2026年現在、朝日山親方は、かつて大相撲で元関脇・琴錦として活躍した人物です。本名は松澤英行(まつざわ・ひでゆき)。1968年6月8日生まれで、現在58歳です。現役時代には通算663勝を挙げ、幕内最高優勝2回という輝かしい実績を残しました。
現在は日本相撲協会の年寄・朝日山宗功(あさひやま・むねのり)として、千葉県鎌ケ谷市にある朝日山部屋の師匠を務めています。2016年に部屋を再興してから約10年。協会内では指導普及部に所属し、後進の育成にも携わっています。2026年11月場所の番付では、朝日山部屋に所属する力士は6人です。
【人物の正体】朝日山親方は元関脇・琴錦と同一人物!本名・年齢・現在のプロフィール

朝日山親方と琴錦は、別々の人物ではありません。現役時代に琴錦として土俵に上がっていた松澤英行氏が、引退後に年寄名跡を取得し、現在は朝日山宗功として活動しています。
日本相撲協会の公式プロフィールでは、現在の年寄名を「朝日山宗功」、現役時代の四股名を「琴錦 功宗」と記載しています。検索すると両方の名前が出てくるのは、現役時代と引退後で立場や名乗りが変わったためです。
朝日山親方の基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 現在の年寄名 | 朝日山 宗功 |
| 現役時代の四股名 | 琴錦 功宗 |
| 本名 | 松澤 英行 |
| 生年月日 | 1968年6月8日 |
| 年齢 | 58歳(2026年11月現在) |
| 出身地 | 群馬県高崎市 |
| 現役時代の所属 | 佐渡ヶ嶽部屋 |
| 現役時代の最高位 | 関脇 |
| 生涯戦歴 | 663勝557敗58休 |
| 幕内最高優勝 | 2回 |
| 主な受賞歴 | 殊勲賞7回・敢闘賞3回・技能賞8回 |
| 現在の所属部屋 | 朝日山部屋 |
| 協会での立場 | 委員・指導普及部 |
出典は日本相撲協会公式の年寄プロフィールおよび力士プロフィールです。生涯戦歴は100場所で663勝557敗58休。幕内だけでも506勝441敗43休を記録しています。
「朝日山宗功」と「琴錦功宗」はなぜ名前が違う?
大相撲では、現役力士が引退して親方になると、年寄名跡を取得・襲名して親方としての名前を名乗ります。そのため、現役時代の四股名と引退後の年寄名が異なることは珍しくありません。
琴錦の場合も、現役時代は琴錦功宗、引退後は複数の年寄名を経て、現在の朝日山宗功に至っています。
日本相撲協会の年寄プロフィールに掲載されている年寄名の履歴は、琴錦功宗、若松英行、若松秀行、竹縄英行、浅香山英行、荒磯英行、秀ノ山穣憲、中村英行、そして朝日山宗功という流れです。
したがって、「朝日山親方」と「琴錦」の名前を見かけても、別人だと考える必要はありません。同一人物の現役時代と現在の親方としての姿を指しています。
【現役時代の経歴】琴錦は幕内優勝2回!通算663勝を記録した速攻の名力士
琴錦は、佐渡ヶ嶽部屋に所属していた力士です。小柄ながら鋭い出足とスピードを生かした相撲で存在感を発揮し、最高位は関脇まで昇進しました。
特に特徴的だったのが、立ち合いから一気に相手との距離を詰める速攻相撲です。相手に十分な体勢をつくらせず、突きや押しを中心に勝負を決める取り口は、テレビ番組などで「F1相撲」とも評されました。
フジテレビの相撲関連番組でも琴錦の速攻や若貴時代の上位力士との対戦が取り上げられており、当時の大相撲を語るうえで印象に残る力士の一人です。
初土俵から関脇昇進までの歩み
琴錦が初土俵を踏んだのは1984年3月場所です。佐渡ヶ嶽部屋で力を磨き、1988年3月場所に新十両、1989年5月場所には新入幕を果たしました。
その後、1990年9月場所に新小結、同年11月場所には新関脇へ昇進。入門から約7年足らずで三役の地位に到達しました。
1991年と1998年、2度の幕内最高優勝
琴錦の現役時代を象徴するのが、2度の幕内最高優勝です。しかも、いずれも横綱や大関ではなく、平幕の番付から優勝を成し遂げました。
1度目は1991年9月の秋場所。東前頭5枚目だった琴錦は13勝2敗の成績で初優勝を飾りました。関脇経験者が平幕に下がった状況から賜杯を手にした、印象的な優勝でした。
2度目は1998年11月の九州場所。西前頭12枚目という番付から14勝1敗を記録し、2度目の優勝を達成しました。初優勝から実に43場所を経ての快挙です。
日本相撲協会が2026年1月に公開した大相撲クイズでも、この「平幕で複数回優勝した」という記録が琴錦の特徴として紹介されています。同記事では、2025年11月場所時点で平幕から2度優勝した唯一の力士と説明されています。
琴錦の主要な経歴・成績年表
| 年月 | 出来事 | 実績・内容 |
|---|---|---|
| 1984年3月 | 初土俵 | 佐渡ヶ嶽部屋から大相撲の世界へ |
| 1988年3月 | 新十両 | 関取に昇進 |
| 1989年5月 | 新入幕 | 幕内力士となる |
| 1990年9月 | 新小結 | 初の三役入り |
| 1990年11月 | 新関脇 | 最高位の関脇へ昇進 |
| 1991年9月 | 幕内初優勝 | 東前頭5枚目・13勝2敗 |
| 1998年11月 | 幕内2度目の優勝 | 西前頭12枚目・14勝1敗 |
| 2000年9月 | 現役引退 | 32歳で土俵を去る |
通算663勝だけでは測れない琴錦の評価
琴錦の生涯戦歴は663勝557敗58休です。幕内での成績は506勝441敗43休。加えて、殊勲賞7回、敢闘賞3回、技能賞8回という三賞18回の受賞歴があります。
横綱・大関を相手に勝利を重ねる力士に贈られる殊勲賞を7回受賞している点も注目に値します。加えて、横綱から勝利して獲得する金星も8個記録しました。
優勝2回だけでなく、三賞18回と金星8個という数字を合わせて見ると、琴錦が単なる一発屋ではなく、長年にわたって上位陣を脅かす存在だったことが分かります。
現役引退は2000年9月場所。最後の番付は東十両筆頭でした。最高位の関脇から引退まで16年以上にわたって土俵に立ち続けた力士です。
【部屋創設の経緯】朝日山部屋は2016年に再興!尾車部屋から独立した背景
琴錦が現役を引退した後、親方として歩んだ道のりには、年寄名跡の取得や部屋の独立という転機がありました。
2016年に朝日山部屋を再興するまでの経緯を理解するには、年寄「朝日山」の襲名と、以前の朝日山部屋が閉鎖された歴史を押さえておく必要があります。
2016年1月に朝日山を襲名
2016年1月6日、日本相撲協会は元琴錦の中村親方が年寄「朝日山」を襲名することを承認しました。当時の報道によると、本人は将来的に独立して自分の部屋を持つ意向を示していました。
朝日山部屋は、先代親方だった元大関・大受の定年退職に伴い、2015年1月の初場所限りで閉鎖されていました。つまり、琴錦が取り組んだのは、単に新しい相撲部屋を持つことだけではなく、途絶えていた朝日山の名を再び相撲界で継承することでもあったのです。
2016年6月1日付で部屋を新設
2016年5月26日、日本相撲協会は理事会で朝日山部屋の新設を発表しました。正式な新設日は2016年6月1日です。
当時の朝日山親方は尾車部屋に所属していましたが、独立に伴い、力士3人とともに新たな部屋をスタートさせました。
日本相撲協会の2016年5月26日付の公式発表には、尾車部屋から転属する年寄として朝日山親方、力士として朝日錦・朝日国・朝日龍の3人が記載されています。
2016年5月の報道では、朝日山親方は佐渡ヶ嶽部屋で学んだ稽古の厳しさと、尾車部屋で経験した弟子への愛情や家庭的な雰囲気を生かしたいという抱負を語っていました。現役時代に培った技術だけでなく、異なる部屋で得た指導経験を新しい部屋づくりに反映させようとしていたことがうかがえます。
朝日山部屋の所在地は千葉県鎌ケ谷市
現在の朝日山部屋は、千葉県鎌ケ谷市くぬぎ山にあります。日本相撲協会公式の相撲部屋紹介に掲載されている所在地は、千葉県鎌ケ谷市くぬぎ山2-1-5です。
鎌ケ谷市の公式ウェブサイトでも、朝日山部屋は市内にある相撲部屋として紹介されています。千葉県内の相撲文化を支える施設の一つであり、地域と大相撲を結び付ける拠点にもなっています。
【2026年最新情報】朝日山部屋の所属力士一覧と力士数は6人
2026年11月3日現在、日本相撲協会公式の朝日山部屋紹介ページに掲載されている所属力士は6人です。
2026年11月場所の番付では、幕下が1人、三段目が2人、序二段が2人、序ノ口が1人という構成です。幕内や十両に在籍する関取はいません。
朝日山部屋の所属力士一覧(2026年11月場所)
日本相撲協会公式の部屋紹介に掲載された番付と四股名は次のとおりです。
- 白月狼(はくげつろう):東幕下44枚目
- 悠錦(はるにしき):西三段目19枚目
- 白蛇(はくだ):西三段目48枚目
- 志摩錦(しまにしき):西序二段25枚目
- 安芸錦(あきにしき):西序二段42枚目
- 大國山(おおくにやま):西序ノ口8枚目
注目は幕下に昇進した白月狼
2026年11月場所の番付で、部屋の最上位に位置するのは白月狼です。2026年9月場所では東三段目3枚目で5勝2敗と勝ち越し、11月場所では東幕下44枚目に昇進しました。
幕下は十両昇進を目指す力士にとって重要な段階です。十両以上になると関取と呼ばれ、待遇や相撲界での立場も大きく変わります。白月狼が幕下でどこまで番付を上げられるかは、部屋の今後を占う注目ポイントです。
また、三段目には悠錦と白蛇、序二段には志摩錦と安芸錦が所属しています。大國山も序ノ口で番付を上げる機会をうかがっています。
6人という人数は、大規模な相撲部屋と比べれば小規模です。しかし、部屋の育成力を評価する際には人数だけでなく、各力士の番付推移、勝ち越しの継続、幕下上位や関取への昇進実績などを合わせて見る必要があります。
なお、11月場所は11月8日初日の予定です。11月3日時点で確認できるのは発表済みの番付であり、同場所の取組結果ではありません。
【協会での役職】朝日山親方は指導普及部の委員!朝乃山とは別人
朝日山親方は部屋の師匠として弟子を育てるだけでなく、日本相撲協会の組織運営にも携わっています。
日本相撲協会では指導普及部に所属
日本相撲協会の職務分掌によると、朝日山宗功親方は委員であり、担当職務は指導普及部です。
指導普及部は、相撲の指導や普及に関係する業務を担う協会内の部署です。朝日山親方は、現役時代の経験を持つ親方として、部屋の運営と協会の業務の両面に関わっています。
ここで注意したいのは、「委員」という立場と「指導普及部」という担当業務は、同じ意味ではないことです。協会の公式職務分掌では、年寄としての立場と担当部署がそれぞれ記載されています。
朝日山親方と朝乃山はどう違う?
検索では「朝日山親方」と「朝乃山」が混同されることがあります。しかし、2人はまったく別の人物です。
朝日山親方は、元関脇・琴錦として活躍した後、引退して親方になった人物です。一方、朝乃山は現役力士で、本名は石橋広暉。富山県出身で、高砂部屋に所属しています。
2026年11月場所の番付では、朝乃山は東前頭筆頭です。元大関という実績を持つ現役力士であり、朝日山部屋の師匠とは立場も所属部屋も異なります。
両者を区別する要点は、次の3つです。
- 朝日山親方:元関脇・琴錦。引退後に親方となり、朝日山部屋を率いる。
- 朝乃山:本名・石橋広暉。高砂部屋所属の現役力士。
- 名前の違い:朝日山は親方の年寄名、朝乃山は現役力士の四股名。
名前の響きは似ていますが、経歴や所属部屋を確認すれば、取り違えることはありません。
【プロの結論】朝日山親方の本当の強みは現役実績と後進育成の両立
朝日山親方の歩みを振り返ると、現役時代の成績と現在の師匠としての活動には、一貫した特徴があります。それは、経験に裏打ちされた実践的な相撲の知識です。
琴錦は、最高位が関脇でありながら幕内優勝を2回達成しました。しかも、いずれも平幕での優勝です。663勝という通算成績だけでなく、上位陣を相手に結果を残した勝負強さが、その評価を支えています。
特に、1991年と1998年という異なる時期に優勝している点は重要です。一度の好調で終わるのではなく、長い現役生活の中で再び優勝できる力を示しました。
部屋の評価は関取の人数だけで決められない
2026年11月場所の朝日山部屋には6人の力士が所属し、関取はまだいません。現時点の番付だけを見れば、これから上位を目指す段階にある部屋です。
ただし、相撲部屋の育成力を判断するには、単純な所属人数だけでなく、力士がどのように成長しているかを見ることが欠かせません。
具体的には、次の点が今後の評価材料になります。
- 幕下の力士が十両昇進を果たせるか。
- 三段目や序二段の力士が継続的に番付を上げられるか。
- 新弟子の加入によって部屋の競争環境が広がるか。
- 師匠の経験や指導方針が、力士個々の成長につながるか。
琴錦のように速攻を武器にした力士が、どのような指導を通じて次世代の力士を育てていくのか。ここに朝日山部屋を追いかける面白さがあります。
また、朝日山親方が協会の指導普及部に所属していることも、部屋の師匠という役割だけでは捉えきれない現在の活動を示しています。現役時代の経験を部屋の中だけにとどめず、相撲界全体の仕事にも生かしている点が特徴です。
【朝日山親方と琴錦の現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:朝日山親方は元関脇・琴錦と同じ人物ですか?
A1:はい、同一人物です。現役時代は琴錦功宗という四股名で活躍し、引退後は複数の年寄名を経て、現在は朝日山宗功を名乗っています。
Q2:朝日山親方の本名と年齢は何歳ですか?
A2:本名は松澤英行です。1968年6月8日生まれで、2026年11月現在58歳です。
Q3:朝日山部屋には現在何人の力士が所属していますか?
A3:2026年11月場所の番付では6人です。白月狼、悠錦、白蛇、志摩錦、安芸錦、大國山が所属しており、幕下1人、三段目2人、序二段2人、序ノ口1人という構成です。
まとめ:朝日山親方は琴錦としての実績を次世代の育成につなぐ師匠
朝日山親方は、元関脇・琴錦として大相撲の歴史に名を残した人物です。本名は松澤英行、1968年6月8日生まれの58歳。現役時代は663勝557敗58休を記録し、幕内最高優勝2回、三賞18回、金星8個という実績を残しました。
2000年9月場所で現役を引退した後は親方として活動し、2016年6月1日には千葉県鎌ケ谷市で朝日山部屋を再興しました。2026年現在は日本相撲協会の委員として指導普及部を担当し、部屋の師匠として6人の力士を指導しています。
今後の注目点は、幕下に昇進した白月狼をはじめとする所属力士が、どこまで番付を上げられるかという点です。現役時代に平幕優勝2回という特別な記録を持つ琴錦が、師匠としてどのような力士を育てるのか。朝日山部屋の成長は、これからも大相撲ファンが注目したいテーマです。
主な事実確認資料: 日本相撲協会公式「年寄プロフィール」「力士プロフィール」「朝日山部屋紹介」「職務分掌」、2016年5月26日付の協会理事会発表、フジテレビの相撲関連番組、2016年の独立・再興に関する報道。2026年11月場所の番付情報も反映しています。