2026年、日本のフィギュアスケート界では、ミラノ・コルティナ冬季五輪を大きな節目として、トップ選手たちの現役引退が相次いだ。坂本花織、三浦璃来・木原龍一の「りくりゅう」、樋口新葉、三原舞依、吉田陽菜らが競技生活に区切りをつけ、それぞれ新たな人生へと歩み始めている。
ただし、全員が同じ理由で引退したわけではない。五輪を最後の目標としていた選手もいれば、長年の競技生活を集大成として終えた選手、海外留学や指導者への転身を選んだ選手もいる。また、鍵山優真のように引退ではなく休養を選択したケースもあり、情報を正しく整理する必要がある。2026年10月31日時点の発表、公式声明、会見内容、日本スケート連盟の強化選手情報をもとに、最新の進退と引退理由、今後の活動を解説する。
この記事の重要ポイントまとめ
- 2026年の主な引退選手: 坂本花織、三浦璃来・木原龍一、樋口新葉、三原舞依、吉田陽菜。
- 引退の背景: 五輪での完全燃焼、競技人生の節目、新しい挑戦など、決断の理由は選手によって異なる。
- 引退後の進路: プロスケーター、アイスショー、指導者、振付師、大学院進学、海外留学など多様化している。
- 鍵山優真は引退ではない: 2026-2027シーズンの休養を発表し、翌シーズンの復帰意向を明らかにしている。
- 重要な違い: 競技引退は氷上からの引退を意味せず、プロとして活動を続ける選手も多い。
【2026年最新】フィギュアスケート引退選手一覧!誰が競技生活に別れを告げた?

2026年のフィギュアスケート界で大きな注目を集めたのは、五輪を経験した日本のトップ選手たちが相次いで進退を表明したことだ。
特に女子シングルでは坂本花織、樋口新葉、三原舞依、吉田陽菜の4人が現役引退を発表。ペアでは三浦璃来・木原龍一組が競技生活を終えることを決断した。
今回の動向には、2025年中に引退を予告し、2026年に最後のシーズンを終えた選手も含まれる。発表日と実際の競技終了時期を分けて理解することが大切だ。
2026年に引退した主な日本人選手
- 坂本花織: 2025年6月20日に2025-2026シーズン限りでの引退を表明。2026年5月13日に引退会見。
- 三浦璃来・木原龍一: 2026年4月17日に今季限りでの現役引退を発表。4月28日に引退会見。
- 樋口新葉: 2025年6月27日に最終シーズンを表明。2026年3月9日に引退を正式報告。
- 三原舞依: 2025年12月18日に今季限りでの現役引退を表明。
- 吉田陽菜: 2026年3月31日に今季限りで競技生活を卒業すると発表。
この5つのケースは、いずれも単なる大会欠場や一時的な活動休止ではなく、本人側から競技生活の終了が発表されたものだ。
一方、男子の鍵山優真は来季休養を発表しているものの、引退選手には含まれない。この違いは、2026年の進退情報を理解するうえで欠かせないポイントだ。
【坂本花織・りくりゅう】引退発表の時期と決断の理由を解説
今回の引退ニュースで特に大きな反響を呼んだのが、女子シングルの坂本花織と、ペアの三浦璃来・木原龍一組だ。
両者に共通するのは、ミラノ・コルティナ五輪を大きな目標として競技生活を組み立てていたこと。しかし、引退を決断した経緯にはそれぞれ異なる背景がある。
坂本花織:北京五輪後から決めていた最後の4年間
2026年5月13日 引退会見
2022年北京五輪銅メダリスト、2026年ミラノ・コルティナ五輪銀メダリスト。
坂本花織が引退を最初に表明したのは、2025年6月20日。地元・神戸市の新しいアイスリンクの開業セレモニーで、2025-2026シーズンを最後に競技生活へ区切りをつける考えを明らかにした。
当時、坂本は26歳になるシーズンで競技生活を終えるという決意を示していた。
その背景には、2022年北京五輪後の覚悟があった。
坂本は北京五輪を終えた段階で、次のミラノ・コルティナ五輪までの4年間を最後の挑戦にすると考えていたという。
2026年3月の世界選手権(プラハ)では、日本勢最多となる4度目の世界選手権優勝を達成。競技者として最後の大会を、世界の頂点という最高の結果で締めくくった。
そして5月13日、神戸市内で引退会見を実施。21年間の競技生活を振り返り、現役選手としての生活が終わった寂しさと、やり切った充実感を語った。
今後の活動については、指導者を目指す意向を示している。加えて、アイスショーへの出演やスケート教室にも取り組み、後進の育成に力を注ぐ考えだ。
坂本の引退は、単に競技から離れるというより、長年培ってきた技術や経験を次世代へ伝える新たな段階への移行と捉えられる。
三浦璃来・木原龍一:りくりゅう引退会見で明かされた本当の決断
2026年4月17日 発表/4月28日 会見
ミラノ・コルティナ五輪ペア金メダリスト。
三浦璃来と木原龍一による「りくりゅう」は、2026年2月のミラノ・コルティナ五輪で、日本のペア競技史上初となる金メダルを獲得した。
2019年に結成された2人は、2023年の世界選手権でも日本ペア初優勝を達成。世界のトップペアとして実績を積み重ねてきた。
引退発表は2026年4月17日。2人はSNSで連名の声明を発表し、今シーズン限りで現役を退くと表明した。
その後、4月28日に東京都内で引退会見を実施。注目されたのは、五輪直後にどのような気持ちで引退を決めたのかという点だった。
三浦は、シーズン開幕時点から引退する可能性を考えていたと説明している。
ミラノ五輪のショートプログラムでは5位となり、当初は「あと4年やるか」という考えもあったという。しかし、フリーで自分たちの力を出し切り、金メダルを獲得したことで、やり切ったという思いが生まれた。
木原も五輪終了時点で競技生活を終える考えになったと説明した。
五輪を終えた時点で、すべてやりきったなという思いが生まれていた。 木原龍一選手の会見での説明の要旨
また、2人は五輪後の世界選手権を欠場。日本スケート連盟の2026年2月27日付発表でも、五輪後に心身のコンディションを整えることが難しいと判断したことを説明していた。
引退後については、競技から離れてもペアとしての活動を継続する意向を示している。プロスケーターとして国内各地で演技を披露し、日本でペア競技の魅力を広めたいという考えだ。
加えて、将来的には2人で指導者を目指すことも明らかにしている。
りくりゅうの引退は、五輪金メダルという目標を達成した後の、前向きなキャリア選択だった。
【樋口新葉・三原舞依・吉田陽菜】3人の引退理由と今後の進路
坂本花織とりくりゅう以外にも、2026年は日本女子フィギュアスケート界を支えてきた選手たちが競技生活に区切りをつけた。
3人に共通するのは、引退後もスケートとの関係を完全に断つわけではないということだ。
樋口新葉:22年間の競技生活を終え、大学院進学へ
2026年3月9日 正式発表
2018年世界選手権銀メダリスト、2022年北京五輪団体銀メダリスト。
樋口新葉は2025年6月27日、ミラノ・コルティナ五輪シーズンを最後に引退する考えを表明した。
五輪シーズンまでと決めることで、最後のシーズンに全力を注ぎたいという意向を示していた。
そして2026年3月9日、自身の公式ウェブサイトで22年間続けた競技生活から引退したことを正式に報告した。
発表日を3月9日にしたのは、サンキューの日に感謝を伝えたいという思いからだった。
本人は今後について、プロスケーターとして活動し、アイスショーでこれまで以上に面白い演技を見せたいと説明している。
加えて、2026年9月のGOETHEのインタビューでは、大学院に進学してスポーツ心理学を学んでいることも明らかになった。
現在はアイスショーや振り付け、後進の指導と並行して、競技経験を学問的に振り返る新しい道を歩んでいる。
三原舞依:18年間の集大成として競技生活に別れ
2025年12月18日 引退表明
2022年グランプリファイナル女子シングル優勝。
三原舞依は、2025年12月18日、全日本選手権の公式練習後に今シーズン限りで現役を引退すると表明した。
決断の背景として本人が語ったのは、18年間の競技人生の集大成という考え方だった。
三原は若年性特発性関節炎や体調不良を経験しながらも競技を続け、2017年と2022年の四大陸選手権優勝、2022年のグランプリファイナル優勝など、輝かしい成績を残してきた。
長年の競技生活を振り返り、最後の全日本選手権で納得のいく演技をして笑顔で終えたいという思いを示していた。
引退後については、アイスショーへの出演や振付師への挑戦を考えている。
加えて、2026年3月25日には甲南大学大学院の修士課程を修了。4月からは博士後期課程に進学し、研究を続けることも報告した。
競技者としての経験を生かしながら、学問とスケートの両方を続ける進路は、三原らしい新たな挑戦となっている。
吉田陽菜:20歳で引退を発表、1年間の海外留学へ
2026年3月31日 発表
2023年グランプリファイナル3位、2024年世界選手権8位。
吉田陽菜の引退発表は、2026年3月31日だった。
20歳という若さでの決断だったことから、大きな注目を集めた。
吉田はトリプルアクセルを武器に活躍し、2023年のグランプリファイナルでは3位に入賞。2024年の世界選手権では8位という成績を残している。
木下スケートアカデミーの公式発表によると、吉田は今シーズンをもって競技生活を卒業すると報告した。
そして、今後の予定として明らかにしたのが、春からの1年間の海外留学だった。
発表文では、これまでの応援への感謝と、国際大会で得た経験への思いが述べられている。
一方、留学の具体的な目的や、留学後に競技へ復帰するかどうかについては、発表文で詳細は明らかにされていない。
そのため、五輪代表入りを逃したことだけを引退理由と結びつけるのは適切ではない。本人が公表した進路は、まず1年間の留学という新しい挑戦である。
【2026年フィギュアスケート引退選手一覧】発表時期・理由・現在の状況を比較
ここまで紹介した選手の進退を、発表時期と引退後の活動に分けて整理する。
| 選手 | 発表時期 | 主な背景・今後 |
|---|---|---|
| 坂本花織 | 2025年6月20日 | 五輪までの4年間を最後の挑戦と決めていた。指導者、アイスショー |
| 三浦璃来・木原龍一 | 2026年4月17日 | 五輪で完全燃焼。プロ活動、将来的に指導者を目指す |
| 樋口新葉 | 2025年6月27日/2026年3月9日 | 五輪シーズンを区切りに22年間の競技生活を終了。プロ活動、大学院 |
| 三原舞依 | 2025年12月18日 | 18年間の集大成。アイスショー、振付、博士課程 |
| 吉田陽菜 | 2026年3月31日 | 今季限りで競技生活を卒業。1年間の海外留学 |
| 鍵山優真 | 2026年4月13日 | 2026-2027シーズン休養。翌シーズンの復帰意向を表明 |
日本スケート連盟の2026-2027強化選手にも変化
2026年9月2日更新の日本スケート連盟の公式強化選手一覧は、2026-2027シーズンの日本フィギュアスケート界の勢力図を知るうえで重要な資料となる。
特別強化選手には、次の選手たちが名を連ねている。
- 男子:佐藤駿、三浦佳生、中田璃士、山本草太、西野太翔
- 女子:島田麻央、千葉百音、中井亜美、青木祐奈、岡万佑子
- ペア:長岡柚奈、森口澄士
強化選手A・Bにも、友野一希、渡辺倫果、住吉りをん、河辺愛菜などが選ばれている。
一方、今回取り上げた引退選手は、現行の強化選手一覧には掲載されていない。
ただし、強化選手一覧は競技強化の対象者を示すものであり、引退を認定するための名簿ではない。引退の判断には、本人の公式発表や所属先の声明を確認する必要がある。
【フィギュアスケート引退理由】なぜトップ選手たちは同じ時期に競技を離れたのか?
2026年に引退発表が集中した背景には、ミラノ・コルティナ五輪という大きな大会があった。
ただし、五輪が終わったから全員が引退したという単純な構図ではない。
今回の選手たちの発表を比較すると、主に4つの要素が見えてくる。
1. オリンピックを最終目標に設定していた
坂本花織と樋口新葉は、2025年の段階で五輪シーズンを最後の挑戦とする考えを表明していた。
トップ選手にとって、オリンピックは4年間の競技計画を組み立てる大きな目標になる。
そのため、五輪後の引退は、突然の決断というより、長期的なキャリア設計の結果である場合も多い。
2. 最高の結果を得て、競技生活に満足した
りくりゅうは、五輪で日本ペア初の金メダルを獲得した。
三浦と木原の会見で繰り返し語られたのは、五輪で自分たちの力を出し切ったという感覚だった。
競技者としてさらに上を目指す選択もあり得たが、2人はここまでの成果を大切にしながら、次の人生へ進むことを決めた。
3. 長年の競技生活を一つの区切りとした
三原舞依は18年間、樋口新葉は22年間の競技生活を終えた。
フィギュアスケートは、技術の習得だけでなく、日々の練習、体調管理、振り付け、遠征、大会への準備など、多くの時間を必要とする競技だ。
長く競技を続けてきた選手にとって、競技生活の終了は人生の大きな転換点になる。
4. 競技以外の可能性に挑戦したい
吉田陽菜の海外留学、三原舞依の博士課程進学、樋口新葉の大学院進学などは、競技生活の終了後にも新しい目標があることを示している。
重要なのは、引退を必ずしも競技への挫折と捉えないことだ。
選手として培った経験を別の分野に生かすことも、競技人生の一つの成果といえる。
また、三原のように体調不良やケガを経験してきた選手もいるが、それだけを本人の引退理由と断定することはできない。本人が示した競技人生の集大成という説明と、過去の健康上の経歴は分けて考えるべきだ。
【プロ転向と現役引退の違い】引退後の進路はどう変わる?
フィギュアスケートのニュースを見ていると、「現役引退」「プロ転向」「競技生活からの卒業」という言葉が使われる。
これらは似ているようで、意味が異なる。
現役引退とは?
現役引退とは、選手として競技会に出場し、順位や成績を競う活動に区切りをつけることだ。
引退後もスケートを続けることはできる。
アイスショーに出演したり、後進を指導したり、振付師として活動したりする選手もいる。
プロ転向とは?
プロ転向は、競技会での成績を目指す活動から、プロスケーターとしての演技活動などに軸足を移すことを指す。
ただし、現在のフィギュアスケートでは、現役選手がアイスショーに出演して報酬を受け取ることも可能だ。
つまり、アイスショーに出たという事実だけで、プロ転向したとは判断できない。
羽生結弦の2022年のプロ転向会見をめぐる解説でも、競技登録とプロ活動の違いが取り上げられている。
引退後に選べる主な5つの進路
1. プロスケーター・アイスショー
競技とは異なる演出や表現を追求する道。樋口新葉やりくりゅうがプロ活動への意向を示している。
2. 指導者・コーチ
技術や経験を次世代へ伝える仕事。坂本花織や三浦璃来・木原龍一が将来的な指導者への道を考えている。
3. 振付師
音楽や選手の個性に合わせてプログラムを制作する仕事。三原舞依も振付への挑戦を考えている。
4. 大学院進学・研究
スポーツ科学や心理学などを学び、競技経験を研究に生かす道。樋口新葉や三原舞依が進学している。
5. 海外留学・新しいキャリア
競技以外の知識や経験を身につける道。吉田陽菜は1年間の海外留学を発表している。
指導者への転身には資格取得という課題もある
引退した選手がすぐに正式な競技会のコーチとして活動できるとは限らない。
日本スケート連盟は2026年度から、公認スケートコーチ資格に関する制度を変更し、連盟主催・主管大会での資格保有義務化を進めている。
りくりゅうの引退会見後の報道では、木原が指導者資格の取得には4〜5年かかる見通しを説明したことも伝えられた。
つまり、トップ選手としての実績があっても、指導者として活動するには資格取得や専門的な勉強が必要になる。
この点からも、引退後のキャリアは単なる肩書の変更ではなく、新しい専門性を身につける過程といえる。
【プロの結論】2026年の引退ニュースを見極める4つの判断基準
2026年のフィギュアスケート界では、多くの有力選手が競技生活を終えた一方で、休養やプロ活動への移行など、異なる進退も明らかになった。
今後のニュースを正しく理解するためには、次の4点を押さえておきたい。
① 引退発表日と最終出場日は同じではない。
坂本花織は2025年6月に引退を表明し、2026年5月に会見を行った。発表日だけを見て、実際の競技終了時期を判断しないことが大切だ。
② 休養と引退を混同しない。
鍵山優真は2026-2027シーズンの休養を発表したが、2026年9月20日には翌シーズンの復帰を明言している。休養は競技生活の終了を意味しない。
③ プロ転向後もスケートは続けられる。
現役引退後にアイスショーへ出演することは珍しくない。競技者としての活動と、スケートそのものを続けることは別の問題だ。
④ 引退理由は本人の発表を基準にする。
五輪の結果、年齢、体調、進学など、外部から見える事情だけで引退理由を決めつけないこと。本人が何を語り、どのような将来像を示しているかが重要になる。
2026年の引退ラッシュから見えてくるのは、競技生活の終わりが、そのままスケート人生の終わりにはならないということだ。
【フィギュアスケート引退】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年に引退を発表した日本のフィギュアスケート選手は誰ですか?
A1:主な選手は坂本花織、三浦璃来・木原龍一、樋口新葉、三原舞依、吉田陽菜です。坂本と樋口は2025年に最終シーズンを表明し、2026年に競技生活を終えました。
Q2:りくりゅうの引退理由は何ですか?
A2:2026年ミラノ・コルティナ五輪で金メダルを獲得し、持てる力を出し切ったという思いが大きな理由です。今後はプロスケーターとして活動し、将来的には2人で指導者を目指す考えを示しています。
Q3:鍵山優真も引退したのですか?
A3:いいえ。鍵山優真は2026-2027シーズンの休養を発表しています。2026年9月には翌シーズンに復帰する意向を明らかにしており、現役引退とは異なります。
Q4:フィギュアスケート選手は引退後もアイスショーに出演できますか?
A4:できます。プロスケーターとしてアイスショーに出演するほか、指導者や振付師、解説者などとして活動する道もあります。
Q5:三原舞依と樋口新葉は引退後に何をしていますか?
A5:三原舞依は甲南大学大学院の修士課程を修了し、博士後期課程へ進学。樋口新葉はプロスケーターとして活動しながら、大学院でスポーツ心理学を学んでいます。
まとめ:2026年の引退は新しいフィギュアスケート人生の始まり
2026年のフィギュアスケート界では、坂本花織、りくりゅう、樋口新葉、三原舞依、吉田陽菜という日本を代表する選手たちが競技生活に区切りをつけた。
それぞれの引退理由は異なる。五輪を最後の目標としていた選手、長年の競技生活を集大成として終えた選手、海外留学や大学院進学という新しい挑戦を選んだ選手がいる。
一方、鍵山優真は休養を選択し、復帰への意欲を示している。
今後注目したいのは、引退した選手たちがどのような形でフィギュアスケート界に関わっていくかという点だ。
坂本花織の指導者への挑戦、りくりゅうのペア普及活動、樋口新葉の大学院での学び、三原舞依の研究と振付への挑戦、吉田陽菜の海外留学。それぞれの選択が、これからの日本フィギュアスケート界に新しい可能性をもたらす。
競技から離れることと、スケートを愛し続けることは別である。 2026年は、日本のフィギュアスケートが次世代へとバトンを渡すと同時に、トップ選手たちが新しい人生を歩み始めた転換点として記憶されるだろう。