:フーを救うために行動する勇敢なシーズー犬
デイジーは、白くて愛らしい見た目が印象的なシーズー犬です。しかし、その外見とは対照的に、非常に負けん気が強く、危険な状況でも積極的に行動します。
悪徳サーカス団に捕らわれたホワイトタイガーの赤ちゃんフーを助けるため、スノーボールに協力を依頼します。
デイジーが物語に加わることで、スノーボールのヒーローごっこは現実の救出作戦へと変わります。自分より大きな相手にも立ち向かう勇気が、彼女の最大の魅力です。
日本語吹替は伊藤沙莉が担当。デイジーの元気さや負けん気の強さが、物語に勢いを与えています。
セルゲイとフー:サーカス団をめぐる救出劇の中心人物
セルゲイは、デイジーとスノーボールの前に立ちはだかる悪徳サーカス団の団長です。ホワイトタイガーのフーを捕らえ、見世物にしようとしています。
目的のためには手段を選ばず、オオカミたちを従わせてペットたちを追い詰めます。物語に緊張感をもたらす敵役です。
日本語吹替は宮野真守。英語版はニック・クロールが担当しています。
フーは、セルゲイに捕らわれているホワイトタイガーの赤ちゃんです。フー自身は救出される側の存在であり、デイジーとスノーボールが行動を起こすきっかけになります。
フーの日本語吹替担当者は、主要キャストとして掲載されている公式情報には記載されていません。ほかのキャラクターのように声優名が発表されている役と混同しないようにしたいところです。
【前作からの続投キャラと新キャラクター】何が変わった?
『ペット2』を理解するうえで大切なのが、前作からの続投キャラクターと新登場キャラクターの違いです。
続投組は、前作で築いた関係性を土台にして、新しい生活や冒険に挑戦します。一方、新キャラクターは、主人公たちに新しい課題を与える役割を担っています。
前作からの続投キャラクター
代表的な続投キャラクターは次のとおりです。
- マックス:主人公。新しい家族との生活に戸惑いながら成長する。
- デューク:マックスの相棒。引き続き彼を支える。
- スノーボール:元ペット軍団のリーダー。愛される飼いウサギになる。
- ギジェット:マックスを思い続けるポメラニアン。
- クロエ:猫らしい気まぐれな性格でギジェットを助ける。
- ケイティ:マックスとデュークの飼い主。結婚して母親になる。
- ノーマン:前作から登場するモルモット。
このほか、ポップスやメル、バディなども登場します。
日本語版の声優についても、設楽統、日村勇紀、佐藤栞里、永作博美、沢城みゆき、中尾隆聖らが続投しています。梶裕貴もノーマン役を引き続き担当しています。
『ペット2』から登場する新キャラクター
続編で新たに加わった代表的なキャラクターは以下のとおりです。
- ルースター:マックスに勇気を教える農場犬。
- デイジー:フーの救出を依頼するシーズー犬。
- セルゲイ:フーを捕らえているサーカス団長。
- フー:救出作戦の対象となるホワイトタイガーの赤ちゃん。
- リアム:ケイティとチャックの息子。マックスにとって大切な家族。
- チャック:ケイティの夫。
特にルースターとデイジーは、マックスとスノーボールの成長に直接関係するキャラクターです。セルゲイとフーは、救出劇という新しいストーリーを成立させる重要な存在です。
声優の続投とキャラクターの新登場は別の話
ここで押さえておきたいのが、声優が続投していても、演じるキャラクターが前作と同じとは限らない点です。
その代表例が宮野真守です。
宮野は前作『ペット』ではタカのタイベリアスを演じていました。しかし『ペット2』ではタイベリアスではなく、新キャラクターの悪役セルゲイを担当しています。
つまり、宮野真守はシリーズへの出演を継続していますが、キャラクターとしては新しい役への挑戦です。
この配役変更は、2019年4月のキャスト発表時にも紹介されました。同時に、梶裕貴は前作に続いてノーマン役を担当することが発表されています。
【日本語吹替声優一覧】バナナマンから宮野真守まで豪華キャストを紹介
『ペット2』の日本語版には、お笑い芸人、俳優、タレント、声優など幅広いジャンルの出演者が参加しています。
主要キャラクターと声優の対応を、あらためて整理します。
主要キャストの日本語吹替一覧
- マックス:設楽統(バナナマン)
- デューク:日村勇紀(バナナマン)
- ケイティ:佐藤栞里
- クロエ:永作博美
- ギジェット:沢城みゆき
- スノーボール:中尾隆聖
- ノーマン:梶裕貴
- ルースター:内藤剛志
- デイジー:伊藤沙莉
- セルゲイ:宮野真守
このほか、ポップス役の銀河万丈、メル役のかぬか光明、バディ役の青山穣など、実力派の声優も参加しています。
バナナマンの設楽統・日村勇紀が演じるマックスとデューク
設楽統と日村勇紀は、前作に続いてマックスとデュークを担当しました。
2匹の掛け合いはシリーズの大きな魅力です。マックスの神経質な反応とデュークのおおらかな雰囲気が対照的で、コミカルな場面を生み出しています。
2019年2月の続投発表時、設楽は再びマックスを演じられることへの喜びを語っています。また、続編では物語の中でも時間が経過しているため、キャラクターの変化を表現することが新たな挑戦になりました。
内藤剛志と伊藤沙莉が演じる新キャラクター
新キャラクターのルースター役には内藤剛志、デイジー役には伊藤沙莉が起用されました。
内藤が演じるルースターは、厳格で威厳のある農場犬です。マックスを精神的に成長させる役割があるため、ほかのペットたちとは違った落ち着きが求められるキャラクターです。
一方、伊藤沙莉が演じるデイジーは、見た目のかわいらしさとは裏腹に負けん気の強い犬です。フーの救出に向けて行動する姿が見どころになっています。
宮野真守と梶裕貴の敵同士の共演
声優ファンに注目してほしいのが、宮野真守と梶裕貴の共演です。
宮野は新キャラクターのセルゲイ、梶は続投キャラクターのノーマンを担当しています。作中では敵対する関係となり、前作とは違った掛け合いが展開されます。
前作では宮野が演じたタイベリアスとノーマンの関係性が印象的でしたが、本作では役柄が変わっています。シリーズを続けて見ると、同じ声優が異なる立場のキャラクターを演じていることにも気づきます。
【キャラクター相関と見どころ】それぞれの性格が物語を動かす理由
『ペット2』の面白さは、登場人物の数が増えただけではありません。キャラクターごとに異なる性格や目的が設定され、それぞれが別の形で成長していくところにあります。
マックスとルースター:不安を乗り越える師弟関係
マックスの物語は、家族への愛情が強すぎることから生まれる不安が出発点です。
リアムを守りたいという気持ちは自然なものですが、何もかも自分で管理しようとすると、マックス自身が疲れてしまいます。
そこで出会うのがルースターです。経験豊富な農場犬であるルースターは、マックスに新しい環境での行動や、恐怖に向き合う姿勢を教えます。
この関係は、本作の成長物語を象徴するものです。マックスが単に強くなるのではなく、自分の不安を理解して乗り越える点に注目すると、物語がより深く楽しめます。
ギジェットとクロエ:正反対の性格が生む笑い
ギジェットは情熱的で行動力があり、クロエは気まぐれで面倒くさがりな猫です。
この正反対の2匹が協力することによって、猫の集まる部屋での潜入作戦がコミカルに展開されます。
ギジェットが猫らしく振る舞おうとする姿と、それを教えるクロエのやり取りは、作品の中でも笑いを誘う場面です。
また、ギジェットの行動はマックスへの好意だけではなく、友達との約束を守ろうとする責任感にもつながっています。
スノーボールとデイジー:ヒーローごっこが本物の勇気に変わる
スノーボールは、自分をスーパーヒーローだと思い込んでいます。普段はコミカルな存在ですが、デイジーとの出会いによって、そのヒーローらしさが試されることになります。
デイジーが救おうとしているのは、サーカス団に捕らわれたフーです。相手はセルゲイ率いる悪徳サーカス団であり、簡単に解決できる問題ではありません。
スノーボールにとっては、衣装を着てヒーローを演じることと、実際に誰かを守ることの違いを知る機会になります。
このエピソードは、前作からのスノーボールの変化を最もわかりやすく示しています。
3つの物語が最後につながる構成
マックスたちの農場での冒険、ギジェットの猫屋敷潜入作戦、スノーボールたちの救出劇は、それぞれ違う舞台で進行します。
それぞれの物語には独立した目的がありますが、共通しているのは、大切な仲間のために勇気を出すというテーマです。
この構成によって、観客は犬、猫、ウサギ、ホワイトタイガーなど、さまざまな動物の視点から物語を楽しめます。日本テレビの作品紹介でも、3つのエピソードが最終的に結びつく構成が説明されています。
【よくある質問】『ペット2』のキャラクターに関するFAQ
Q1:『ペット2』の主人公は誰ですか?
A1:主人公はテリア系の雑種犬マックスです。日本語吹替声優はバナナマンの設楽統。飼い主ケイティの息子リアムを守ろうと奮闘しながら、自分自身の不安を乗り越えていきます。
Q2:デュークの声優は誰ですか?
A2:デュークの日本語吹替声優はバナナマンの日村勇紀です。英語版はエリック・ストーンストリートが担当しています。
Q3:スノーボールは前作では悪役だったのですか?
A3:はい。前作では飼い主に捨てられたペットたちのリーダーとして登場しました。『ペット2』では愛される飼いウサギとなり、スーパーヒーローに憧れるコミカルなキャラクターへと変化しています。
Q4:ルースターの日本語吹替声優は誰ですか?
A4:内藤剛志です。英語版ではハリソン・フォードが担当しています。ルースターは農場を守る厳格な犬で、マックスの成長に大きく関わります。
Q5:デイジーの犬種は何ですか?
A5:デイジーはシーズー犬です。日本語吹替声優は伊藤沙莉。見た目はかわいらしいものの、負けん気が強く、フーを救出するために行動します。
Q6:フーは何の動物ですか?
A6:フーはホワイトタイガーの赤ちゃんです。悪徳サーカス団に捕らわれており、デイジーとスノーボールが救出を目指します。
Q7:セルゲイの声優は誰ですか?
A7:日本語吹替声優は宮野真守です。英語版はニック・クロールが担当しています。セルゲイはフーを捕らえている悪徳サーカス団の団長です。
Q8:『ペット2』から登場する新キャラクターは誰ですか?
A8:代表的な新キャラクターは、農場犬ルースター、シーズー犬デイジー、サーカス団長セルゲイ、ホワイトタイガーのフーです。リアムやチャックも新たに物語に加わります。
Q9:前作から日本語吹替声優が続投しているキャラクターは誰ですか?
A9:マックス、デューク、ケイティ、クロエ、ギジェット、スノーボールなどです。また、ノーマン役の梶裕貴も続投しています。
まとめ:『ペット2』はキャラクターの性格と成長に注目するともっと楽しめる
『ペット2』には、マックスやデュークをはじめとする前作からおなじみのキャラクターと、ルースター、デイジー、セルゲイ、フーといった新しいキャラクターが登場します。
特に押さえておきたいのは、3つの物語にそれぞれ異なるテーマがあることです。
- マックスとルースター:不安を乗り越え、自分自身の成長を目指す物語。
- ギジェットとクロエ:友情と行動力が生み出すコミカルな冒険。
- スノーボールとデイジー:ヒーローへの憧れが本当の勇気へと変わる救出劇。
日本語吹替版では、設楽統や日村勇紀といった前作からの続投組に加え、内藤剛志、伊藤沙莉、宮野真守などが新しいキャラクターに命を吹き込んでいます。
2026年に改めて作品を楽しむなら、キャラクター名と声優を覚えるだけでなく、前作から性格や立場がどう変わったのかにも注目してみてください。特に、悪役だったスノーボールが仲間を救うヒーローへと変化する姿や、心配性のマックスがルースターとの出会いを通じて成長する過程は、本作ならではの見どころです。
かわいらしい動物たちのドタバタ劇を楽しみながら、それぞれのキャラクターが大切な仲間のために一歩踏み出す姿にも注目したい作品です。