両家顔合わせの食事会を控えていると、「費用は新郎新婦が払うべき?」「新郎側の親が負担するもの?」「両家で折半するのがマナー?」など、お金に関する疑問が出てくるものです。特に、両家で金銭感覚や結婚に対する考え方が異なる場合、誰が支払うかを決めるだけでも気を使います。
2026年現在、両家顔合わせの費用負担には全国共通の決まりはありません。新郎新婦が親を招待する形で全額負担するケース、両家の親が援助するケース、双方で折半するケースなど、家庭の事情や開催場所によって異なります。最新の結婚関連調査を参考に、費用相場から支払い割合、会計のタイミング、トラブルを防ぐ事前相談まで詳しく解説します。
【2026年最新】両家顔合わせの費用は誰が払う?一般的な3つの考え方

両家顔合わせの費用は、基本的に新郎新婦が負担する方法、親が負担する方法、両家で折半する方法の3パターンに分けられます。
どれが正解という決まりはありませんが、現在の顔合わせ食事会は、新郎新婦が主催し、双方の親を招待するスタイルが広く取り入れられています。そのため、ふたりが費用を持つという考え方には合理性があります。
新郎新婦が全額負担するケース
新郎新婦が両家の親を招待するという考え方に基づき、食事代をふたりで負担する方法です。
会場選びや料理の内容、当日の進行をふたりが中心になって決める場合には、主催者として費用も負担すると自然です。
この方法には、次のようなメリットがあります。
- 親に金銭的な負担をかけずに済む
- 当日の会計で両家が気を使わなくてよい
- 食事会の予算や内容をふたりで決めやすい
- 両家の親を平等におもてなしできる
新郎新婦のどちらか一方が全額を立て替え、後日ふたりで折半する方法もあります。
特に、結婚式や新生活の準備で出費が続いている場合は、ふたりの貯蓄状況を確認してから予算を設定しましょう。
両家の親が費用を負担するケース
親が結婚のお祝いとして顔合わせの食事代を負担する家庭もあります。
親世代が結婚に関する費用を援助したいと考えていたり、親自身が会場を予約したりする場合には、親が支払う流れになることもあります。
ただし、親が費用を負担することが当然というわけではありません。
両家の経済状況によっては、一方の親だけが負担することで気まずさが生まれる可能性もあります。
親から申し出があった場合は、ありがたく受け入れるか、ふたりで負担する予定を伝えるかを話し合って決めるとよいでしょう。
両家で折半するケース
新郎側と新婦側で同じ程度の負担になるよう、食事代を分ける方法です。
例えば、会食費が8万円なら、それぞれの家が4万円ずつ負担します。
両家の人数が同じで、どちらか一方に特別な事情がない場合には、比較的わかりやすい分担方法です。
ただし、参加人数が異なる場合は単純な半分ずつの負担が公平とは限りません。
また、両家の親が費用を出すのか、新郎新婦がそれぞれの家の分を負担するのかによっても、実際の支払い方法は変わります。
大切なのは、金額だけを半分にすることではなく、双方が納得できる負担方法を決めることです。
【2026年の費用相場】両家顔合わせの食事代はいくら必要?
両家顔合わせの予算を決める際には、食事代だけでなく、個室料金や交通費、手土産なども考慮する必要があります。
2026年11月時点で参考になる公開調査には、2025年に実施された複数の調査があります。
2025年の調査から見る顔合わせ費用
結婚スタイルマガジンが実施した「結婚スタイルマガジントレンド調査2025」では、両家顔合わせにかかった費用の平均は9万2,000円でした。
調査対象は、直近5年以内に入籍し、顔合わせを実施した20~30代の男女400人。調査時期は2025年9月です。
同調査では、全体の約7割が10万円以内に費用を収めています。
一方、ゼクシィの2025年11月の調査では、顔合わせ食事会の費用平均は6万7,000円と紹介されています。こちらは男女547人を対象としたマクロミル調査です。
また、マイナビウエディングの調査では、費用総額が10万~15万円未満だった人が28.7%で最多となっています。
調査対象や費用に含まれる項目が異なるため、これらの金額を単純に比較することはできません。2026年の予算を考える際には、ひとつの平均額だけを基準にするより、実際に必要な支出を積み上げることが大切です。
6人で開催する場合の食事代の目安
一般的な顔合わせは、新郎新婦と両家の父母を合わせた6人で行われます。
1人当たり1万円程度を食事代の目安とすれば、6人で約6万円です。
少し格式のある料亭やホテルを利用したり、料理のグレードを上げたりすれば、10万円を超えることもあります。
予算を考えるときは、次の項目を確認しましょう。
- 料理代
- 飲み物代
- 個室使用料
- サービス料
- 交通費
- 宿泊費
- 手土産代
- 衣装・ヘアメイク代
特に見落としやすいのが、個室使用料とサービス料です。
料理のコース料金だけで予算を組むと、最終的な会計金額が想定より高くなることがあります。予約時に追加料金の有無を確認しておくと安心です。
会場の種類によっても費用は変わる
料亭
落ち着いた和の雰囲気で、両家の親睦を深めたい場合に適しています。会席料理や個室の利用料金を確認しましょう。
レストラン
洋食や和食など好みに合わせて選びやすく、比較的幅広い予算に対応できます。
ホテル
接客や設備が整っており、格式を重視したい家庭に向いています。サービス料や個室料金も確認が必要です。
会場の格を一方の家庭だけが希望している場合は、その希望によって増える費用を誰が負担するのかも話し合っておくと、後々の不満を防げます。
【支払い割合を徹底比較】新郎新婦・親・両家折半はどれがよい?
実際に誰が支払っているのかを考えるうえで、結婚関連サービスが公表しているアンケート結果は参考になります。
ただし、調査によって結果は異なります。
例えば、マイナビウエディングが2025年9月11日に実施した調査では、全額を新郎の親が負担したという回答が49.2%、新郎新婦が全額負担したという回答が34.7%でした。
一方、ゼクシィの2024年4月の調査では、新郎新婦が全額負担した割合は65%と紹介されています。
この違いは、調査対象や質問方法などが異なることも影響しています。特定の支払い方法がすべての家庭に当てはまるわけではありません。
費用負担のパターン別比較表
| 負担する人 | 費用の考え方 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 新郎新婦 | ふたりで全額負担 | ふたりが主催者として親を招待する |
| 新郎側の親 | 新郎側の親が全額負担 | 親から申し出がある、会場を親が手配する |
| 新婦側の親 | 新婦側の親が全額負担 | 新婦側の地元で開催し、親が招待する |
| 両家の親 | 両家で半分ずつ、または合意した割合 | 親が結婚をお祝いする意味で援助する |
| 新郎新婦と両家の親 | それぞれ一定額を負担 | ふたりの経済的負担を抑えたい |
新郎新婦が払う場合はふたりの負担割合も決める
新郎新婦が費用を持つ場合、ふたりの間でどのように分担するかも重要です。
例えば、8万円の会食費をふたりで負担するなら、4万円ずつにする方法があります。
ただし、収入や貯蓄に差がある場合、必ずしも半分ずつにする必要はありません。
- ふたりで同額ずつ負担する
- 収入に応じて割合を変える
- 一方が全額を立て替えて後日精算する
このように、ふたりの家計に合った方法を選びましょう。
新郎側が払うという昔ながらの考え方は必要?
新郎側の親が顔合わせ費用を負担するという考え方を耳にすることもあります。
しかし、現在の顔合わせ食事会では、新郎側が必ず支払わなければならないという決まりはありません。
結納と顔合わせ食事会は目的や形式が異なります。結納の慣習をそのまま顔合わせの費用負担に当てはめると、両家の認識がずれてしまう可能性があります。
新郎側と新婦側のどちらが支払うかよりも、誰が主催し、誰がどの程度負担できるのかを基準に考えることが大切です。
【遠方・人数差がある場合】新郎側と新婦側の負担割合はどう決める?
両家顔合わせで意外と難しいのが、参加人数や移動距離が異なる場合です。
単純に食事代を半分ずつにすると、どちらかの家族に負担が偏ってしまうことがあります。
片方の親が遠方から来る場合
例えば、新郎側の両親が新幹線や飛行機で移動し、新婦側の実家に近い場所で顔合わせをする場合です。
このときは、次のような方法が考えられます。
- 新婦側が会食費を負担する
- 新郎新婦が会食費を負担する
- 新郎側が交通費を負担し、新婦側が会食費を負担する
- 交通費と会食費を合算して両家で調整する
どちらか一方が遠方から来る場合、食事代だけでなく交通費や宿泊費も含めて考えることがポイントです。
開催地側の家庭が必ず食事代を持つというルールもありません。
お互いの移動負担や経済事情を確認し、全体として納得できる形にしましょう。
両家の参加人数が異なる場合
例えば、新郎側が3人、新婦側が4人で参加する場合、単純な折半では新婦側の方が多く食事をするにもかかわらず、負担額が同じになります。
こうしたケースでは、人数に応じた分担も選択肢になります。
具体的には、食事代を参加人数で割り、各家庭の人数分を負担する方法です。
ただし、新郎新婦の食事代をどちらの家に含めるかなど、細かい決め方によって金額が変わります。
事前に計算して、両家の親にも説明できる形にしておくと安心です。
片方の親だけが費用を負担してくれたら?
親が自発的に食事代を負担してくれる場合は、無理に断る必要はありません。
その代わり、後日お礼の手紙や品物などで感謝を伝えましょう。
マイナビウエディングも、親が費用を負担した場合には、なるべく早くお礼を伝えることを勧めています。
また、親が負担してくれたからといって、もう一方の親に同額の負担を求める必要もありません。
金額の公平性だけにこだわらず、それぞれの家庭の厚意を尊重する姿勢が大切です。
【費用トラブルを防ぐ】両家顔合わせの事前相談で決めるべき5つのこと
顔合わせの費用に関するトラブルは、金額そのものよりも、両家の認識の違いから生じることがあります。
例えば、新郎側は親が支払うつもりだったのに、新婦側は新郎新婦が払うものだと思っていた場合、会計時に気まずい雰囲気になりかねません。
こうした事態を避けるためにも、予約する前に次の5つを確認しましょう。
1. 誰が食事代を負担するか
まずは新郎新婦が負担するのか、親が負担するのか、両家で折半するのかを決めます。
新郎新婦が負担する場合は、親にも事前に伝えておくと安心です。
伝え方の例としては、次のようなものがあります。
「今回は私たちが両家をお招きする形にしたいので、食事代はこちらで負担する予定です。どうぞ気兼ねなく楽しんでください」
こうした説明があれば、親も当日の会計について心配する必要がありません。
2. 会食の予算と会場の格
会場を決める前に、1人当たりの予算を設定します。
例えば、1人1万円を目安にするのか、1万5,000円程度まで考えるのかによって、選べる会場や料理の内容が変わります。
また、片方の親だけが高級な料亭やホテルを希望している場合には、もう一方の家庭の意向も確認しましょう。
無理をして高額な会場を選ぶ必要はありません。
3. 交通費と宿泊費
遠方から参加する親がいる場合は、交通費や宿泊費の扱いを決めます。
基本的には各自負担にする方法もありますが、遠方から来る側の負担が大きい場合は、新郎新婦が交通費を援助する方法もあります。
会食費だけを見て折半するのではなく、関連する出費全体を確認が必要です。
4. 手土産の有無と予算
両家顔合わせでは、手土産を持参する家庭もあります。
ゼクシィの調査では、両家ともに手土産を用意した人が50.5%で、価格の目安は3,000~5,000円と紹介されています。
手土産として選ばれるのは、日持ちするお菓子や地元の名産品などです。
ただし、手土産は必ず用意しなければならないものではありません。
片方だけが高価な品物を用意すると、もう一方が気を使ってしまうこともあります。
そのため、次の点を事前に確認しておきましょう。
- 手土産を持参するか
- 予算をいくらにするか
- 両家で同程度の価格帯にするか
- 手土産なしにするか
特に、双方の親が気を使わないようにしたい場合は、手土産なしと決める方法もあります。
5. 当日の支払い担当者
費用を誰が負担するかと、実際に誰が会計をするかは別の問題です。
例えば、新郎新婦が負担する場合でも、当日は新郎がまとめて支払い、後日ふたりで精算する方法があります。
親が負担する場合も、事前に会計担当者を決めておけば、当日のやり取りがスムーズになります。
【当日の会計マナー】両家顔合わせの支払いタイミングと方法
顔合わせ当日は、会計の場面で両家の親に気を使わせない配慮が必要です。
事前に支払い担当者が決まっていれば、食事会の進行を妨げずに会計を済ませられます。
支払いは食事会の終盤がおすすめ
一般的には、料理や飲み物の提供が終わり、追加注文がなくなった段階で支払います。
新郎新婦が費用を負担する場合は、次のような流れが自然です。
1. 食事会が終盤に差し掛かる。
2. 新郎または新婦がさりげなく席を外す。
3. レジやスタッフに会計を依頼する。
4. ほかの参加者が会計を気にする前に支払いを済ませる。
5. 席に戻り、最後まで和やかに歓談する。
ゼクシィの調査でも、支払いは約7割が当日に行っていると紹介されています。
ただし、親が費用を負担すると事前に決めている場合は、その人が会計する形でも問題ありません。
両家で折半する場合は一度立て替えるとスマート
両家で折半する場合、会計の場でそれぞれが財布を出して金額を計算すると、食事会の雰囲気が崩れてしまう可能性があります。
おすすめは、当日は新郎新婦のどちらかがまとめて支払い、後日精算する方法です。
例えば、総額8万円なら、当日は代表者が8万円を支払います。その後、両家で4万円ずつ負担する形にすれば、会計時に慌てる必要がありません。
新郎新婦のどちらかが全額を立て替えた場合も、後日ふたりの間で精算できます。
支払い方法は現金・クレジットカードを事前確認
顔合わせの会計では、現金やクレジットカードなど、会場が対応している方法を利用できます。
予約時には、次の項目を確認しておくと安心です。
- クレジットカードが利用できるか
- 電子マネーやQRコード決済に対応しているか
- 事前決済が可能か
- 領収書を発行してもらえるか
- 会計を別々にできるか
特に、ホテルや料亭などでは、支払い方法や会計場所が店舗によって異なります。
当日になって支払い方法で慌てないよう、予約時に確認しておきましょう。
会計時に避けたい行動
両家顔合わせでは、次のような行動は避けた方が無難です。
- 会計時に突然、親に支払いを求める
- その場でどちらが払うかを押し付け合う
- 事前相談なしに高額な料理を注文する
- 折半の金額を参加者の前で細かく計算する
- 一方の親にだけ負担を求める
顔合わせの目的は、両家が親睦を深めることです。
会計をめぐるやり取りで雰囲気を壊さないためにも、事前準備を徹底しましょう。
【両家顔合わせの費用は誰が払う?】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:両家顔合わせの費用は新郎新婦が払うのが普通ですか?
新郎新婦が親を招待する形で開催し、ふたりが全額負担するケースは多く見られます。ただし、親が負担する家庭や、両家で折半する家庭もあります。絶対的なルールはないため、両家の事情に合わせて決めましょう。
Q2:両家顔合わせは新郎側の親が払うものですか?
必ずしも新郎側の親が払う必要はありません。昔ながらの結婚慣習と現在の顔合わせ食事会の費用負担は分けて考えましょう。新郎新婦が負担する方法も、親が援助する方法もあります。
Q3:両家顔合わせの費用を折半する場合、どう分ければよいですか?
両家の人数が同じなら、総額を半分ずつにする方法が簡単です。人数が異なる場合は、参加人数に応じて分ける方法もあります。交通費や宿泊費も含め、双方が納得できる割合を決めましょう。
Q4:両家顔合わせの食事代はいくらが相場ですか?
1人当たり1万円程度を目安にすると、6人の場合は約6万円です。会場や料理の内容によっては10万円以上になることもあります。個室料や飲み物代、サービス料も予算に含めておきましょう。
Q5:両家顔合わせの支払いはいつするのがよいですか?
一般的には、食事会の終盤に料理や飲み物の提供が終わったタイミングで支払います。新郎新婦のどちらかが代表して会計を済ませるとスムーズです。
Q6:親が顔合わせの費用を払ってくれた場合、お礼は必要ですか?
感謝の気持ちを伝えることが大切です。食事会当日にお礼を伝え、後日お礼状や菓子折りなどを贈る方法もあります。相手の厚意に対して丁寧に対応しましょう。
Q7:手土産の費用は誰が負担しますか?
基本的には、それぞれの家庭が自分たちの手土産を用意する形が一般的です。3,000~5,000円程度を目安に、両家で価格帯を揃えると気兼ねなく交換できます。手土産なしにする場合も、事前に双方で合意しておきましょう。
Q8:両家顔合わせで片方の親だけが費用を払うのは非常識ですか?
非常識ではありません。親が自発的にお祝いとして負担することもあります。ただし、もう一方の家庭が負担するつもりでいた場合など、認識の違いが生じないよう事前に共有することが大切です。
まとめ:【プロの結論】両家顔合わせの費用は納得できる分担が最優先
2026年の両家顔合わせでは、新郎新婦が費用を負担する方法、両家の親が負担する方法、双方で折半する方法など、さまざまなスタイルが選ばれています。
2025年の調査結果を見ても、費用相場や支払い方法には幅があり、すべての家庭に共通する正解はありません。
実際に費用負担を決める際には、次の3つを判断基準にするとよいでしょう。
1. ふたりが主催者として親を招待するなら、新郎新婦負担を基本に考える。
会場や料理をふたりが決める場合には、親をおもてなしする意味で費用を持つ方法が自然です。
2. 親から援助の申し出があれば、家庭の事情に応じて柔軟に受け入れる。
無理に断る必要はありませんが、一方の親だけが負担する場合は、感謝の伝え方も考えておきましょう。
3. 折半する場合は、食事代だけでなく交通費や人数差も考慮する。
単純に金額を半分にすることだけが公平とは限りません。両家の状況を踏まえた分担が重要です。
両家顔合わせは、結婚するふたりだけでなく、それぞれの家族が新しい関係を築く大切な機会です。
費用のことで気まずい思いをしないためにも、予約前に新郎新婦で話し合い、双方の親にも負担方法を伝えておきましょう。
誰が払ったかよりも、両家が気持ちよく食事を楽しめること。 それこそが、顔合わせの費用を決めるうえで最も大切な判断基準です。