東京スカイツリーの開業日は、2012年5月22日です。2026年には開業14周年を迎え、東京を代表するランドマークとして、その存在感を保ち続けています。ただし、建物が完成した竣工日や、一般客が当日券を購入して入場できるようになった通常営業開始日は、開業日とは異なります。
具体的には、2012年2月29日に竣工し、5月22日に東京スカイツリータウンとともにグランドオープン、7月11日に東京スカイツリーの通常営業が始まりました。そもそも、なぜ高さ634mもの新タワーが必要だったのでしょうか。建設の背景から東京ソラマチの開業、東武鉄道が進めた開発プロジェクトまで、2026年の最新情報を踏まえて時系列で解説します。
【結論】東京スカイツリーの開業日は2012年5月22日!竣工日・通常営業開始日との違い

東京スカイツリーの正式な開業日は、2012年5月22日です。この日は東京スカイツリー単体の開業だけでなく、商業施設や文化施設を含む東京スカイツリータウン全体のグランドオープン日でもあります。
一方、竣工と通常営業には、それぞれ別の日付が設定されています。検索時に情報が混在しやすいのは、建物の完成、施設全体の開業、展望台の一般利用という3つの段階が存在するためです。
3つの日付を比較すると一目で分かる
- 2012年2月29日:東京スカイツリーの竣工日。建設工事が完了した日。
- 2012年5月22日:東京スカイツリーの開業日。東京スカイツリータウンもグランドオープン。
- 2012年7月11日:東京スカイツリーの通常営業開始日。当日券の販売が始まった日。
特に間違えやすいのが5月22日と7月11日の違いです。東京スカイツリーは5月22日に営業を開始しましたが、開業直後の50日間は完全予約制でした。個人向けの入場券も日時指定券のみで、抽選方式による販売が行われていました。
その後、7月11日から当日券の販売が始まり、インターネットによる事前購入も先着順に変更されました。つまり、5月22日は施設の開業日、7月11日は一般的な入場方式による通常営業の開始日という違いがあります。
東京スカイツリー公式サイトの歴史年表にも、この2つの日付は明確に分けて記載されています。開業日を尋ねられた場合の正解は、5月22日です。
【完全年表】東京スカイツリーの着工から竣工、開業までの歴史
東京スカイツリーの建設計画は、開業の数年前から進められていました。2003年に放送事業者が新タワーの検討を始め、2006年に墨田区の押上・業平橋地区が建設地に決定。2008年の着工を経て、2012年に完成しました。
東京スカイツリー公式サイトと東武鉄道の沿革を照合すると、計画の発足から開業までには、放送インフラの整備と地域開発という2つの大きな流れがあったことが分かります。
東京スカイツリーの主要な出来事一覧
開業までの重要な日付と、それぞれの出来事を整理しました。
| 年月日 | 出来事 | 意味・内容 |
|---|---|---|
| 2003年12月17日 | 新タワー推進プロジェクト発足 | 在京放送事業者6社が600m級の新タワーを検討 |
| 2006年3月31日 | 建設地決定 | 墨田・台東エリアの業平橋・押上地区に決定 |
| 2006年5月1日 | 事業会社設立 | 新東京タワー株式会社が発足 |
| 2008年6月10日 | 名称決定 | 東京スカイツリーに決定。事業会社も社名変更 |
| 2008年7月14日 | 着工 | 起工式と安全祈願祭を実施 |
| 2009年10月16日 | 高さ決定 | 最高高さを634mに決定 |
| 2011年11月17日 | 世界記録認定 | 世界一高いタワーとしてギネス世界記録に認定 |
| 2012年2月29日 | 竣工 | 東京スカイツリーの建設工事が完了 |
| 2012年5月22日 | 開業 | 東京スカイツリータウンがグランドオープン |
| 2012年7月11日 | 通常営業開始 | 東京スカイツリーの当日券販売がスタート |
| 2013年5月31日 | テレビ放送開始 | 在京放送事業者6社が本放送を開始 |
この年表で注目したいのは、2012年2月29日の竣工から5月22日の開業まで約3か月の期間があることです。完成した建物をそのまま公開するのではなく、展望施設や商業施設、運営体制などを整えたうえで開業を迎えました。
また、竣工式は2012年3月2日に実施されています。竣工日である2月29日と、式典の開催日である3月2日も混同しやすいポイントです。
建設工事の規模も大きく、公式の施設概要によると、工事日数は1,325日、工事に携わった延べ人数は約58万人。総事業費は約650億円でした。設計・監理は日建設計、施工は大林組が担当しています。
こうした数字からも、東京スカイツリーが単なる観光施設ではなく、大規模な社会インフラ事業として建設されたことが伝わります。
【建設理由を解説】なぜ東京スカイツリーが必要だった?高さ634mの秘密
東京スカイツリーが建設された最大の理由は、地上デジタル放送の電波を安定して送信するためです。
現在では観光名所として知られていますが、計画の出発点はテレビ放送の送信環境を改善するという技術的な課題でした。
高層ビルの増加が新しい電波塔を必要とした
2000年代に入り、東京の都心部では高さ200m級の超高層ビルが増加していました。こうした建物が電波の伝わり方に影響を与える可能性があり、従来よりも高い位置から電波を送信できる新しいタワーが求められるようになりました。
そこで、2003年12月17日、NHKと民放キー局を含む在京放送事業者6社が「在京6社新タワー推進プロジェクト」を発足させました。
計画当初から目指していたのは、600m級の新しい電波塔です。東京スカイツリー公式の建設解説でも、都心に林立する超高層ビルによる電波への影響を低減するため、新タワーの建設が望まれたと説明されています。
完成後の2013年5月31日には、在京放送事業者6社の本放送が東京スカイツリーから始まりました。送信アンテナの高さが従来の約2倍になり、超高層ビルの影響を低減するという本来の役割が本格化したのです。
高さ634mはなぜ選ばれた?「むさし」に込められた意味
東京スカイツリーの高さは634mです。
実は、計画当初から634mだったわけではありません。当初は約610mを想定していましたが、自立式電波塔として世界一の高さを目指す検討を重ねた結果、634mに決定しました。
この数字には、もう一つの意味があります。
634は「むさし」と読むことができ、東京スカイツリーが建つ地域にゆかりのある旧国名「武蔵国」を連想させます。武蔵国は、現在の東京都や埼玉県、神奈川県の一部にまたがっていた歴史的な地域です。
つまり、634mという高さは、世界一を目指す技術的な目標であると同時に、地域の歴史や文化を反映した数字でもありました。
2011年11月17日には、ギネスワールドレコーズ社から「世界一高いタワー」として認定されています。
東京スカイツリーの基本スペック
- 所在地:東京都墨田区押上1-1-2
- 高さ:634m
- 構造:自立式電波塔
- 天望デッキ:地上350m
- 天望回廊:地上450m
- 鉄骨総重量:約3万6,000トン
- 鉄骨数:約3万7,000ピース
- 事業主体:東武タワースカイツリー株式会社
展望台は観光客にとって大きな魅力ですが、電波塔としての機能も現在まで重要な役割を担っています。加えて、災害時の防災機能や、雷・大気質などを観測する研究拠点としての活用も進められています。
観光、放送、防災、研究という複数の機能を持つことが、東京スカイツリーの特徴です。
【関係者と施設の関係】東京スカイツリータウン・東京ソラマチの開業日も同じ?
東京スカイツリーの開業を理解するうえで欠かせないのが、東京スカイツリータウンという複合施設の存在です。
東京スカイツリーは単独のタワーとして建設されたのではありません。東武鉄道が中心となり、タワーを核とする商業・文化・観光・オフィス機能を備えた街づくりを進めました。その開発プロジェクトが「Rising East Project」です。
東京ソラマチも2012年5月22日に開業
東京スカイツリータウンのグランドオープン日は、2012年5月22日です。同日、商業施設の東京ソラマチも開業しました。
東京ソラマチは、飲食店やファッション、雑貨、土産物店などが集まる大型商業施設です。東京スカイツリーの展望台を訪れる人だけでなく、買い物や食事を目的に訪れる人も楽しめる場所として整備されました。
東京スカイツリータウンには、ほかにもオフィス棟の東京スカイツリーイーストタワー、すみだ水族館、コニカミノルタプラネタリウム「天空」などがあります。
つまり、東京スカイツリーがタワーそのものの名称であるのに対し、東京スカイツリータウンは周辺施設を含む複合開発エリアの名称です。
事業に関わる企業・組織の役割
それぞれの組織や施設の関係を整理すると、開発プロジェクトの全体像が分かります。
- 東武鉄道株式会社:建設地の用地を保有し、東京スカイツリータウンを中心とした大規模開発を推進。
- 東武タワースカイツリー株式会社:東京スカイツリー事業の事業主体となる会社。
- 株式会社日建設計:設計・監理を担当。
- 株式会社大林組:タワーの施工を担当。
- 在京放送事業者6社:新タワーの必要性を提起し、電波送信設備の移行を進めた関係者。
- 東京ソラマチ:東京スカイツリータウン内の商業施設。
東武鉄道は2005年2月に新タワー事業への取り組みを表明し、2006年3月には自社用地のある墨田・台東エリアが建設地に決定しました。
また、事業主体となる会社は当初「新東京タワー株式会社」として設立され、2008年6月に新タワーの名称が東京スカイツリーに決まった際、社名も東武タワースカイツリー株式会社に変更されています。
このように、放送事業者が求めた電波塔計画と、東武鉄道が進めた沿線開発が結び付いたことで、現在の東京スカイツリータウンが誕生しました。
【2026年最新】東京スカイツリーは開業何年?14周年の節目と現在
東京スカイツリーは、2012年5月22日に開業しました。したがって、2026年5月22日に開業14周年を迎えています。
2026年11月現在は、開業から14年を経過しています。翌2027年5月22日には15周年を迎える計算です。
開業10周年から14周年までの歩み
東京スカイツリーは開業後も施設の充実を続けています。公式サイトの沿革には、節目ごとの取り組みが記録されています。
- 2017年:開業5周年を記念し、通常ライティングに新デザイン「幟」を追加。
- 2022年5月22日:東京スカイツリータウンが開業10周年を迎え、記念祭典などを開催。
- 2024年3月31日:年間外国人来場者数が初めて100万人を突破。2023年4月から2024年3月までの来場者数は約127万人。
- 2024年9月21日:東京スカイツリーの累計来場者数が5,000万人に到達。
- 2026年:開業14周年を迎え、施設の魅力向上や運営の改善を継続。
特に注目したいのは、外国人来場者の増加と累計来場者数5,000万人の達成です。開業当初は国内の新名所として大きな注目を集めましたが、現在では海外から訪れる観光客にとっても東京を代表する観光スポットになっています。
東武鉄道の2026年の事業情報でも、東京スカイツリータウンは開業14周年を迎えた施設として紹介されています。加えて、開業以来初となる東京ソラマチの「フードマルシェ」の段階的なリニューアルも進められ、2028年春までの更新が予定されています。
14周年は単なる記念日の数字ではありません。電波塔として建設された施設が、商業・観光・文化を組み合わせた地域の拠点へと成長してきたことを示す節目でもあります。
東京スカイツリーの開業日に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東京スカイツリーの開業日は何年何月何日ですか?
A1:2012年5月22日です。同日に東京スカイツリータウンがグランドオープンし、商業施設の東京ソラマチも開業しました。
Q2:東京スカイツリーの竣工日はいつですか?
A2:2012年2月29日です。竣工とは建設工事が完了したことを意味します。なお、竣工式は同年3月2日に実施されました。
Q3:東京スカイツリーの通常営業開始日はいつですか?
A3:2012年7月11日です。5月22日の開業から7月10日までの50日間は完全予約制で運営され、7月11日から当日券の販売が始まりました。
Q4:東京スカイツリーは2026年で開業何周年ですか?
A4:2026年5月22日に開業14周年を迎えました。開業日は2012年5月22日なので、2027年5月22日には15周年となります。
Q5:東京スカイツリーの高さはなぜ634mなのですか?
A5:自立式電波塔として世界一の高さを目指したことに加え、「634」を「むさし」と読めることも理由の一つです。建設地周辺の歴史にゆかりのある旧国名・武蔵国にちなんだ数字です。
Q6:東京ソラマチの開業日も東京スカイツリーと同じですか?
A6:同じ2012年5月22日です。東京スカイツリータウンのグランドオープンに合わせて開業しました。
まとめ:東京スカイツリーの開業日は2012年5月22日!3つの日付を正しく覚えよう
東京スカイツリーの開業日を調べる際に覚えておきたいのは、2012年5月22日、2012年2月29日、2012年7月11日という3つの日付です。
それぞれの意味を整理すると、次のようになります。
- 2012年2月29日:東京スカイツリーの竣工日。
- 2012年5月22日:東京スカイツリーの開業日・東京スカイツリータウンのグランドオープン日・東京ソラマチの開業日。
- 2012年7月11日:東京スカイツリーの通常営業開始日。
東京スカイツリーは、都心の高層ビルによる電波への影響を抑え、地上デジタル放送を安定して送信するという目的から生まれました。その後、東武鉄道による大規模な地域開発と結び付き、高さ634mの電波塔を中心とした複合施設へと発展しました。
2026年には開業14周年を迎え、国内外から多くの人が訪れる東京の代表的な観光拠点となっています。開業日だけでなく、竣工日や通常営業開始日の違い、建設された理由まで知っておくと、東京スカイツリーの歴史をより立体的に理解できます。