2026年の選抜高校野球は、3月19日から31日まで阪神甲子園球場で開催された第98回選抜高等学校野球大会。全国から選ばれた32校が頂点を争い、決勝では大阪桐蔭(大阪)が智辯学園(奈良)を7-3で破り、4年ぶり5回目の優勝を果たした。
2026年11月現在、大会はすでに終了しており、組み合わせ・全試合結果ともに確定している。この記事では、センバツ2026の組み合わせ表をもとに、全32校の1回戦対戦カード、2回戦から準々決勝・準決勝・決勝までの勝ち上がり、試合日程と最終結果をまとめた。大阪桐蔭の優勝までの道のりや、智辯学園が演じた8点差からの大逆転劇も振り返る。
【2026年最新版】第98回選抜高校野球の組み合わせ表と大会概要

第98回選抜高等学校野球大会は、日本高等学校野球連盟と毎日新聞社が主催した春の全国大会だ。出場校は一般選考30校と21世紀枠2校の合計32校。各地区の秋季大会などを踏まえた選考を経て、全国の代表校が甲子園に集まった。
大会はトーナメント方式で行われ、1回戦から準々決勝、準決勝を経て決勝に進む。組み合わせは大会前に決定され、各校は同じブロックの勝者と次の試合で対戦する仕組みだ。
まず押さえておきたい基本情報は次のとおり。
- 大会名:第98回選抜高等学校野球大会
- 開催期間:2026年3月19日(木)~3月31日(火)
- 会場:阪神甲子園球場
- 出場校:32校
- 大会方式:トーナメント方式
- 決勝:2026年3月31日(火)
- 優勝:大阪桐蔭(大阪)
- 準優勝:智辯学園(奈良)
- 決勝スコア:大阪桐蔭7-3智辯学園
日本高野連の大会公式記録によると、大阪桐蔭は2年ぶり16回目の出場で、4年ぶり5回目の優勝を達成した。2022年以来となる春の頂点であり、同校のセンバツでの実績をさらに積み上げる結果となった。
【全32校を掲載】選抜高校野球2026の1回戦対戦カード一覧
2026年大会の1回戦は3月19日から24日まで実施された。全16試合の結果を開催日順に整理する。対戦カードの左側に勝利校を記載した。
3月19日(木)第1日
- 帝京(東京)4-3 沖縄尚学(沖縄)
- 中京大中京(愛知)3-1 阿南光(徳島)
- 八戸学院光星(青森)15-6 崇徳(広島)
初日は帝京、中京大中京、八戸学院光星が勝ち上がった。特に八戸学院光星は15得点を挙げ、序盤から打線の力を示した。
3月20日(金・祝)第2日
- 滋賀学園(滋賀)5-4 長崎西(長崎)
- 神村学園(鹿児島)2-0 横浜(神奈川)
- 智辯学園(奈良)4-0 花巻東(岩手)
注目された横浜は神村学園に0-2で敗退。前年の2025年大会優勝校が初戦で姿を消す結果となった。一方、智辯学園は花巻東を完封し、順調なスタートを切った。
3月21日(土)第3日
- 花咲徳栄(埼玉)3-2 東洋大姫路(兵庫)
- 日本文理(新潟)8-1 高知農(高知)
- 専大松戸(千葉)4-0 北照(北海道)
専大松戸は北照を相手に4-0の完封勝利。花咲徳栄も東洋大姫路との接戦を制し、次のステージに進んだ。
3月22日(日)第4日
- 九州国際大付(福岡)4-3 神戸国際大付(兵庫)
- 大垣日大(岐阜)2-1 近江(滋賀)
- 山梨学院(山梨)5-3 長崎日大(長崎)
この日は接戦が続いた。九州国際大付は神戸国際大付を1点差で下し、大垣日大も近江との競り合いを制した。
3月23日(月)第5日
- 東北(宮城)5-1 帝京長岡(新潟)
- 英明(香川)5-3 高川学園(山口)
- 三重(三重)2-0 佐野日大(栃木)
東北、英明、三重がそれぞれ勝利。三重は佐野日大を無失点に抑え、投手力を見せた。
3月24日(火)第6日
- 大阪桐蔭(大阪)4-0 熊本工(熊本)
1回戦最後の試合では大阪桐蔭が熊本工を4-0で下した。優勝候補の一角として大会に臨んだ大阪桐蔭は、初戦を完封勝利で突破した。
以上が2026年大会の1回戦16試合、出場32校の全対戦カードだ。初戦で敗れた16校と勝ち上がった16校が明確に分かれ、ここから優勝を争うトーナメントが本格化した。
【2回戦から決勝まで】選抜高校野球トーナメント表と全試合結果
1回戦を突破した16校は、2回戦から準々決勝、準決勝へと進んだ。ここでは大会の流れを追えるよう、全試合のスコアをステージ別に整理する。
2回戦:3月24日~26日
- 3月24日:中京大中京 9-4 帝京
- 3月24日:八戸学院光星 5-4 滋賀学園
- 3月25日:智辯学園 2-1 神村学園
- 3月25日:花咲徳栄 17-0 日本文理
- 3月26日:山梨学院 3-1 大垣日大
- 3月26日:英明 6-3 東北
- 3月26日:大阪桐蔭 6-5 三重
- 3月26日:専大松戸 8-3 九州国際大付
2回戦では、智辯学園が神村学園との延長タイブレークを2-1で制した。また、花咲徳栄は日本文理を17-0で破り、圧倒的な得点力を見せつけた。
大阪桐蔭も三重との接戦を6-5で突破。専大松戸は九州国際大付に8-3で勝利し、準々決勝進出を決めた。
なお、3月25日に予定されていた専大松戸対九州国際大付の試合は、降雨のため翌26日に順延された。これに伴い、26日は2回戦4試合が実施されている。
準々決勝:3月27日
- 中京大中京 2-1 八戸学院光星
- 智辯学園 12-8 花咲徳栄
- 専大松戸 2-1 山梨学院
- 大阪桐蔭 4-3 英明
準々決勝最大の話題は、智辯学園と花咲徳栄の一戦だった。花咲徳栄が序盤に8点を奪い、0-8と大きくリード。しかし智辯学園はその後に反撃し、12-8で逆転勝利を収めた。
大阪桐蔭も英明に4-3で競り勝った。中京大中京と専大松戸もそれぞれ1点差で勝ち上がり、ベスト4が決定した。
準決勝:3月29日
- 智辯学園 2-1 中京大中京
- 大阪桐蔭 3-2 専大松戸
準決勝は2試合とも1点差の決着となった。智辯学園は中京大中京を2-1で下し、決勝進出。大阪桐蔭も専大松戸を3-2で破り、最後の一戦へ進んだ。
決勝:3月31日
大阪桐蔭 7-3 智辯学園
決勝は大阪桐蔭が7得点を挙げ、智辯学園を4点差で下した。試合は12時30分に開始され、14時52分に終了。公式記録による観客数は25,000人だった。
大阪桐蔭が7回に4点を追加したことが、勝敗を決定づける大きなポイントとなった。智辯学園も3点を返したものの、最後まで追いつくことはできなかった。
【試合日程を総整理】雨天順延・休養日・大会の重要記録
第98回大会は3月19日から31日までの13日間にわたって行われた。準々決勝翌日の3月28日と準決勝翌日の3月30日には休養日が設けられ、選手のコンディションを整える日程となった。
阪神甲子園球場と日本高野連の大会日程を基に、各ステージの開催日と主要記録を整理すると次のようになる。
| 項目・ステージ | 日程・対象 | 結果・公式記録 |
|---|---|---|
| 大会開催 | 3月19日~31日 | 第98回大会・全国32校 |
| 1回戦 | 3月19日~24日 | 16試合を実施 |
| 2回戦 | 3月24日~26日 | 8試合を実施。雨天順延あり |
| 準々決勝 | 3月27日 | 大阪桐蔭、智辯学園など4校が勝利 |
| 休養日 | 3月28日 | 準々決勝翌日の休養日 |
| 準決勝 | 3月29日 | 大阪桐蔭、智辯学園が決勝進出 |
| 休養日 | 3月30日 | 準決勝翌日の休養日 |
| 決勝・優勝 | 3月31日 | 大阪桐蔭7-3智辯学園 |
| 優勝回数 | 大阪桐蔭 | 4年ぶり5回目 |
| 決勝観客数 | 阪神甲子園球場 | 25,000人 |
雨天順延で2回戦の日程が変更
2026年大会で日程上の変更が生じたのは、3月25日の第3試合だった。専大松戸と九州国際大付の対戦は、降雨によるグラウンドコンディションの悪化を受けて中止となり、翌26日の第4試合に組み込まれた。
この変更に伴い、3月26日は通常の3試合から4試合に増加。第1試合の開始時刻も8時33分となった。一方、準々決勝以降の開催日程は当初の予定どおり進行している。
2026年大会で導入されたDH制にも注目
第98回大会の特徴として見逃せないのが、指名打者制度(DH制)の初採用だ。日本高野連の会長講評によると、1回戦では32校中26校がDH制を使用し、2回戦では28校に増加した。
同講評では、準決勝までの30試合の平均試合時間が2時間4分だったことも報告されている。前年の2時間6分から2分短縮された。
また、タイブレークとなった試合は6試合。直近の過去3大会の3試合、4試合、3試合と比較して増加した。ホームラン数も2024年の3本、2025年の6本から、2026年は9本に増えている。
新しい制度への対応だけでなく、延長戦での粘りや長打力など、今大会の試合内容を考えるうえで興味深い数字だ。
【優勝の決め手を検証】大阪桐蔭の強さと智辯学園の決勝進出
2026年大会を振り返るうえで重要なのは、優勝した大阪桐蔭の安定した試合運びと、準優勝の智辯学園が見せた粘り強さだ。両校は異なる勝ち上がり方で決勝に到達した。
大阪桐蔭は接戦を3試合連続で制して頂点へ
大阪桐蔭の勝ち上がりは次のとおり。
- 1回戦:熊本工に4-0
- 2回戦:三重に6-5
- 準々決勝:英明に4-3
- 準決勝:専大松戸に3-2
- 決勝:智辯学園に7-3
注目すべきは、2回戦から準決勝まで3試合連続で1点差の勝利を収めている点だ。大量得点で相手を圧倒するだけではなく、競り合いになった試合でも勝ち切る力を発揮した。
日本高野連の寶馨会長による大会講評では、初戦と決勝で川本投手が先発完投し、それ以外の試合では吉岡投手、川本投手ら4投手の継投によって試合を組み立てたことが紹介されている。
会長講評では、選手層の厚さも評価された。大会を通じて複数の投手を使い分け、接戦を乗り越えた投手陣の運用は、5回目の優勝を支えた大きな要素だった。
智辯学園は8点差をひっくり返して決勝へ
準優勝の智辯学園も、決して平坦な道のりではなかった。
- 1回戦:花巻東に4-0
- 2回戦:神村学園に2-1
- 準々決勝:花咲徳栄に12-8
- 準決勝:中京大中京に2-1
- 決勝:大阪桐蔭に3-7
最大のハイライトは、やはり花咲徳栄との準々決勝だ。
花咲徳栄は1回に6点、2回に2点を挙げ、序盤で8-0とリードした。智辯学園は2回裏に1点を返したものの、依然として大きな点差が残っていた。
試合の流れが変わったのは3回以降だ。智辯学園は3回に3点、4回に2点を加え、8-6まで追い上げる。さらに5回には逆転に成功し、6回にも3点を追加。最終的に12-8で勝利した。
甲子園での8点差からの逆転は、同球場の歴史でも最多タイに当たる記録的な展開だった。試合後の報道では、智辯学園が10年ぶりにベスト4へ進出したことも伝えられている。
準決勝でも中京大中京を2-1で破り、決勝へ進出。日本高野連の会長講評では、初戦から花巻東、神村学園、花咲徳栄、中京大中京という各地区の強豪と対戦し、エース杉本投手の力投が勝ち上がりを支えたと評価された。
決勝戦は大阪桐蔭が7回に突き放す
決勝のスコアは大阪桐蔭7-3智辯学園。大阪桐蔭は2回に先制すると、3回にも2点を追加した。智辯学園は3回、4回、6回に1点ずつを返して追い上げたが、7回に大阪桐蔭が4点を挙げてリードを広げた。
智辯学園は準々決勝での大逆転劇や準決勝の接戦を経て決勝まで進んだものの、最後は大阪桐蔭の総合力が上回った。
優勝校だけでなく、準優勝校の戦いも大会の価値を高めた。大阪桐蔭の安定感と智辯学園の粘り強さが対照的に表れた決勝だった。
【選抜高校野球の歴代優勝校】大阪桐蔭5回目の春制覇の意味
2026年の大阪桐蔭優勝は、同校にとってセンバツ通算5回目のタイトルとなった。過去の優勝年を振り返ると、2012年、2017年、2018年、2022年、そして2026年だ。
今回の優勝は2022年以来、4年ぶり。第94回大会以来の春の日本一となった。
直近の選抜大会の優勝校を見ると、2023年は山梨学院、2024年は健大高崎、2025年は横浜が優勝している。2026年は大阪桐蔭がその流れを受け継ぎ、全国の頂点に立った。
直近のセンバツ歴代優勝校
- 2026年・第98回:大阪桐蔭(大阪)
- 2025年・第97回:横浜(神奈川)
- 2024年・第96回:健大高崎(群馬)
- 2023年・第95回:山梨学院(山梨)
- 2022年・第94回:大阪桐蔭(大阪)
- 2021年・第93回:東海大相模(神奈川)
- 2020年・第92回:新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止
- 2019年・第91回:東邦(愛知)
- 2018年・第90回:大阪桐蔭(大阪)
- 2017年・第89回:大阪桐蔭(大阪)
- 2016年・第88回:智辯学園(奈良)
特に注目したいのは、2026年の決勝で敗れた智辯学園が、2016年の第88回大会では優勝している点だ。春の大会で優勝経験を持つ伝統校同士が、2026年の決勝で対戦したことになる。
組み合わせ表を見るときに押さえたい3つのポイント
選抜高校野球の組み合わせ表を確認する際には、単純に優勝校と準優勝校だけを見るのではなく、次の3点にも注目すると大会の流れが理解しやすい。
1. 1回戦の相手と勝ち上がり先
トーナメントでは、初戦の勝者があらかじめ決められた次の対戦枠へ進む。初戦で強豪校同士が当たった場合、そのブロックからどの学校が抜け出すかが大会全体の展開に影響する。
2. 準々決勝以降の試合内容
ベスト8以降は対戦相手の実力も高くなり、1点差の試合が増える傾向がある。2026年大会でも大阪桐蔭、専大松戸、中京大中京、智辯学園が厳しい試合を勝ち抜いた。
3. スコアだけでなく試合の経過を見る
同じ1点差でも、序盤からリードを守った試合と、終盤に逆転した試合では内容が異なる。2026年の智辯学園対花咲徳栄のように、最終スコアだけでは伝わらない劇的な展開もある。
組み合わせ表は単なる対戦一覧ではない。各校がどのような相手と対戦し、どの段階で勝ち上がったのかを読み解くことで、大会の特徴がより鮮明になる。
【選抜高校野球組み合わせ表】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の選抜高校野球で優勝したのはどこ?
A1:大阪桐蔭(大阪)です。2026年3月31日の決勝で智辯学園(奈良)を7-3で破り、4年ぶり5回目のセンバツ優勝を果たしました。
Q2:2026年の選抜高校野球には何校が出場した?
A2:全国32校です。一般選考30校と21世紀枠2校で構成され、北海道から沖縄までの代表校が出場しました。
Q3:2026年の選抜高校野球の決勝はいつ開催された?
A3:2026年3月31日(火)です。阪神甲子園球場で12時30分に試合が始まり、大阪桐蔭が智辯学園を7-3で下しました。
Q4:智辯学園が8点差を逆転した試合は何回戦?
A4:3月27日の準々決勝です。花咲徳栄に序盤で0-8とリードされましたが、12-8で逆転勝利しました。
Q5:2026年大会で雨天順延になった試合は?
A5:3月25日に予定されていた専大松戸対九州国際大付の2回戦です。翌26日の第4試合に順延され、専大松戸が8-3で勝利しました。
Q6:2026年の選抜高校野球の公式組み合わせ表はどこで確認できる?
A6:日本高等学校野球連盟の第98回大会公式ページで確認できます。組み合わせ表、出場校一覧、大会日程、各日の試合結果が公開されています。
Q7:大阪桐蔭のセンバツ優勝は何回目?
A7:2026年の優勝で通算5回目です。2012年、2017年、2018年、2022年に続くタイトルで、今回は4年ぶりの春の日本一となりました。
まとめ:2026年センバツは大阪桐蔭が5度目の優勝、智辯学園も歴史的な戦い
第98回選抜高等学校野球大会は、2026年3月19日から31日まで阪神甲子園球場で開催され、大阪桐蔭が智辯学園を7-3で下して優勝した。全国32校によるトーナメントは、初戦から接戦や大逆転が相次ぐ大会となった。
大阪桐蔭は2回戦から準決勝まで3試合連続の1点差勝利を重ね、決勝では持ち前の選手層と投手力を生かして4年ぶり5回目の優勝を達成。一方の智辯学園は準々決勝で0-8から12-8という歴史的な逆転勝利を収め、準優勝まで駆け上がった。
大会を正確に振り返るなら、出場32校の一覧だけでなく、1回戦から決勝までの勝ち上がり、雨天順延による日程変更、準々決勝以降の接戦、そして決勝のスコアまで確認したい。
2026年大会の公式記録が示すのは、大阪桐蔭の優勝という結果だけではない。接戦を制する総合力、逆境を跳ね返す粘り、そして新しいDH制を取り入れた高校野球の変化も含め、第98回大会は春の甲子園の記憶に残る大会となった。
主な参照資料:日本高等学校野球連盟の大会公式記録・組み合わせ表・出場校一覧・会長講評、阪神甲子園球場の公式日程、朝日新聞・日刊スポーツの大会アーカイブ、日刊スポーツの歴代優勝校記録。