2026年現在、冠攣縮性狭心症を公表した著名人として、病名まで具体的に確認できるのがジャーナリストの岩上安身氏です。2015年2月、取材先の北海道・帯広で突然の胸痛と呼吸困難に襲われ、救急搬送された岩上氏。検査の結果、冠動脈が一時的に痙攣して血流が悪くなる冠攣縮性狭心症と診断されました。
一方、関根勤さん、吉川晃司さん、Dragon Ashの降谷建志さん、櫻井誠さんも、狭心症や心臓の不調について公表しています。しかし、狭心症という病名が同じでも、冠動脈の動脈硬化による狭窄と血管の痙攣による冠攣縮性狭心症は別の病態です。2025年の櫻井誠さんの発表も含め、2026年時点の公開情報を整理し、著名人の発症経緯と医学的な違いを解説します。
【2026年最新】冠攣縮性狭心症を公表した芸能人・有名人はいる?

最初に押さえておきたいのは、冠攣縮性狭心症と一般的な狭心症を同じものとして扱わないことです。
病名まで具体的に公表された事例として確認できるのは、岩上安身氏です。ただし、岩上氏は芸能人というより、ジャーナリスト、ノンフィクション作家、IWJ代表として知られる人物です。
芸能界にも狭心症を公表した著名人は複数います。しかし、本人や所属事務所の発表で冠攣縮性狭心症と明示されていない場合、同じ病気だったと判断することはできません。
岩上安身氏は2015年に冠攣縮性狭心症を発症
岩上安身氏の発症が明らかになったのは、2015年2月21日の夜です。
取材のため北海道・帯広を訪れていた岩上氏は、仕事を終えてホテルに戻った午後10時30分ごろ、突然、息苦しさと胸の痛みを訴えました。同行スタッフが異変に気づいて救急車を呼び、岩上氏は市内の病院へ緊急搬送されました。
当初は心筋梗塞の可能性も疑われる状況でした。集中治療室で検査を受け、心臓カテーテル検査や造影検査などを経て、冠攣縮性狭心症と診断されたことがIWJの公式報告で明らかにされています。
発症当時のIWJの報告では、仕事の過労や精神的ストレス、寒さ、高血圧、体調不良など複数の要因が重なった可能性が説明されていました。
特に注目すべきなのは、過去の心電図検査などでは異常が見つかっていなかった点です。冠攣縮性狭心症は、発作が起きていないときには冠動脈の異常を捉えにくい場合があります。健康診断で問題がなかったからといって、必ずしも発症リスクがないとは限りません。
加えて、岩上氏は発症後の約2週間に3回の救急搬送を経験したことを、2015年3月の本人による報告で明かしています。その後、仕事量を調整しながら段階的に復帰しました。
2020年10月の本人の記述では、血圧を下げる薬と狭心症の薬を服用し、発作時に使用するニトログリセリンも携帯していると説明されています。2026年現在の具体的な服薬状況については、その後の公表情報だけでは判断できません。
参照:IWJ公式発表(2015年2月22日、3月10日、3月16日)、岩上安身氏本人の記述(2020年10月22日)。
【著名人5人を比較】岩上安身・関根勤・吉川晃司・降谷建志・櫻井誠の病歴
検索では、狭心症を公表した著名人の名前がまとめて紹介されることがあります。しかし、診断名、発症の経緯、治療方法には違いがあります。
特に重要なのは、ステント治療を受けたことと冠攣縮性狭心症であることは同義ではないという点です。
| 人物 | 公表された病状・時期 | 経緯・治療 | 冠攣縮性狭心症との関係 |
|---|---|---|---|
| 岩上安身 | 2015年2月 | 帯広で発症し、救急搬送。カテーテル検査などで診断 | 冠攣縮性狭心症と病名を公表 |
| 関根勤 | 2016年5月 | 番組企画の心臓検査で冠動脈狭窄が判明。ステント治療 | 冠攣縮性との公表は確認できない |
| 吉川晃司 | 2021年2月 | 冠動脈の狭窄が見つかり、ステント留置術 | 冠攣縮性との公表は確認できない |
| 降谷建志 | 2023年9月 | 胸痛やめまいなどを公表。「狭心症もしくは心臓神経症」と説明 | 確定診断としての公表ではない |
| 櫻井誠 | 2025年6〜7月 | 心臓CTで狭心症が判明。検査入院後、カテーテル手術と投薬の方針を公表 | 冠攣縮性との公表は確認できない |
関根勤:番組の検査企画で心臓の異常が発覚
タレントの関根勤さんは、2016年5月に心臓疾患の手術を受けたことを公表しました。
きっかけは、MBS・TBS系の健康情報番組「サタデープラス」の検査企画でした。2016年4月上旬に心臓ドックを受けたところ、冠動脈の狭窄が見つかったのです。
関根さんには当時、自覚症状がほとんどありませんでした。それでも医師から重大なリスクを指摘され、5月2日にステントを使用して冠動脈を広げる治療を受けています。5月4日には退院し、仕事にも復帰しました。
この事例で注目したいのは、本人が胸痛を自覚していなくても、心臓の血管に深刻な異常が存在することがあるという点です。
ただし、関根さんの病状として公表されたのは冠動脈の狭窄であり、冠攣縮性狭心症と診断されたという情報ではありません。
吉川晃司:2021年に冠動脈ステント留置術を受ける
歌手・俳優の吉川晃司さんは、2021年2月に狭心症の手術を受けたことを公表しました。
2020年12月の人間ドックで再検査を指摘され、2021年2月初旬の精密検査で心臓表面の冠動脈に狭窄が見つかりました。同月16日に冠動脈ステント留置術を受け、翌17日には退院しています。
2024年3月放送のテレビ朝日「徹子の部屋」では、手術前の経緯を改めて説明しました。走っているときに胸の違和感があり、それ以前にも同様の症状が何度かあったと振り返っています。
2024年4月のテレビ出演でも、手術後は心臓の調子が良く、以前より元気になったと語っています。
吉川さんの事例は、冠動脈に固定的な狭窄が見つかり、ステントで血管を広げたケースです。冠攣縮性狭心症と断定できる公表情報はありません。
降谷建志:狭心症と心臓神経症の可能性を本人が説明
Dragon Ashのボーカル・Kjこと降谷建志さんは、2023年9月に体調不良によるフェス出演のキャンセルを発表しました。
本人のSNSでの説明によると、2023年8月中旬ごろから強い胸痛、めまい、立ちくらみが発生。症状は不規則に現れ、激しい痛みによって救急搬送されたこともあったとしています。
心電図、心エコー、CTなどの検査を受けたものの、本人の説明では心臓や血管に明確な異常は見つからず、最終的に可能性の高い病態として挙げられたのが狭心症もしくは心臓神経症でした。
ここで大切なのは、降谷さんが狭心症の確定診断を発表したわけではないということです。また、冠攣縮性狭心症と診断されたという公表もありません。
出典:2023年9月11日、TBS NEWS DIGによる本人の発信の報道。
櫻井誠:2025年に狭心症を公表、治療後の活動再開を発表
Dragon Ashのドラマーで、The Ravensでも活動する櫻井誠さんは、2025年6月15日に狭心症が判明したことを公表しました。
本人と所属事務所の発表によると、半年ほど前から体調に違和感があり、運動中やライブ中に胸や喉のあたりに痛みを感じていたといいます。心臓CT検査を受けた結果、狭心症と診断され、治療方針を決めるための検査入院が発表されました。
7月1日の続報では、7月初旬にカテーテル手術を受け、その後は投薬治療を続ける方針が明らかになりました。Dragon Ashの7月6日の京都大作戦への出演は見送られ、7月18日からライブ活動を再開する予定も発表されています。
櫻井さんの公表は、ライブ中の胸痛などを軽視せず、検査を受けたことの重要性を伝える事例です。ただし、こちらも冠攣縮性狭心症という病型までは明らかにされていません。
2026年時点で、これらの人物を一括して冠攣縮性狭心症の患者として紹介するのは正確ではありません。病名だけでなく、診断された病態まで区別する必要があります。
【病気の仕組み】冠攣縮性狭心症の原因と発症する理由
冠攣縮性狭心症とは、心臓に酸素や栄養を届ける冠動脈が、一時的に異常収縮することで発生する狭心症です。
冠動脈は心臓の表面を走る血管で、心筋に血液を送り届ける役割を担っています。この血管が痙攣するように縮むと、血液の通り道が狭くなり、心筋に十分な酸素が届かなくなります。
この一時的な血流不足が、胸痛や胸部圧迫感などの発作を引き起こします。
冠動脈が痙攣する主な要因
冠攣縮性狭心症には、複数の危険因子や発作の誘因が関係しています。
- 喫煙:血管内皮の機能に悪影響を与え、冠攣縮の重要な危険因子となる。
- 飲酒:特に多量の飲酒が発作を誘発することがある。
- 精神的ストレス:自律神経や血管反応に影響を及ぼす可能性がある。
- 寒冷刺激:寒さによる血管反応が発作の誘因になる場合がある。
- 脂質異常症:血管内皮機能の障害や動脈硬化との関連がある。
- 高血圧・糖尿病:冠動脈疾患に共通する危険因子として管理が必要。
日本循環器学会などが2023年に公表した合同ガイドラインでも、冠攣縮性狭心症や冠微小循環障害の危険因子として、喫煙、飲酒、ストレス、寒冷などが取り上げられています。
動脈硬化がなくても発症する可能性がある
冠攣縮性狭心症の特徴は、発作が起きていないときには冠動脈の明らかな狭窄が確認できない場合があることです。
つまり、血管内に大きな動脈硬化性の狭窄が見つからなくても、血管そのものが一時的に収縮することで心筋虚血が起きる可能性があります。
そのため、通常の健康診断や一度だけの心電図検査で異常がなかったとしても、発作を完全に否定することはできません。
狭心症との違いは何か?
狭心症は、冠動脈の血流が不足して心筋が一時的に酸素不足になる状態の総称です。冠攣縮性狭心症は、その原因が冠動脈の一時的な痙攣にあるタイプです。
代表的な違いは次のとおりです。
- 労作性狭心症:動脈硬化などで血管が狭くなり、運動や階段の上り下りなどで心臓の酸素需要が増えたときに発作が起きやすい。
- 冠攣縮性狭心症:冠動脈が一時的に収縮し、運動とは関係なく安静時にも発作が起こりやすい。
ただし、両方の病態が同時に存在する場合もあります。症状だけで自己判断することはできず、循環器内科での診断が必要です。
出典:国立循環器病研究センター「冠攣縮性狭心症」、日本循環器学会ほか「2023年JCS/CVIT/JCCガイドライン」。
【症状を詳しく解説】冠攣縮性狭心症は夜間・早朝に発症しやすい?
冠攣縮性狭心症の大きな特徴は、夜間から早朝にかけての安静時に発作が起こりやすいことです。
運動中に限らず、就寝中や起床前後など、身体を休めている時間帯にも発症する可能性があります。
代表的な症状
- 胸の中央が締め付けられるような痛み
- 胸の奥に感じる圧迫感や重苦しさ
- 胸から左肩、腕、首、顎に広がる痛み
- 安静時の息切れや動悸
- 冷や汗や強い不安感
発作は数秒から数分程度で治まることもありますが、症状の強さや持続時間には個人差があります。
特に注意したいのは、痛みが治まったからといって病気が解決したわけではないことです。発作を繰り返す場合には、冠攣縮性狭心症を含む心臓疾患の検査が必要です。
なぜ夜間や早朝に発作が起こるのか
冠攣縮性狭心症には、明確な日内変動が認められます。
夜間から早朝にかけて冠動脈の収縮が起こりやすくなることが知られており、自律神経の活動や血管の反応性などが関係すると考えられています。
この特徴は、運動時の心電図検査だけでは診断が難しい理由の一つでもあります。
たとえば、日中に運動しても胸痛が出ない人が、深夜や明け方に突然発作を起こすケースがあります。
心筋梗塞に進行する危険性はある?
冠攣縮性狭心症は、発作が短時間で治まる場合もありますが、必ずしも安全な病気ではありません。
冠動脈の痙攣が長時間続き、血流が著しく低下した場合には、心筋梗塞へ進展する可能性があります。また、発作に伴って重篤な不整脈が発生し、失神や突然の心停止につながることもあります。
岩上安身氏が2015年に経験した発作でも、当初は心筋梗塞への進展が懸念されました。本人のその後の説明でも、発作への対応や薬の携帯を続けていたことが明かされています。
国立循環器病研究センターも、心筋梗塞では血管の閉塞によって心筋が壊死するため、迅速な治療が必要だと説明しています。
胸の強い痛みが続く、息苦しさや冷や汗を伴う、意識が遠のくといった症状がある場合は、自己判断で様子を見ず119番に通報してください。
【検査と治療方法】冠攣縮性狭心症はどのように診断する?
冠攣縮性狭心症の診断では、症状の経過だけでなく、発作時の心電図変化や冠動脈の状態を確認します。
特に発作が起きていない時間帯には異常が見つからないこともあるため、複数の検査を組み合わせることがあります。
主な検査方法
1.心電図検査
心臓の電気的な活動を記録し、心筋への血流不足を示す変化がないかを確認します。発作中の心電図は診断に役立ちますが、症状がないときには正常に見えることもあります。
2.ホルター心電図検査
小型の記録装置を装着して、通常24時間にわたり心電図を記録する検査です。夜間や早朝に起きる発作を捉える目的で利用されます。
3.心臓カテーテル検査・冠攣縮誘発試験
カテーテルを用いて冠動脈を造影し、必要に応じてアセチルコリンやエルゴノビンなどの薬剤を使用して冠攣縮を誘発する検査です。
薬剤によって冠動脈が収縮するか、胸痛や心電図変化が再現されるかなどを確認します。実施には専門的な管理が必要です。
4.心臓CTなどの画像検査
冠動脈の形態や動脈硬化による狭窄の有無などを調べるために利用されます。ただし、心臓CTだけで冠攣縮性狭心症を確定できるわけではありません。
治療の中心は薬物療法
冠攣縮性狭心症では、発作を抑えることと、発作そのものを起こりにくくすることの両方が大切です。
- カルシウム拮抗薬:冠動脈の収縮を抑え、発作を予防する中心的な薬。
- 硝酸薬:冠動脈を拡張させる薬で、発作時の症状緩和や予防に使用される。
- ニコランジル:患者の状態に応じて発作予防に使用されることがある。
薬の種類や服用量は、症状、検査結果、併存疾患などを考慮して医師が決定します。自己判断で服用を中止したり、他人の薬を使用したりすることは避けてください。
ステント手術は必要なのか
ここは、芸能人の狭心症事例を理解するうえでも要点です。
動脈硬化による固定的な冠動脈狭窄がある場合には、ステント留置術などのカテーテル治療が検討されます。一方、冠動脈の固定的な狭窄がない冠攣縮性狭心症では、発作を予防する薬物療法が基本となります。
そのため、吉川晃司さんや関根勤さんがステント治療を受けたことだけを根拠に、冠攣縮性狭心症だったと判断することはできません。
治療方法は病名の響きではなく、実際に血管のどこに、どのような異常があるかによって変わります。
参考:国立循環器病研究センター、日本循環器学会ほか「2023年JCS/CVIT/JCCガイドラインフォーカスアップデート版」。
【発症の仕組みと予防】冠攣縮性狭心症を防ぐためにできること
冠攣縮性狭心症は、生活習慣の見直しによって危険因子を減らし、発作の予防を目指すことができます。
特に重要なのは禁煙です。日本循環器学会などの2023年ガイドラインでも、禁煙は重要な生活管理項目として位置づけられています。
日常生活で意識したい5つの対策
1.禁煙を徹底する
喫煙は冠攣縮性狭心症の重要な危険因子です。本人の喫煙だけでなく、受動喫煙にも注意し、禁煙を継続することが大切です。
2.飲酒量を見直す
アルコールの多量摂取は発作を誘発する可能性があります。飲酒習慣がある人は、主治医と相談しながら節酒や禁酒を検討してください。
3.ストレスと過労を減らす
精神的な緊張や睡眠不足が続くと、身体への負担が増します。仕事の予定を詰め込みすぎず、十分な休息を取ることが重要です。
4.血圧・血糖値・脂質を管理する
高血圧、糖尿病、脂質異常症などを適切に管理することは、心血管疾患全般の予防につながります。
5.処方された薬を継続する
発作が起きなくなったからといって、自己判断で薬を中断してはいけません。症状が安定している背景には、薬の効果がある可能性もあります。
岩上安身氏の発症経緯から考える過労とストレス
岩上氏のケースで注目されるのは、仕事の負担が大きかった時期に発作を経験したことです。
2015年のIWJの報告では、岩上氏はジャーナリストとしての取材活動だけでなく、組織運営にも携わっており、強い緊張や睡眠不足が続いていたことが説明されていました。
発症後も仕事に戻ろうとしたものの、血圧や心拍数の急上昇などを経験し、結果として複数回の救急搬送につながっています。
この経過から読み取れるのは、心臓の病気を経験した後には、仕事への復帰を急ぐのではなく、身体の回復を優先する必要があるということです。
ただし、過労やストレスだけで冠攣縮性狭心症が発症すると単純化することはできません。喫煙、血管内皮機能、生活習慣など、さまざまな要素が関係しています。
【プロの結論】著名人の病歴を正しく読み解く3つの判断基準
冠攣縮性狭心症と芸能人・有名人の病歴を調べる際には、次の3点を押さえておくと情報を正しく理解できます。
第一に、病名と病型を区別すること。
狭心症という発表だけでは、冠攣縮性なのか、動脈硬化による狭窄なのかは分かりません。病名が似ていても、治療方針は異なります。
第二に、本人や所属事務所の発表を優先すること。
胸痛や息切れを公表しただけで、特定の心臓病と結び付けることはできません。降谷建志さんのように複数の可能性が説明されている場合は、確定診断と混同しないことが重要です。
第三に、治療後の状態と病気の完治を混同しないこと。
ステント治療後に元気に活動していることや、発作が治まっていることだけで、心臓の病気が完全に解消したとは判断できません。定期検査や服薬の継続が必要な場合があります。
著名人の公表事例は、病気への理解を深めるきっかけになります。しかし、個人の発症経緯をそのまま自分の症状に当てはめるのではなく、医療機関で適切な診断を受けることが大切です。
【冠攣縮性狭心症の芸能人】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:冠攣縮性狭心症を公表した芸能人は誰ですか?
A1:病名まで公表された著名人として確認できるのは、ジャーナリストの岩上安身氏です。2015年2月に北海道・帯広で発作を起こし、冠攣縮性狭心症と診断されました。ただし、岩上氏は一般的な意味での芸能人ではありません。
Q2:関根勤さんや吉川晃司さんも冠攣縮性狭心症ですか?
A2:公表情報では、関根さんは冠動脈の狭窄に対するステント治療、吉川さんは狭心症による冠動脈ステント留置術を受けています。冠攣縮性狭心症と診断されたという発表は確認できません。
Q3:櫻井誠さんは2025年に何の病気を公表しましたか?
A3:2025年6月に狭心症と診断されたことを公表しました。心臓CT検査で判明し、7月初旬のカテーテル手術とその後の投薬治療の方針が発表されています。冠攣縮性という病型までは公表されていません。
Q4:冠攣縮性狭心症は夜間や早朝に起こりやすいのですか?
A4:はい。夜間から早朝の安静時に発作が起きやすいことが特徴です。睡眠中や起床前後に胸痛や圧迫感が現れる場合もあります。
Q5:冠攣縮性狭心症と普通の狭心症の違いは何ですか?
A5:狭心症は心筋への血流が不足する状態の総称です。冠攣縮性狭心症は冠動脈が一時的に痙攣して狭くなるタイプで、動脈硬化による固定的な狭窄を原因とする労作性狭心症とは発症の仕組みが異なります。
Q6:冠攣縮性狭心症は心筋梗塞につながりますか?
A6:可能性はあります。冠動脈の痙攣が長時間続くと、心筋への血流が著しく低下し、心筋梗塞や重篤な不整脈を引き起こす場合があります。
Q7:冠攣縮性狭心症は治りますか?
A7:薬物療法によって発作をコントロールできる場合があります。カルシウム拮抗薬などの服用、禁煙、節酒、ストレス管理が基本です。ただし、症状が落ち着いても自己判断で治療を中断せず、医師の指示に従う必要があります。
まとめ:2026年も知っておきたい冠攣縮性狭心症と著名人の公表事例
冠攣縮性狭心症を病名まで公表した著名人として確認できるのは、2015年に発症した岩上安身氏です。北海道・帯広での突然の発作、緊急搬送、カテーテル検査、その後の複数回の救急搬送という経緯は、病気の危険性を考えるうえで重要な事例です。
一方、関根勤さんや吉川晃司さんは冠動脈の狭窄に対する治療を受けており、櫻井誠さんも2025年に狭心症を公表しています。降谷建志さんについては、狭心症と心臓神経症の可能性を本人が説明しました。それぞれの発表内容は異なり、全員を冠攣縮性狭心症の患者として扱うことはできません。
冠攣縮性狭心症は、夜間や早朝の安静時にも突然発作が起こる病気です。喫煙、飲酒、ストレス、寒冷などが発作に関係し、適切な検査と薬物療法、生活習慣の改善が必要になります。
最も大切なのは、胸の痛みや息苦しさを年齢や疲労のせいだけにしないことです。著名人の発症事例が示しているように、自覚症状が乏しいまま重大な冠動脈疾患が見つかる場合もあります。異変を感じたら早めに循環器内科を受診し、強い胸痛や呼吸困難、冷や汗などを伴う場合は119番で救急車を要請してください。
2026年現在も、日本循環器学会などの2023年合同ガイドラインが冠攣縮性狭心症の診断と治療を考える重要な医学的基準となっています。病名の知名度や著名人の体験談だけで判断せず、正確な診断と継続的な治療を優先することが、心臓を守るための基本です。