日本では独身の人がどれくらいいるのでしょうか。2026年11月現在、最新の客観的な実態を把握するうえで重要なのが、2026年9月29日に総務省統計局が公表した「令和7年(2025年)国勢調査」の人口等基本集計結果です。15歳以上の未婚者の割合は全体で31.2%、男性36.3%、女性26.4%となりました。男性は約3人に1人、女性は約4人に1人が、これまで一度も結婚したことがない計算です。
ただし、離婚や死別を経験した人まで含めると、配偶者のいない人の割合はさらに高くなります。20代・30代・40代・50代の年代別データや、いわゆる生涯未婚率にあたる50歳時未婚割合も確認すると、日本の独身事情は単純な男女比較だけでは見えてきません。
【2026年最新】日本の独身の割合はどれくらい?2025年国勢調査で判明した実態

2026年時点で日本の独身事情を調べるなら、まず押さえたいのが2025年10月1日現在の人口を対象とした国勢調査です。
総務省統計局が2026年9月29日に公表した人口等基本集計結果では、15歳以上の人口を配偶関係別に分類しています。未婚、有配偶、死別、離別の4区分が基本となり、配偶関係が不詳の人については補完値も公表されています。
男女別の未婚割合は男性36.3%、女性26.4%
2025年の未婚割合を男女別に見ると、男性が36.3%、女性が26.4%です。男性のほうが女性より9.9ポイント高く、男女間で明確な差があります。
2020年の国勢調査と比較すると、男性は34.6%から36.3%へ1.7ポイント上昇し、女性は24.9%から26.4%へ1.5ポイント上昇しました。
つまり、男女ともに未婚者の割合が増加しています。特に男性は15歳以上人口の3人に1人を超える水準となっており、未婚化が一部の年齢層だけの現象ではなくなっていることが分かります。
2025年国勢調査の男女別配偶関係
未婚者だけでなく、結婚経験のある人も含めた配偶関係を見ると、次のようになります。
- 男性:未婚36.3%、有配偶55.2%、死別3.5%、離別5.0%。
- 女性:未婚26.4%、有配偶51.6%、死別14.4%、離別7.6%。
ここで注目したいのは、男性は未婚割合が高い一方、女性は死別割合が大きいことです。男女の独身事情は、結婚経験の有無だけではなく、年齢構成や死別・離別の違いによっても左右されています。
なお、これらの割合は15歳以上人口を対象とし、配偶関係不詳を補完した値です。20歳以上や全年齢を対象にした割合とは分母が異なるため、数字を比較する際には注意が必要です。
【年代別比較】20代・30代・40代・50代の独身割合は男女でどう違う?
独身の割合を正しく理解するには、年代別の比較が欠かせません。20代では結婚経験のない人が多数を占めますが、30代以降になると有配偶者の割合が高くなっていきます。
2025年国勢調査の不詳補完値による、男女別・5歳階級別の未婚割合は以下のとおりです。
| 年齢階級 | 男性の未婚割合 | 女性の未婚割合 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 20~24歳 | 96.7% | 94.9% | 男女とも大多数が未婚 |
| 25~29歳 | 77.1% | 68.9% | 結婚経験者が増え始める |
| 30~34歳 | 53.8% | 41.9% | 男性は未婚者が過半数 |
| 35~39歳 | 41.7% | 29.7% | 有配偶者が未婚者を上回る |
| 40~44歳 | 34.4% | 23.1% | 未婚割合はさらに低下 |
| 45~49歳 | 30.6% | 20.4% | 50歳時未婚割合の算出対象 |
| 50~54歳 | 29.1% | 18.7% | 未婚割合は男女とも約2~3割 |
出典:総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計結果」表Ⅲ-2。不詳補完値による。
20代の独身割合:未婚者が圧倒的に多い年代
20代では、男女ともに未婚者の割合が非常に高くなっています。
20~24歳では男性96.7%、女性94.9%です。25~29歳になると男性77.1%、女性68.9%まで低下します。
この差から分かるのは、20代後半が結婚する人の割合が増え始める時期だということです。ただし、20代で未婚であること自体は珍しい状態ではありません。進学、就職、仕事上のキャリア形成など、人生の段階によって結婚のタイミングは異なります。
30代の独身割合:男性は30代前半でも未婚が過半数
30代になると、男女差がより明確になります。
30~34歳の未婚割合は男性53.8%、女性41.9%です。男性はこの年代でも未婚者が過半数を占めていますが、女性は有配偶者の割合が未婚者を上回っています。
35~39歳では男性41.7%、女性29.7%となり、男女ともに有配偶者が未婚者を上回ります。
30代は、結婚する人と未婚のまま生活する人の割合が大きく変化する年代です。男性の未婚割合が女性より高い傾向も、この年代で目立ちます。
40代の独身割合:未婚者は男性約3割、女性約2割
40~44歳の未婚割合は男性34.4%、女性23.1%です。45~49歳では男性30.6%、女性20.4%となります。
20代と比べれば割合は低くなりますが、40代でも未婚の人は一定数存在します。特に男性は40代後半でも約3割が一度も結婚したことがない状態です。
50代の独身割合:結婚経験のない人が約3割・約2割
50~54歳では男性29.1%、女性18.7%が未婚です。
50代の未婚割合を考えるうえでは、次に説明する50歳時未婚割合も重要な指標となります。50代の人全員を同じように扱うのではなく、結婚経験の有無と現在の配偶関係を分けて確認する必要があります。
【重要】50歳時未婚率(生涯未婚率)は2025年に男性29.9%・女性19.6%
独身の割合を調べると、必ず目にするのが「生涯未婚率」という言葉です。
ただし、現在の公的統計で使われる正式な指標は「50歳時の未婚割合」です。国立社会保障・人口問題研究所の人口統計資料集でも、かつて生涯未婚率と呼ばれていた指標として説明されています。
2025年の50歳時未婚割合を算出すると?
この指標は、45~49歳と50~54歳の未婚割合を平均して算出します。
2025年国勢調査の年齢別人口をもとに、同じ方法で計算すると次の結果になります。
- 男性:約29.88%
- 女性:約19.58%
2020年の男性28.25%、女性17.81%と比べると、男性は約1.63ポイント、女性は約1.77ポイント上昇しています。
2025年の結果では、50歳時点で一度も結婚したことがない人は男性で約3割、女性で約2割という状況です。
50歳時未婚割合の推移
国立社会保障・人口問題研究所の過去の統計を見ると、50歳時未婚割合は長期的に上昇しています。
- 1990年:男性5.57%、女性4.33%。
- 2000年:男性12.57%、女性5.82%。
- 2010年:男性20.14%、女性10.61%。
- 2015年:男性24.77%、女性14.89%。
- 2020年:男性28.25%、女性17.81%。
- 2025年:男性約29.88%、女性約19.58%(国勢調査から算出)。
1990年から2025年までの変化を見ると、男性は約5.4倍、女性は約4.5倍です。男女ともに結婚経験のないまま50歳を迎える人が増えていることが分かります。
なお、2025年の数値は国勢調査の年齢階級別データを使い、従来の定義に沿って算出した参考値です。国立社会保障・人口問題研究所が2026年版人口統計資料集に掲載している50歳時未婚割合の長期時系列は2020年までとなっています。
また、この指標は50歳以降の人生を予測するものではありません。50歳までに結婚経験がない人の割合を示す統計上の目安であり、文字どおり生涯にわたって未婚であることを確定する数字ではありません。
【未婚と独身の違い】離婚・死別を含めると配偶者のいない人は46.7%
独身の割合を調べる際に、最も間違えやすいのが「未婚」と「独身」の違いです。
日常会話では、未婚者も離婚経験者も死別した人も、現在結婚していなければ独身と呼ばれることがあります。しかし、国勢調査ではそれぞれ別の区分で集計されます。
未婚・離別・死別はそれぞれ意味が違う
総務省統計局の国勢調査における配偶関係の区分は、次のように整理できます。
- 未婚:これまで一度も結婚したことがない人。
- 有配偶:現在、配偶者がいる人。
- 死別:配偶者と死別し、現在配偶者がいない人。
- 離別:配偶者と離別し、現在配偶者がいない人。
国勢調査では、届け出の有無にかかわらず、実際の状態に基づいて配偶関係を分類しています。
配偶者のいない人の割合は男女で逆転する
未婚・死別・離別を合計すると、現在配偶者がいない人の割合を把握できます。
2025年の15歳以上人口では、全体の約46.7%が配偶者のいない人に該当します。
- 男性:約44.8%(未婚36.3%+死別3.5%+離別5.0%)
- 女性:約48.4%(未婚26.4%+死別14.4%+離別7.6%)
ここで興味深いのは、未婚割合では男性が高いにもかかわらず、配偶者のいない人全体では女性が高くなることです。
その大きな理由の一つが死別割合の違いです。女性の死別割合は14.4%で、男性の3.5%を大きく上回っています。平均寿命や男女の年齢構成、夫婦間の年齢差などが影響するため、未婚割合だけで男女の独身事情を判断することはできません。
「未婚率が高い=独身者全体が多い」という理解は正確ではありません。結婚経験のない人を知りたいのか、現在配偶者がいない人を知りたいのかによって、使う数字を変える必要があります。
【都道府県別】独身の割合を比較するときに注意したい地域差
独身の割合は、全国平均だけでなく都道府県別にも比較できます。総務省統計局の2025年国勢調査では、男女・年齢・配偶関係別の人口を全国、都道府県、市区町村単位で確認できます。
ただし、都道府県別の数字を見るときは、単純に未婚割合の高い地域を「結婚しにくい地域」と判断しないことが大切です。
地域によって年齢構成が異なる
例えば、若年層の人口が集中する都市部と、高齢者の人口割合が高い地域では、年齢構成そのものが異なります。
20代や30代の人口が多い地域では、未婚割合が高くなりやすい一方、高齢者が多い地域では死別割合が高くなる可能性があります。
そのため、地域の独身事情を比較する場合には、次の3つを区別する必要があります。
- 15歳以上人口に占める未婚者の割合。
- 男女・年齢階級別に見た未婚者の割合。
- 45~49歳と50~54歳の未婚割合から算出する50歳時未婚割合。
都道府県別の生涯未婚率は最新年次にも注意
国立社会保障・人口問題研究所の2026年版人口統計資料集には、都道府県別の50歳時未婚割合を確認できる表12-37が掲載されています。ただし、この長期時系列の最新実績は2020年です。
2025年の都道府県別データを調べる場合は、令和7年国勢調査の配偶関係別人口を使用する必要があります。2020年までの50歳時未婚割合と、2025年の15歳以上未婚割合を同じ指標として比較することはできません。
地域差を正しく把握するには、同じ調査年、同じ年齢範囲、同じ配偶関係の区分をそろえることが基本です。
【未婚化・晩婚化の背景】なぜ独身の割合は増えているのか?
未婚者の割合が上昇している背景には、結婚する年齢の変化だけでなく、結婚に対する考え方や生活スタイルの変化があります。
2025年の出生動向基本調査で結婚意識に変化
国立社会保障・人口問題研究所は、2025年6月に第17回出生動向基本調査を実施し、2026年9月11日に結果の概要を公表しました。
この調査によると、18~34歳の未婚者で「いずれ結婚するつもり」と回答した割合は、男性75.1%、女性77.8%となり、男女ともに8割を下回りました。前回調査の男性81.4%、女性84.3%から低下しています。
一方、「一生結婚するつもりはない」と回答した未婚者は男女ともに2割を超えました。ただし、そのうち約4割は、将来的に結婚する考えに変わる可能性があると回答しています。
つまり、結婚を希望する人がいなくなったわけではありません。結婚に対する希望や優先順位が多様化し、結婚を必ずしも人生の前提としない人が増えていることがうかがえます。
結婚したくても相手に出会えない人がいる
同調査では、25歳以上の未婚者が独身でいる理由として「適当な相手がいない」が最多となっています。ただし、この理由は前回調査から減少しています。
また、未婚者の3人に1人は交際を望んでいないという結果も出ています。
こうした結果からは、未婚者をすべて「結婚したいのに結婚できない人」と捉えることが適切でないと分かります。結婚を希望する人、出会いを探している人、現在の生活を優先する人、そもそも結婚を望まない人が同じ未婚者という区分に含まれているからです。
平均初婚年齢の上昇と晩婚化
厚生労働省の2025年人口動態統計によると、平均初婚年齢は夫31.0歳、妻29.7歳でした。
1970年代と比較すると、結婚する年齢は高くなっています。進学期間の長期化、就業環境、経済的な事情、仕事と家庭の両立など、複数の要因が結婚時期に関係しています。
一方、2025年の婚姻件数は48万9,119組で、2024年の48万5,092組から増加しました。婚姻件数は2年連続で増加しています。
ここで押さえておきたいのが、婚姻件数と未婚割合は異なる統計だという点です。婚姻件数は一定期間に成立した結婚の数を示す一方、未婚割合は調査時点で一度も結婚したことがない人の人口構成を示します。1年間の婚姻件数が増えても、50歳時未婚割合が同時に上昇することはあり得ます。
結婚する人が減ったという単純な話ではない
未婚化・晩婚化を理解するには、結婚に対する意識と、結婚を実現できる社会的な環境の両方を見る必要があります。
2025年の出生動向基本調査では、夫婦が知り合ったきっかけとして、アプリなどを通じた出会いの割合が20.2%となり、前回の11.0%から増加しました。
出会い方そのものも変化しています。従来の職場や友人を通じた出会いだけでなく、オンラインで関係を築く方法が広がっていることも、現在の結婚事情を考えるうえで重要です。
【プロの結論】独身の割合を正しく理解するための3つの判断基準
2026年の最新統計から見える日本の独身事情には、いくつかの重要な特徴があります。
第一に、未婚割合は男性36.3%、女性26.4%であり、男性のほうが高いこと。第二に、50歳時未婚割合も男性約29.9%、女性約19.6%と上昇していること。第三に、離婚・死別を含めた配偶者のいない人の割合は約46.7%に達することです。
これらの数字を読むときには、次の3つの基準を意識すると、統計の意味を取り違えにくくなります。
- 結婚経験のない人を知りたい場合:未婚割合を見る。
- 現在配偶者がいない人を知りたい場合:未婚・離別・死別を合計する。
- 50歳までに結婚経験がない人の割合を知りたい場合:50歳時未婚割合を見る。
特に重要なのは、統計上の未婚と、本人が結婚を望んでいるかどうかは別の問題だという点です。結婚を希望していない人も、将来的な結婚を考えている人も、調査時点で未婚なら同じ区分になります。
また、独身であることは個人の能力や社会的な評価を示すものではありません。人口統計は社会全体の構造を理解するための資料であり、一人ひとりの人生の価値を判断する基準ではありません。
独身の割合に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、日本の独身の割合は何%ですか?
A1:最新の2025年国勢調査では、15歳以上の未婚割合は全体31.2%です。男性36.3%、女性26.4%となっています。離婚・死別を含む配偶者のいない人は約46.7%です。
Q2:2025年の生涯未婚率は男女それぞれ何%ですか?
A2:2025年国勢調査の45~49歳と50~54歳の未婚割合を平均すると、男性約29.9%、女性約19.6%です。正式には50歳時未婚割合と呼ばれる指標です。
Q3:独身と未婚は同じ意味ですか?
A3:統計上は異なります。未婚は一度も結婚したことがない人を指します。一方、一般的な独身という言葉は、離婚や死別によって現在配偶者がいない人も含む場合があります。
Q4:独身の割合は男性と女性のどちらが高いですか?
A4:結婚経験のない人の割合は男性36.3%、女性26.4%で男性のほうが高くなっています。ただし、離婚・死別を含む配偶者のいない人の割合は男性約44.8%、女性約48.4%で、女性のほうが高くなります。
Q5:20代・30代で独身の人は珍しいですか?
A5:珍しいとはいえません。2025年国勢調査では25~29歳の未婚割合は男性77.1%、女性68.9%です。30~34歳でも男性53.8%、女性41.9%となっています。
Q6:2025年国勢調査の次に独身割合が更新されるのはいつですか?
A6:国勢調査は原則5年ごとに実施されるため、次の基準となる調査は2030年です。ただし、人口動態統計など別の統計は毎年公表されます。
まとめ:2026年最新の独身の割合から見える日本の実態
2026年11月現在、最新の2025年国勢調査によると、日本の15歳以上人口の未婚割合は全体31.2%、男性36.3%、女性26.4%です。50歳時未婚割合は、同じ定義で算出すると男性約29.9%、女性約19.6%となっています。
加えて、離婚や死別を含めて現在配偶者がいない人を集計すると、15歳以上人口の約46.7%に達します。未婚者だけを見る場合とは、かなり違う実態が浮かび上がります。
20代・30代・40代・50代で割合が異なることに加え、男女間でも未婚と死別・離別の構成に差があります。独身の割合を正確に理解するには、年齢、性別、結婚経験、現在の配偶関係を分けて考えることが欠かせません。
2025年国勢調査と2025年出生動向基本調査は、日本の未婚化・晩婚化がどのように進んでいるかを示す重要な資料です。今後は、単に結婚する人の数だけでなく、結婚を希望する人の割合や、結婚を選ばない人の生活環境、離別・死別後の暮らしも含めて社会の変化を捉える必要があります。
主な参照資料・統計根拠
- 総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計結果」(2026年9月29日公表)。
- 国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集(2026年版)」。
- 国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査」(2026年9月11日公表)。
- 厚生労働省「令和7年(2025年)人口動態統計」。