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【フランス代表の歴代メンバー】ジダン世代からエムバペ世代へ

如月 淳 如月 淳 • 更新: • 公開: • 読了約 13 分
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フランス代表の強さを支えてきたのは、世界的なスター選手だけではない。異なる国籍や文化的背景を持つ選手が集まり、クラブで培った技術や戦術理解を代表チームで融合させてきた点も特徴だ。

時代ごとに中心選手は変わっている。

1998年|ジダンとデシャンを中心とした黄金世代

1998年の優勝メンバーには、次のような選手がいた。

- GK:ファビアン・バルテズ
- DF:リリアン・テュラム、マルセル・デサイー、ローラン・ブラン、ビセンテ・リザラズ
- MF:ディディエ・デシャン、ジネディーヌ・ジダン、パトリック・ビエラ、エマニュエル・プティ
- FW:ユーリ・ジョルカエフ、ティエリ・アンリ、ダビド・トレゼゲ

この世代の特徴は、中盤の構成力と守備の安定感だった。

ジダンが攻撃を組み立て、デシャンがチーム全体を統率。テュラムやデサイーらが後方を支える構造が、初優勝を可能にした。

2018年|エムバペ、グリーズマン、ポグバの新世代

2018年の優勝メンバーには、次の選手が名を連ねた。

- GK:ウーゴ・ロリス
- DF:ラファエル・ヴァラン、サミュエル・ユムティティ、バンジャマン・パバール、リュカ・エルナンデス
- MF:エンゴロ・カンテ、ポール・ポグバ、ブレーズ・マテュイディ
- FW:キリアン・エムバペ、アントワーヌ・グリーズマン、オリビエ・ジルー

このチームは、守備の強度と速攻の破壊力を兼ね備えていた。

カンテが中盤で相手の攻撃を遮断し、ポグバが前線への配球を担う。グリーズマンが攻撃をつなぎ、エムバペがスピードを生かして相手守備を攻略する。

1998年のチームとは異なる戦い方で、フランスは2度目の優勝を実現した。

2022年・2026年|経験豊富な主力と若手の融合

2022年大会では、エムバペ、グリーズマン、ジルーを中心に、ウーゴ・ロリス、ラファエル・ヴァラン、オーレリアン・チュアメニらがチームを支えた。

2026年には、主力の一部を残しながら、新しい選手が加わった。

FIFAの2026年代表メンバー分析によると、2022年大会の登録メンバーから11人が再び選出され、2018年の優勝経験を持つ選手も4人残った。

2018年の優勝経験者として2026年大会に参加したのは、エムバペ、ウスマン・デンベレ、リュカ・エルナンデス、エンゴロ・カンテだ。

加えて、マイケル・オリーズ、ブラッドリー・バルコラ、デジレ・ドゥエ、ラヤン・シェルキらが加わり、攻撃の選択肢が広がった。

2026年の代表メンバーを代表的な選手で整理すると、次のようになる。

- GK:マイク・メニャン、ブリス・サンバ
- DF:ウィリアム・サリバ、イブラヒマ・コナテ、ジュール・クンデ
- MF:エンゴロ・カンテ、オーレリアン・チュアメニ、アドリアン・ラビオ、ワレン・ザイール=エメリ
- FW:キリアン・エムバペ、ウスマン・デンベレ、マイケル・オリーズ、ブラッドリー・バルコラ、デジレ・ドゥエ

特に注目したいのは、2018年と2022年の優勝・準優勝を経験した選手が、2026年にもチームの中心に残っていたことだ。

経験と若さを組み合わせた編成は、フランスの代表チームが世代交代を進めるうえでの重要な特徴となっている。

【キリアン・エムバペのW杯成績】通算22得点で歴代最多に到達

サッカーワールドカップフランス

2026年のフランス代表を語るうえで、キリアン・エムバペの存在は欠かせない。

2018年に19歳でワールドカップデビューを果たして以来、3大会連続で代表の主力として活躍。2026年大会終了時点で、個人記録でも歴史的な数字を残している。

大会別の得点と出場記録

大会 出場試合数 得点
2018年ロシア 7試合 4得点
2022年カタール 7試合 8得点
2026年北米 8試合 10得点
通算 22試合 22得点

FIFAが2026年7月19日に公表した個人成績によると、エムバペはワールドカップ通算22得点を記録。リオネル・メッシの21得点を上回り、大会歴代最多得点者となった。

また、22試合で22得点という数字は、1試合平均1得点という驚異的なペースでもある。

2018年|19歳で世界の頂点へ

2018年大会では4得点を記録。

アルゼンチンとの決勝トーナメント1回戦では2得点を挙げ、決勝のクロアチア戦でもゴールを決めた。

19歳204日での決勝ゴールは、1958年大会のペレ以来となる若さでの記録としてFIFAにも紹介されている。

2022年|決勝ハットトリックと得点王

2022年大会では8得点を挙げ、得点王に輝いた。

特にアルゼンチンとの決勝は、エムバペのキャリアを象徴する試合となった。

後半に2得点を決めて同点に追いつき、延長戦でもゴールを記録。ワールドカップ決勝でハットトリックを達成した。

試合には敗れたものの、個人としては歴史に残るパフォーマンスだった。

2026年|10得点を追加して通算22得点

2026年大会では、グループリーグから決勝トーナメントまで得点を重ね、10得点を記録した。

3位決定戦のイングランド戦でも2得点を挙げたが、チームは4-6で敗退。

個人としては大会を通じて22得点まで記録を伸ばし、フランス代表の歴史だけでなく、ワールドカップ全体の歴代得点記録にも名を刻んだ。

ここで重要なのは、エムバペの個人成績と代表チームの成績を分けて考えることだ。

2026年大会では個人として10得点を記録しながら、チームは4位だった。エースの得点力が高くても、優勝には守備、組織力、選手間の連携が必要になる。そのことを象徴する大会でもあった。

【ディディエ・デシャン監督が退任】ジダン新監督でフランス代表は新時代へ

2026年大会は、ディディエ・デシャンにとってフランス代表監督としての最後のワールドカップとなった。

デシャンは2012年から代表監督を務め、2018年の優勝、2022年の準優勝を実現。選手と監督の両方でワールドカップを制した、サッカー史でも限られた人物の一人だ。

デシャンの退任はいつ決まった?

デシャンは2025年1月、2026年ワールドカップ終了後に代表監督を退任する意向を表明した。

FIFAの2025年1月7日付報道によると、デシャンは2012年から続けてきた代表監督の職を2026年大会で終える考えを明らかにしていた。

その後、2026年大会でフランスを4位に導き、大会終了後に退任した。

選手として1998年に優勝し、監督として2018年に優勝。さらに2022年と2026年にも代表を上位に導いた実績は、フランス代表の歴史を語るうえで欠かせない。

ジネディーヌ・ジダンが新監督に就任

デシャンの後任として、2026年7月28日にフランス代表の新監督に就任したのがジネディーヌ・ジダンだ。

FIFAの発表によると、ジダンはフランス代表と2030年ワールドカップ終了までの4年契約を結んだ。

1998年大会では選手として初優勝に貢献したジダンが、今度は指揮官としてフランス代表を率いることになる。

ジダンは現役引退後、レアル・マドリードの監督としても実績を残した。特にUEFAチャンピオンズリーグ3連覇を達成した指導者として知られる。

ただし、代表監督としての仕事はクラブチームとは異なる。

代表では選手を招集できる期間が限られ、短い準備期間で戦術を浸透させなければならない。各クラブで異なる役割を担う選手たちを、限られた時間で一つのチームにまとめる必要がある。

ジダンに求められるのは、1998年の英雄という過去の肩書だけではない。エムバペを中心とした攻撃陣を生かしながら、次の大会で優勝を狙えるチームを構築できるかどうかだ。

【プロの結論】2026年の4位はフランス代表の衰退を意味するのか?

2026年のフランス代表を評価する際、4位という最終順位だけでチームの実力を判断するのは適切ではない。

大会全体の数字を見れば、フランスはグループリーグ3連勝を達成し、決勝トーナメントでも準決勝まで勝ち上がった。

8試合で6勝2敗、20得点10失点。攻撃面では十分な結果を残している。

一方、準決勝と3位決定戦では8失点を喫した。この2試合の結果は、優勝を争う段階での守備の安定性や試合管理に改善の余地があったことを示している。

フランス代表を評価する際に見るべき4つのポイント

① エムバペに依存しすぎない攻撃構成

エムバペは2026年大会で10得点を記録した。一方、デンベレやバルコラも得点し、オリーズはアシストで貢献している。

複数の選手が得点に関与できるかどうかは、次の大会でも注目すべきポイントだ。

② 守備陣と中盤の連携

フランスは攻撃的な選手層の厚さが際立つ一方、強豪国との対戦では守備の連動性も求められる。

特にスペイン戦のようにボール保持を得意とする相手や、イングランド戦のように攻撃の勢いが強い相手に対し、守備ブロックを維持できるかが重要になる。

③ 世代交代の進め方

1998年のジダン、2018年のエムバペ、そして2026年のオリーズやドゥエなど、フランスは異なる世代から優秀な選手を生み出してきた。

経験豊富な選手を残しながら若手を起用するバランスが、次の代表チームの完成度を左右する。

④ ジダン新監督の戦術的な方向性

デシャン体制で築かれた組織力をどこまで継承し、ジダン独自の戦術をどう組み込むか。

この変化は、2030年大会に向けたフランス代表を評価するうえで重要な判断材料となる。

フランスの2026年4位は、1998年や2018年の優勝実績を消すものではない。同時に、過去の栄光だけで次の優勝を保証するものでもない。

プロの視点で重要なのは、優勝回数だけでなく、得点力、守備の安定性、世代交代、監督の戦術という4つの要素を合わせて評価することだ。


【サッカー・フランス代表のワールドカップ】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:フランス代表のワールドカップ優勝回数は何回?
A1:男子フランス代表の優勝回数は通算2回です。1998年フランス大会で初優勝し、2018年ロシア大会で2度目の優勝を達成しました。

Q2:2026年ワールドカップでフランス代表は何位だった?
A2:4位です。7月14日の準決勝でスペインに0-2で敗れ、7月18日の3位決定戦ではイングランドに4-6で敗れました。

Q3:エムバペのワールドカップ通算得点は何点?
A3:2026年大会終了時点で22得点です。2018年に4得点、2022年に8得点、2026年に10得点を記録し、FIFAワールドカップの歴代最多得点者となりました。

Q4:2026年大会後のフランス代表監督は誰?
A4:ジネディーヌ・ジダンです。2026年7月28日に新監督への就任が発表され、2030年ワールドカップ終了までの4年契約を結びました。

まとめ:フランス代表の次の目標は2030年大会での3度目の優勝

サッカーW杯におけるフランス代表は、1998年と2018年の2度の優勝を誇る強豪国だ。ジネディーヌ・ジダン、ディディエ・デシャン、キリアン・エムバペと、時代ごとに世界を代表する選手や指導者を輩出してきた。

2026年大会ではスペインに準決勝で敗れ、イングランドとの3位決定戦も4-6で落として4位に終わった。しかし、6勝を挙げてベスト4に進出し、エムバペは大会10得点、通算22得点という歴史的な記録を達成している。

そして、代表監督はデシャンからジダンへと交代した。1998年の優勝メンバーだったジダンが新たな指揮官となったことで、フランス代表には再び歴史的な節目が訪れている。

次に注目したいのは、エムバペを中心とする攻撃陣の継続的な得点力、若手選手の成長、そして守備の再構築だ。2つの優勝経験を持つフランスが、ジダン新体制で2030年大会の3度目の世界一を目指す。その過程こそ、これからのフランス代表を追う最大の見どころとなる。

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如月 淳

芸能・エンタメ領域を10年以上取材してきたデスク。所属事務所の公式リリース、番組公式サイト、配信サービスの告知を一次情報として確認し、裏付けのない情報は記事にしない方針です。

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