2026年の最新アルバム『MOMENTUM』は、2026年4月29日に発売され、5月5日発表のオリコン週間アルバムランキングで初登場1位を獲得しました。
初週売上は32.7万枚。前作『FAM』に続き、2作連続で初週30万枚を突破しています。
一方、2025年6月発売の『FAM』は初週61.9万枚。単純比較すると『MOMENTUM』は『FAM』の約52.8%に相当します。
つまり、約29.2万枚の差があります。
ただし、この数字だけで人気が半減したと判断するのは早計です。
『FAM』はtimelesz projectを経て5人の新メンバーが加入した、8人体制最初のオリジナルアルバムでした。新体制への期待やオーディションを通じた話題性が重なった、特別なタイミングでの発売だったからです。
対する『MOMENTUM』は、新体制での活動を継続し、グループとして次の段階に進むことを示した作品です。
初週売上の比較
| 比較項目 | FAM | MOMENTUM |
|---|---|---|
| 発売日 | 2025年6月11日 | 2026年4月29日 |
| オリコン初週売上 | 61.9万枚 | 32.7万枚 |
| 初登場順位 | 1位 | 1位 |
| 30万枚突破 | 達成 | 達成 |
| 体制 | 8人体制初アルバム | 新体制2作目 |
『FAM』は発売初日だけで48.5万枚を売り上げ、当時の自己最高記録だった『SZ10TH』の初週18.6万枚を超えました。
さらに初週61.9万枚という結果は、『SZ10TH』の累積売上23.4万枚をも上回っています。
『MOMENTUM』も初週30万枚を超えていることから、FAM発売時だけの一時的な盛り上がりではなく、その後も大規模なCD購入層を維持していることがうかがえます。
【歴代ランキング】Sexy Zoneからtimeleszまでのアルバム売上推移

timeleszのアルバム売上を理解するには、Sexy Zone時代からの推移を見る必要があります。
グループのアルバムは、オリジナルアルバム、ベストアルバム、EPなど複数の種類があります。収録内容や発売形態が異なるため、初週売上だけで単純に作品の評価を決めることはできません。
ここでは、オリコンが発表した初週売上を中心に、主要作品を整理します。
Sexy Zone・timeleszの歴代主要アルバム
出典:オリコン週間アルバムランキング。初週売上は公表された推定枚数を使用。すべての歴代作品を網羅した一覧ではなく、比較に適した主要作品を掲載しています。
売上推移から見える3つの転換点
1. 2021年『SZ10TH』で当時の自己最高を更新
2021年3月3日発売の『SZ10TH』は、初週18.6万枚を記録しました。
Sexy Zoneのデビュー10周年を記念するベストアルバムで、デビュー曲から当時の最新曲までを収録。オリコン週間アルバムランキングで初登場1位を獲得し、1stアルバムから9作連続の1位となりました。
当時の自己最高初週売上を更新した、グループの重要な節目です。
2. 2022~2023年は15万枚前後の安定した実績
『ザ・ハイライト』は14.1万枚、『Chapter II』は15.0万枚を記録しました。
特に『Chapter II』は、1stアルバムから11作連続の1位を達成しています。
Sexy Zone名義での活動終盤まで、アルバム1位を継続していたことが分かります。
3. 2025年『FAM』で売上規模が大きく変化
最も大きな転換点は、やはり『FAM』です。
初週61.9万枚は、それまでの自己最高だった『SZ10TH』の約3.3倍。
この結果は、メンバー構成やグループ名が変わった後も、既存ファンを引き継ぎながら新しい支持層を獲得したことを示す重要な指標です。
【改名の真相】Sexy Zoneからtimeleszへ、売上を変えたグループの転換
timeleszの売上推移を語る際、グループ名の変更とメンバー構成の変化は欠かせません。
Sexy Zoneからtimeleszへの改名経緯
Sexy Zoneは2011年に結成され、2012年11月に初のアルバム『one Sexy Zone』を発売しました。
その後、2022年末にマリウス葉が卒業。さらに2024年3月末には中島健人がグループを離れました。
2024年4月1日、佐藤勝利、菊池風磨、松島聡の3人はグループ名をtimeleszに変更すると発表しました。
改名の背景には、国内外で幅広く活動するための環境づくりや、グループとして新たな挑戦を始めたいという思いがありました。
新名称には、Sexy Zone時代の歴史を受け継ぐ意味も込められています。菊池風磨は、5人体制時代にメンバーで制作した楽曲「timeless」を由来の一つとして説明し、従来のグループ名にあったSZの文字も残しました。
timelesz projectがもたらした変化
改名と同時に発表されたのが、新メンバー募集オーディション「timelesz project」です。
約10か月にわたる選考はNetflixでも配信され、従来のアイドルグループのファンだけでなく、候補者個人やオーディション番組をきっかけにグループを知った視聴者にも接点を広げました。
2025年2月15日、最終的に加入が発表されたのは次の5人です。
- 寺西拓人
- 原嘉孝
- 橋本将生
- 猪俣周杜
- 篠塚大輝
既存メンバーの佐藤勝利、菊池風磨、松島聡と合わせて8人体制になりました。
オーディションには1万8,922件の応募がありました。この数字は、新しいメンバーを探すプロジェクトそのものが大きな関心を集めたことを示しています。
新規ファンの増加とアルバム売上の関係
timelesz projectの影響は、音楽活動にも表れました。
従来のSexy Zoneの楽曲を知るファンに加えて、オーディションを通じて初めてグループを知った人たちが、新体制の活動を追うようになったことが、売上規模の変化を考えるうえで重要です。
特に『FAM』には、新メンバー5人による楽曲「君へ」など、新体制ならではの内容が盛り込まれました。
ただし、初週61.9万枚をそのまま新規ファンの人数に置き換えることはできません。複数形態の購入や既存ファンによる応援購入も含まれるためです。
それでも、Sexy Zone時代からの継続的な支持に、新しい視聴者層の関心が加わったことは、売上の大幅な伸びを理解するうえで見逃せません。
【オリコンとBillboardを比較】2026年上半期の売上は何位?
『MOMENTUM』の売上を調べると、オリコンとBillboard JAPANで異なる数字が掲載されています。
これは、どちらかが間違っているという意味ではありません。
それぞれ集計方法が異なるためです。
MOMENTUMの週間売上は両チャートで1位
2026年5月6日公開のBillboard JAPAN Top Albums Salesでは、『MOMENTUM』が31万9,522枚で首位を獲得しました。
同じ発売週のオリコン週間アルバムランキングでも、初週32.7万枚で1位となっています。
| 指標 | オリコン | Billboard JAPAN |
|---|---|---|
| 集計期間 | 4月27日~5月3日 | 4月27日~5月3日 |
| 売上 | 約32.7万枚 | 31万9,522枚 |
| 順位 | 1位 | 1位 |
2026年上半期は6位にランクイン
さらに注目したいのが、Billboard JAPANの2026年上半期Top Albums Salesです。
『MOMENTUM』は、上半期のアルバムセールスランキングで6位、338,685枚を記録しました。
2026年上半期 Billboard JAPAN Top Albums Sales
『MOMENTUM』/timelesz338,685枚
集計期間:2025年11月24日~2026年5月24日
同ランキングでは、BTSの『ARIRANG』が1位、&TEAMの『We on Fire』が2位、SixTONESの『MILESixTONES -Best Tracks-』が3位でした。
『MOMENTUM』はAぇ! groupの『Runway』に続く6位に入り、国内外の人気アーティストが並ぶ上半期ランキングで存在感を示しています。
なぜオリコンとBillboardで枚数が違うのか?
両者の主な違いは、販売データの収集方法です。
オリコン週間アルバムランキング
全国の調査協力店の販売実績を基に、週間の推定売上枚数を算出します。CDショップ、家電量販店、コンビニ、インターネット通販など、幅広い販売経路が対象です。
Billboard JAPAN Top Albums Sales
SoundScan Japanによる小売店やECサイトのPOS実売データを中心に、全国の販売枚数を推定します。
例えば『FAM』の場合、Billboard JAPANでは2025年6月の発売週に64万9,529枚を記録しました。一方、オリコンでは初週61.9万枚です。
この違いは、それぞれの調査対象や推計方法によるものです。
したがって、歴代売上を比較する場合は、同じランキングの数字同士を比べることが基本です。
【連続1位記録】timeleszは歴代2位!Sexy Zone時代から続く実績
売上枚数と並んで注目したいのが、オリコン週間アルバムランキングの連続1位記録です。
Sexy Zoneは2012年11月発売の『one Sexy Zone』から、アルバム1位を連続して獲得してきました。
2023年発売の『Chapter II』で11作連続を達成し、2025年発売の『FAM』では13作連続に記録を伸ばしています。
そして2026年5月発売の『MOMENTUM』で、1stアルバムから14作連続、通算14作目の1位となりました。
歴代記録の順位
オリコン発表による「1stアルバムからの連続1位獲得作品数」は、2026年5月時点で次の順位です。
| 順位 | グループ | 連続1位作品数 |
|---|---|---|
| 1位 | NEWS | 17作 |
| 2位 | timelesz | 14作 |
| 3位タイ | KAT-TUN | 13作 |
| 3位タイ | Kis-My-Ft2 | 13作 |
| 3位タイ | Hey! Say! JUMP | 13作 |
この記録で特に注目すべきなのは、Sexy Zoneからtimeleszへと名前が変わり、メンバー構成も変化したにもかかわらず、1位獲得の連続記録が途切れていない点です。
グループの歴史を引き継ぎながら、新しい体制でも結果を残していることが分かります。
【2026年11月最新情報】MOMENTUM以降の活動と今後の売上の注目点
2026年11月3日時点で、最新のフルアルバムは『MOMENTUM』です。
8月31日からはサブスクリプションサービスやダウンロードでの配信も始まり、CD以外の形で作品を楽しめるようになりました。
また、2026年7月29日にはシングル『消えない花火』を発売。アルバム発売後も音楽活動を継続しています。
2026年後半のメンバー構成にも変化
なお、2026年10月には猪俣周杜さんとの専属契約解除が発表され、timeleszは7人体制で活動を続けることになりました。
猪俣さんについては10月21日、東京地検が起訴猶予による不起訴処分としたことが報じられています。契約解除と刑事処分は別の判断です。
このため、『FAM』と『MOMENTUM』の販売実績は、いずれも8人体制で発売された作品の記録として整理する必要があります。
【プロの結論】売上を評価するなら3つの数字を見る
timeleszのアルバム売上を正しく理解するには、次の3つの視点が欠かせません。
① 初週売上
発売直後の注目度や購入の集中度を見る指標です。『FAM』の61.9万枚は、グループの歴代最高初週実績として大きな意味を持ちます。
② 累積売上
発売後もどれだけ購入され続けたかを見る数字です。初週だけでなく、その後の週間ランキングでの推移も重要です。
③ 年間・上半期ランキング
同じ期間に発売された他アーティストの作品と比較するための指標です。『MOMENTUM』の上半期6位は、発売直後だけでは見えない市場での位置づけを示しています。
特に注意したいのは、初週売上と累積売上を混同しないことです。
『MOMENTUM』の32.7万枚は初週の数字であり、2026年上半期の33万8,685枚とは集計期間も異なります。また、オリコンとBillboardの数字も同じ基準ではありません。
こうした違いを理解すれば、ネット上の歴代売上ランキングも正しく読み解けます。
【タイムレスアルバム売上】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:timeleszの歴代アルバムで初週売上が最も多い作品は?
A1:2025年6月発売の『FAM』です。オリコン週間アルバムランキングで初週61.9万枚を記録し、グループの自己最高初週売上を更新しました。
Q2:最新アルバム『MOMENTUM』の初週売上は何枚?
A2:2026年4月29日発売の『MOMENTUM』は、オリコンで初週32.7万枚を記録しました。Billboard JAPANの週間Top Albums Salesでも31万9,522枚で1位となっています。
Q3:Sexy Zone時代の最高初週売上は何枚?
A3:代表的な記録では、2021年の10周年記念ベストアルバム『SZ10TH』が初週18.6万枚を記録しています。その後、2025年の『FAM』がこの記録を大幅に更新しました。
Q4:timeleszのアルバム連続1位記録は何作?
A4:2026年5月の『MOMENTUM』で14作連続、通算14作目のオリコン週間アルバム1位を達成しました。1stアルバムからの連続1位獲得作品数では歴代単独2位です。
Q5:2026年上半期のBillboard JAPANでは何位だった?
A5:『MOMENTUM』は2026年上半期Top Albums Salesで6位、338,685枚を記録しました。
まとめ:timeleszのアルバム売上は新体制で大きく飛躍
Sexy Zone時代からtimeleszへの歩みを振り返ると、アルバム売上には明確な転換点があります。
2021年の『SZ10TH』が初週18.6万枚を記録し、2023年の『Chapter II』まで15万枚前後の実績を積み重ねました。
その後、timelesz projectによる新メンバー募集と8人体制への移行を経て、2025年の『FAM』が初週61.9万枚という大記録を達成します。
2026年の『MOMENTUM』も初週32.7万枚、Billboard JAPAN上半期6位という結果を残しました。
特に評価したいのは、グループ名やメンバー構成が変わっても、オリコン週間アルバムランキングの連続1位記録が14作まで伸びていることです。
今後の注目点は、7人体制での新作がどの程度の初週売上を記録するか、そして『FAM』や『MOMENTUM』で獲得したファン層を継続的な支持につなげられるかという点です。
61.9万枚という歴史的な記録だけでなく、Sexy Zoneから続く14作連続1位という実績も、timeleszの音楽活動を評価するうえで欠かせない数字です。