T-BOLANのライブ活動は終了したが、メンバーそれぞれの人生や音楽活動が終わったわけではない。
2026年10月31日時点で確認できる情報をもとに、4人の現在を整理する。
1. 森友嵐士(ボーカル)
森友嵐士
1965年生まれ・広島県出身
T-BOLANのボーカルとして活動してきた中心人物。2026年10月も個人名義での活動を続けている。
2026年9月にはピアニスト小島良喜とのデュオライブを発表。TikTokでの音楽配信や、10月29日には61歳の誕生日を記念した生配信も告知された。
加えて、10月22日には新しいジュエリーブランド「TEARS」の始動を発表している。
これは2028年の「#T-BOLAN」とは別の個人プロジェクトだ。音楽だけにとどまらず、ジュエリーや文化活動にも表現の幅を広げている。
2. 五味孝氏(ギター)
五味孝氏
T-BOLANのギタリスト
武道館公演の実現に大きく関わった人物。個人のギター活動も続けている。
五味は2026年の武道館公演を実現するうえで重要な役割を担った。
2026年10月には、増崎孝司、柴崎浩、AKIHIDEらとともに「B ZONE GUITAR SUMMIT Vol.14」に参加。
T-BOLANとしてのライブ活動が終わった後も、ギタリストとしての活動を続けている。
3. 上野博文(ベース)
上野博文
ベーシスト・ステージ4肺がん公表
くも膜下出血と肺がんという2度の大きな病気を経験しながら、武道館のステージまでたどり着いた。
上野は2015年のくも膜下出血から復帰し、2025年にはステージ4の肺がんと診断された。
2026年2月にはがんの縮小を報告。8月10日の日本武道館公演にも出演し、ラストツアーを完走した。
ただし、治療が終了したという発表はなく、今後の健康状態や音楽活動については慎重に見守る必要がある。
4. 青木和義(ドラム)
青木和義
オリジナルメンバー・ドラマー
岐阜での家業を守るため、2021年にT-BOLANの表舞台での活動休止を発表した。
青木は音楽活動と家業の両立を続けてきたが、2021年に生活基盤を守ることを優先する決断をした。
現在もオリジナルメンバーとしてT-BOLANの歴史を語るうえで欠かせない存在だが、2026年の日本武道館公演には出演していない。
今後、2028年の新章に参加するかどうかについても、具体的な発表は確認できていない。
メンバーの現在を比較すると
| メンバー | 担当 | 2026年の状況 |
|---|---|---|
| 森友嵐士 | ボーカル | ソロ音楽活動、新プロジェクト |
| 五味孝氏 | ギター | ソロ・ギター関連活動 |
| 上野博文 | ベース | 治療と健康を優先、武道館出演 |
| 青木和義 | ドラム | 家業を中心に活動休止中 |
4人それぞれの事情は異なる。だからこそ、T-BOLANの35年を単なるバンドの活動期間としてではなく、4人が歩んできた人生の物語として捉えることができる。
【2028年の新章】T-BOLANは本当に再結成するのか?

2026年8月10日の武道館公演で発表された「#T-BOLAN」の新章構想は、今後の活動を考えるうえで要点だ。
2028年7月10日に新しいT-BOLANが始動
武道館公演の最後に示されたのは、2028年7月10日という具体的な日付だった。
森友が説明した構想の中心は、ファンも新しいT-BOLANをつくる仲間になるという考え方だ。
従来のバンド活動では、メンバーが楽曲を制作し、ライブを行い、ファンがそれを受け取るという関係が基本だった。
しかし、新しい構想では、ファンも参加できる場所をつくり、未来のT-BOLANを一緒につくっていくという方向性が示されている。
これは、単なる懐古的な再結成とは違う。
2028年の新章で確定していること・今後の注目点
| 項目 | 2026年10月31日時点の状況 |
|---|---|
| 始動予定日 | 2028年7月10日 |
| 発表された名称 | #T-BOLAN |
| 基本理念 | 音楽や想いの継承 |
| ファンの位置づけ | 新しい活動をともにつくる仲間 |
| 4人での再結成 | 具体的な発表なし |
| 新しいライブ活動 | 詳細未発表 |
| 活動形態・参加方法 | 今後の発表に注目 |
ここで注目したいのは、2026年10月22日に森友が発表したジュエリーブランド「TEARS」との違いだ。
「TEARS」は森友個人の新プロジェクトで、10月30日から予約受付が始まったジュエリーブランドである。
一方、「#T-BOLAN」は武道館で発表された2028年の新しい活動構想だ。両者を混同して、ジュエリーブランドがバンドの再結成を意味すると理解するのは正しくない。
2028年に注目すべき3つのポイント
1. オリジナルメンバー4人の関わり方
青木の表舞台での活動休止、上野の治療、森友と五味の今後の活動など、メンバーそれぞれの状況が異なる。従来の4人がどのような形で新章に関わるのかが注目される。
2. ファン参加型の仕組み
森友が説明した「誰もが参加できる新しい場所」がどのようなサービスや活動になるのか。従来のファンクラブやライブとは異なる仕組みになる可能性がある。
3. T-BOLANの音楽を次世代へ継承する方法
35年間にわたって届けてきた楽曲やメッセージを、どのように次の世代へ伝えていくのか。
2028年の新章は、T-BOLANという名前を残すだけではなく、その音楽と精神を次の時代につなぐ試みとして注目される。
【よくある質問】T-BOLANの解散に関するFAQ
Q1:T-BOLANは1999年と2026年の2回解散したのですか?
A1:1999年12月には正式に解散しています。2026年8月10日は従来のバンドとしてのラストライブで、森友自身は「解散」ではなく「バンドとしてのラストライブ」と説明しました。報道では解散・活動終了と表現されることがあります。
Q2:T-BOLANの上野博文は現在どうしていますか?
A2:ステージ4の肺がんを公表し、治療を続けながら2026年8月10日の日本武道館公演までラストツアーを完走しました。2026年2月にはがんの縮小を報告していますが、完治が発表されたわけではありません。
Q3:T-BOLANは2028年に再結成するのですか?
A3:2028年7月10日に「#T-BOLAN」の新章を始動することが発表されています。ただし、従来の4人による再結成や全国ツアーが決定したという発表ではありません。ファンも参加する新しい活動の具体的な内容が注目されています。
Q4:森友嵐士の心因性発声障害は解消したのですか?
A4:長いリハビリを経て歌声を取り戻し、2017年のT-BOLAN完全復活につながりました。ただし、2025~2026年の活動では本人の体調がライブ継続の判断に関わっており、過去の障害を単純に完全解消したと断定することはできません。
Q5:青木和義はT-BOLANを脱退したのですか?
A5:2021年に家業を守るため、T-BOLANの表舞台での活動休止を発表しました。脱退と同じ意味ではなく、2026年の武道館公演には出演していません。
まとめ:T-BOLANの解散は35年の歴史を次世代につなぐ転換点
T-BOLANの1999年と2026年の活動終了には、明確な違いがある。
1999年は森友嵐士の心因性発声障害によって、バンドとして歌い続けることが難しくなったことが大きな原因だった。
その後、2012年の再結成、2014年の活動休止、2017年の完全復活を経て、T-BOLANは再びファンの前に立ち続けた。
しかし、上野博文のくも膜下出血やステージ4肺がん、青木和義の活動休止、森友自身の体調など、メンバーはさまざまな現実と向き合うことになった。
2026年8月10日の日本武道館公演は、そうした35年間の集大成だった。
そして、その最後に発表されたのが、2028年7月10日始動予定の「#T-BOLAN」である。
【プロの結論】
T-BOLANの歴史を理解するうえで大切なのは、「解散したから終わった」「2028年に再結成するから元に戻る」という二者択一で考えないことだ。
1999年は歌声を失ったことで失われた時間を抱えた別れ。2026年は、自分たちの意思で最後のライブを選んだ別れ。そして2028年は、音楽と想いを未来へ継承するための新しい挑戦である。
「離したくはない」「Bye For Now」「マリア」などの楽曲が長く愛されてきた背景には、メンバー自身が経験した苦悩や再生の物語もある。
35年間の歴史に幕を下ろしたT-BOLAN。しかし、森友嵐士が武道館で示した未来へのメッセージは、そこで終わってはいない。
2028年7月10日。「#T-BOLAN」の新章がどのような形で始まるのか。今後の公式発表が待たれる。