NHK連続テレビ小説、通称「朝ドラ」は、1961年に第1作『娘と私』が始まって以来、日本の朝のテレビ文化を代表するドラマシリーズとして親しまれてきた。2026年11月現在は、第115作『ブラッサム』が放送中。前期の『風、薫る』からバトンを受け継ぎ、石橋静河が主人公・葉野珠を演じている。
2026年の朝ドラを知るうえで押さえておきたいのは、見上愛と上坂樹里がダブル主演を務めた『風、薫る』、石橋静河主演の『ブラッサム』、そして『ばけばけ』『あんぱん』へと続く近年の作品の流れだ。歴代作品の歴史、出演者やあらすじ、放送回数、再放送の時間、NHK ONEとNHKオンデマンドの違いまで整理すると、朝ドラの楽しみ方がより広がる。
【朝ドラの歴史】1961年の第1作『娘と私』から2026年の第115作まで

NHK連続テレビ小説は、NHKが制作・放送する連続ドラマシリーズだ。「朝ドラ」という呼び名で広く定着しているが、正式名称は「連続テレビ小説」である。
第1作『娘と私』は1961年4月にスタート
朝ドラの歴史が始まったのは、1961年4月3日。
記念すべき第1作は、獅子文六の小説を原作とする『娘と私』だった。北沢彪が主人公の父親「私」を演じ、フランス人の先妻との間に生まれた娘・麻里の成長を見守る物語である。
放送期間は1961年4月3日から1962年3月30日まで。現在の半年交代のスタイルとは異なり、当初は1年間にわたって放送されていた。
放送ライブラリーの記録にも、同作がNHK連続テレビ小説の第1作であることが記載されている。
朝ドラが長く支持されてきた背景には、特別な世界の住人ではなく、身近な暮らしの中で悩み、働き、成長する人物を描いてきたことがある。家族、仕事、恋愛、地域社会、時代の変化など、視聴者自身の人生と重ね合わせやすい題材がシリーズの特徴だ。
歴代作品を年代別に振り返る
歴代作品には、実在の人物をモデルにした作品、オリジナルのホームドラマ、音楽や食文化、地域の伝統を題材にした作品など、幅広いジャンルがある。
代表的な作品を年代順に整理すると、次のようになる。
- 1961年: 『娘と私』。シリーズの第1作。
- 1966年: 『おはなはん』。初期の代表作として知られる。
- 1983年: 『おしん』。国内外で広く知られる作品。
- 2001年: 『ちゅらさん』。沖縄を舞台にした家族と成長の物語。
- 2010年: 『ゲゲゲの女房』。漫画家・水木しげるの妻をモデルにした物語。
- 2013年: 『あまちゃん』。東北を舞台にした地域再生とアイドルの物語。
- 2015年: 『あさが来た』。実業家として活躍した女性をモデルにした作品。
- 2020年: 『エール』『おちょやん』。
- 2021年: 『おかえりモネ』『カムカムエヴリバディ』。
- 2023年: 『らんまん』『ブギウギ』。
- 2024年: 『虎に翼』『おむすび』。
- 2025年: 『あんぱん』『ばけばけ』。
- 2026年: 『風、薫る』『ブラッサム』。
近年は、女性の社会進出や専門職の確立、芸術、地域文化などを題材にした作品が続いている。実在の人物をモデルにする場合も、史実をそのまま再現するのではなく、ドラマとして再構成する手法が多く用いられている。
2026年現在、朝ドラは第115作
2026年11月現在の最新作は『ブラッサム』。第115作に位置づけられる。
その前に放送された『風、薫る』は第114作で、2026年度前期の作品だ。さらに前の『ばけばけ』は第113作、『あんぱん』は第112作にあたる。
NHKオンデマンドの連続テレビ小説特集でも、これらの作品が年代順に紹介されている。なお、配信対象作品の一覧と、放送された全歴代作品の一覧は同じではない。過去作品のすべてが現在も配信されているわけではない点には注意したい。
【2026年最新作】『風、薫る』『ブラッサム』のあらすじ・出演者を徹底比較
2026年の朝ドラを理解するうえで欠かせないのが、前期の『風、薫る』と後期の『ブラッサム』だ。
どちらも女性の生き方を中心に据えた作品だが、描く時代や主人公の職業、物語の方向性は大きく異なる。
『風、薫る』は見上愛・上坂樹里のダブル主演
作品名: 『風、薫る』
放送時期: 2026年度前期
作品番号: 第114作
放送開始: 2026年3月30日
放送回数: 全26週・130回
主演: 見上愛、上坂樹里
『風、薫る』は、明治という大きな社会変革の時代を背景に、看護の世界に飛び込んだ2人の女性の人生を描いた物語だ。
主人公は、見上愛が演じる一ノ瀬りんと、上坂樹里が演じる大家直美。
育った環境も価値観も異なる2人が、まだ看護という職業が十分に確立されていなかった時代に、患者を守るために奮闘する。
作品の原案は、田中ひかるの『明治のナイチンゲール 大関和物語』。明治期の看護の歴史を背景に、女性たちが新しい職業を切り開いていく姿を描いている。
主な出演者・スタッフ
- 見上愛:一ノ瀬りん
- 上坂樹里:大家直美
- 佐野晶哉
- 生田絵梨花
- 古川雄大
- 小林虎之介
- 藤原季節
- 多部未華子
- 原田泰造
- 水野美紀
- 中村倫也
- 仲間由紀恵
脚本は吉澤智子、音楽は野見祐二、語りは研ナオコが担当。主題歌はMrs. GREEN APPLEの「風と町」だ。
放送は2026年9月25日に本編最終回を迎え、9月26日に最終週の振り返りが放送された。
『ブラッサム』は石橋静河主演の2026年度後期作品
作品名: 『ブラッサム』
放送時期: 2026年度後期
作品番号: 第115作
放送開始: 2026年9月28日
主演: 石橋静河
『ブラッサム』は、明治・大正・昭和という激動の時代を生きた作家・宇野千代をモデルにしたオリジナルストーリーだ。
主人公は石橋静河が演じる葉野珠(はの・たま)。
1897年、山口県岩国に生まれた珠は、幼い頃から小説を書く夢を抱いていた。女学校卒業後に代用教員として働くものの、故郷を離れることになり、やがて東京で小説家への道を切り開いていく。
物語には、結婚や離婚、関東大震災、戦争、倒産や借金など、時代に翻弄される出来事が登場する。それでも珠は書くことを諦めず、自由を求めて自分の人生を歩み続ける。
ここで注目したいのは、宇野千代の人生をそのまま映像化した伝記ドラマではないという点だ。実在の人物をモデルとしながら、登場人物名や団体名などを一部変更し、フィクションとして大胆に再構成している。
主な出演者
- 石橋静河
- 加賀まりこ
- 松たか子
- 国仲涼子
- 渡部篤郎
- 染谷将太
- 錦戸亮
- 井浦新
- 遠藤憲一
- 尾野真千子
- 松本穂香
- 金子大地
- 高良健吾
- 山田真歩
父・葉野清治を渡部篤郎、継母・葉野リョウを国仲涼子が演じるなど、主人公を取り巻く人間関係も物語の大きな見どころとなっている。
脚本は櫻井剛と小松與志子、音楽はfox capture plan。語りはNHK大阪放送局の三條雅幸アナウンサーが担当する。
主題歌はYOASOBIの「咲き誇れ」。作品の主人公のモデルである宇野千代と同じ山口県出身のAyaseが、ゆかりの地に足を運んで楽曲制作に取り組んだことも話題になった。
2026年の主要作品・出演者・人物関係一覧
ここまで紹介した2作品と、直近の朝ドラを比較すると、それぞれのテーマとキャストの特徴が見えてくる。
この比較から分かるのは、朝ドラが単なる恋愛や家族の物語にとどまらず、歴史上の人物や社会の変化を、個人の人生を通して描いていることだ。
特に『風、薫る』と『ブラッサム』は、女性が自分の能力を生かして社会で生きる道を切り開くという共通点を持つ。一方は看護という専門職、もう一方は小説という表現活動が中心であり、異なる時代の女性の自立を対比して楽しめる。
【過去の人気作】『ばけばけ』『あんぱん』のあらすじ・キャストも紹介
2026年の作品だけでなく、直近の朝ドラを振り返ることで、NHKがどのような題材を選んできたのかも分かる。
『ばけばけ』は小泉セツと小泉八雲がモデル
『ばけばけ』は第113作。2025年度後期の作品で、2026年3月まで放送された。
主人公のモデルは、松江の没落士族の娘として生まれた小泉セツ。外国人の夫ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)とともに、怪談や日本の伝承を愛した夫婦の人生を描いている。
主な出演者
- 髙石あかり
- トミー・バストウ
- 吉沢亮
- 岡部たかし
- 池脇千鶴
- 堤真一
小泉セツという実在の人物をモデルにしているが、登場人物や団体名を一部変更したフィクションとして制作された。日本の怪談や文化を海外へ伝えるというテーマも、作品を理解する要点だ。
『あんぱん』はアンパンマン誕生につながる夫婦の物語
『あんぱん』は2025年度前期の第112作。
『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと妻・小松暢をモデルに、夢を追い続けた2人の人生を描いた作品だ。
主人公の朝田のぶを今田美桜、柳井嵩を北村匠海が演じた。
主な出演者
- 今田美桜
- 北村匠海
- 加瀬亮
- 江口のりこ
- 河合優実
- 原菜乃華
- 高橋文哉
- 竹野内豊
- 阿部サダヲ
- 松嶋菜々子
脚本は中園ミホ、主題歌はRADWIMPSの「賜物」。アンパンマンの誕生に至るまでの苦悩や、夢を諦めない夫婦の姿が物語の軸になった。
実在の人物をモデルにした朝ドラの楽しみ方
『あんぱん』『ばけばけ』『風、薫る』『ブラッサム』には、共通する制作上の特徴がある。
それは、実在の人物や歴史的な出来事を出発点にしながら、ドラマとしての人間関係やエピソードを加えていることだ。
そのため、視聴者が作品をより深く楽しむには、次の3つを分けて考えるとよい。
- 史実: 実在した人物の生涯や歴史的な出来事。
- ドラマ上の設定: 脚本によって構成された人物関係やエピソード。
- 演出・脚色: 時間の経過や出来事を分かりやすくするための表現。
例えば『ブラッサム』は宇野千代がモデルだが、主人公の葉野珠はドラマ上の人物である。作品に登場する出来事を、そのまま宇野千代本人の実際の発言や行動と受け取らないことが大切だ。
【放送時間・再放送】朝ドラは何時から?何回で半年間放送される?
朝ドラを毎日見る人にとって、最も気になるのが放送時間だ。
基本的にはNHK総合で平日の朝に本編が放送され、昼の再放送やBSの放送も用意されている。
NHK総合の基本放送時間
2026年の『ブラッサム』の基本的な放送枠は次のとおり。
- 本放送: 月曜~土曜 午前8時~8時15分
- 昼の再放送: 月曜~土曜 午後0時45分~1時
- 早朝の再放送: 翌週月曜 午前4時45分~5時(前週土曜版の再放送)
土曜日は新しいストーリーを進めるのではなく、原則として月曜から金曜までの内容をまとめた振り返り放送となる。
NHK BS・BSプレミアム4Kの放送時間
BSとBSプレミアム4Kでは、総合テレビより早い時間帯に放送される。
- 本放送: 月曜~金曜 午前7時30分~7時45分
- 再放送: 土曜 午前8時15分~9時30分(月曜~金曜の内容をまとめて放送)
仕事や学校の準備で午前8時の放送を見られない人は、BSの放送時間を活用する方法もある。
ただし、特別番組や災害報道などによって放送予定が変更される場合があるため、当日の番組表も確認したい。
朝ドラは全何回?放送期間は何か月?
現在の朝ドラは、原則として年度前期と年度後期に分かれ、半年程度の放送期間が設定される。
一般的な構成は次のとおりだ。
- 1週あたり月曜~金曜の新作5回
- 土曜日は1週間の振り返り
- 26週の場合、新作は全130回
- 1話の放送時間は原則15分
ただし、すべての作品が130回というわけではない。
実際に『あんぱん』は130回、『ばけばけ』は125回、『風、薫る』は130回だった。
つまり、「朝ドラは必ず130回」と覚えるのは正確ではない。 作品ごとに放送期間や回数を確認する必要がある。
【見逃し配信の方法】NHK ONEとNHKオンデマンドはどう違う?
仕事や学校、外出などで朝ドラをリアルタイムで見られない場合、便利なのがNHKの公式配信サービスだ。
2026年は配信サービスの名称変更もあり、従来の情報をそのまま使うと混乱する可能性がある。
NHK ONEは放送後7日間の見逃し視聴に便利
同時配信・放送後7日間の見逃し配信
NHK ONEは、NHKの総合テレビやEテレの番組をインターネットで視聴できる公式サービスだ。
2026年10月1日から、従来のNHKプラスはNHK ONEへ名称が変更された。
主な機能は次のとおり。
- 放送中の番組をリアルタイムで視聴
- 放送終了後7日間の見逃し配信
- スマートフォンやタブレットなどから視聴
- NHKの番組を検索して視聴
NHKの受信契約がある場合は、別途の契約や追加負担なく利用できると案内されている。利用にはアカウント登録などの手続きが必要となる。
NHKオンデマンドは過去の朝ドラを見たい人向け
過去の番組・ドラマ・朝ドラ作品を配信
NHKオンデマンドは、過去に放送された番組やドラマを視聴できる動画配信サービスだ。
朝ドラの場合、現在放送中の作品だけでなく、過去の作品も配信対象に含まれる。
公式案内で確認できる主な料金は以下のとおり。
- まとめて見放題パック: 月額990円(税込み)
- 単品購入: 1本110円~220円(税込み)
- 単品購入後の視聴期間: 72時間
見放題パックは対象番組を配信期間中に視聴できる仕組みで、解約しない限り毎月自動更新される。
なお、権利関係などの理由で配信終了となる作品もある。歴代朝ドラがすべて見放題になるわけではない。
どちらを使うべき?目的別の選び方
- 今週の『ブラッサム』を見逃した:NHK ONE
- 放送直後のエピソードを確認したい:NHK ONE
- 『風、薫る』をもう一度見たい:NHKオンデマンドの配信状況を確認
- 『あんぱん』『ばけばけ』をまとめて見たい:NHKオンデマンド
- 過去の朝ドラを探したい:NHKオンデマンドの作品一覧を確認
特に注意したいのは、NHK ONEの見逃し配信は放送後7日間という点だ。1週間を過ぎてから視聴したい場合は、NHKオンデマンドで対象エピソードが配信されているかを調べる必要がある。
また、NHK ONEとNHKオンデマンドは同じサービスではない。前者は放送番組の同時・見逃し配信、後者は有料の番組アーカイブ配信という役割の違いがある。
【プロの結論】2026年の朝ドラをより深く楽しむための3つの視点
2026年の朝ドラを取り巻く環境を見ると、作品そのものだけでなく、視聴方法やテーマの広がりにも変化が表れている。
1. 朝ドラは歴史上の人物を知る入口になる
『風、薫る』では近代看護の歴史、『ブラッサム』では宇野千代をモデルとする女性作家の生涯が描かれている。
こうした作品は、歴史上の人物の名前を知るだけでなく、その人物が生きた時代の社会制度や価値観を理解するきっかけになる。
ドラマを見た後に原案や関連する歴史資料を読むことで、フィクションと史実の違いも楽しめる。
2. 主題歌とキャストも作品の魅力を左右する
朝ドラでは、主演俳優だけでなく、脇を固める出演者や主題歌も大きな注目ポイントだ。
2026年は『風、薫る』のMrs. GREEN APPLE「風と町」、そして『ブラッサム』のYOASOBI「咲き誇れ」と、異なる音楽性を持つアーティストが作品を彩っている。
主題歌は作品の世界観を視聴者に届ける重要な要素であり、出演者の演技とともに記憶に残る朝ドラの特徴でもある。
3. テレビ視聴だけでなく配信も含めて作品を評価する
2026年9月に終了した『風、薫る』について、NHK関連の視聴状況発表を伝えた報道では、総合テレビとBSを合わせた期間平均の視聴人数は重複を除いて1,640.6万人だった。
また、NHK ONEでの全130回の平均再生回数は57.6万回と発表されている。
この数字が示しているのは、朝ドラの視聴が従来のテレビ放送だけで完結しなくなっていることだ。リアルタイム視聴に加え、見逃し配信や録画など複数の方法で作品を楽しむ視聴スタイルが広がっている。
なお、視聴人数と視聴率、配信再生回数はそれぞれ異なる指標であり、単純に同じものとして比較することはできない。
【NHK連続テレビ小説】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、NHK朝ドラの最新作は何ですか?
2026年11月現在の最新作は、第115作『ブラッサム』です。2026年9月28日に放送が始まり、石橋静河が主人公・葉野珠を演じています。宇野千代をモデルに、明治・大正・昭和を生きた女性作家の物語を描いています。
Q2:2026年前期の朝ドラ『風、薫る』は何回放送されましたか?
全26週・130回です。2026年3月30日にスタートし、9月25日に本編最終回を迎えました。見上愛と上坂樹里がダブル主演を務め、明治時代の看護の世界を描きました。
Q3:NHK朝ドラの第1作は何ですか?
1961年4月3日に始まった『娘と私』です。獅子文六の小説を原作とし、北沢彪が父親役を演じました。1962年3月30日まで放送された記念すべき第1作です。
Q4:朝ドラは毎日何時から放送されますか?
NHK総合では原則として月曜~土曜の午前8時から8時15分までです。昼の再放送は午後0時45分から。NHK BSとBSプレミアム4Kでは月曜~金曜の午前7時30分から放送されます。
Q5:朝ドラの見逃し配信は無料で見られますか?
NHK ONEでは、放送後7日間の見逃し配信を利用できます。NHKの受信契約がある場合は、別途の契約や追加負担なく利用できると案内されています。7日間を過ぎた作品については、NHKオンデマンドの配信状況を確認してください。
Q6:NHKオンデマンドで歴代朝ドラをすべて見られますか?
すべての作品が配信されているわけではありません。NHKオンデマンドでは複数の歴代朝ドラを配信していますが、権利関係や配信期間の都合で視聴できない作品もあります。作品ごとに配信状況を確認する必要があります。
Q7:朝ドラは必ず全130回ですか?
必ずしも130回ではありません。『風、薫る』『あんぱん』は130回ですが、『ばけばけ』は125回でした。通常は半年程度の放送期間ですが、作品によって放送回数が異なります。
まとめ:2026年の朝ドラは歴史と新しい視聴スタイルの両方に注目
NHK連続テレビ小説は、1961年の『娘と私』から始まり、2026年には第115作『ブラッサム』を迎えた。半世紀以上にわたって、日本の社会や文化、女性の生き方、家族の姿を描き続けている。
2026年前期の『風、薫る』は見上愛と上坂樹里によるダブル主演で、近代看護の歴史を題材にした作品だった。一方、後期の『ブラッサム』は石橋静河が主演し、宇野千代をモデルとする女性作家の人生を描いている。
過去の『あんぱん』『ばけばけ』も含め、実在の人物や歴史を題材にした作品が続いている点は、現在の朝ドラを理解するうえで見逃せない。
視聴方法については、放送後7日間の見逃し視聴ならNHK ONE、過去の作品を探すならNHKオンデマンドという使い分けが基本になる。
朝ドラを楽しむための判断基準は、作品の放送時期、実在の人物との関係、出演者と主題歌、そして配信期間の4点だ。
毎朝15分のドラマには、その時代を生きた人々の夢や苦悩、社会の変化が凝縮されている。2026年の『ブラッサム』をきっかけに、歴代作品を振り返ってみるのも、朝ドラならではの楽しみ方だ。