2026年11月3日時点のテレビドラマ視聴率ランキングでは、堺雅人主演の『VIVANT』第2シーズンが圧倒的な数字を記録している。11月1日放送の第23話は世帯視聴率18.8%、個人視聴率12.3%。秋ドラマの平均世帯視聴率でも17%台を維持し、2位以下を大きく引き離した。
一方、『相棒 season25』『アナログナース』『豊臣兄弟!』『救命病棟24時 第6シリーズ』も上位に名を連ねる。ビデオリサーチの公表データや報道各社の視聴率速報を照合すると、リアルタイムで強い作品と、録画・見逃し視聴まで含めて支持を集める作品には違いが見えてくる。今回は2026年秋ドラマの平均世帯視聴率、最新回ランキング、歴代記録、個人視聴率との違いまで整理する。
【2026年最新】テレビドラマ視聴率ランキング!秋ドラマ平均世帯視聴率TOP5

2026年秋ドラマの視聴率を比較すると、『VIVANT』第2シーズンがトップに立つ。
ビデオリサーチは2026年11月2日、秋ドラマの最新視聴データを更新した。対象期間は2026年9月28日から2027年1月3日まで。関東地区の世帯視聴率に加え、個人視聴率や全国32地区の平均視聴人数なども掲載されている。
以下は、各話の関東地区世帯視聴率をもとに、2026年10月4日から11月1日までの放送分を中心に集計した参考ランキングだ。平均値は小数第3位を四捨五入している。公式が発表した独立の順位表ではなく、放送済みの確認可能な回を対象にした単純平均である。
2026年11月2日までの確認データ・関東地区・世帯視聴率
出典:ビデオリサーチの公表値を基にした各話集計。VIVANTと豊臣兄弟!は10月期に該当する5回、相棒とアナログナースは各2回、救命病棟24時は3回を対象とする。今後の放送で順位は変動する。
1位:VIVANT 第2シーズン(17.02%)
2026年秋ドラマの中心的存在となっているのが、TBS日曜劇場『VIVANT』第2シーズンだ。
11月1日放送の第23話は世帯18.8%、個人12.3%を記録。第2シーズンの世帯視聴率として最高タイとなり、個人視聴率では最高記録を更新した。
特に注目したいのは、終盤に向けて数字が伸びている点だ。10月4日以降の5回では15.4%、15.5%、16.8%、18.6%、18.8%と推移している。
初回の話題性だけでなく、物語の進展とともに視聴者を引きつけていることが数字に表れている。
TBS公式番組情報によれば、主演は堺雅人、監督は福澤克雄。2023年の第1シーズンから続く乃木憂助の物語が展開され、最終回は11月8日に予定されている。
2位:相棒 season25(10.20%)
2000年に誕生した長寿刑事ドラマ『相棒』は、記念すべきseason25を迎えた。
主演の水谷豊が杉下右京を演じ、寺脇康文演じる亀山薫とのコンビが再び事件に挑む。
10月21日の初回は世帯11.0%、個人6.1%。10月28日の第2話は世帯9.4%、個人5.2%となった。
初回から数字は下がったものの、2話平均は10.20%。安定したシリーズブランドの強さを示している。
テレビ朝日の公式発表では、今シーズンは右京と薫から、及川光博演じる神戸尊へのバトンタッチも予定されている。25作目という節目に加え、歴代の相棒ファンを意識した展開も話題の要素だ。
3位:アナログナース(10.00%)
テレビ朝日の『アナログナース~デジタルってなんなんだよ!?~』は、松下奈緒主演の医療ドラマだ。
10月22日の初回は世帯10.1%、10月29日の第2話は9.9%。2話平均10.00%を記録している。
脚本は中園ミホ。松下奈緒が演じる那須田灯は、スマートフォンを持たず、手書きの記録と五感を頼りに患者の異変を見抜くフリーランス看護師だ。
「ドクターX」「ザ・トラベルナース」とつながる医療ドラマ企画の集大成という位置づけも特徴的である。
医療現場のデジタル化と、人間の経験や直感との対比を描く設定が、作品の大きな個性になっている。
4位:豊臣兄弟!(9.88%)
NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』は、仲野太賀が豊臣秀長を演じる歴史ドラマだ。
2026年11月1日放送の第42回「北野大茶湯」は世帯10.4%、個人6.1%を記録した。
10月期の5回は9.5%、9.4%、9.6%、10.5%、10.4%。平均は9.88%となっている。
物語の中心は、秀長と兄・秀吉の関係だ。池松壮亮演じる秀吉とともに天下統一を目指す過程を、秀長の視点から描いている。
歴史上の人物を扱う大河ドラマは、毎週決まった時間に家族で視聴する習慣との結びつきも強い。秋に入って10%台を回復している点は注目に値する。
5位:救命病棟24時 第6シリーズ(8.67%)
フジテレビの人気医療ドラマ『救命病棟24時』も、約13年ぶりに復活した。
第6シリーズでは江口洋介と松嶋菜々子がダブル主演を務める。江口が進藤一生、松嶋が小島楓を演じ、過去のシリーズを知る視聴者にとっても懐かしい顔合わせとなった。
10月26日放送の第3話は世帯7.9%、個人4.6%。第1話からの3回平均は8.67%となっている。
フジテレビの公式紹介では、医師の働き方改革、世代間の価値観の違い、命の選択など、現代の医療現場が抱える課題も物語に盛り込まれている。
単なる懐かしさに頼らず、現代の医療問題を描くことが作品の新しいテーマだ。
【最新回ドラマ視聴率ランキング】11月1日までの注目作品を比較
平均世帯視聴率と最新回の視聴率は、同じ順位になるとは限らない。
平均ランキングは複数回の実績を反映するのに対し、最新回ランキングは直近の放送回に対する視聴者の反応を示す。
2026年11月2日までに確認できる主な最新回の順位は次のとおりだ。
- 1位:VIVANT 第2シーズン 18.8%(11月1日)
- 2位:豊臣兄弟! 10.4%(11月1日)
- 3位:アナログナース 9.9%(10月29日)
- 4位:相棒 season25 9.4%(10月28日)
- 5位:俺たちの箱根駅伝 8.6%(10月31日)
- 6位:救命病棟24時 第6シリーズ 7.9%(10月26日)
最新回で注目すべき3つの動き
『VIVANT』は終盤に向けて上昇。
11月1日の18.8%は、第2シーズンの最高タイ記録だ。前週の18.6%からさらに0.2ポイント上昇しており、物語のクライマックスに向けて視聴者の関心が強まっている。
『豊臣兄弟!』は10%台を維持。
第41回の10.5%に続き、第42回も10.4%。大河ドラマとして安定した数字を残している。
『アナログナース』は初回から大きく崩れていない。
初回10.1%、第2話9.9%と、0.2ポイントの低下にとどまった。連続ドラマでは初回の話題性が数字を押し上げることがあるが、2話目でほぼ10%を維持した点は評価できる。
平均ランキングと最新回ランキングの違い
ここで重要なのは、作品によって集計回数が異なることだ。
『VIVANT』と『豊臣兄弟!』は10月以前から放送されているため、秋ドラマとしての比較では10月以降の5回を抜き出している。
一方、『相棒 season25』や『アナログナース』は10月スタートで、集計対象は現時点で2回しかない。
したがって、10.20%と10.00%のような小さな差を、作品全体の優劣として受け止めるのは早計だ。最終的な評価には、放送終了までの推移を確認する必要がある。
【視聴率の仕組み】個人視聴率と世帯視聴率は何が違う?
テレビドラマのランキングを見る際に、必ず理解しておきたいのが世帯視聴率と個人視聴率の違いだ。
どちらも視聴率だが、測定している対象は異なる。
世帯視聴率とは?
世帯視聴率は、テレビを所有している世帯のうち、どれだけの世帯で番組が視聴されていたかを示す割合だ。
例えば、ある世帯で家族のうち1人だけがドラマを見ていても、その世帯は視聴世帯としてカウントされる。
家族全員が見ていても、1人だけが見ていても、世帯単位では1世帯として扱われる。
個人視聴率とは?
個人視聴率は、世帯内の4歳以上の個人を対象に、実際に誰が視聴したかを測定する指標だ。
同じ世帯視聴率10%でも、家族のうち1人だけが見ている番組と、家族全員が見ている番組では、個人視聴率が変わってくる。
そのため、個人視聴率では性別や年齢などの視聴者属性も分析できる。
ビデオリサーチの解説によれば、世帯視聴率と個人視聴率は同じ調査パネルで測定されている。
関東地区の視聴率調査はどう行われる?
ビデオリサーチの調査は全国32地区で実施されている。
関東地区では2,700世帯を対象とし、ピープルメーターによる機械式調査を採用している。
ここで注意したいのは、視聴率が日本全国の全世帯を直接数えた数字ではないということだ。調査対象の結果を統計的に推計した数値である。
また、標本調査である以上、統計上の誤差も存在する。
ビデオリサーチの説明では、2,700世帯を対象とした場合、世帯視聴率10.0%の標本誤差は信頼度95%で±1.2ポイントという例が示されている。
つまり、0.1ポイント程度の変化だけで、作品の人気が急落したと判断するのは適切ではない。
【タイムシフト視聴率ランキング】リアルタイムだけでは見えない人気
2026年のテレビドラマを評価するうえで、もう一つ欠かせないのがタイムシフト視聴率だ。
タイムシフト視聴率とは、放送と同時ではなく、録画などを使って後からテレビ番組を視聴した割合を示す指標である。
ビデオリサーチでは、放送から7日以内、168時間以内の録画視聴を測定している。
加えて、リアルタイム視聴とタイムシフト視聴の重複を除いて集計する総合視聴率もある。
VIVANTの総合視聴率に注目
ビデオリサーチが公表した2026年10月12日~18日の関東地区データでは、『VIVANT』が次の数字を記録した。
- 世帯リアルタイム視聴率:16.8%
- 世帯タイムシフト視聴率:11.6%
- 世帯総合視聴率:26.2%
- 個人リアルタイム視聴率:10.9%
- 個人タイムシフト視聴率:7.5%
- 個人総合視聴率:17.4%
この数字から分かるのは、『VIVANT』が放送時間にテレビをつけて見る層だけでなく、後から録画で視聴する層にも強く支持されているということだ。
特に世帯総合視聴率26.2%は、リアルタイムの16.8%だけでは把握できない視聴規模を示している。
ただし、タイムシフト視聴率にはTVerなどのインターネット見逃し配信は含まれない。
TVerでの視聴は別のデータとして扱う必要がある。
TVerお気に入り数と視聴率は比較できる?
TVerのお気に入り数も、ドラマの人気を考える際によく取り上げられる。
ただし、お気に入り数は番組を登録したユーザーの関心を示すものであり、実際の再生回数や視聴人数とは異なる。
例えば、お気に入り登録が多い作品でも、すべての登録者が毎週視聴しているとは限らない。
逆に、放送時間にテレビで視聴する人が多い作品は、TVerのお気に入り数が必ずしも最大になるわけではない。
TVer公式ヘルプでも、お気に入りは番組やタレントなどを登録する機能として案内されている。
人気を正確に判断するなら、次のように指標を使い分けるのがよい。
- 世帯視聴率: テレビを通じてどれだけの世帯に届いたか。
- 個人視聴率: 実際にどれだけの個人が視聴したか。
- タイムシフト視聴率: 録画視聴を含めてどれだけ見られたか。
- 総合視聴率: リアルタイムと録画を合わせた視聴の広がり。
- TVerお気に入り数: 番組を継続的にチェックしたいと考える人の登録規模。
一つの数字だけで作品の評価を決めないことが、2026年のドラマランキングを読み解くポイントだ。
【歴代テレビドラマ視聴率ランキング】2026年の作品は過去の名作に届くのか?
2026年の秋ドラマで『VIVANT』が18.8%を記録したことは大きな話題だが、歴代の名作と比較すると、さらに高い数字が並ぶ。
ビデオリサーチの関東地区・一般劇の歴代高世帯視聴率記録では、次の作品が上位に入っている。
1. 『積木くずし・親と子の200日戦争』最終回:45.3%
- 1983年3月29日放送
2. 『半沢直樹』最終回:42.2%
- 2013年9月22日放送
3. 『ビューティフルライフ』最終回:41.3%
- 2000年3月26日放送
ここで注意したいのは、上記がシリーズ全体の平均視聴率ではなく、各作品の最終回などの番組平均視聴率による記録だという点だ。
例えば『半沢直樹』は、最終回の世帯視聴率42.2%を記録した一方、シリーズ全体の平均世帯視聴率は28.7%だった。
令和のドラマではVIVANTも上位
ビデオリサーチが2026年8月に公開した令和版ドラマ総合視聴率ランキングでは、2019年5月から2026年6月までの関東地区のレギュラードラマが比較対象になっている。
総合視聴率の上位には次の作品が入った。
- 1位:『半沢直樹』最終回
- 2位:『テセウスの船』最終回
- 3位:『VIVANT』最終回
令和のランキングで『VIVANT』が上位に入ったことは、同作が一時的な話題作ではなく、リアルタイムと録画を含めて視聴者を集めた作品であることを示している。
2026年の第2シーズンがどこまで記録を伸ばすかは、最終回の数字と総合視聴率の両方に注目したい。
【プロの結論】2026年の視聴率ランキングから見える人気ドラマの条件
今回のランキングから読み取れるのは、テレビドラマの人気を決める要素が一つではないということだ。
『VIVANT』のように大規模な物語と話題性でリアルタイム視聴を集める作品もあれば、『相棒』のように長年のシリーズファンに支えられた作品もある。
『豊臣兄弟!』は歴史ドラマならではの継続視聴、『アナログナース』は現代的な医療テーマ、『救命病棟24時』は長年のシリーズブランドと新しい医療問題の組み合わせが特徴だ。
視聴率ランキングを見るときの判断基準
読者が作品の人気を判断するなら、次の3つを確認したい。
1. 放送直後の話題性を知りたい人
最新回の世帯視聴率と個人視聴率を確認する。初回だけでなく、2話目以降の推移を見ることで、継続的な支持が見えてくる。
2. 実際に多くの人に見られている作品を知りたい人
世帯視聴率だけでなく、個人視聴率や総合視聴率を確認する。家族単位と個人単位では、作品の評価が異なる場合がある。
3. 配信でも人気のある作品を探したい人
TVerのお気に入り数だけではなく、配信の再生関連データも合わせて確認する。録画視聴とインターネット配信は別の指標だからだ。
視聴率が低い作品が必ずしも面白くないわけではない。放送時間帯、作品のジャンル、視聴者層、配信への視聴移行など、複数の要因が数字に影響する。
【テレビドラマ視聴率ランキング】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年秋ドラマで視聴率1位の作品は何ですか?
2026年11月3日時点では、『VIVANT』第2シーズンです。10月4日から11月1日までの5回の平均世帯視聴率は17.02%。11月1日の最新回は18.8%でした。
Q2:2026年秋ドラマの最新回視聴率1位は何ですか?
『VIVANT』第2シーズンです。11月1日放送の第23話で世帯18.8%、個人12.3%を記録しました。
Q3:個人視聴率と世帯視聴率はどちらを重視すべきですか?
目的によって異なります。世帯視聴率は視聴世帯の広がり、個人視聴率は実際に視聴した人の割合を示します。作品の人気を総合的に判断するなら、両方を確認するのがおすすめです。
Q4:タイムシフト視聴率にTVerの再生数は含まれますか?
含まれません。ビデオリサーチのタイムシフト視聴率は、放送から7日以内の録画視聴を対象としています。TVerなどのインターネット配信は別の指標です。
Q5:歴代テレビドラマで最高視聴率を記録した作品は何ですか?
ビデオリサーチの関東地区・一般劇の歴代記録では、1983年放送の『積木くずし・親と子の200日戦争』最終回の45.3%がトップです。『半沢直樹』最終回の42.2%が続きます。
Q6:TVerのお気に入り数が多いドラマは視聴率も高いですか?
必ずしも一致しません。お気に入り数は番組への関心や登録状況を示す指標であり、テレビのリアルタイム視聴率や配信再生数とは測定対象が異なります。
まとめ:2026年のテレビドラマは視聴率と配信人気の両面で評価する
2026年11月3日時点のテレビドラマ視聴率ランキングでは、『VIVANT』第2シーズンが平均世帯視聴率17.02%、最新回18.8%で首位を走っている。
『相棒 season25』『アナログナース』『豊臣兄弟!』も平均10%前後の数字を記録し、『救命病棟24時 第6シリーズ』も上位に入った。
今回のデータで特に注目したいのは、従来の世帯視聴率だけでは作品の人気を十分に評価できなくなっていることだ。
個人視聴率、タイムシフト視聴率、総合視聴率、TVerのお気に入り数などを組み合わせれば、作品がどのような視聴者に支持されているかが見えてくる。
今後の注目は11月8日に予定されている『VIVANT』第2シーズンの最終回だ。18.8%を超える数字を記録するのか、それとも別の秋ドラマが追い上げるのか。
2026年のドラマ人気を判断するなら、最新回の数字だけでなく、平均視聴率の推移と録画・配信を含めた視聴動向を追うことが欠かせない。