天海祐希と松下洸平が異色の探偵バディを演じたドラマ『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』。2023年にカンテレ・フジテレビ系の月10ドラマとして放送された本作は、元弁護士の女探偵・上水流涼子と、IQ140を誇る相棒・貴山伸彦が、法律や常識だけでは解決できない難事件に挑む痛快エンターテインメントだ。
全11話のあらすじをはじめ、天海祐希と松下洸平を中心としたキャスト一覧・相関図、柚月裕子の原作小説との違い、最終回で明かされる涼子の過去まで詳しく紹介する。加えて、2026年10月31日時点の配信情報、見逃し配信の注意点、続編の可能性や視聴者の評判も整理した。
【作品概要】『合理的にあり得ない』はどんなドラマ?放送日・原作・主題歌を解説

『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』は、2023年4月17日から6月26日まで、カンテレ・フジテレビ系で放送された連続ドラマだ。放送枠は毎週月曜日午後10時からの月10枠で、全11話で完結した。
主演の天海祐希が演じるのは、元弁護士という異色の経歴を持つ女探偵・上水流涼子。松下洸平が演じるIQ140の相棒・貴山伸彦とともに、依頼人が抱える理不尽な問題を大胆な方法で解決していく。
物語の特徴は、通常の刑事ドラマや法廷ドラマとは異なり、正面から法律を振りかざすだけでは解決できない問題に、変装や心理戦、情報収集などを駆使して立ち向かう点にある。
基本情報一覧
- 作品名:合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~
- 放送期間:2023年4月17日~6月26日
- 放送局:カンテレ・フジテレビ系
- 放送時間:毎週月曜日午後10時
- 話数:全11話
- 主演:天海祐希
- 共演:松下洸平、白石聖、中川大輔、丸山智己、仲村トオル
- 原作:柚月裕子『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』
- 脚本:根本ノンジ
- 音楽:眞鍋昭大
- 主題歌:ざきのすけ。「彼は誰どき」
- 制作著作:関西テレビ
関西テレビの公式番組情報によると、天海祐希にとって月10ドラマ初主演作品であり、松下洸平とは本作が初タッグとなった。実力派俳優2人が初めて本格的な探偵バディを組むという点も、放送前から注目された要素だ。
物語の中心は「あり得ない方法」で不条理を打ち破ること
涼子は、かつて優秀な弁護士として活躍していた。しかし、ある傷害事件をきっかけに弁護士資格を失い、探偵業へと転身する。
彼女が立ち上げたのは「上水流エージェンシー」。殺しと傷害以外の依頼を引き受けるという独自の方針を掲げ、依頼料は200万円という破格の設定だ。
一方、貴山は高い知能と幅広い知識を持つものの、女性との会話が苦手という意外な弱点を抱えている。常識外れの行動を取る涼子と、冷静に状況を分析する貴山。正反対の性格が組み合わさることで、事件解決に独特の面白さが生まれている。
【キャスト一覧・相関図】天海祐希と松下洸平を中心に人物関係を整理
本作の魅力を支えているのが、個性の強い登場人物たちだ。単なる探偵と助手という関係にとどまらず、それぞれが過去の因縁や秘密を抱えている。
主要キャストと役柄
| 登場人物 | キャスト | 人物関係・役柄 |
|---|---|---|
| 上水流涼子 | 天海祐希 | 元弁護士の女探偵。上水流エージェンシーの代表で、変装と大胆な策略を得意とする。 |
| 貴山伸彦 | 松下洸平 | 涼子の相棒。IQ140以上の頭脳を持ち、調査や作戦立案で彼女を支える。 |
| 諫間久実 | 白石聖 | 大企業社長・諫間慶介の娘。涼子との出会いを通じて探偵の世界に関わっていく。 |
| 有田浩次 | 中川大輔 | 貴山の古い友人。裏社会に独自の人脈を持ち、情報面で協力する。 |
| 丹波勝利 | 丸山智己 | 元刑事。涼子の無実を信じた人物で、警察関係の情報や依頼を仲介する。 |
| 諫間慶介 | 仲村トオル | 総合商社・諫間グループの社長。久実の父であり、涼子の過去と深い因縁を持つ。 |
人物設定はテレビガイドWebのキャラクター紹介や関西テレビの番組情報に基づく。特に注目したいのは、涼子と諫間慶介の関係だ。かつて信頼関係を築いていた2人が、ある事件を境に対立することになる。
上水流涼子(天海祐希)
本作の主人公。頭脳明晰で変装の達人という、探偵として理想的な能力を持つ女性だ。
弁護士時代に起きた傷害事件の影響で資格を失い、その事件に関する記憶の空白を抱えている。普段は強気で自信に満ちているが、自分の過去については解明できていない部分がある。
天海祐希の持つ堂々とした存在感が、涼子のキャラクターとよく合っている。華やかな変装姿から、依頼人を守る際の鋭い表情まで、幅広い演技が見どころだ。
貴山伸彦(松下洸平)
涼子を支えるIQ140以上の天才的な相棒。さまざまな分野に精通し、調査や作戦の組み立てで能力を発揮する。
しかし、女性との会話が苦手で、涼子の突拍子もない行動に振り回されることも多い。加えて、家族との間に複雑な過去を抱えており、物語が進むにつれてその事情が明らかになっていく。
松下洸平の落ち着いた演技と、涼子に対する控えめなツッコミが作品に軽快なリズムを与えている。
諫間久実(白石聖)・有田浩次(中川大輔)
久実は諫間慶介の娘で、名門女子大学に通う大学生。厳格な父親に反発する一方、世間知らずで人を信じやすい面もある。涼子との出会いを通して、少しずつ自分の意思で行動するようになる。
有田浩次は貴山の旧友で、歌舞伎町を拠点に独自の人脈を持つ人物。裏社会の情報や協力者を手配するなど、探偵業を別の角度から支えている。
丹波勝利(丸山智己)・諫間慶介(仲村トオル)
丹波は元刑事で、涼子の傷害事件を担当した際、彼女の無実を信じて味方になった人物。現在は警視庁の相談センターに勤めている。
諫間慶介は総合商社の社長で、久実の父親。かつて涼子の能力を高く評価していたが、傷害事件を境に彼女を解雇した。物語後半では、涼子の過去に関わる重大な人物として存在感を増していく。
この6人の関係性を把握しておくと、各話の依頼事件だけでなく、後半に展開する過去の因縁も理解しやすくなる。
【全11話のあらすじ】各話の事件と涼子・貴山の活躍を一挙紹介
『合理的にあり得ない』は、各話で異なる依頼人と事件を扱いながら、涼子の傷害事件と貴山の過去という大きな謎を少しずつ進展させる構成になっている。
前半は依頼解決型の痛快な展開が中心だが、中盤以降は2人の過去に関係する出来事が増え、最終回に向けて物語が大きく動く。
第1話「異色の探偵!最強タッグが動き出す 2000万取り戻せ」
2023年4月17日放送。元弁護士の涼子とIQ140の貴山が、探偵バディとして本格的に動き始める。
最初の依頼は、悪徳不動産ブローカー・神崎から2000万円を取り戻してほしいというもの。涼子は元刑事の丹波から情報を得ながら神崎の身辺を調べ、貴山とともに大胆な作戦を仕掛ける。
涼子の型破りな解決方法と貴山の冷静な頭脳が、作品の基本スタイルを印象づける初回だ。
第2話「因縁の相手の依頼 1億賭けた真剣勝負」
2023年4月24日放送。涼子のもとに、かつて関係を断った大企業の社長・諫間慶介から突然依頼が舞い込む。
諫間は娘の久実が行方不明になったことを明かし、会社の株価への影響を避けるため、涼子に捜索を依頼する。因縁の相手からの依頼に涼子は警戒するが、事件を通して諫間家との関係が再び動き始める。
久実と涼子の出会いが、その後の人物関係を形づくる重要なエピソードだ。
第3話「謎の予知能力者!驚愕のトリック暴け」
2023年5月1日放送。諫間の紹介で、本藤朝子という女性が上水流エージェンシーを訪れる。
彼女の悩みは、建設会社を継いだ息子の仁志が、予知能力者を名乗る高円寺に頼りきっていることだった。涼子は息子を目覚めさせてほしいという依頼を引き受け、高級クラブにホステスとして潜入する。
超常現象のように見える出来事の裏に隠された仕掛けを暴く、ミステリー色の強い回だ。
第4話「悪徳女医の秘密!女同士の大バトル!」
2023年5月8日放送。久実が事務所でナース服を見つけたことをきっかけに、涼子の弁護士時代の出来事が描かれる。
8カ月前、額のあざを消そうと美容クリニックで施術を受けた女性・真紀が、施術によって状態が悪化したとして相談に訪れていた。涼子は、やり直し費用を請求したいという依頼に取り組む。
このエピソードは、涼子が過去にどのような案件を担当していたのか、弁護士時代の仕事ぶりを知る手がかりにもなる。
第5話「恐怖の殺害予告!悪徳女医を警護せよ」
2023年5月15日放送。涼子が過去に敗北した因縁の相手・愛原樹里亜が、殺害予告の脅迫状を受け取ったとして助けを求めてくる。
当初は依頼を断ろうとする涼子だったが、高額な報酬を提示されたこともあり、身辺警護と犯人特定を引き受ける。
過去の依頼人をめぐる悲しい出来事も絡み、涼子と貴山の心に残るわだかまりが描かれる重要な回だ。
第6話「明かされる過去!父と子の涙と陰謀!」
2023年5月22日放送。涼子は貴山の悲しい過去を秘密裏に知ることになる。
その一方、線路に転落して亡くなった夫の死について調べてほしいという女性が事務所を訪れる。夫は亡くなる直前、勤務先の社長に殺されるかもしれないと恐れていたという。
涼子たちは会社の社長を調査するが、次第に不穏な事情が浮かび上がる。貴山の家族との確執にも焦点が当たり、バディ2人の内面を掘り下げるエピソードとなっている。
第7話「誘拐された少女!地獄のパーティー!」
2023年5月29日放送。上水流エージェンシーに、一人娘を誘拐された夫婦から助けを求めるメールが届く。
家の中には監視カメラが設置されており、簡単には内部へ入れない。そこで涼子と貴山は動物病院のスタッフに変装し、愛犬の診察を装って家に潜入する。
さらに犯人からホームパーティーを開くよう指示され、2人は予想外の状況に巻き込まれる。涼子の変装能力と貴山の作戦力が存分に発揮される回だ。
第8話「コンビ解消の危機 愛と憎しみの難事件」
2023年6月5日放送。丹波は、以前から好意を寄せている涼子が、見知らぬ男性と親しげに話している姿を目撃する。
涼子は相手が高校時代の部活動の後輩・新藤達也だと説明し、恋愛感情はないと話す。しかし、納得できない丹波は貴山に2人の関係を調べるよう依頼する。
仕事上の相棒として息の合った涼子と貴山にも、周囲の人間関係から波紋が広がる。タイトルどおり、コンビの関係が試されるエピソードだ。
第9話「息子の親権奪還!動き出す過去の因縁」
2023年6月12日放送。涼子は、自分が弁護士資格を失う原因となった傷害事件の相手・椎名保に謝罪するため、下町の工場を訪れる。しかし、息子の孝に追い返されてしまう。
その頃、事務所には元夫から息子の親権を取り戻したいという母親・香奈江が相談に訪れていた。整形外科医である元夫の浮気について調査してほしいという依頼だ。
依頼事件を追う一方で、涼子自身の過去に向き合う展開が本格化する。最終章への橋渡しとなる重要な回である。
第10話「謎の動画の真実!最強タッグが崩壊!」
2023年6月19日放送。涼子のスマートフォンに、意識がもうろうとした状態の自分が映っている謎の動画が送られてくる。
動画に登場する数字「3776」がきっかけとなり、涼子は椎名を殴った日の記憶を取り戻していく。一方、貴山の前には過去の仲間・氷川怜児が現れ、仕事を手伝うよう脅しをかける。
映像に残された手がかりを追う涼子は、かつての後輩弁護士にたどり着き、8カ月前の知られざる事実を知ることになる。2人の信頼関係を揺るがす緊迫したエピソードだ。
第11話「最凶の敵と対決 最後の大作戦決行!」
2023年6月26日放送。最終回では、涼子を弁護士界から追放した傷害事件の真相が明らかになる。
涼子に催眠をかけるよう依頼した人物は、かつて信頼していた諫間慶介だった。諫間が進めていた事業計画と涼子の失脚には、深い関係があったのだ。
さらに椎名が拉致・監禁される事件も発生。涼子と貴山は、これまで積み重ねてきた調査能力と信頼関係を武器に、最後の大作戦に挑む。
個別の依頼を解決してきた物語が、涼子の過去と貴山の秘密を結びつける形で完結する。
各話の放送日・あらすじは、フジテレビの公式バックナンバーおよびテレビ情報サイトの放送記録に基づく。
【最終回ネタバレ】涼子を陥れた黒幕は誰?結末と事件の真相
ここからは最終回の重大なネタバレを含む。まだ視聴していない人は注意してほしい。
涼子を弁護士界から追放したのは諫間慶介
物語最大の謎は、優秀な弁護士だった涼子が、なぜ傷害事件を起こし、資格を失うことになったのかという点だった。
最終回で明らかになるのは、涼子に催眠をかけるよう依頼したのが諫間慶介だったという事実だ。
涼子は以前、諫間グループの顧問弁護士を務めていた。諫間が負債を抱えた技術系企業との合併を進めようとした際、涼子はその計画に反対していた。
諫間は、事業を進めるうえで涼子が障害になると考え、彼女を法曹界から追放するための策略を実行した。信頼していた相手が自分を陥れたという事実は、涼子にとって大きな衝撃だった。
「3776計画」と椎名レンズに隠された秘密
事件の鍵となるのが、椎名保と3776という数字だ。
椎名はもともと天体望遠鏡を製造していた人物で、諫間から軍事用途に使われるレンズの開発を依頼されていた。3776という数字は、その計画に関係するものだった。
涼子は、この計画を進めるうえで邪魔な存在と判断され、催眠によって傷害事件を起こすよう仕向けられていた。彼女の弁護士資格剥奪は、偶然起きたトラブルではなかったのである。
久実を巻き込んだ最後の作戦
終盤では、椎名が拉致・監禁されるという危機が発生する。涼子と貴山は、関係者の電話から得た情報などを手がかりに監禁場所を突き止め、爆発物を巻き付けられた椎名を救出する。
加えて、軍事用部品の輸出をめぐって諫間と対決することになる。
諫間は、自分の娘である久実が犯人たちに捕らえられ、トラックごと爆破されたかのような映像を見せられる。娘の身を案じた諫間は動揺し、自分が行ってきた行為の背景を明かす。
しかし、久実が爆破されたように見えた映像は、実際には貴山が作ったCGだった。涼子と貴山が仕掛けた最後の作戦だったのである。
最終的に諫間や氷川らは逮捕され、涼子を陥れた事件の真相も明らかになる。諫間の行動の背後には軍事利用を目的とした事業計画があり、より大きな犯罪組織の存在も示唆された。
最終回の見どころは、涼子が単純に過去の敵を打ち負かすだけではなく、貴山との信頼関係を確かめながら事件を解決していく点にある。2人のバディとしての絆が、最後の大作戦を成立させる決定的な要素になった。
この最終回の展開は、放送当日のMANTANWEBによる詳しいストーリー報道でも紹介されている。
【原作小説・主題歌・評判】ドラマ版ならではの魅力と視聴者の口コミ
原作は柚月裕子のミステリー小説
本作の原作は、ミステリー作家・柚月裕子による『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』だ。講談社から2017年2月15日に単行本として刊行され、その後、2020年5月15日に講談社文庫版が発売された。
原作の主人公も、弁護士資格を剥奪された上水流涼子。IQ140の貴山をアシスタントとして探偵エージェンシーを運営し、常識外れの依頼を知略によって解決していく。
原作の単行本には、次の5編が収録されている。
- 確率的にあり得ない
- 合理的にあり得ない
- 戦術的にあり得ない
- 心情的にあり得ない
- 心理的にあり得ない
ドラマは全11話という連続テレビシリーズの形式に合わせ、依頼事件だけでなく、涼子の過去や貴山の家族との確執、諫間家との関係を縦軸として展開する。
そのため、原作小説とドラマ版は、同じ登場人物と基本設定を共有しながらも、物語の構成や人物関係の描き方に違いがある。原作を読んでからドラマを見ると、映像化に伴う再構成の面白さも楽しめる。
原作には続編『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』もある
柚月裕子は、シリーズ第2作となる『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』も刊行している。
第2作の単行本は2023年3月29日に発売され、講談社文庫版は2025年10月15日に発売された。
収録されているのは「物理的にあり得ない」「倫理的にあり得ない」「立場的にあり得ない」の3編。涼子が引き続き、一般的な常識では解決できない依頼に挑む内容となっている。
原作シリーズに新しいエピソードが存在することは、ドラマの続編を期待する読者にとっても注目したいポイントだ。ただし、原作の第2作が刊行されたことと、テレビドラマのシーズン2が制作されることは別の話である。
主題歌はざきのすけ。「彼は誰どき」
ドラマの主題歌を担当したのは、アーティストのざきのすけ。楽曲名は「彼は誰どき」で、ソニー・ミュージックレーベルズから発表された。
ドラマのコミカルな掛け合いだけでなく、涼子と貴山が抱える過去の秘密や、事件が深刻化する場面にも作品独自の雰囲気がある。主題歌は、そうした物語の世界観を彩る要素の一つだ。
ドラマの評判・口コミは?Filmarksの評価を確認
視聴者の評価では、天海祐希と松下洸平のコンビネーション、テンポの良いストーリー、涼子の変装や大胆な作戦などが主な注目ポイントになっている。
Filmarksの作品ページでは、総合評価は5点満点中3.7。レビューは9,363件掲載されている。評価の内訳は、4.1~5.0が20%、3.1~4.0が66%、2.1~3.0が12%、1.0~2.0が2%となっている。
この数字はFilmarks上のユーザー評価であり、テレビ視聴率や全国の視聴者を対象にした世論調査とは異なる。ただし、視聴者がどのような点に魅力を感じているかを把握する参考にはなる。
2026年9月から10月にかけて投稿されたレビューにも、天海祐希の存在感、松下洸平との掛け合い、重すぎず軽すぎないストーリー展開を評価する感想が見られる。
一方で、多少強引に感じられる展開や、現実離れした作戦については好みが分かれる部分でもある。リアリティーを重視した本格的な社会派ミステリーというより、キャラクターと痛快な逆転劇を楽しむエンターテインメントとして評価するのが適切だろう。
出典:Filmarksの作品評価・レビュー情報。
【2026年最新】配信サービス・見逃し配信・続編情報を整理
2026年に『合理的にあり得ない』を見たい人にとって、気になるのが動画配信サービスの状況だ。
関西テレビの公式番組ページには配信中の案内があり、Filmarksの2026年8月時点の配信情報では、複数の定額制動画配信サービスやレンタルサービスが掲載されている。
2026年8月時点で掲載されていた配信サービス
以下はFilmarksの2026年8月時点の掲載情報を整理したもの。2026年10月31日時点の各サービスの個別配信契約をリアルタイムで保証するものではないため、視聴前に各サービスの作品ページで確認したい。
- U-NEXT:見放題配信
- FOD:見放題配信
- Hulu:見放題配信
- Netflix:見放題配信
- DMM TV:レンタル配信
- TELASA:レンタル配信
- J:COM STREAM:レンタル配信
- music.jp:レンタル配信
全話をまとめて視聴したい場合は、見放題サービスを優先して確認するとよい。すでに契約しているサービスがあれば、新たな月額料金を支払わずに視聴できる可能性がある。
一方、レンタル型のサービスは、視聴したい話数だけを購入できる場合がある。特定のエピソードや最終回だけを見直したい人には選択肢となる。
TVerの見逃し配信は現在も見られる?
TVerの通常の見逃し配信は、基本的に放送終了後から次回放送直前までの期間に設定されている。
本作は2023年6月26日に最終回を迎えた作品なので、通常の放送直後の見逃し配信と、現在の全話視聴サービスは区別する必要がある。
2026年10月31日時点で、TVerで全11話が常時無料視聴できることを裏付ける確実な配信情報は確認できない。期間限定の名作ドラマ配信や特別企画が実施される可能性はあるため、TVer内の作品検索も選択肢になる。
なお、見逃し配信の期間は作品ごとに異なり、配信終了後は視聴できなくなる場合がある。TVerの公式ヘルプでも、番組ごとの配信期間を確認するよう案内されている。
続編・シーズン2・映画化は決定している?
2026年10月31日時点で、『合理的にあり得ない』のテレビドラマ続編、シーズン2、映画化、スペシャルドラマについて、関西テレビやフジテレビから正式な制作・放送決定の発表は出ていない。
ただし、続編を望む視聴者の声は根強い。
フジテレビの番組メッセージ欄には、2026年2月14日に続編を希望する投稿が掲載され、同年7月9日にも涼子と貴山のコンビを再び見たいというメッセージが寄せられている。
放送終了後から時間が経過しても、2人の掛け合いを評価する声が残っていることは、本作のキャラクター人気を示す材料だ。
また、柚月裕子の原作シリーズには第2作が存在するため、物語の題材という面でも続編を想像する余地はある。ただし、原作の続刊があるからといって、ドラマ化が決定しているわけではない。
現段階では、続編への期待と公式発表を区別して情報を受け取ることが大切だ。
【プロの結論】『合理的にあり得ない』を見るべき人・作品の本当の魅力
本作の魅力は、単純な事件解決の爽快感だけではない。涼子と貴山という、能力も性格も異なる2人が、互いの弱点を補いながら困難に立ち向かう構造にある。
魅力1:天海祐希と松下洸平の異色バディ
天海祐希が演じる涼子は、堂々としていて行動力があり、常識にとらわれない。一方、松下洸平の貴山は、頭脳明晰で冷静だが、対人関係では不器用な部分を持っている。
涼子が大胆な行動を起こし、貴山がそれを現実的な作戦に落とし込む。この役割分担が、毎回の事件に独特のテンポを生み出している。
魅力2:1話完結型の事件と長期的な謎の両立
各話で依頼人や事件が変わるため、途中からでも物語に入りやすい。それでいて、涼子の弁護士資格剥奪事件や貴山の過去が徐々に明らかになるため、続けて視聴したくなる仕掛けもある。
この構成は、毎回の爽快感を求める視聴者と、長期的な謎解きを楽しみたい視聴者の両方に対応している。
魅力3:変装と心理戦による映像的な面白さ
涼子の変装は、本作を象徴する要素だ。弁護士時代の知識を生かすだけでなく、相手の心理や状況を読み、正面突破以外の方法で問題を解決していく。
天海祐希の多彩な扮装も見どころであり、シリアスな事件の合間にコミカルな場面が入ることで、作品全体が重くなりすぎない。
こんな人におすすめ
- 天海祐希の強くて格好いい女性キャラクターが好きな人
- 松下洸平の知的で少し不器用な役柄を楽しみたい人
- 探偵ものやバディものが好きな人
- 1話ごとに事件が解決するテンポの良いドラマを見たい人
- シリアスな展開とコメディのバランスを楽しみたい人
- 柚月裕子のミステリー作品に興味がある人
反対に、緻密な警察捜査や法廷でのリアルな手続きを重視する人、現実的な犯罪捜査だけを描いた硬派な作品を求める人には、演出や作戦が大胆すぎると感じられる可能性もある。
作品を評価する際は、現実の法律ドラマとしてではなく、キャラクターの魅力と奇想天外な事件解決を楽しむ娯楽作品として見ることがポイントだ。
『合理的にあり得ない』に関するよくある質問(FAQ)
Q1:『合理的にあり得ない』は全何話ですか?
A1:全11話です。2023年4月17日に放送が始まり、同年6月26日の第11話で最終回を迎えました。
Q2:『合理的にあり得ない』の原作は漫画ですか?
A2:漫画ではなく、柚月裕子による小説です。講談社から刊行された『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』が原作で、続編の『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』も発売されています。
Q3:涼子を陥れた黒幕は誰ですか?
A3:最終回で明らかになるのは、諫間慶介です。涼子に催眠をかけるよう依頼し、傷害事件を起こさせた背景には、軍事利用を目的とする事業計画がありました。
Q4:主題歌は誰が歌っていますか?
A4:ざきのすけ。が歌う「彼は誰どき」です。ソニー・ミュージックレーベルズから発表された楽曲です。
Q5:2026年現在、どこで視聴できますか?
A5:2026年8月時点の配信情報では、U-NEXT、FOD、Hulu、Netflixなどに見放題配信が掲載されています。DMM TVやTELASAなどではレンタル配信の情報があります。最新の取り扱いは各サービスで確認してください。
Q6:ドラマの続編やシーズン2は決定していますか?
A6:2026年10月31日時点で、テレビドラマの続編や映画化の正式発表はありません。原作小説には第2作が存在しますが、ドラマの続編決定とは別です。
まとめ:『合理的にあり得ない』は2026年も楽しめる痛快バディドラマ
『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』は、天海祐希と松下洸平が初タッグを組み、異色の探偵コンビを演じた全11話のエンターテインメント作品だ。
元弁護士の涼子とIQ140の貴山が、常識外れの方法で不条理な事件を解決していく展開は、毎話の爽快感と、2人の過去をめぐる長期的な謎解きを両立させている。
原作は柚月裕子の小説で、続編となる第2作も刊行済み。主題歌「彼は誰どき」や、白石聖、中川大輔、丸山智己、仲村トオルら実力派キャストの演技も作品を支える重要な要素となっている。
2026年10月31日時点ではドラマの続編制作は正式発表されていないものの、フジテレビの番組メッセージ欄には今も続編を希望する声が寄せられている。配信サービスを利用すれば、放送当時に見逃した人も、もう一度見たい人も作品を楽しめる可能性がある。
単なる探偵ドラマにとどまらず、信頼、過去の因縁、そして型破りな2人の絆を描いた『合理的にあり得ない』。まだ視聴していない人は第1話から、すでに見た人は最終回につながる伏線に注目しながら、涼子と貴山の活躍を振り返ってみてほしい。