布袋寅泰の使用ギターを理解するうえで、最初に押さえたいのが、FERNANDES TE-HT(TE-HOTEI)と呼ばれるメインギターの存在だ。
このギターは、一般的なテレキャスターをベースにしながら、布袋の演奏スタイルに合わせて独自の形状やパーツ構成を採用したシグネチャーモデルである。開発コンセプトは「ギターの未来の形」。鋭角的なヘッド、黒いボディ、白い幾何学模様という組み合わせが、従来のギターとは異なる強烈な個性を生み出した。
ギター・マガジンWEBが2022年に公開した1985年製の実機解説によると、布袋がBOØWY時代からCOMPLEX、ソロ活動に至るまで長く使ってきた重要な一本である。
特筆すべきは、長年の使用によって内部の仕様が大きく変わっていることだ。
現在のメインギターは、製造当初のパーツをすべて維持したヴィンテージギターではない。演奏性や音質を追求するため、ネック、ブリッジ、ペグ、電装系などが段階的に交換されている。
つまり、布袋のギターの魅力は、単に1985年当時の設計を守ることではなく、一本のギターを演奏者とともに進化させてきたことにある。
【G柄の由来】黒地に白い模様はどうやって生まれた?

布袋寅泰のギターを語るとき、避けて通れないのがG柄だ。
迷路や幾何学模様を連想させる白いラインは、ギターのボディ全体を大胆に横切っている。遠くからでも一目で布袋のギターだと分かるほど、視覚的なインパクトが強い。
G柄は最初から黒地に白線だったわけではない
G柄の原型は、BOØWY時代初期に使用していたESPのNavigatorシリーズのオーダーメイド・テレキャスタータイプに描かれた模様にある。
当時は白いボディに黒いラインという配色だったとされる。その後、黒いボディに白いラインを配したデザインへと発展し、現在知られるスタイルが定着した。
特徴的なのは、模様が完全な直線で構成されていないことだ。
布袋が手描きしたラフな線の雰囲気が残されており、場所によって線の曲がりや滲みが見られる。工業製品のように均一な幾何学模様ではなく、人間の手によって描かれた独特のリズムがある。
「お酒を飲みながら描いた」という噂の真相
G柄については、お酒を飲んでいるときに思いついたデザインという話が語られることがある。
この点については、2022年2月11日放送のテレビ朝日系「ミュージックステーション」で、布袋本人が誕生の経緯を説明している。
スポニチの同日付報道によると、布袋はグラフィックデザインが昔から好きで、ギターを一本しか持っていなかった時期に、色や模様を変えながらデザインを考えていたという。
また、本人はお酒の力で描いたわけではないと説明し、最終的な模様については下書きなしの一筆書きだったと振り返っている。
「自分がその時に思いついたまま、下書きもなく一筆書きでかいたやつ」
このエピソードから分かるのは、G柄が単なる装飾ではなく、布袋自身のグラフィックへの関心から生まれたオリジナルデザインだということだ。
ギターだけでなく、車やパンのパッケージなどにも展開され、高崎市では2019年に高崎芸術劇場の開館に合わせてG柄のマンホールも設置された。
音楽活動から生まれたデザインが、地域のシンボルにまで広がった点も興味深い。
【歴代モデルを比較】FERNANDESからZodiacworks、Zodiac NEOへの変遷
布袋寅泰のギターは、同じG柄でも製造時期や目的によって仕様が異なる。
特に重要なのは、FERNANDES時代のオリジナル、Zodiacworksによる改良モデル、サスティニアック搭載モデル、そしてZodiac NEOの新型モデルを区別することだ。
布袋寅泰の歴代ギターと主な転換点
1. FERNANDES TE-HOTEI MAIN|1985年製の伝説的な一本
1985年製のTE-HOTEI MAINは、布袋寅泰のシグネチャーギターを代表する存在だ。
ギター・マガジンWEBの実機解説によると、この個体はシグネチャーモデルとして製作された3本目に当たる。
基本的な構造は以下のとおり。
- ボディ:アルダー
- ネック:メイプル
- 指板:エボニー
- ピックアップ:EMG-SA
- ペグ:GOTOH SG381-07
- ブリッジ:Zodiacworks製ブラス削り出しZGB-1
- フレット:22フレット仕様
注目したいのは、1993年頃にネックがZodiacworks製へ交換されたことだ。
当初のネックは44mmのナット幅だったが、ほかのギターの演奏感に慣れたこともあり、43mmへと変更された。ネックのエッジも丸みを帯びた形状に調整されている。
さらにブリッジやペグも交換され、現在残っているFERNANDES製のオリジナルパーツはボディのみと紹介されている。
この事実は、後述する本物の見分け方にも関係してくる。
2. Zodiacworks TC-HOTEI|メインギターを進化させた工房
Zodiacworksは、布袋のギターを語るうえで欠かせない日本のギター工房だ。
同工房は1992年に設立され、代表の松崎淳氏は、もともとFERNANDESに関わっていた人物として知られる。
布袋のメインギターも、同工房によるメンテナンスやパーツ交換を通じて進化していった。
この時期のモデルに関連して登場する呼称が「TC-HOTEI」だ。
TE-HT、TE-HOTEI、TC-HOTEIという名称は、製造時期や資料によって使い分けられている。基本的には布袋本人のメインギターを中心とした同系統のモデルとして理解すると分かりやすい。
ただし、Zodiacworks製のTC-HOTEIと、FERNANDESの市販TE-HTが完全に同じ仕様というわけではない。
本人の演奏環境に合わせたオーダーメイド品と、市販のシグネチャーモデルでは、製作目的もパーツ構成も異なる。
Zodiacworksが閉業した背景
Zodiacworksは、代表の松崎淳氏が2022年2月に亡くなった後、2023年5月31日をもって事業を終了した。
2023年5月12日付のスポニチ報道でも、同社の閉業が伝えられている。
一方、FERNANDESも2024年7月に事業を停止。東京商工リサーチによると、同社は2025年7月9日に東京地裁から破産開始決定を受けた。
この2つの出来事によって、かつてのFERNANDES製市販モデルやZodiacworksのオーダーモデルは、新品の正規流通品を探しにくい状況になっている。
3. FERNANDES TE-HT with Sustainiac|伸び続ける音を生む特殊モデル
G柄モデルの中でも、通常のメインギターとは性格が異なるのが、FERNANDES TE-HT with Sustainiacだ。
このギターには、後のフェルナンデス・サスティナーの原型となるサスティニアックが搭載されている。
サスティニアックは、弦の振動を電磁的に励起することで、通常より長い音の持続を得るためのシステムだ。
通常のギターでは、弦を弾いた後、振動が徐々に弱くなって音が消えていく。しかし、この機構を使うことで、音を長時間持続させたり、演奏に独特の表情を加えたりできる。
ユニバーサルミュージックの40周年記念ギャラリーによると、このモデルはアルバム『GUITARHYTHM II』のレコーディングで初めて使用された。
ライブでは1991年の「GUITARHYTHM REPRISE」で演奏された「FLY INTO YOUR DREAM」が初登場の場面として紹介されている。
リアピックアップにはサスティニアックとの組み合わせを考慮してSeymour Duncan JBを採用。2点支持のシンクロナイズド・トレモロも搭載されている。
通常のTE-HTとは異なる機構を備えた、音楽表現の幅を広げるための特別な一本だ。
4. ZEMAITIS Custom Deluxe|G柄とは異なる布袋のもう一つの顔
布袋のギターコレクションには、G柄モデル以外にも重要な愛用機がある。その代表格がZEMAITIS Custom Deluxeだ。
特に知られるのが、WILDとPearl Frontの2本である。
ZEMAITIS Custom Deluxe WILD
- 製造年:1969年
- ボディ:装飾的なメタルパーツを備えた独特のデザイン
- ピックアップ:Kent Armstrong製
- 音の特徴:荒々しく太いサウンド
このギターはアルバム『GUITARHYTHM III』のレコーディング前に入手され、同作の制作から使用された。
ZEMAITIS Custom Deluxe Pearl Front
- 製造年:1989年
- ボディ:マザーオブパールを敷き詰めた豪華なトップ
- 装飾:アヴァロンによるリング状の意匠
- 音の特徴:上品で、ソロに適したキャラクター
ユニバーサルミュージックの公式ギターギャラリーでは、WILDは荒々しく太い音、Pearl Frontは上品な音色を持ち、ソロのレコーディングでも使用されるギターとして紹介されている。
布袋がZEMAITISを愛用してきた理由は、見た目の豪華さだけではない。G柄のメインギターとは異なる音の個性を使い分けるための選択でもある。
【2026年現在】Zodiac NEO Eternal Legacy HOTEI Modelの実力と価格
2024年、布袋寅泰の新しいシグネチャーモデルとして発表されたのが、Zodiac NEO Eternal Legacy HOTEI Modelだ。
これは、長年使用されてきたメインギターを単純に復刻したものではない。
布袋の演奏スタイルを基準に、ヘッドやボディの形状、弦のテンション、ブリッジの配置などを見直した新設計のギターである。
2024年9月2日、Zodiac NEOの公式発表によって仕様と価格が公開された。
新モデルの主要スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| ボディ | アルダー材・センター2ピース |
| ネック | メイプル |
| 指板 | エボニー |
| フレット | 22フレット |
| ナット幅 | 43mm |
| スケール | 648mm |
| ピックアップ | EMG-SA Hotei Tune |
| ペグ | GOTOH SG381-07-BC-L6 MG-T |
| ブリッジ | Zodiac NEOオリジナル ZNB-I |
| ブリッジ素材 | ブラス削り出し |
| 弦 | D’Addario NYXL09544 |
| ボディカラー | グロスブラック |
| ラインカラー | エイジングホワイト |
| 販売価格 | 792,000円(税込) |
新モデルで進化した3つのポイント
1. EMG-SA Hotei Tune
従来のEMG-SAをベースに、布袋の要望を反映した専用チューニングが施されている。
カッティングからソロまで対応できることが、メーカーの説明でも強調されている。
2. ブラス削り出しのZNB-Iブリッジ
ブリッジはZodiac NEOオリジナルのZNB-I。
厚みのあるブラス素材を削り出して製作され、弦の振動をボディへ伝える構造になっている。
メーカーは、豊かな共鳴とサステインを得るための設計として説明している。
3. 演奏性を考慮したネック形状
ネックはメイプル、指板はエボニーという基本構成を維持しながら、力強く握り込んだ際にもチューニングとサステインが安定するよう、厚みを持たせた形状になっている。
加えて、ヴィンテージホワイトのバインディングと、経年変化をイメージした白いラインカラーが採用された。
外観は従来のG柄を受け継ぎながら、内部は現代の演奏環境に合わせて再構築されている。
2026年の販売状況と価格
2026年7月21日付のZodiac NEO公式発表では、同モデルの9月抽選販売が案内された。
- 応募期間:2026年9月1日12時~9月7日11時59分
- 当選結果発表:2026年9月17日18時
- 販売価格:792,000円(税込)
2026年9月にも抽選販売が実施されており、通常の楽器店に大量に並ぶ一般流通モデルとは販売方法が異なる。
公式発表では、今後も定期的に生産を続ける予定とされている。一度に販売できる本数に限りがあるため、当面は抽選販売を継続する方針だ。
したがって、2026年11月時点での購入を考える場合は、過去の抽選受付が終了していることを踏まえ、次回の公式告知を確認する必要がある。
【プロの視点】布袋寅泰のギター音作りとEMG-SAの特徴
布袋のギターサウンドを再現しようとするとき、ギター本体と同じくらい重要なのがピックアップ、アンプ、エフェクター、そして右手の演奏技術だ。
EMG SAピックアップは何が違う?
EMG-SAは、アクティブ方式のシングルコイルピックアップだ。
一般的なパッシブピックアップとは異なり、内蔵プリアンプによって信号を処理する仕組みを持つ。
主な特徴は次のとおり。
- アルニコV系のマグネットを採用
- アクティブ方式による安定した信号出力
- 内部シールドと低インピーダンス回路によるノイズ対策
- 9V電池による駆動
- シングルコイルらしい明瞭な音の輪郭
EMGの製品仕様資料でも、SAはアルニコ磁石を採用したモデルとして掲載されている。
布袋の1985年製メインギターにもEMG-SAが搭載され、ギター・マガジンWEBは、長いシールドやエフェクターを接続した際にも信号が劣化しにくい点を特徴として挙げている。
布袋サウンドを構成する3つの要素
1. カッティングの切れ味
布袋の演奏を特徴づけるのが、鋭いリズムカッティングだ。
音の立ち上がりを明確にし、不要な弦の振動を右手でコントロールすることで、リズムの輪郭がはっきりする。
ピックアップだけでなく、ピッキングの強弱やミュートの精度が大きく影響する。
2. ソロでの音の伸び
リードプレイでは、音の持続と存在感が重要になる。
通常のTE-HTとは別に、サスティニアック搭載モデルが存在することからも、長い音の持続を表現するための機材選択が行われてきたことが分かる。
3. アンプとエフェクターの組み合わせ
G柄ギターを購入すれば、そのまま布袋の音になるわけではない。
アンプの歪み量、イコライザー、コンプレッション、ディレイなどの設定によって、同じギターでもサウンドは大きく変化する。
再現を目指すなら、最初から深い歪みに頼るより、クリーンから軽いクランチを基準に、カッティングの明瞭さとソロの伸びを別々に調整する方法が分かりやすい。
また、ZEMAITIS WILDのようなギターが持つ太い中音域と、EMG-SA搭載のTE-HTが持つ明瞭な輪郭は、同じ布袋の演奏でも異なる印象を生み出す。
布袋サウンドの本質は、特定のギター一本ではなく、演奏技術と機材を組み合わせたトータルな音作りにある。
【価格と本物の見分け方】中古の布袋モデルを購入する前に知っておきたいこと
布袋モデルは知名度が高く、製造時期や仕様によって中古市場での評価も異なる。
購入を検討するなら、まず「布袋本人が使用したオリジナル個体」と「正式に販売されたシグネチャーモデル」を区別することが重要だ。
布袋モデルの値段はどのくらい?
| モデル | 価格の考え方 |
|---|---|
| 1985年製TE-HOTEI MAIN | 本人使用の歴史的な個体。一般的な販売価格は設定できない。 |
| FERNANDES TE-95HT | 過去の市販モデル。現在は中古市場が中心。 |
| FERNANDES TE-240HT | 過去の上位市販モデル。仕様や状態で評価が変わる。 |
| Zodiacworks TC-HOTEI | オーダーメイド品。製作仕様や個体の来歴が重要。 |
| Zodiac NEO Eternal Legacy HOTEI Model | 792,000円(税込)の公式販売価格。 |
ここで注意したいのが、現在の中古価格と発売当時の新品価格は別物だという点だ。
とくにFERNANDES製の旧モデルは、製造年代、ロゴ、塗装、ネック、ピックアップなどによって価値が変わる。
単に「布袋モデル」という名称が付いているだけで、すべて同じ価格になるわけではない。
本物を見分けるための5つの確認ポイント
1. メーカーとモデル名を確認する
まずFERNANDES製なのか、Zodiacworks製なのか、Zodiac NEO製なのかを確認する。
それぞれ製造背景が異なるため、ロゴやブランド表記は重要な手掛かりになる。
2. ボディのG柄を確認する
本人のオリジナルギターは、手描きの雰囲気を残したラインが特徴だ。
ただし、市販モデルや後年のモデルにも異なるG柄が存在するため、模様だけで真贋を判断することはできない。
3. ネックとブリッジの仕様を調べる
1985年製MAINは、ネックやブリッジなどが後年に交換されている。
そのため、初期のFERNANDES製パーツがすべて揃っていないことを理由に、直ちに偽物と判断するのは間違いだ。
4. シリアルナンバーと製造履歴を照合する
ギター・マガジンWEBが紹介したMAINの個体には、ネックプレートに「#L092737A」というシリアルナンバーが刻印されている。
これは紹介された特定個体の情報であり、すべての布袋モデルに共通する番号ではない。
製造証明、購入時の書類、修理記録、過去の写真なども合わせて確認したい。
5. 本人使用個体と正式市販モデルを区別する
ここが最も重要だ。
FERNANDESから販売されたTE-HT系の市販モデルも、正規の布袋シグネチャーモデルである。
しかし、それは布袋本人が1985年から使用しているMAINそのものではない。
この2つを混同すると、購入後に「本人使用のオリジナルだと思っていた」という問題が生じかねない。
現在はFERNANDESが破産手続きに入り、Zodiacworksも閉業しているため、旧モデルの購入時には販売店の説明だけでなく、専門家による現物確認や来歴資料の確認が重要になる。
こんな人にはどのモデルがおすすめ?
- BOØWY時代の音や外観を重視する人: 旧FERNANDES TE-HT系。特に製造年代と仕様の違いを確認したい。
- 本人使用モデルに近い現行仕様を求める人: Zodiac NEO Eternal Legacy HOTEI Model。
- 長いサステインや特殊な音作りを重視する人: Sustainiac搭載モデル。
- 布袋の多彩な音色を研究したい人: ZEMAITIS Custom Deluxeなど、G柄以外の愛用機にも注目したい。
- 初めて布袋モデルを購入する人: 希少性だけでなく、実際の弾きやすさ、修理対応、予算を優先したい。
【布袋寅泰のギター】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:布袋寅泰のギターのG柄は誰がデザインした?
布袋寅泰本人が考案したオリジナルデザインだ。グラフィックデザインへの関心から生まれ、下書きなしの一筆書きで描いたと本人がテレビ番組で説明している。
Q2:布袋寅泰がBOØWY時代から使っているギターは何?
FERNANDES TE-HT、TE-HOTEIと呼ばれるG柄のメインギターだ。1985年製のTE-HOTEI MAINは、BOØWY時代からCOMPLEX、ソロ活動まで長く使用されてきた歴史的な一本である。
Q3:布袋モデルのギターは現在いくらで買える?
2024年登場のZodiac NEO Eternal Legacy HOTEI Modelは、792,000円(税込)。2026年も抽選販売が実施された。旧FERNANDESモデルやZodiacworks製品は中古市場が中心で、価格は状態や仕様によって異なる。
Q4:1985年製のオリジナルギターはすべてFERNANDES製パーツなの?
いいえ。長年の改良によってネック、ブリッジ、ペグなどが交換されている。ギター・マガジンWEBの実機解説では、オリジナルパーツとして残っているのはボディのみと紹介されている。
Q5:ZodiacworksとZodiac NEOは同じメーカー?
名称は似ているが、同一のブランド・事業体として扱うべきではない。Zodiacworksは2023年5月に閉業し、Zodiac NEOは2024年に新しい布袋シグネチャーモデルを発表している。
まとめ:布袋寅泰のギターは進化し続けるロックの象徴
布袋寅泰のギターの歴史は、1985年製FERNANDES TE-HOTEI MAINから始まり、Zodiacworksによる改良、Sustainiac搭載モデル、ZEMAITIS Custom Deluxeなど、多彩な愛用機へと広がってきた。
そして2024年、Zodiac NEO Eternal Legacy HOTEI Modelが登場した。
2026年現在、特に注目すべきなのは次の3点だ。
1. G柄は布袋本人が考案したオリジナルデザインである。
2. 1985年製MAINは長年の改良を受け、現在はオリジナルのボディを中心に構成されている。
3. Zodiac NEOの新モデルは、本人の演奏スタイルを反映した最新仕様で、公式価格は792,000円(税込)。
【プロの結論】布袋モデルの価値は見た目だけでは決まらない
布袋のギターを理解するうえで大切なのは、G柄という外観だけに注目しないことだ。
1985年から続くMAINの歴史、EMG-SAによる音の輪郭、ブラスブリッジによる振動伝達、演奏スタイルに合わせたネックの変更。これらが組み合わさって、布袋独自のギターサウンドが形作られてきた。
また、旧FERNANDESモデルを購入するなら、希少性と真正性を分けて考える必要がある。本人使用のオリジナル、市販の正規シグネチャー、後年の復刻・新設計モデルは、それぞれ異なる価値を持つ。
布袋寅泰のギターは、過去の名器を保存するだけでなく、演奏者の進化とともに更新されてきた楽器だ。
BOØWY時代のG柄からZodiac NEOへ。その変遷を知ることは、布袋寅泰というギタリストの音楽的な歩みを理解することにもつながっている。
主な資料:ギター・マガジンWEB、ユニバーサルミュージック「HOTEI 40TH ANNIVERSARY GUITAR GALLERY」、HOTEI.COM公式発表、Zodiac NEO公式発表、スポニチアネックス、東京商工リサーチ。