2023年度の男子日本代表は、2023年4月7日にJVAが発表した37人でスタートしました。監督はフランス出身のフィリップ・ブラン氏。登録選手には、海外クラブでプレーする主力から大学在学中の若手まで、幅広い世代が含まれていました。
以下は、2023年度の登録メンバーを背番号順に整理した一覧です。背番号とポジションは当時の選手名簿に基づいています。
2023年男子日本代表・背番号付き37人一覧
OH=アウトサイドヒッター/OP=オポジット/MB=ミドルブロッカー/S=セッター/L=リベロ
出典:日本バレーボール協会の2023年度選手プロフィール、月刊バレーボールの登録選手一覧。
ポジション別の人数構成
37人の内訳は次のとおりです。
- アウトサイドヒッター(OH):11人
- ミドルブロッカー(MB):10人
- セッター(S):6人
- リベロ(L):6人
- オポジット(OP):4人
攻撃の中心となるアウトサイドヒッターとミドルブロッカーが多く、セッターやリベロにも複数の選択肢を用意した構成でした。
また、2023年6月30日にはミドルブロッカーの澤田晶が追加登録されています。
このため、人数を正確に整理すると次のようになります。
- 4月7日の当初発表:37人
- 6月30日の追加登録:澤田晶1人
- 2023年度中の登録選手:合計38人
「37人」という数字は間違いではありませんが、年度途中の追加登録まで含めると38人になります。ここは検索結果だけでは混同しやすいポイントです。
【注目選手5人】石川祐希・髙橋藍・西田有志らの2023年所属と役割

2023年の日本代表を語るうえで欠かせないのが、石川祐希、髙橋藍、西田有志、関田誠大、宮浦健人の5人です。
それぞれ異なるポジションでチームを支え、国際大会での日本の競争力を高めました。
石川祐希|背番号14・アウトサイドヒッター
アウトサイドヒッター/背番号14
2023年所属:パワーバレー・ミラノ(イタリア)
日本代表のキャプテンとしてチームをまとめた石川祐希は、攻撃力だけでなく、守備や試合運びにも関わる中心選手でした。
イタリアの強豪リーグで経験を積み、世界トップレベルの選手と対戦してきた実績は、日本代表にとって大きな財産です。
2023年のパリ五輪予選でも主力として出場し、チームの五輪出場権獲得を支えました。
髙橋藍|背番号12・アウトサイドヒッター
アウトサイドヒッター/背番号12
2023年所属:日本体育大学4年
髙橋藍は、攻撃だけでなくレシーブや守備にも優れたオールラウンド型の選手です。
2023年当時は日本体育大学の4年生でありながら、すでに日本代表の主力として国際舞台に立っていました。
高い身体能力と攻守のバランスを生かし、石川祐希とともにアウトサイドヒッターのポジションを支えました。
その後は海外リーグでの経験も積み、2026年度のJVA登録ページではポーランドのボクダンカ・LUV・ルブリン所属として掲載されています。
西田有志|背番号1・オポジット
オポジット/背番号1
2023年所属:パナソニックパンサーズ
西田有志は、強烈なジャンプサーブと高い決定力を武器にするオポジットです。
オポジットは、主にセッターと対角に位置し、チームの得点源として期待されるポジションです。
西田はパワフルなスパイクだけでなく、サーブでも相手の守備を崩すことができ、日本代表の攻撃に欠かせない存在でした。
2026年度も日本代表に登録されており、所属先は大阪ブルテオンです。
関田誠大|背番号8・セッター
セッター/背番号8
2023年所属:ジェイテクトSTINGS
セッターは、レシーブされたボールをアタッカーが打ちやすい位置にトスする司令塔です。
関田誠大は、速い攻撃やコンビネーションを組み立てる能力に優れ、相手ブロックを翻弄するトスワークで日本の攻撃を支えました。
石川や髙橋藍、西田、宮浦らの持ち味を引き出す役割を担い、2023年のチームに欠かせない選手でした。
2026年度も代表登録され、所属先はサントリーサンバーズ大阪となっています。
宮浦健人|背番号4・オポジット
オポジット/背番号4
2023年所属:パリ・バレー(フランス)
宮浦健人は、西田有志とともにオポジットを担った選手です。
強烈なスパイクと得点能力が持ち味で、試合展開に応じて攻撃の選択肢を増やせる存在でした。
特に2023年ネーションズリーグでは、ファイナルラウンドのイタリア戦で攻撃をけん引。日本が大会初の銅メダルを獲得するうえで、大きな役割を果たしました。
2026年度のJVA登録ページでは、ウルフドッグス名古屋所属として掲載されています。
【大会別に検証】ネーションズリーグ・ワールドカップ2023の出場メンバーは?
2023年の日本代表を調べる際、最も間違えやすいのが大会別の選手構成です。
JVAが発表した37人は、シーズン全体を通じた登録メンバーです。実際の大会では、コンディションや戦術、対戦相手などを考慮して選手を選抜していました。
ネーションズリーグ2023の男子日本代表
2023年6月6日に開幕したネーションズリーグでは、各週の大会に合わせて14人が選ばれました。
第1週の名古屋大会では、当初登録されていた高梨健太が体調不良となり、大塚達宣に変更されています。
その後、6月20日に発表されたフランス大会の14人は次のとおりです。
- セッター:深津旭弘、関田誠大
- オポジット:西田有志、宮浦健人
- アウトサイドヒッター:石川祐希、大塚達宣、富田将馬、髙橋藍、甲斐優斗
- ミドルブロッカー:小野寺太志、山内晶大、髙橋健太郎
- リベロ:小川智大、山本智大
この14人は、第1週の名古屋大会から変更なしと報じられています。なお、名古屋大会の当初メンバーからは高梨に代わって大塚が登録されていました。
ネーションズリーグ2023の最終結果
日本は予選ラウンドで10勝2敗という好成績を残し、ファイナルラウンドに進出しました。
準決勝ではポーランドに1-3で敗れたものの、3位決定戦ではイタリアに3-2で勝利。
日本男子代表にとって、ネーションズリーグで初めて獲得した銅メダルでした。
特にイタリアとの3位決定戦では、宮浦健人が序盤から得点を重ね、チームの勝利に貢献しています。
パリ五輪予選・ワールドカップバレー2023の14人
2023年9月30日から10月8日まで、東京の国立代々木競技場第一体育館で開催されたのが、FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023です。
この大会では、パリ2024オリンピックの出場権を懸けて、日本を含む8カ国が総当たり戦を行いました。
9月29日に発表された日本代表14人は次のとおりです。
セッター
- 関田誠大
- 山本龍
オポジット
- 西田有志
- 宮浦健人
アウトサイドヒッター
- 大塚達宣
- 富田将馬
- 髙橋藍
- 石川祐希
- 甲斐優斗
ミドルブロッカー
- 小野寺太志
- 山内晶大
- 髙橋健太郎
リベロ
- 小川智大
- 山本智大
ネーションズリーグの登録メンバーと比べると、セッターに山本龍が入り、アウトサイドヒッターには富田将馬が選ばれています。
一方、ネーションズリーグでメンバーに入っていた深津旭弘や大宅真樹らは、この大会の14人には含まれていません。
パリ五輪予選の結果は5勝2敗
日本は大会最終戦でアメリカにフルセットの末に敗れましたが、それまでに勝利を重ね、最終成績は5勝2敗。
プールBで2位となり、上位2カ国に与えられるパリ2024オリンピックの出場権を獲得しました。
これは、2008年北京大会以来となる自力でのオリンピック出場権獲得という大きな成果でした。
【監督と選考の経緯】フィリップ・ブラン体制が築いた2023年の日本代表
2023年度男子日本代表監督
1960年5月20日生まれ
フィリップ・ブラン監督は、2023年度で日本代表監督として2シーズン目を迎えていました。
2023年のチームづくりで特徴的だったのは、特定の14人だけに依存せず、37人の登録メンバーからシーズンを通じて選手を選抜する方針です。
JVAの4月7日の発表では、初選出の選手が6人含まれていました。
その6人は次のとおりです。
- 西山大翔
- 山本龍
- 高橋慶帆
- 備一真
- 三輪大将
- 下川諒
経験豊富な石川祐希や柳田将洋らに加え、将来性のある若手を登録したことは、2023年のチーム編成の特徴でした。
加えて、6月30日には中央大学の澤田晶が追加登録されています。
37人を登録した理由は選手層の拡大
バレーボールは、ポジションによって求められる役割が大きく異なる競技です。
例えば、アウトサイドヒッターには攻撃とレシーブの両方が大切です。一方、オポジットには得点力、ミドルブロッカーにはブロックとクイック攻撃、リベロには守備力が必要です。
加えて、長期間の国際大会では、選手の疲労やコンディションも考慮しなければなりません。
そのため、複数の選手を登録しておき、対戦相手や大会日程に応じて最適な14人を選ぶ方法には合理性があります。
2023年の日本代表は、主力選手の安定感を保ちながら、若手にも国際大会を経験させる編成を進めていました。
【2026年最新比較】2023年男子日本代表メンバーは現在どうなった?
2026年10月現在、2023年の代表選手たちは国内外のクラブでキャリアを重ねています。
また、日本代表の監督も交代しました。
2024年11月、JVAはロサンゼルス2028オリンピックを目指す新監督として、ロラン・ティリ氏の就任内定を発表。2026年度はティリ監督体制で37人が登録されています。
2023年と2026年の主な選手・所属比較
| 選手 | 2023年の所属 | 2026年度の所属 |
|---|---|---|
| 石川祐希 | パワーバレー・ミラノ | ジラート・バンク・アンカラ |
| 髙橋藍 | 日本体育大学 | ボクダンカ・LUV・ルブリン |
| 西田有志 | パナソニックパンサーズ | 大阪ブルテオン |
| 関田誠大 | ジェイテクトSTINGS | サントリーサンバーズ大阪 |
| 宮浦健人 | パリ・バレー | ウルフドッグス名古屋 |
所属は各年度のJVA選手プロフィール掲載情報に基づく。クラブ名は当時の表記。
この比較から分かるのは、2023年の主要選手の多くが2026年度にも代表登録されていることです。
一方、所属先は大きく変化しています。
石川祐希はイタリアでのプレーを経てトルコのクラブに所属。髙橋藍も大学在学中の代表選手から、海外リーグで経験を積む選手へと成長しました。
西田有志は国内の大阪ブルテオン、関田誠大はサントリーサンバーズ大阪、宮浦健人はウルフドッグス名古屋に所属しています。
2026年も残る選手と新しい世代
2026年度の登録メンバーには、2023年にも代表入りしていた選手が複数残っています。
代表的な選手は以下のとおりです。
- 石川祐希
- 髙橋藍
- 西田有志
- 宮浦健人
- 関田誠大
- 小野寺太志
- 山内晶大
- 大塚達宣
- 髙橋健太郎
- 山本智大
一方、2026年度には深津英臣、河東祐大、西本圭吾、後藤陸翔、武田大周、川野琢磨、一ノ瀬漣ら、新たな世代の選手も登録されています。
2023年から続く主力の経験と、次世代の選手の成長を組み合わせるチーム編成が進んでいます。
2023年と2026年で監督はどう変わった?
| 項目 | 2023年度 | 2026年度 |
|---|---|---|
| 監督 | フィリップ・ブラン | ロラン・ティリ |
| 登録人数 | 37人(当初) | 37人 |
| 大きな目標 | パリ2024五輪出場 | ロサンゼルス2028五輪 |
| チームの特徴 | 主力と若手の融合 | 経験者と新世代の再編 |
ブラン監督からティリ監督への交代は、単なる指導者の変更ではありません。
2023年はパリ五輪の出場権獲得を目指すシーズンでしたが、2026年はロサンゼルス2028に向けた強化期間に入っています。
そのため、代表選手の継続性を保ちつつ、将来の主力候補を発掘することも大切になっています。
【プロの結論】2023年男子日本代表を正しく理解する3つの判断基準
2023年の男子日本代表を振り返る際には、次の3点を押さえると、選手名簿や大会結果をより正確に理解できます。
1. 登録メンバーと大会出場メンバーを区別する
37人はシーズン全体の登録選手です。ネーションズリーグやパリ五輪予選では、そこから選ばれた14人が大会に出場しました。
登録されていることと、実際に試合に出場したことは同じではありません。
2. 背番号は大会ごとに確認する
年度登録の背番号と、実際の大会の登録番号を混同しないことも重要です。特に、同じ選手でも年度や大会が変わると番号が異なる場合があります。
2023年の代表を調べるなら、年度の選手一覧と各大会の公式メンバー表を照合するのが確実です。
3. 所属クラブは年度と時点を確認する
石川祐希や髙橋藍のように海外でプレーする選手は、移籍によって所属先が変わります。
2023年の所属を知りたい場合は2023年度の資料、現在の所属を知りたい場合は2026年度の資料を確認する必要があります。
この3点を押さえれば、過去の代表選手を調べる際の誤認を大きく減らせます。
【男子バレー日本代表2023メンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2023年の男子バレー日本代表は本当に37人だった?
A1:はい。JVAは2023年4月7日に37人を発表しました。その後、6月30日にミドルブロッカーの澤田晶が追加登録されたため、年度内の登録選手は合計38人です。
Q2:2023年の男子バレー日本代表で石川祐希の背番号は何番?
A2:石川祐希は背番号14です。髙橋藍は12番、西田有志は1番、宮浦健人は4番、関田誠大は8番でした。
Q3:2023年の男子日本代表メンバーは2026年も現役?
A3:はい。石川祐希、髙橋藍、西田有志、関田誠大、宮浦健人らは2026年度の日本代表にも登録されています。ただし、2023年の登録選手全員が2026年度の代表に残っているわけではありません。
まとめ:男子バレー日本代表2023はパリ五輪への転換点となったチーム
2023年の男子バレーボール日本代表は、フィリップ・ブラン監督のもとで37人の登録メンバーからチームを編成し、国際大会に挑みました。
石川祐希、髙橋藍、西田有志、関田誠大、宮浦健人らが中心となり、ネーションズリーグでは日本男子初の銅メダルを獲得。加えて、パリ五輪予選では5勝2敗の成績でパリ2024の出場権を手にしました。
2026年現在も、当時の主力選手の多くが代表で活躍しています。一方、監督はロラン・ティリ氏に交代し、新しい世代の選手も加わっています。
2023年の日本代表を理解するうえで最も大切なのは、37人の年度登録メンバーと、各大会で実際に選ばれた14人を分けて考えることです。
この違いを理解すれば、当時の背番号、所属、ポジション、そして2026年までの選手たちの歩みを、より正確に追うことができます。
2023年は、日本男子バレーが世界の強豪と互角に渡り合い、次のオリンピックへ向けた大きな一歩を踏み出したシーズンでした。