2017年にフジテレビ系で放送されたドラマ『警視庁いきもの係』は、容疑者や行方不明者が残したペットを保護する架空の警察部署を舞台にした、異色のコメディーミステリーです。渡部篤郎演じる元捜査一課の刑事・須藤友三と、橋本環奈演じる動物マニアの新米巡査・薄圭子がコンビを組み、鳥やペンギン、ヘビ、サル、フクロウなど、さまざまな動物の生態を手がかりに事件の真相へ迫ります。
放送期間は2017年7月9日から9月10日まで。全10話で完結し、原作は大倉崇裕の小説シリーズです。主題歌には超特急の「My Buddy」が起用されました。この記事では、作品の基本情報、全10話のあらすじ、主要キャストと相関関係、原作小説とのつながり、そして須藤と圭子が迎える最終回の結末まで詳しく紹介します。
【作品解説】警視庁いきもの係とは?2017年放送の異色コメディーミステリー

『警視庁いきもの係』は、フジテレビ系の日曜21時枠で放送された連続ドラマです。警察ドラマといえば殺人事件の捜査や犯人との心理戦が中心ですが、本作では事件現場に残された動物の保護が物語の出発点になります。
架空の部署「動植物管理係」が物語の舞台
作中に登場するのは、警視庁総務部総務課に設置された「動植物管理係」。通称が「警視庁いきもの係」です。
この部署は、逮捕・拘留された容疑者などが飼っていたペットを一定期間保護し、世話をするための部署として描かれています。警察の第一線から離れた、いわゆる窓際部署という位置づけです。
そこに異動してきたのが、かつて捜査一課で「鬼の須藤」と呼ばれていた須藤友三。彼の相棒となるのは、動物について驚くほど幅広い知識を持つ薄圭子です。
須藤は人間の行動や犯罪捜査に精通していますが、動物の扱いには不慣れ。一方の圭子は動物のことなら何でも知っているものの、人間の感情や一般的な人間関係には少々疎いという正反対の性格です。
この対照的な二人が、互いの得意分野を補いながら事件を解決していくことが、作品の基本構造になっています。
2017年の放送情報
- 作品名:警視庁いきもの係
- 放送局:フジテレビ系
- 放送開始:2017年7月9日
- 最終回:2017年9月10日
- 放送枠:毎週日曜日21時~21時54分
- 話数:全10話
- 主演:渡部篤郎、橋本環奈
- 原作:大倉崇裕
- 主題歌:超特急「My Buddy」
- 制作:フジテレビ、共同テレビ
動物のかわいらしさと本格的な事件捜査を組み合わせた作風は、従来の刑事ドラマとは異なる魅力を生み出しました。動物が単なる背景や癒やしの存在ではなく、事件を解くための重要な手がかりになっている点が大きな特徴です。
【全10話あらすじ】動物の生態が事件を解く!各エピソードを紹介
本作は基本的に1話ごとに異なる動物と事件が登場する構成です。一見すると無関係に思える動物の飼育状況や行動が、捜査の方向を変える重要なヒントになります。
第1話「動物愛で謎を解け!十姉妹と秘密の鳥カゴ」
元捜査一課の敏腕刑事・須藤友三は、銃撃による負傷を経て、総務課動植物管理係へ異動になります。そこで出会ったのが、新米巡査の薄圭子でした。
須藤にとっては納得のいかない異動でしたが、圭子と一緒に事件現場へ向かったことで状況が変わります。容疑者が残したペットの保護をきっかけに、圭子は動物に関する知識を生かして事件の謎を見抜いていきます。
十姉妹と秘密の鳥カゴを巡る最初の事件は、須藤が新しい仕事の可能性を知る重要なエピソードです。また、第1話で圭子に助けられた猫のナオミは、その後、総務課の飼い猫になります。
第2話「部屋とペンギンと私 愛した容疑者は誰?」
大手食品グループの会長・藤原が、自宅のペンギン飼育室で死亡しているのが発見されます。当初、警察はペンギンの世話をしている最中に起きた事故と判断しますが、現場を訪れた圭子は不自然な点に気づきます。
飼育室の作業服やペンギンの臭い、実際に誰が世話をしていたのかという疑問が浮上。妻や秘書、親族など複数の関係者が捜査対象となります。
ペンギンの飼育環境に注目することで、事件の見え方が変わっていくエピソードです。
第3話「知られざるヘビ愛の世界!驚きの逆転劇」
山脇という男性が海に投身自殺したとみられ、須藤と圭子は残された2匹のヘビを保護することになります。
圭子は飼育部屋の環境やヘビの状態から、山脇が愛情を持って飼育していたことを見抜きます。動物を大切にしていた人物が自殺するという状況に疑問を抱いたのです。
加えて、遺体発見日と目撃証言の食い違い、浴室に残された血痕、便箋に隠されたメッセージなどが明らかになっていきます。別の強盗傷害事件の捜査も絡み、物語は意外な方向へ展開します。
第4話「ヤギが食べた真相!息子からの手紙、夏」
須藤は捜査一課の応援に入った現場で独断的な行動を取り、日塔から叱責されます。さらに石松から、16歳になったという息子からの手紙を渡され、息子がいた記憶のない須藤は動揺します。
一方、動植物管理係ではスカンクを保護していました。そこへ新たな事件の知らせが入ります。小学校の教頭が殺害され、容疑者とされる人物が意識不明の重体になっていたのです。
事件の関係者には、学校の課外授業で子どもたちに親しまれていたヤギがいました。ヤギの保護と飼育状況の確認を進める圭子は、現場の小さな違和感から真相に近づいていきます。
第5話「サルを愛した容疑者 起こるはずない殺人!悲劇の真相」
須藤は過去の記憶が曖昧になっていることを圭子から指摘され、自分が刑事を続けられるのか不安を感じます。やがて辞職まで考えるようになります。
そんな中、圭子が知人の五反田の自宅を訪れたところ、恋人の名子が殺害されているのを発見。現場には鉄アレイやリスザルが残されていました。
捜査では五反田に疑いが向けられますが、圭子はリスザルの行動やケージの扉の状態に注目します。動物の行動と現場の状況を照らし合わせることで、事件の構図が変化していきます。
第6話「記憶の真実話します 事件のカギは花言葉!最も賢い鳥」
殺人現場に、誰も近づけないほど大きな鳴き声を出す動物がいるという連絡が入ります。現場に到着した須藤と圭子が見つけたのは、ケージの中にいるヨウムでした。
ヨウムは非常に知能が高いことで知られる鳥です。飼い主が殺害された現場を目撃したためか、怯えて餌を食べなくなっていました。
圭子はヨウムの飼育状況や遊び道具の状態に注目します。飼い主と動物の関係、そして事件現場に残された物の意味が、真相を解く手がかりとなっていきます。
第7話「恐怖のピラニア殺人 孤独な刑事とコイする動物オタク」
古い一軒家に一人で暮らしていた高齢男性の川田が、首を絞められて殺害されます。現場に残されたのは、川田が飼育していたピラニアでした。
事件の関係者である戸村には、ピラニアを巡って川田と揉めていた過去がありました。加えて、水槽から戸村の勤務先に関係する社章が見つかります。
しかし須藤は、事件の流れがあまりにも分かりやすく整っていることに違和感を覚えます。圭子もピラニアの種類や飼育環境を詳しく調べ、事件の裏側に迫ります。
この回では、動物に詳しいペットショップの店主と圭子の交流も描かれ、須藤との関係にも変化が見られます。
第8話「フクロウが来たりて謎を解く!凹凸コンビ解散の危機」
会計士の渋谷が自宅で殺害され、隣人の翻訳家・藤田に疑いが向けられます。二人はフクロウの鳴き声や羽ばたきを巡ってトラブルになっていました。
藤田の自宅からは、被害者の血液が付着した凶器が見つかります。しかし、圭子は室内で飼われているモリフクロウや、止まり木の下に置かれた地球儀に注目します。
一方、鬼頭から圭子が動植物管理係を離れる可能性を告げられた須藤は、これまで当たり前だった二人の関係について考え始めます。事件の謎とコンビの将来が同時に描かれる重要な回です。
第9話「湯けむりハリネズミ雀蜂パニック 動き出す最後の事件」
動植物管理係の慰安旅行で温泉旅館を訪れた須藤や圭子たちは、そこでハリネズミを保護することになります。
旅館の女将の娘・弓子が強盗被害に遭い、負傷して入院していたためです。圭子はハリネズミの体に残された小さな傷に気づき、餌を与えている従業員や飼い主との関係を調べます。
加えて、物語の後半ではスズメバチを巡る不穏な出来事が発生。石松も蜂に刺されるなど、これまでの個別事件とは異なる大きな事件へとつながっていきます。
第10話・最終回「蜂に魅かれた容疑者 テロ計画を阻止せよ!動物大捜査」
最終回では、これまでの蜂に関する騒動の背景が明らかになります。
須藤と圭子は、重傷を負ったと伝えられていた鬼頭と面会します。そこで明かされたのは、表向きは宗教法人でありながら、実態は詐欺集団とされる「ギヤマンの鐘」の存在でした。
事件の中心人物は、元養蜂家の庄野一樹。過去の取り調べと養蜂場を襲った台風による蜂の全滅が、事件の背景に深く関係していました。
須藤と圭子は、スズメバチを使った無差別テロ計画を阻止するため、警察博物館を舞台にした最終決戦へ向かいます。これまでの事件で培ってきた動物への知識と観察力が、最後の大きな謎を解く鍵となります。
全10話を通して積み上げてきた須藤と圭子の信頼関係にも決着がつく、シリーズの締めくくりにふさわしいエピソードです。
【キャスト・相関図】渡部篤郎と橋本環奈を中心とする個性豊かな登場人物
『警視庁いきもの係』の魅力を支えているのが、主演二人を取り巻く個性的なキャストです。捜査一課の刑事、警察博物館の受付、元刑事、総務課の事務職員など、それぞれの人物が事件解決に関わっていきます。
主要キャスト・登場人物一覧
| 登場人物 | 出演者 | 役柄・関係性 |
|---|---|---|
| 須藤友三 | 渡部篤郎 | 元捜査一課の鬼刑事。動植物管理係に異動し、圭子とコンビを組む。 |
| 薄圭子 | 橋本環奈 | 獣医学を専攻した動物マニアの新米巡査。動物の知識で事件を解く。 |
| 石松和夫 | 三浦翔平 | 須藤の元相棒で捜査一課の巡査部長。須藤を気にかける。 |
| 日塔始 | 長谷川朝晴 | 捜査一課の係長。須藤の元同僚で、対抗意識を持つ。 |
| 三笠弥生 | 石川恋 | 警察博物館の受付嬢。圭子の友人で、鋭い洞察力を持つ。 |
| 桜井薫 | 清原翔 | 捜査一課の巡査。日塔や石松のもとで働く。 |
| 四十万拓郎 | 横山だいすけ | 所轄署の巡査。須藤を尊敬し、事件現場で協力する。 |
| 二出川昭吉 | でんでん | 元刑事。圭子に捜査経験を伝える助言者。 |
| 鬼頭勉 | 寺島進 | 須藤の元上司で捜査一課管理官。動植物管理係の発足にも関係する。 |
| 田丸弘子 | 浅野温子 | 動植物管理係の事務担当。須藤たちを気遣う。 |
| ナオミ | ティティ | 第1話で圭子に助けられた猫。総務課の飼い猫になる。 |
須藤友三と薄圭子の関係性
物語の中心となるのは、渡部篤郎演じる須藤と橋本環奈演じる圭子です。
須藤は捜査経験が豊富で、事件現場での判断力にも優れています。しかし、動物の知識はほとんどありません。圭子はその逆で、動物の生態や飼育環境について専門的な知識を持つ一方、人間の感情や駆け引きには鈍感なところがあります。
二人は最初から息が合っているわけではありません。須藤は圭子の自由奔放な行動に振り回され、圭子は須藤の動物に対する理解の乏しさに呆れることもあります。
しかし、事件を解決するたびに互いの能力を認めるようになり、単なる上司と部下を超えた信頼関係が築かれていきます。
鬼頭勉と石松和夫が担う物語の重要な役割
鬼頭勉は須藤を動植物管理係へ異動させた人物です。表面的には左遷に見える人事ですが、実際には過去の事件に関する考えがあり、須藤をこの部署へ配置した背景には別の目的が存在します。
石松和夫は、かつて須藤と捜査一課でコンビを組んでいた後輩です。須藤の能力を認めており、異動後も事件情報を持ち込むなど、二人の捜査を支えます。
このように、本作の相関関係は、須藤と圭子を中心に、捜査一課と動植物管理係、警察博物館の人々がつながる構造です。それぞれの人物が異なる立場から事件に関わるため、群像劇としても楽しめます。
【原作小説】大倉崇裕の「小鳥を愛した容疑者」とドラマの違い
『警視庁いきもの係』の原作は、作家・大倉崇裕による小説シリーズです。ドラマ化にあたっては、シリーズに収録された複数の作品が原作として使用されています。
原作となった主な小説
- 『小鳥を愛した容疑者』
- 『蜂に魅かれた容疑者 警視庁いきもの係』
- 『ペンギンを愛した容疑者 警視庁いきもの係』
- 『クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係』
これらはフジテレビの公式スタッフ情報にも記載されている原作作品です。
特にシリーズの出発点となった『小鳥を愛した容疑者』は、講談社文庫から刊行されています。講談社の書誌情報によると、同書には「小鳥を愛した容疑者」「ヘビを愛した容疑者」「カメを愛した容疑者」「フクロウを愛した容疑者」が収録されています。
原作の基本設定はドラマにも引き継がれている
小説とドラマに共通するのは、銃撃によって負傷した須藤が、容疑者のペットを保護する動植物管理係に配属されるという設定です。
そこで動物を愛する薄圭子と出会い、二人で事件を解決するという基本構造も共通しています。
一方、テレビドラマでは、動物の種類や事件の展開、周辺人物の描写などが映像作品向けに構成されています。全10話という連続ドラマの形式に合わせ、須藤の過去や鬼頭の思惑、圭子との関係性なども描かれています。
そのため、原作小説を読んでからドラマを見ると、同じ人物設定でも異なる事件の見せ方や、映像ならではの動物の存在感を楽しめます。
大倉崇裕作品ならではの魅力
本作のミステリーとしての面白さは、動物に関する専門知識を事件の論理に組み込んでいる点です。
たとえば、ペットの餌の種類、飼育環境、ケージの状態、動物の体調や行動の変化などは、飼い主の生活や事件発生時の状況を推測する材料になります。
動物は言葉を話せません。しかし、普段の行動や飼育環境には、飼い主との関係や生活の痕跡が残っています。人間の証言だけでは見えてこない事実を動物から読み解くという発想が、シリーズ全体を貫く独自性です。
【最終回ネタバレ】スズメバチ事件の真相と須藤が選んだ結末
ここからは第10話のネタバレを含みます。最終回の結末を知りたくない人は、先に全10話を視聴することをおすすめします。
事件の背後にいたのは「ギヤマンの鐘」
最終回で須藤と圭子が向き合うのは、これまでの蜂に関する騒動の背後に潜む大きな犯罪計画です。
鬼頭は重傷を負ったと報告されていましたが、実際には敵を欺くための偽装でした。彼が追っていたのは、表向きは宗教法人でありながら、実態は詐欺集団とされる「ギヤマンの鐘」です。
そして、この集団と手を組んでいたのが元養蜂家の庄野一樹でした。
庄野が警察を恨むようになった過去
庄野の過去には、5年前の事件が関係していました。
当時、庄野はある事件の容疑者として警察の取り調べを受けていました。その間に台風が養蜂場を襲い、飼育していた蜂が全滅してしまいます。
庄野を取り調べた人物が鬼頭でした。養蜂家にとって蜂は単なる飼育動物ではなく、長い時間をかけて育ててきた存在です。庄野にとって、養蜂場の喪失は大きな悲劇でした。
この過去の出来事が、鬼頭への恨みや一連の事件につながっていきます。
警察博物館を舞台にした最終決戦
須藤と圭子は、庄野が関わる計画を阻止するために動きます。物語の舞台となるのは警察博物館で開催される地域安全フェアです。
庄野はスズメバチを使った無差別テロを計画しており、警察側は事件を防ぐために警戒を強めます。
加えて、鬼頭を狙う別の動きも判明し、須藤たちは複数の事件を同時に解決しなければならなくなります。
圭子は動物に関する知識と観察力を発揮し、須藤は刑事として培ってきた経験を生かします。これまでのエピソードで積み上げてきた二人の能力が、最終回で一つに結びつきます。
須藤は捜査一課に復帰するのか?意外なラスト
事件解決後、須藤には捜査一課へ戻る道が示されます。もともと現場復帰を望んでいた須藤にとっては、かつてのキャリアを取り戻す機会でもありました。
しかし、須藤はその復帰を断ります。
彼が選んだのは、圭子たちと一緒に動植物管理係で仕事を続ける道でした。
かつては左遷と感じていた部署が、いつの間にか自分にとって大切な場所になっていたのです。事件を通じて動物と向き合い、圭子と協力してきた経験が、須藤の考え方を変えました。
そしてラストでは、四十万がカバ、イカ、イルカに関する新しい保護依頼を持ち込みます。圭子は大喜びし、須藤たちの仕事はこれからも続いていくことを予感させる形で物語が幕を閉じます。
最終回の見どころは、単に犯人を捕まえて事件を解決することではありません。須藤が自分の居場所を見つけ、圭子とともに働き続けることを選んだ点にあります。
【作品の魅力と評価】警視庁いきもの係が今も楽しめる理由
2017年の放送から約9年が経過した2026年現在、作品を振り返ると、刑事ドラマとしての独自性がよく分かります。
動物がかわいいだけではない、事件解決の論理性
本作では、動物の登場そのものが視聴者を楽しませる要素になっています。しかし、それだけではありません。
圭子が動物の生態を観察し、飼育環境や普段の行動と事件現場の状況を比較することで、事件の矛盾を発見するという仕組みが繰り返し登場します。
つまり、動物は単なるマスコットではなく、事件の重要な証拠を読み解くための存在です。
渡部篤郎と橋本環奈の対照的な演技
渡部篤郎が演じる須藤は、経験豊富で一見すると近寄りがたい刑事です。一方、橋本環奈が演じる圭子は、動物の話になると周囲が見えなくなるほど熱中する人物です。
須藤の落ち着いた雰囲気と、圭子の天真爛漫な振る舞いが対照的で、二人の会話には独特のテンポがあります。
特に、須藤が圭子の行動に振り回されながらも、最終的にはその知識を頼りにする展開は、本作のコメディーとしての魅力を支えています。
主題歌は超特急の「My Buddy」
本作の主題歌は、ダンス&ボーカルグループ・超特急の「My Buddy」です。
明るく親しみやすい楽曲が、作品のコミカルな雰囲気とよく合っています。動物たちが登場する温かい物語と、須藤・圭子の掛け合いを彩る音楽も、ドラマの印象を形作る要素です。
こんな人におすすめのドラマ
- 動物が登場するドラマや作品が好きな人。
- 重すぎないコメディーミステリーを楽しみたい人。
- 動物の生態や飼育環境に興味がある人。
- 渡部篤郎と橋本環奈の共演を見たい人。
- 1話ごとの事件と、最終回につながる長期的なストーリーを両方楽しみたい人。
反対に、現実の警察組織を忠実に再現した硬派な刑事ドラマや、シリアスな犯罪捜査を中心とする作品を期待する人には、ややコミカルな演出が好みと合わない可能性があります。
【プロの結論】動物を通して人間の行動を読み解くことが本作の核心
『警視庁いきもの係』の本質的な面白さは、動物の生態を利用して事件を解決するという設定だけではありません。
動物を大切に飼育する人には、それぞれの生活習慣や愛情の注ぎ方があります。餌の与え方、ケージの手入れ、動物の健康状態といった細かな部分に、その人物の暮らしや行動の痕跡が残ります。
圭子は動物を観察することで人間の行動を理解し、須藤は刑事としての経験から人間関係の矛盾を見抜きます。二人の異なる視点が組み合わさることで、通常の捜査では見落とされそうな事実が明らかになるのです。
この作品は、動物を単なる事件解決の道具として扱っていません。飼い主と動物の関係や、保護された動物が置かれた状況にも目を向けています。ミステリーと動物愛護の視点を自然に融合させたところに、ほかの刑事ドラマにはない個性があります。
【FAQ】警視庁いきもの係に関するよくある質問
Q1:警視庁いきもの係は全何話ですか?
A1:全10話です。2017年7月9日に放送が始まり、2017年9月10日の第10話で最終回を迎えました。
Q2:警視庁いきもの係の原作は何ですか?
A2:大倉崇裕の小説シリーズです。『小鳥を愛した容疑者』『蜂に魅かれた容疑者』『ペンギンを愛した容疑者』『クジャクを愛した容疑者』などが原作として挙げられています。
Q3:警視庁いきもの係の最終回で須藤は捜査一課に戻りますか?
A3:いいえ。捜査一課への復帰を打診されますが、須藤はその道を選ばず、動植物管理係に残ることを決めます。圭子たちとの仕事を続ける結末です。
まとめ:警視庁いきもの係は動物愛と本格ミステリーが融合した全10話の名作
『警視庁いきもの係』は、渡部篤郎と橋本環奈が演じる須藤友三・薄圭子のコンビを中心に、動物の生態を手がかりとして事件を解決するコメディーミステリーです。
2017年7月9日から9月10日まで全10話が放送され、大倉崇裕の小説シリーズを原作に、ペンギン、ヘビ、ヤギ、サル、ヨウム、ピラニア、フクロウ、ハリネズミ、蜂など多彩な動物が登場しました。
キャストには三浦翔平、長谷川朝晴、石川恋、清原翔、横山だいすけ、でんでん、寺島進、浅野温子らが参加。超特急の「My Buddy」も作品の明るい世界観を彩っています。
最終回ではスズメバチを巡る事件が決着し、須藤が捜査一課への復帰ではなく、動植物管理係に残る道を選びました。事件を解決するだけでなく、仕事への向き合い方や人と動物の関係まで描いた結末です。
動物が好きな人はもちろん、個性的なバディものや、毎回異なる謎を楽しめるミステリーを探している人にもおすすめできる作品です。2026年に改めて振り返っても、動物の知識と刑事ドラマを組み合わせた独自の世界観は、本作ならではの魅力として残っています。
主な事実確認資料: フジテレビ公式番組紹介・キャスト情報・全10話のバックナンバー、講談社の原作書誌情報、MANTANWEBの最終回放送報道。