2016年12月31日の第67回NHK紅白歌合戦で、ポール・マッカートニーはビデオメッセージを通じて番組に登場しました。
放送当時74歳だったポールは、ロンドンから日本の視聴者に向けて映像を送り、出演者や視聴者に新年のあいさつを届けています。
日刊スポーツの2016年12月31日付の記事によると、このメッセージは番組内で突然紹介され、司会者たちも驚くサプライズ演出となりました。
ここで押さえておきたいのは、紅白への関わり方です。
- NHKホールのステージに登場したわけではない。
- 生中継で歌唱したわけでもない。
- ロンドンからのビデオメッセージによる登場だった。
- 2017年の来日を予告する内容が含まれていた。
つまり、広い意味では紅白に出演したと表現できますが、歌手としての正式な歌唱出場とは区別する必要があります。
メッセージで語った内容とは?
ポールが伝えたメッセージの中心は、日本の視聴者への新年の祝福と、翌年の来日予告でした。
特に注目されたのが、次の言葉です。
2017年、日本に行く予定です。その時に会いましょう!
出典:2016年12月31日付 NME Japan報道の発言記録
この発言によって、視聴者は単なる年末のあいさつではなく、翌年の日本公演につながるメッセージとして受け止めることになりました。
実際、ポールの公式サイトでは2016年12月31日付で2017年の日本公演日程が発表されています。
紅白でのメッセージと来日公演の発表が同じタイミングで重なったことは、偶然のサプライズというより、日本のファンに向けた効果的なコミュニケーションだったと考えられます。
【歌唱曲の疑問】紅白でポールが歌った曲は存在する?

「ポール・マッカートニーの紅白歌唱曲」を探している人も少なくありません。
しかし、2016年の紅白でポールが披露した歌唱曲はありません。
出演形態がビデオメッセージだったため、番組内でポール自身が「Yesterday」「Hey Jude」「Let It Be」などを歌った事実は確認できません。
ここで混同しやすいのが、同じ第67回紅白に出演した宇多田ヒカルです。
宇多田ヒカルはロンドンから生中継で歌唱しましたが、ポールは録画されたメッセージでの登場でした。
同じロンドンという場所に関連していても、出演形式はまったく異なります。
「紅白出演」と「紅白歌手出場」は別の意味
紅白に関する記事や検索結果では、「出演」「出場」「サプライズ出演」という言葉が混在しています。
今回のケースを正しく理解するには、次の違いがポイントです。
| 区分 | ポールの2016年の状況 |
|---|---|
| 紅白への登場 | ビデオメッセージで登場 |
| 出演場所 | ロンドンからの映像 |
| 歌唱 | なし |
| 歌唱曲 | 該当なし |
| 来日予告 | 2017年に日本へ行くと発言 |
| 正式な歌唱出場 | 該当しない |
したがって、「ポールが紅白で歌った曲は何?」という疑問に対する答えは、紅白では歌っていないため、歌唱曲はないということになります。
【2017年来日公演】紅白の予告は日本武道館と東京ドームで実現
紅白での予告が現実になったのが、2017年4月の「ONE ON ONE JAPAN TOUR 2017」です。
ポールは世界各地で展開していたワン・オン・ワン・ツアーの一環として来日し、日本武道館と東京ドームで公演を行いました。
4月25日、日本武道館で歴史的な公演
2017年4月25日、ポールは東京・日本武道館でライブを開催しました。
この会場には、ザ・ビートルズ時代から続く特別な歴史があります。
1966年6月、ビートルズは日本武道館で日本公演を実施しました。ポールにとっては、約半世紀にわたる日本との音楽的なつながりを象徴する場所です。
2017年の公演では、2時間を超えるステージを披露。
公式サイトの公演レポートによると、ビートルズ時代の日本武道館公演で演奏した曲のうち、「I Wanna Be Your Man」と「Yesterday」もセットリストに含まれていました。
また、「A Hard Day's Night」や「Love Me Do」など、日本で初めて披露した楽曲もありました。
東京ドーム3公演も開催
日本武道館公演に続いて、東京ドームでも3公演を実施しました。
| 公演日 | 会場 | 内容 |
|---|---|---|
| 2017年4月25日 | 日本武道館 | ワン・オン・ワン・ツアー日本公演 |
| 2017年4月27日 | 東京ドーム | 東京公演1日目 |
| 2017年4月29日 | 東京ドーム | 東京公演2日目 |
| 2017年4月30日 | 東京ドーム | 東京公演3日目 |
ポールの公式サイトは、東京ドーム3公演について、合計15万人の観客を動員したと報告しています。
紅白での来日予告から約4か月後、実際に日本のファンの前で演奏する姿が実現したのです。
この一連の出来事を振り返ると、2016年の紅白メッセージは、翌年の日本公演に向けたファンへの予告として大きな意味を持っていました。
【歴史と関係性】1966年のビートルズ来日から2026年までの年表
ポールと日本の関係を理解するうえで、重要なのが1966年のビートルズ来日です。
日本武道館での公演、ソロ活動での再来日、紅白でのメッセージ、2017年の日本ツアーは、それぞれ独立した出来事ではありません。
ひとつの長い音楽史としてつながっています。
ポール・マッカートニーと日本の主要年表
出典:ザ・ビートルズ公式サイト、ポール・マッカートニー公式サイト、日刊スポーツの報道をもとに編集。
1966年の日本武道館公演が持つ意味
ザ・ビートルズが初めて日本を訪れたのは1966年6月です。
公式のビートルズ記録によると、6月30日に日本武道館で最初の公演を行い、7月2日までに計5公演を開催しました。
当時の演奏時間は各公演約30分でした。
一方、2017年のポールの日本武道館公演は2時間を超える大規模なステージです。
同じ場所でありながら、時代も演奏内容も大きく異なります。
ビートルズのメンバーとして訪れた1966年と、ソロアーティストとして戻ってきた2017年。この対比こそ、日本武道館がポールにとって特別な場所である理由のひとつです。
【2026年最新】ポール・マッカートニーの現在と紅白再出演の可能性
2026年10月31日現在、ポール・マッカートニーは84歳です。
年齢だけを見ると、長年にわたる活動の集大成を迎えているようにも感じられますが、実際には新作アルバムの制作・発表や音楽関連の活動を続けています。
2026年5月、新作アルバムをリリース
大きな話題となったのが、2026年5月29日に発売されたソロアルバム「The Boys of Dungeon Lane」です。
2026年5月29日発売
5年以上ぶりとなる新しいソロアルバム。幼少期のリバプールでの思い出や、ジョン・レノン、ジョージ・ハリスンとの初期の交流などを題材にした作品です。
このアルバムは発売後、全英アルバムチャートで1位を獲得しました。
ポールにとって、ビートルズ、ウイングス、ソロ名義を含めた通算24作目の全英1位アルバムとなっています。
さらに2026年7月には、マーキュリー賞の年間アルバム候補12作品にも選出されました。これはポールにとって初の同賞アルバム候補入りです。
2026年10月にはスペシャル・エディションも登場
10月1日には「The Boys of Dungeon Lane」のスペシャル・エディションが発表されました。
注目は、リンゴ・スターとのデュエット曲「Home To Us」の新バージョンです。
さらに「City Fox」「One Night Stand」「Chelsea Boots」の3曲も追加されました。
ビートルズの現存するメンバーであるポールとリンゴが、2026年にも新たな音楽作品を通じて共演している点は、長年のファンにとって興味深いニュースです。
2026年のコンサート活動は?
2026年3月27日と28日には、米ロサンゼルスのフォンダ・シアターで2夜連続のライブを開催しました。
これは2025年の「Got Back Tour」終了後、初めてのライブ公演として公式サイトで紹介されています。
一方、2026年10月31日時点のポール公式ツアー情報には、今後の公演予定は掲載されていません。
少なくとも、同日時点で新たな日本公演の日程は公式発表されていない状況です。
2026年のNHK紅白にポールは出場する?
ここは2016年の出来事と混同しないようにしたいポイントです。
2026年12月31日に放送予定の第77回NHK紅白歌合戦については、10月9日に司会者と番組テーマが発表されています。
- 放送日:2026年12月31日
- 放送時間:19時20分~23時45分
- 司会:芦田愛菜、堺雅人、二宮和也、鈴木奈穂子
- テーマ:「こえていこう、歌とともに。」
一方、2026年10月31日時点では、出場歌手の正式発表はまだ確認されていません。
したがって、ポール・マッカートニーの出演が決まったという情報もありません。
ただし、出演者発表前の段階なので、現時点で出演しないと断定することもできません。
2026年の再出演を考えるうえでのポイント
2016年の紅白出演は、歌唱パフォーマンスではなく、来日予告を含む特別なビデオメッセージでした。
そのため、仮に再び紅白に関わることがあったとしても、過去と同じ形式になるとは限りません。
新作アルバムの発表や音楽活動が続いていることは事実ですが、それだけで紅白出演が決まるわけではありません。
NHKからの正式発表とポール本人の公式発信を分けて見ることが、最新情報を正しく理解するポイントです。
【よくある質問】ポール・マッカートニーの紅白に関するFAQ
Q1:ポール・マッカートニーは紅白に出演したことがありますか?
A1:あります。2016年12月31日の第67回NHK紅白歌合戦に、ロンドンからビデオメッセージを寄せました。ただし、歌唱出場ではありません。
Q2:紅白でポールが歌った曲は何ですか?
A2:紅白では歌っていません。ビデオメッセージのみの登場だったため、紅白での歌唱曲はありません。
Q3:紅白でポールが伝えたメッセージは何ですか?
A3:視聴者への新年の祝福と、2017年に日本へ行くという来日予告です。「その時に会いましょう」という趣旨の言葉も伝えています。
Q4:2017年の日本公演はどこで開催されましたか?
A4:4月25日に日本武道館、4月27日・29日・30日に東京ドームで開催されました。ワン・オン・ワン・ジャパン・ツアーの一環です。
Q5:ポール・マッカートニーは2026年現在も活動していますか?
A5:活動しています。2026年5月に新作ソロアルバム「The Boys of Dungeon Lane」を発売し、10月にはスペシャル・エディションも発表しています。
Q6:2026年の紅白にポールが出演することは決まっていますか?
A6:2026年10月31日時点では、出演決定の公式発表は確認されていません。第77回NHK紅白歌合戦の出場歌手自体も正式発表前の段階です。
まとめ:ポール・マッカートニーの紅白出演は2016年のビデオメッセージが真相
ポール・マッカートニーと紅白歌合戦の関係を振り返ると、2016年12月31日の第67回NHK紅白歌合戦でのビデオメッセージが、確認できる重要な出来事です。
日本のファンに新年のあいさつを送り、2017年の来日を予告。その約4か月後には日本武道館と東京ドームでワン・オン・ワン・ツアーを開催しました。
今回のポイントを整理すると、次のとおりです。
- 2016年: ロンドンから第67回NHK紅白歌合戦にビデオメッセージを送った。
- 2017年: 日本武道館と東京ドームで来日公演を実施した。
- 2026年: 84歳となった現在も新作アルバムを発表し、音楽活動を継続している。
- 2026年紅白: 10月31日時点でポールの出演は未発表。
紅白のステージでポールが歌ったわけではありません。しかし、世界的な音楽史を築いてきた人物が、日本の大みそかのテレビ番組に特別なメッセージを届けたことには、大きな意味があります。
1966年のビートルズ初来日から2026年まで、60年にわたって続く日本との音楽的なつながり。2016年の紅白メッセージは、その長い歴史を振り返るうえでも印象的な出来事です。
今後の来日公演や紅白への再登場については、ポール本人の公式発表とNHKの出場者発表が注目されます。