俳優・吉岡秀隆が金田一耕助を演じ始めたのは、2018年放送のNHKドラマ『悪魔が来りて笛を吹く』からです。2019年の『八つ墓村』、2023年の『犬神家の一族』と出演を重ね、2026年にはシリーズ最新作『悪魔の手毬唄』で再び名探偵・金田一耕助を演じます。
今回の注目点は、NHK BSでの放送日が2026年11月28日(前編)・12月5日(後編)に決定したことです。青池リカ役の宮沢りえをはじめ、奥平大兼、出口夏希、吉田美月喜ら実力派俳優が集結。横溝正史の代表的ミステリーが、吉岡秀隆ならではの金田一像で描かれます。これまでの出演歴から最新作のあらすじ、キャスト、歴代金田一との違いまで整理します。
【出演歴を徹底整理】吉岡秀隆は2018年から金田一耕助を演じている

吉岡秀隆が金田一耕助を初めて演じたのは、2018年7月28日にNHK BSプレミアムで放送された『悪魔が来りて笛を吹く』です。
NHKによる金田一耕助シリーズは、実は2016年の『獄門島』から始まっています。ただし、2016年版で金田一を演じたのは長谷川博己でした。吉岡秀隆が参加したのは2018年の第2弾からです。
この違いは、検索時に混同しやすいポイントです。NHKシリーズ全体では2026年の『悪魔の手毬唄』が第5弾ですが、吉岡秀隆が金田一を演じる作品として数えると、今回が4作目になります。
吉岡秀隆が出演したNHK金田一作品
1作目:『悪魔が来りて笛を吹く』(2018年)
吉岡版金田一の出発点となった作品です。旧華族の椿家を舞台に、フルートの不気味な音色や砂占いに現れる悪魔の紋章、館で起こる連続殺人事件が描かれます。
吉岡秀隆演じる金田一は、志田未来演じる椿美禰子から父親の無実を信じてほしいと依頼され、事件の謎に挑みます。
共演には中村蒼、倉科カナ、筒井真理子、益岡徹、倍賞美津子、火野正平らが名を連ねました。
2作目:『八つ墓村』(2019年)
2019年10月12日に放送された第2作です。
舞台は、かつて落武者殺害や大量殺人事件が起きた因縁深い村。田治見家の跡取りとして呼び戻された井川辰弥を中心に、旧家の秘密と連続殺人が展開します。
吉岡秀隆は金田一耕助を演じ、事件の背景にある血縁関係や村の歴史を解き明かしていきます。
辰弥役は村上虹郎、森美也子役は真木よう子、田治見春代役は蓮佛美沙子。國村隼、音尾琢真、小市慢太郎らも出演しました。
なお、吉岡秀隆は1977年公開の映画『八つ墓村』で映画デビューしています。同じ作品に縁がありながら、少年時代の出演と2019年の金田一役では、まったく異なる立場で作品世界に関わっています。
3作目:『犬神家の一族』(2023年)
2023年4月22日・29日に前後編で放送された作品です。
犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛の死をきっかけに、莫大な遺産をめぐって一族の争いが始まります。遺言状をめぐる対立が殺人事件へと発展し、金田一が一族に隠された過去を追います。
共演は大竹しのぶ、古川琴音、金子大地、南果歩、堀内敬子、皆川猿時ら。脚本は小林靖子、演出は吉田照幸が担当しました。
そして2026年、4作目となる『悪魔の手毬唄』で、吉岡秀隆の金田一が再び帰ってきます。
【歴代作品を一覧比較】NHK版金田一シリーズは何作目?
2026年の『悪魔の手毬唄』は、NHK金田一シリーズの第5弾です。2016年からの制作順と、吉岡秀隆が金田一を演じた回数を分けて見ると、シリーズの流れが理解しやすくなります。
| 放送年 | 作品名 | 金田一役 | 吉岡秀隆の出演 |
|---|---|---|---|
| 2016年 | 獄門島 | 長谷川博己 | 出演なし |
| 2018年 | 悪魔が来りて笛を吹く | 吉岡秀隆 | 1作目 |
| 2019年 | 八つ墓村 | 吉岡秀隆 | 2作目 |
| 2023年 | 犬神家の一族 | 吉岡秀隆 | 3作目 |
| 2026年 | 悪魔の手毬唄 | 吉岡秀隆 | 4作目 |
この一覧から分かるのは、NHK版の金田一シリーズが一貫して同じ俳優で続いてきたわけではないということです。
2016年の『獄門島』では長谷川博己が主演し、2018年から吉岡秀隆が金田一役を引き継ぎました。その後、2019年、2023年、2026年と吉岡版の作品が制作されています。
また、制作面でも共通点があります。演出は吉田照幸がシリーズを通して担当し、脚本には喜安浩平や小林靖子らが参加しています。特に2023年の『犬神家の一族』と2026年の『悪魔の手毬唄』は、小林靖子が脚本を担当する作品です。
同じ演出家がシリーズの世界観を維持しながら、原作ごとに異なる脚本家やキャストを組み合わせる。この制作体制が、作品ごとの個性とシリーズとしての連続性を両立させています。
【2026年最新】『悪魔の手毬唄』のNHK BS放送日は11月28日・12月5日
2026年10月27日、NHK財団が運営するステラnetなどで、『悪魔の手毬唄』のNHK BS放送日が発表されました。
放送は前後編の2回構成です。各回89分、合計約3時間の長編ドラマとなっています。
放送日時と視聴スケジュール
- 前編:2026年11月28日(土)午後9時~10時29分
- 後編:2026年12月5日(土)午後9時~10時29分
- 放送局:NHK BS
- 主演:吉岡秀隆
- 原作:横溝正史『悪魔の手毬唄』
- 脚本:小林靖子
- 演出:吉田照幸
なお、今回の11月・12月の放送が初放送というわけではありません。2026年3月14日・21日にBSプレミアム4Kで先行放送されています。11月28日・12月5日はNHK BSでの放送予定です。
放送前の旧作再放送にも注目
NHK BSでは最新作の放送に先立ち、過去のシリーズ作品を3週連続で再放送する予定です。
- 11月8日(日)午後1時:『悪魔が来りて笛を吹く』
- 11月15日(日)午後1時:『犬神家の一族』前編
- 11月22日(日)午後1時:『犬神家の一族』後編
吉岡秀隆が金田一を演じ始めた2018年の作品から、2023年の『犬神家の一族』までを振り返ることができる編成です。
特に『悪魔が来りて笛を吹く』を見てから最新作に進めば、吉岡版金田一の人物像や、演出を担当する吉田照幸の作風を比較しやすくなります。
【ネタバレを避けて解説】『悪魔の手毬唄』のあらすじと宮沢りえら豪華キャスト
『悪魔の手毬唄』の舞台は、岡山県にある閉鎖的な山村・鬼首村です。
休養のため岡山を訪れた金田一耕助は、村にある温泉宿「亀の湯」に滞在します。宿の女将・青池リカは、23年前に夫を殺された過去を持つ人物です。
村では、かつて起きた殺人事件の記憶が残り続けています。そんななか、村出身の人気歌手・大空ゆかりが帰郷し、住民たちは歓迎ムードに包まれます。
しかし、その直後から若い女性たちが次々と殺害される事件が発生。遺体には、村に伝わる古い手毬唄の歌詞になぞらえた奇妙な装飾が施されていました。
過去の殺人事件、複雑な血縁関係、村に残る因縁と復讐心。金田一は、これらの要素が絡み合う事件の真相に迫っていきます。
主要キャストと役柄
- 金田一耕助:吉岡秀隆 — 鬼首村を訪れ、連続殺人事件の謎を追う名探偵。
- 青池リカ:宮沢りえ — 温泉宿「亀の湯」の女将。23年前の事件で夫を亡くしている。
- 青池歌名雄:奥平大兼 — リカの長男。村の若者たちから人気を集める青年。
- 青池里子:出口夏希 — 歌名雄の妹。顔にアザがあり、人目を避けて暮らしている。
- 別所千恵子/大空ゆかり:吉田美月喜 — 鬼首村出身の人気歌手。
- 立花真三:和田聰宏 — 岡山県警の警部。過去の事件にも疑問を抱く。
- 別所春江:奥菜恵 — 千恵子の母親。
- 由良敦子:清水美砂 — 旧家・由良家の関係者。
- 仁礼咲枝:西田尚美 — 仁礼家の関係者。
- 本多要:浅野和之 — 村の医師。
- 多々羅放庵:笹野高史 — 村の歴史を知る人物。
- 仁礼嘉平:西岡德馬 — 仁礼家の当主。
- 由良五百子:白石加代子 — 由良家の隠居。
- 磯川常次郎:小市慢太郎 — 警察関係者。金田一に協力を求める。
宮沢りえが演じる青池リカが物語の鍵
今回のキャストで特に注目したいのが、宮沢りえ演じる青池リカです。
リカは23年前に夫を殺された女性であり、事件の舞台となる温泉宿の女将でもあります。物語の中心にいる人物でありながら、過去の出来事を背負って生きているという複雑な役どころです。
金田一とリカの関係も見どころの一つ。事件の謎を追う探偵と、過去の悲劇を抱える女将がどのように向き合うのかが、ドラマの緊張感を左右します。
宮沢りえはステラnet掲載のコメントで、子供の頃から金田一耕助の存在が強く記憶に残っていたと振り返り、吉岡秀隆との共演についても喜びを語っています。
また、奥平大兼、出口夏希、吉田美月喜という若手俳優の参加も見逃せません。古くからの横溝作品ファンだけでなく、新しい視聴者にも作品を届けるキャスティングとなっています。
【歴代金田一と比較】吉岡秀隆の演技の評判と独自の魅力
金田一耕助は、横溝正史が生み出した日本ミステリーを代表する名探偵です。映画やテレビドラマで数多くの俳優が演じてきたため、視聴者によって思い浮かべる金田一像も異なります。
石坂浩二・古谷一行・長谷川博己との違い
歴代の金田一を代表する俳優として、石坂浩二、古谷一行、長谷川博己らが挙げられます。
石坂浩二は、市川崑監督による映画版の金田一として広く知られています。映画『犬神家の一族』などで見せた、知的で軽やかな雰囲気が印象的です。
古谷一行は、テレビドラマ版の金田一として長く親しまれてきました。シリーズ作品を通して積み重ねた存在感は、テレビドラマにおける金田一像の代表例です。
長谷川博己は、2016年のNHK版『獄門島』で金田一を演じました。NHK版の新しい映像表現を印象づけた俳優の一人です。
それぞれの演技には個性があります。石坂版の知的な軽妙さ、古谷版の親しみやすさ、長谷川版の端正な雰囲気に対し、吉岡版はどこか不器用で、人間味のある探偵像が特徴です。
吉岡秀隆版の金田一が支持される理由
吉岡秀隆の演技については、視聴者レビューでも独特の所作や話し方を評価する声が見られます。
2018年の『悪魔が来りて笛を吹く』に関するFilmarksのレビューの一例では、髪をかき乱す動作や、少し頼りなく聞こえる話し方が金田一の人物像に自然になじんでいると評価されています。一方、物語の構成や展開のテンポについては異なる感想もあります。
ここで重要なのは、吉岡版が単に歴代俳優の演技を再現しているわけではない点です。
吉岡秀隆は、金田一を圧倒的な自信を持つ名探偵としてだけではなく、事件の当事者たちと向き合いながら真実を探す人物として表現しています。
そのため、推理の鮮やかさだけでなく、事件に巻き込まれた人々の悲しみや葛藤を受け止める姿も印象に残ります。
本人が語った金田一役へのプレッシャー
2026年10月27日に公開されたステラnetの記事では、吉岡秀隆本人がシリーズ出演について次のように語っています。
「この『金田一シリーズ』に参加するのは本当に怖いです。」
吉岡秀隆/ステラnet掲載コメントより
吉岡は、吉田照幸監督をはじめとするスタッフの力で金田一に仕立ててもらっていると話し、毎回、強力な共演者たちと向き合うことへの緊張感を明かしました。
このコメントから伝わるのは、シリーズを重ねても役への緊張感を失っていないということです。
すでに3作品で金田一を演じた俳優が、4作目でも新鮮な気持ちで役に向き合う。その姿勢が、吉岡版の金田一に作品ごとの変化を生み出していると考えられます。
【吉岡秀隆の現在】2026年も俳優として金田一シリーズの最新作に出演
2026年現在、吉岡秀隆は俳優として活動を続けています。
映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや『Dr.コトー診療所』などで知られる吉岡秀隆は、作品ごとに異なる人物を演じてきました。金田一耕助も、そうしたキャリアの中で継続的に取り組んでいる役の一つです。
今回の『悪魔の手毬唄』は、2018年から続く吉岡版金田一の4作目に当たります。
また、NHK側も最新作の放送に合わせて旧作の再放送を組んでおり、シリーズを継続的に楽しめる編成になっています。
作品を見る際には、2016年の『獄門島』と2018年以降の吉岡版を分けて考えると、俳優の交代やシリーズの変化が分かりやすくなります。
『悪魔の手毬唄』を見る前に押さえておきたいポイント
- 吉岡秀隆の金田一役を最初から見たい人は、2018年の『悪魔が来りて笛を吹く』から視聴する。
- NHK版シリーズの始まりを知りたい人は、長谷川博己主演の2016年『獄門島』も確認する。
- 遺産相続や一族の対立を描く作品が好きなら、2023年の『犬神家の一族』もおすすめ。
- 村の因習や手毬唄に隠された謎を楽しみたい人は、2026年の『悪魔の手毬唄』に注目する。
特に横溝正史作品を初めて見る人は、犯人探しだけでなく、登場人物同士の関係や過去の出来事にも目を向けると、物語をより深く楽しめます。
【吉岡秀隆の金田一耕助】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:吉岡秀隆はいつから金田一耕助を演じていますか?
A1:2018年7月28日放送のNHK BSプレミアム『悪魔が来りて笛を吹く』からです。2019年の『八つ墓村』、2023年の『犬神家の一族』に続き、2026年の『悪魔の手毬唄』が4作目となります。
Q2:吉岡秀隆の金田一シリーズは全部で何作目ですか?
A2:吉岡秀隆が金田一を演じる作品としては、2026年の『悪魔の手毬唄』が4作目です。NHK金田一シリーズ全体では、2016年の長谷川博己主演『獄門島』を含めて第5弾です。
Q3:2026年の『悪魔の手毬唄』はいつ放送されますか?
A3:NHK BSで前編が2026年11月28日(土)、後編が12月5日(土)に放送予定です。いずれも午後9時から午後10時29分までです。
Q4:『悪魔の手毬唄』で宮沢りえは何役ですか?
A4:温泉宿「亀の湯」の女将・青池リカ役です。23年前の殺人事件で夫を亡くした女性で、物語の重要人物となります。
Q5:『悪魔の手毬唄』を見る前におすすめの作品はありますか?
A5:吉岡秀隆の金田一を知るなら、最初の出演作『悪魔が来りて笛を吹く』がおすすめです。続けて『八つ墓村』『犬神家の一族』を見ると、吉岡版の演技やシリーズの変化を比較できます。
Q6:2016年の『獄門島』にも吉岡秀隆は出演していますか?
A6:いいえ。2016年のNHK版『獄門島』で金田一耕助を演じたのは長谷川博己です。吉岡秀隆が金田一を演じ始めたのは2018年の『悪魔が来りて笛を吹く』からです。
まとめ:吉岡秀隆の金田一は2018年から、2026年は4作目の挑戦
吉岡秀隆が金田一耕助を演じ始めたのは2018年の『悪魔が来りて笛を吹く』です。その後、『八つ墓村』『犬神家の一族』と出演し、2026年の『悪魔の手毬唄』で4作目を迎えます。
NHKシリーズ全体では、2016年の『獄門島』から数えて第5弾。長谷川博己から吉岡秀隆へと金田一役が引き継がれた経緯を理解すると、作品の位置づけがより明確になります。
2026年の最新作では、宮沢りえ演じる青池リカを中心に、23年前の事件、閉鎖的な村の人間関係、古い手毬唄になぞらえられた連続殺人が描かれます。
プロの派手な推理だけでなく、事件の背景にある人間関係や過去の悲劇を丁寧に描くことが、NHK版シリーズの魅力です。
放送前に2018年の『悪魔が来りて笛を吹く』と2023年の『犬神家の一族』を見直しておけば、吉岡版金田一の変化も感じられるはずです。
2026年11月28日・12月5日の『悪魔の手毬唄』。4度目の金田一役で吉岡秀隆がどのような名探偵像を見せるのか、注目が集まります。
主な事実確認資料: NHK財団「ステラnet」の2026年10月27日・11月2日付番組情報、NHKオンデマンドの過去作品情報、NHKグループ公式通販の『八つ墓村』作品情報、フジテレビの歴代金田一耕助一覧、シネマトゥデイの最新作キャスト紹介。