賀来賢人の筋肉が大きく変化した時期をたどると、中心にあるのは2024年2月15日に世界配信されたNetflixシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』だ。
同作で賀来が演じたのは、忍びの家系に生まれながら、ある事情から忍者の世界を離れていた俵晴(たわら・はる)。再び過酷な任務に向き合う人物であり、作品には身体能力を生かした戦闘やパルクールを取り入れたアクションが盛り込まれている。
賀来は主演だけでなく原案、共同エグゼクティブプロデューサーも担当。自分が企画段階から関わった作品だからこそ、役柄やアクションの方向性を深く理解したうえで肉体づくりに取り組めた。
役作り前から約2年間かけて身体をつくった
2022年10月18日公開のGQ JAPANのインタビューで、賀来は役作りのために約2年間、本格的に身体を鍛えてきたと説明している。
多いときには毎日ジムに通い、食事回数も増やして身体を大きくしたという。もともと痩せ型だったこともあり、筋肉をつけるためにまず体重を増やす方法を選んだ。
その後、筋肉を大きくした状態から身体を絞り、アクションに適した体型へと調整。単に体重を増やすだけではなく、動ける身体をつくることが目的だった。
鍛え上げた腹筋が話題になった理由
2024年2月21日には、賀来自身がSNSで『忍びの家』に関連する鍛え上げた身体の写真を公開。腹筋がはっきりと浮かび上がった姿が話題になった。
ENCOUNTなどの芸能メディアは、投稿に寄せられた「バッキバキ!!」「こんなムキムキだったんですね!」といった反応を紹介している。
それまでの賀来といえば、『今日から俺は!!』の三橋貴志役などで見せたコミカルな演技の印象も強かった。そうした親しみやすいイメージと、鍛え上げられた上半身とのギャップが、驚きを大きくしたと考えられる。
ただし、注目すべきなのは腹筋の見た目だけではない。賀来が目指したのは、画面に映える筋肉と、激しい動きを最後までこなせる身体能力を両立させることだった。
【15キロ増量か20キロ増量か】賀来賢人の肉体改造の数字を徹底検証

賀来賢人の筋肉について調べると、「15キロ増量」と「20キロ増量、10キロ減量」という2種類の数字が出てくる。
これは、どちらか一方だけが正しいという単純な話ではない。本人が異なるインタビューやメイキング映像で、増量幅を15キロ程度から20キロ程度まで幅を持たせて説明しているためだ。
それぞれの発言を時系列で整理すると、肉体改造の全体像が見えてくる。
賀来賢人の筋肉づくりに関する発言・経緯一覧
出典:GQ JAPAN、Hypebeast、LEE、シネマトゥデイ、タレントデータバンク、テレビ朝日、Lmaga.jpの各インタビュー・報道。
15キロと20キロの違いは何なのか?
最初に、2022年10月のGQ JAPANでは、賀来は「20kgくらい体重を増やしてから10kg絞った」と説明している。増量期の食事やジム通いについても具体的に話している。
一方、2024年2月のLEEでは「1度15キロぐらい体重を増やして筋肉を大きくしてから、また落とす」と説明。同じ時期のシネマトゥデイによるメイキング報道では、本人の説明として「15〜20キロ増やしてからそいでいった」という幅のある数字が紹介された。
つまり、本人が公表した増量幅は15〜20キロ程度。取材時期や説明の仕方によって数字に幅があると捉えるのが自然だ。増量時の体重、減量後の体重、体脂肪率などの詳細な測定データは公表されていない。
20キロ増量・10キロ減量で何が変わった?
興味深いのは、賀来が単純な体重増加をゴールにしていなかったことだ。
増量した身体をそのまま維持するのではなく、そこから絞って筋肉を大きく見せ、アクションに必要な身体へ調整した。これは、体格の大きさだけを求めるボディメイクとは目的が異なる。
忍者役では、筋肉の厚みだけでなく、走る、跳ぶ、登る、相手の動きに反応するといった複数の能力が求められる。賀来の肉体改造は、見た目の変化と実際の動きやすさを両立させるための準備だった。
【なぜそこまで鍛えた?】賀来賢人が筋肉をつけた3つの理由
賀来賢人が大幅な肉体改造を行った理由は、単に筋肉のある俳優として注目を集めるためではない。インタビューを読み解くと、作品のアクション、俳優としての責任、忍者という題材へのこだわりという3つの要素が浮かび上がる。
1. 激しいアクションを自分の身体で表現するため
『忍びの家』には、一般的なドラマの格闘シーンとは異なる、身体能力を生かしたアクションが多数登場する。
賀来はHypebeastのインタビューで、作品のアクションの多くを出演者自身が演じたと説明。トレーニングにも相応の時間をかけたと話している。
加えて、シネマトゥデイが2024年3月5日に紹介したメイキング映像では、パルクールの要素を練習したことも明らかになった。長いコンテナの間で戦う場面など、何度もやり直しながら撮影を進めたという。
こうした動きは、筋肉を大きくするだけでは対応できない。瞬発力、体幹、バランス、持久力など、複数の能力が必要になる。
2. 主演俳優として現場を引っ張るため
LEEのインタビューで賀来は、15キロの増減に挑戦した理由について、自分ができていなければ他の出演者のやる気にも影響すると考え、最低限の準備をしておこうと頑張った趣旨を話している。
「僕が出来ていないと他の人もヤル気にならないと思ったので、最低限のことはやっておこうと頑張りましたよ!」
これは、単なる役柄へのこだわりを超えた発言だ。主演として作品に参加し、さらに企画やプロデュースにも関わった賀来にとって、身体づくりも制作への責任の一部だったと考えられる。
3. 忍者という日本文化をリアルに表現するため
賀来は『忍びの家』のアクションについて、派手さよりも実践的な殺陣を重視したと説明している。
忍者を超人的な能力を持つファンタジーの存在として描くのではなく、現実の人間として説得力のある動きをさせる。そのためには、俳優自身が身体の使い方を理解している必要があった。
作品の企画段階から参加していた賀来は、忍者という日本文化を海外にも届けることを意識していた。アクションのリアリティーを追求した背景には、作品の世界観を中途半端にしたくないという作り手としての姿勢もあった。
筋肉だけではなく、動ける身体を目指した
賀来の肉体改造を分析すると、目指した身体はボディビルダーのような筋肉量を競う身体とは異なる。
重要なのは、筋肉をつけた状態でアクションをこなせること。増量後に身体を絞ったという本人の説明も、この目的と整合する。
見た目の迫力は結果として生まれたものであり、役作りの本質は俵晴という人物を説得力のある身体表現で演じることにあった。
【賀来賢人の筋トレ習慣は現在も続く?】2026年最新の体づくりと食事管理
『忍びの家』の撮影が終わった後、賀来賢人の筋トレ習慣はどうなったのか。
2025年末から2026年秋にかけてのインタビューを追うと、役作りをきっかけに始まった身体への意識が、現在は日常的な運動やコンディション管理にもつながっていることが分かる。
2025年末に語った「体」と向き合う時間
2025年12月23日公開のタレントデータバンクのインタビューで、賀来は1年を表す漢字一文字として「体」を選んだ。
この年は身体の変化を感じる機会が多かったという。これまで気づかなかった身体のダメージや苦手な動きが分かり、以前はできなかったあぐらもかけるようになったと説明した。
加えて、筋トレについては継続していると明言。以前のように身体を大きくすることだけでなく、より細かな身体の状態に向き合うようになったという。
この発言から見えてくるのは、トレーニングの目的が変化していることだ。筋肉の大きさや見た目だけではなく、柔軟性や身体の使いやすさにも関心が広がっている。
2026年9月、テレビ朝日でも筋トレ好きが話題に
2026年9月29日放送のテレビ朝日系『グッド!モーニング』では、賀来と松本若菜が出演するCM撮影の話題が取り上げられた。
番組内で賀来は、AIで自分の関心事を調べると筋トレ関連の情報ばかり表示されるというエピソードを披露。「ほぼ筋トレ」の状態になっていると冗談交じりに語った。
この発言は、日常的に筋トレに関心を持ち続けていることをうかがわせるものだ。2025年末の「筋トレはずっとやっている」という発言ともつながっている。
2026年10月、キックボクシングに夢中になっていることを告白
2026年10月13日、賀来は京都市内で開催されたカルティエの新作ハイジュエリーコレクション「ル クール デ ピエール」第2章の発表イベントに登場した。
そこで最近夢中になっていることを聞かれ、キックボクシングを始めたと告白。急に運動したくなり、かなりの頻度で格闘技に取り組んでいることを明かした。
「久々に熱中できるものに出会ったなと思います。試合するのが楽しみです!」
Lmaga.jpやスポーツ報知などが報じたこの発言で注目したいのは、賀来が運動そのものを楽しんでいる点だ。本人によれば、トレーニングによって代謝が高まり、汗を大量にかくようになったという。
キックボクシングは、パンチやキックの動作だけでなく、ステップ、距離感、反応速度、全身の連動性が求められる運動だ。筋トレとは異なる刺激があり、身体能力を総合的に使う点でも、アクション俳優の身体づくりと相性がよい。
ただし、2026年11月3日時点で報道されているのは、本人が試合を楽しみにしているという発言まで。プロ格闘家への転身や、特定の大会への出場が決まったという発表ではない。
賀来賢人の筋肉を支える食事管理とは?
賀来の食事管理について、最も具体的な情報は2022年のGQ JAPANと2024年のHypebeastのインタビューにある。
増量期には1日8回程度、または1日8食ほど食事を摂り、オレンジジュースを2リットル飲んでいたと説明している。筋肉をつけるために、通常よりも多くのエネルギーを摂取していたことが分かる。
一方、2025年末のインタビューでは、食事に気をつけ、暴飲暴食を避けていると説明している。年齢とともに体力の変化を感じており、きちんと運動して十分に食べることも意識しているという。
ここで重要なのは、増量期の食事内容を現在も続けていると考えないことだ。1日8食やオレンジジュース2リットルという話は、あくまで『忍びの家』に向けた大幅な増量期のエピソードである。
2026年現在の具体的な摂取カロリー、タンパク質量、サプリメント、食事メニューなどは公表されていない。現在の食生活については、暴飲暴食を避けながら運動と食事のバランスを意識しているという本人の説明が確認できる範囲だ。
【賀来賢人の現在の体型と評判】筋肉の変化に関する誤解を検証
賀来賢人の現在の体型については、2024年の『忍びの家』配信時に見せた腹筋の印象が強く残っている人も多いだろう。
しかし、2026年の本人の発言から見えてくるのは、特定の筋肉量を維持することだけにこだわっているわけではないという姿勢だ。
現在も『忍びの家』のような体型なのか?
2026年には筋トレの継続やキックボクシングへの熱中が報じられているものの、現在の体重や体脂肪率、筋肉量について具体的な数値は公表されていない。
そのため、2024年の腹筋が目立つ写真と2026年のイベント写真だけを比較して、筋肉が増えた、減ったと断定するのは難しい。
そもそも筋肉の見え方は、撮影時の照明、姿勢、衣装、身体の水分量、体脂肪率などによっても変わる。写真の印象だけで体型の変化を判断することには限界がある。
ネット上で筋肉が話題になる理由
2024年のSNS投稿では、腹筋が際立つ写真に驚く反応が集まった。2026年9月のテレビ朝日の報道でも、賀来自身が筋トレ関連の情報ばかり表示されると話している。
こうした話題性の背景には、俳優としてのイメージの幅広さがある。
『今日から俺は!!』ではコミカルな演技を披露し、『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』では緊迫感のある医療ドラマに出演。『忍びの家』では身体能力を生かしたアクションに挑んだ。
作品によって見せる顔が違うからこそ、肉体の変化も俳優としての表現力の一部として受け取られている。
賀来賢人の筋肉に関する3つの誤解
誤解1:20キロすべてが筋肉だった。
本人が語ったのは体重の増減であり、20キロすべてが筋肉として増えたという意味ではない。体重の変化と筋肉量の変化は別の指標だ。
誤解2:現在も1日8食を続けている。
1日8食やオレンジジュース2リットルは、役作りのための増量期に語られた内容だ。2025年末には暴飲暴食を避ける食生活について話している。
誤解3:2026年に格闘技のプロ選手になる。
キックボクシングを楽しみ、試合を楽しみにしているという本人の発言はある。しかし、プロ転向や大会出場の公式発表とは別の話である。
こうした情報を整理すると、賀来の筋肉は単なる外見上の話題ではなく、役柄に応じた身体表現と、日常的な健康・運動への関心が重なったものだと理解できる。
【よくある質問】賀来賢人の筋肉に関する疑問(FAQ)
Q1:賀来賢人は『忍びの家』のために何キロ増量した?
A1:本人はインタビューによって約15キロ、約20キロと説明している。2024年のメイキング報道では15〜20キロという幅で紹介されており、約15〜20キロの増量に挑戦したと整理できる。
Q2:賀来賢人は20キロ増量してから10キロ減量した?
A2:はい。2022年10月のGQ JAPANのインタビューで、約20キロ増量してから10キロ絞ったと本人が語っている。
Q3:賀来賢人の筋トレは現在も続いている?
A3:続いている。2025年12月のインタビューで筋トレを継続していると説明し、2026年9月のテレビ朝日の報道でも筋トレへの関心が紹介された。
Q4:賀来賢人はキックボクシングをしている?
A4:している。2026年10月13日の京都でのイベントで、最近キックボクシングに夢中になっていると明かした。試合を楽しみにしているとも話している。
Q5:賀来賢人はどのような食事管理をしていた?
A5:増量期には1日8食程度の食事やオレンジジュース2リットルを取り入れていたと語っている。2025年末には暴飲暴食を避け、運動と十分な食事を意識していると説明した。
Q6:賀来賢人の現在の体重や体脂肪率は?
A6:2026年11月時点で、現在の体重や体脂肪率の具体的な数値は公表されていない。過去の増量時の数字を現在の体型に当てはめることはできない。
Q7:賀来賢人は格闘技の試合に出場するの?
A7:本人は2026年10月に試合を楽しみにしていると発言している。ただし、特定の大会やプロとしての出場が決定したという情報は確認されていない。
まとめ:【プロの結論】賀来賢人の筋肉は役作りから生涯の身体づくりへ
賀来賢人の筋肉の変化を振り返ると、大きな転換点は『忍びの家 House of Ninjas』に向けた約2年間の肉体改造だった。
本人が語った約15〜20キロの増量と、その後の減量。毎日のジム通いや増量期の食事管理。そして、パルクールや実践的な殺陣を意識したアクション準備。これらが重なり、視聴者を驚かせる身体がつくられた。
一方、2025年末には身体の細かな変化や体力について語り、2026年にはキックボクシングに熱中していることを明かした。現在の賀来にとって、運動は役柄のためだけではなく、自分自身が楽しみながら続けるものにもなっている。
プロの視点から注目したいのは、賀来の体づくりが筋肉量を増やすことだけを目的としていない点だ。役柄に必要な筋力、動きの質、身体の柔軟性、体力、そして日常生活でのコンディション管理。目的に応じて身体への向き合い方を変えている。
また、15キロと20キロという数字だけを切り取って、筋肉量や現在の体型を評価するのも適切ではない。増量期と減量期の目的を分け、本人の発言がどの時点のものなのかを確認することが、賀来の肉体改造を正しく理解するポイントになる。
2026年11月現在、キックボクシングという新たな楽しみを見つけた賀来賢人。今後、俳優としてどのような役柄に挑み、それに合わせてどんな身体表現を見せてくれるのか。筋肉だけでなく、身体を使った表現者としての進化にも注目したい。