2026年現在も、BLACKPINKのジェニーが出演したHBOドラマ『THE IDOL(ジ・アイドル)』は、彼女の女優デビュー作として関心を集めています。ジェニーが演じたのは、主人公ジョセリンの友人でバックダンサーでもあるダイアン(Dyanne)。本名とは異なる芸名「Jennie Ruby Jane」で出演し、短い登場シーンながら存在感を残しました。
一方、作品は当初の予定からエピソード数が変更され、最終的に全5話で終了。シーズン2も制作されないことが2023年8月に発表されています。ジェニーの役柄や出演話数、リリー=ローズ・デップやザ・ウィークエンドとの関係、作品の評価、2026年の続編情報まで整理します。
【役柄を解説】THE IDOLのジェニーは何役?ダイアンの人物像

ジェニーが演じたのは、ダイアン(Dyanne)という女性です。
ダイアンは、リリー=ローズ・デップ演じる主人公ジョセリンの友人であり、専属ダンサーとして活動しています。単なる脇役のダンサーではなく、自分自身もスターになりたいという野心を持つ人物です。
ダイアンはジョセリンの友人でありライバル
物語の序盤、ダイアンはジョセリンのダンスリハーサルに参加しています。
ジョセリンが新曲の振り付けを練習する場面では、振付師の指示によってダイアンが代わりにセンターに立ちます。ダイアンのパフォーマンスは周囲から高く評価され、ジョセリンの存在感と対比される印象的なシーンになりました。
その後も2人は友人として行動しますが、物語が進むにつれて関係性が変化していきます。
ダイアンには、ジョセリンを支える仲間という立場だけでは満足できない一面があります。自分自身の歌手としての可能性を広げたいという願望が、ストーリーの重要な転換点につながります。
ダイアンは単なる悪役なのか?
ダイアンを単純な悪役として理解するのは正確ではありません。
彼女は音楽業界で成功を目指す女性であり、主人公と同じように名声やチャンスを求めています。
ジョセリンとの友情と、自分自身のキャリアを優先したいという欲求。その2つが衝突することで、物語に緊張感が生まれます。
2024年のHarper's Bazaarのインタビューでは、ジェニー自身もダイアンのスターになりたいという野心に共感したことを明かしています。
この発言は、ダイアンというキャラクターを理解するうえで興味深いポイントです。ジェニー自身も世界的なアーティストとして活動してきたからこそ、成功を目指す人物の心理に接点を見いだしたのでしょう。
【出演シーンを整理】ジェニーはTHE IDOLの何話に登場する?
ジェニーの出演話数は、シーズン1の全5話です。
各話の出演記録では、第1話から最終話までダイアンの名前が掲載されています。ただし、全話を通じて主人公と同じ程度の出番があるわけではありません。
特に注目されるのは、第1話のダンスリハーサルと、物語後半で明らかになるダイアンの野心です。
THE IDOLの全5話とジェニーの出演記録
| 話数・配信日 | エピソードタイトル | ダイアンに関するポイント |
|---|---|---|
| 第1話・6月4日 | Pop Tarts & Rat Tales | ジョセリンの友人兼バックダンサーとして登場。ダンスシーンが見どころ |
| 第2話・6月11日 | Double Fantasy | ニッキーがダイアンの可能性に目を向ける |
| 第3話・6月18日 | Daybreak | ダイアンの出演記録がある回 |
| 第4話・6月25日 | Stars Belong to the World | ジョセリンとダイアンの関係がキャリア面で変化する |
| 第5話・7月2日 | Jocelyn Forever | 最終話。ダイアンをめぐる音楽業界の力関係にも決着がつく |
※配信日は2023年。各話の出演記録はTVmazeのキャラクター情報に基づきます。
最も注目されたのは第1話のダンスシーン
ジェニーの出演シーンで特に話題になったのが、第1話のダンスリハーサルです。
ジョセリンの代わりにダイアンがセンターに立ち、振り付けを披露する場面では、BLACKPINKで培ったダンス経験が生かされています。
TheWrapが紹介したHBOのメイキング映像では、ジェニーはダンスの振り付けを覚える時間が十分ではなかったものの、普段から踊っているため自然に対応できたと説明しています。
この場面は、ジェニーのパフォーマンス経験が演技の中でも強みになっていることを示すシーンです。
第4話から最終話にかけての展開
後半では、ダイアンの歌手としての野心が物語の中心に近づいていきます。
ジョセリンは自身の楽曲「World Class Sinner」をダイアンに歌わせることを認めます。しかし、その選択にはジョセリン自身のキャリアだけでなく、レコード会社側の思惑も絡んでいます。
最終話では、ニッキーのダイアンに対する計画にも変化が生じます。
第1話ではジョセリンを支える友人だったダイアンが、最終的には音楽業界で独自の立場を築こうとする人物へ変わっていく。この変化が彼女の役柄の重要な見どころです。
【作品とキャスト】THE IDOLのあらすじ・共演者・人物関係
『THE IDOL』は、音楽業界の名声、欲望、支配関係を描いたHBOのドラマシリーズです。
2023年6月4日にアメリカで放送が始まり、7月2日に最終話が公開されました。
共同制作には、『ユーフォリア/EUPHORIA』で知られるサム・レヴィンソン、アベル・テスファイ(ザ・ウィークエンド)、レザ・ファヒームが参加しています。
THE IDOLのあらすじ
主人公は、精神的な不調によってツアーを中断したポップスター、ジョセリンです。
彼女は再び音楽業界のトップに返り咲くため、新たな活動を始めようとしています。
そんなジョセリンの前に現れるのが、ナイトクラブの経営者テドロスです。
テドロスは独特の魅力を持つ人物ですが、周囲を操ろうとする危険な側面も持っています。ジョセリンは彼との関係を深める一方、自身の仕事や人間関係にも影響を受けていきます。
華やかな音楽業界の裏側にある権力争いや依存関係を描いた作品です。
主要キャストとジェニーとの関係
| 人物 | 俳優・出演者 | 役柄・関係 |
|---|---|---|
| ダイアン | ジェニー(Jennie Ruby Jane) | ジョセリンの友人・バックダンサー |
| ジョセリン | リリー=ローズ・デップ | 物語の主人公、人気ポップスター |
| テドロス | ザ・ウィークエンド(アベル・テスファイ) | ナイトクラブ経営者、ジョセリンに接近する人物 |
| ニッキー | ジェーン・アダムス | ジョセリンのレコード会社側の担当者 |
| ザンダー | トロイ・シヴァン | ジョセリンのクリエイティブディレクター |
| レイア | レイチェル・セノット | ジョセリンのアシスタント |
| デスティニー | ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ | ジョセリンのマネージャー |
Jennie Ruby Janeとは?
作品内でジェニーが使用した名前は、Jennie Ruby Janeです。
BLACKPINKのメンバーとして知られるジェニー・キムが、俳優として出演した際のクレジット名にあたります。
「Ruby-Jane」は、ジェニーが幼い頃に自分の名前に付け加えた名前として、2024年のHarper's Bazaarのインタビューでも紹介されています。
BLACKPINKのジェニーとしての活動と、俳優Jennie Ruby Janeとしての活動を区別する意味でも、作品内の表記は興味深いものです。
【作品の評判と早期終了】THE IDOLが全5話になった理由
『THE IDOL』は、放送前から大きな話題を集めた一方、公開後は賛否が分かれた作品です。
その背景には、過激な描写だけでなく、制作過程での大幅な方向転換や、作品が掲げたテーマと実際の演出とのギャップがありました。
批評家からは厳しい評価
2023年5月、カンヌ国際映画祭で最初の2話が上映されました。
上映後には約5分間のスタンディングオベーションがあったと報じられましたが、批評家の反応は一様ではありませんでした。
特に問題視されたのは、性的な描写の多さや、音楽業界における女性の搾取を描くはずの作品が、かえってその構造を肯定しているように見えるという点です。
Rotten Tomatoesでは、2026年10月時点で批評家スコア18%、観客スコア41%という評価が表示されています。
Metacriticでも、批評家スコアは100点満点中27点。批評家24件を集計した結果は「Generally Unfavorable(概ね不評)」です。
ただし、観客の評価と批評家の評価は同一ではありません。作品の映像表現や音楽、出演者の魅力を評価する視聴者もいます。
なぜ全6話ではなく全5話になった?
ここは混同されやすいポイントです。
『THE IDOL』は、当初6話構成として報じられていました。しかし、放送前に最終的なエピソード数が5話に変更されています。
制作過程では、当初監督を務めていたエイミー・サイメッツがプロジェクトを離れ、その後サム・レヴィンソンが制作の中心となりました。
方向性の変更や大規模な再撮影が報じられたことも、作品の制作背景を理解するうえで重要です。
2023年6月26日のTVLineの報道では、レヴィンソンが制作を引き継いで大幅な変更を加えた結果、最終的に5話構成になったと関係者が説明しています。
つまり、全5話になったことと、シーズン2が制作されなかったことは別の出来事です。
2023年8月にHBOがシーズン2を制作しないと発表
最終話の配信が終了した後、2023年8月28日、HBOはシーズン2を制作しないことを発表しました。
HBOの広報担当者は、作品について前向きな評価を示す一方、関係者との検討を経て続編を進めない判断をしたと説明しています。
当時の報道では、批評家からの厳しい評価、制作上の問題、視聴者の反応などが作品を取り巻く状況として取り上げられました。
ただし、HBOはシーズン2を制作しない理由を単一の要因に限定して公表していません。
また、最終話まで放送された後の決定であるため、放送途中で突然打ち切られた作品という説明も正確ではありません。
【2026年最新】THE IDOLの続編は?ジェニーの女優活動の今後
2026年10月31日時点で、『THE IDOL』のシーズン2や続編について、HBOから制作決定の公式発表は確認できません。
2023年8月にシーズン2を制作しないと発表されたことが、現在も確認できる作品の公式な結論です。
したがって、ネット上で見かける「2026年に続編が決定した」という情報については、公式発表と区別する必要があります。
ジェニー本人は今後の演技活動に前向き
一方、ジェニーの俳優活動そのものが『THE IDOL』で終わったわけではありません。
2025年3月、NMEが報じたインタビューでは、ジェニーは今後も演技の仕事に挑戦する可能性について前向きな姿勢を示しています。
ただし、当時はソロアルバムに集中したいとも話していました。
ここで重要なのは、ジェニーの今後の女優活動と『THE IDOL』の続編制作は別の話だという点です。
ジェニーが再びドラマや映画に出演する可能性があっても、それがダイアン役の再演を意味するわけではありません。
【プロの結論】ジェニーの出演を楽しむなら注目したい3つのポイント
『THE IDOL』をジェニー目当てで視聴する場合、次の3点に注目すると作品をより楽しめます。
1. BLACKPINKで培ったパフォーマンス能力
第1話のダンスリハーサルは、ジェニーの身体表現やステージ上での存在感を確認できる場面です。セリフの多さだけでは測れない魅力があります。
2. ダイアンの野心とジョセリンとの対比
ダイアンは主人公を支える立場から、自分自身の成功を求める立場へと変わっていきます。実際のアーティストとして活動するジェニーのキャリアと重ねて見ると、役柄の意味も変わってきます。
3. 音楽業界の権力構造
作品の中心テーマは、単なるスター同士の競争ではありません。アーティスト、マネージャー、レコード会社、プロデューサーなど、それぞれが持つ権力と利害関係が描かれています。
なお、過激な性的描写や心理的に不穏な演出も多いため、BLACKPINKのパフォーマンスだけを期待して視聴する人には、作品全体の作風が合わない可能性もあります。
【よくある質問】THE IDOLのジェニーに関するFAQ
Q1:THE IDOLでジェニーは何役を演じていますか?
A1:ダイアン(Dyanne)役です。主人公ジョセリンの友人であり、バックダンサーとして活動する女性を演じています。
Q2:ジェニーはTHE IDOLの何話に出演していますか?
A2:シーズン1の全5話です。特に第1話のダンスリハーサルが注目されました。
Q3:ジェニーはTHE IDOLで女優デビューしたのですか?
A3:はい。2023年の『THE IDOL』がジェニーの俳優としての映像作品デビューです。作品ではJennie Ruby Jane名義で出演しています。
Q4:THE IDOLはなぜ全5話で終了したのですか?
A4:当初6話構成として報じられていましたが、制作上の方向転換や大幅な変更を経て全5話になりました。その後、2023年8月にHBOがシーズン2を制作しないと発表しました。
Q5:THE IDOLの続編は2026年に制作されますか?
A5:2026年10月31日時点で、HBOから続編の制作決定は発表されていません。シーズン2は2023年に制作しないと公式発表されています。
まとめ:ジェニーのダイアン役は女優活動の新たな一歩
BLACKPINKのジェニーが『THE IDOL』で演じたのは、主人公ジョセリンの友人であり、バックダンサーとして活動するダイアンです。
全5話に出演し、第1話のダンスシーンや、後半で明らかになる歌手としての野心など、限られた出番の中でも印象を残しました。
作品そのものは、制作過程の混乱や過激な演出、批評家からの厳しい評価など、さまざまな議論を呼びました。最終的には2023年8月にシーズン2の制作中止が決定しています。
2026年現在、続編の公式発表はありません。しかし、ジェニー自身は2025年のインタビューで今後の演技活動に前向きな姿勢を示しています。
『THE IDOL』は全5話で完結した作品ですが、BLACKPINKのジェニーがJennie Ruby Janeとして俳優の世界に踏み出した転換点として、彼女のキャリアを振り返るうえで意味のある出演作です。