はるな愛の半生を描いたNetflix映画『This is I(ディス・イズ・アイ)』が、2026年2月10日から世界独占配信されている。主人公のアイを演じるのは、オーディションで抜擢された俳優・望月春希。実在するタレントの人生を演じるだけでなく、幼少期から抱えてきた葛藤、アイドルへの夢、そして人生を変える医師との出会いを繊細に表現している。
共演には斎藤工、木村多江、千原せいじ、中村 中、吉村界人、MEGUMI、中村獅童らが参加。監督は松本優作、企画は鈴木おさむが担当し、はるな愛本人も特別協力として制作に関わった。望月春希とはるな愛の交流や、劇中で再現された「エアあやや」の舞台裏、実話の背景まで、2026年11月時点の情報をもとに作品の全貌を整理する。
【作品の基本情報】はるな愛と望月春希を結ぶNetflix映画『This is I』とは?

『This is I』は、タレント・はるな愛の半生をモチーフに、性別への違和感を抱えながら成長する主人公と、彼女の人生を大きく変える医師との出会いを描いたヒューマンドラマだ。
単純な芸能人の成功物語ではない。自分らしく生きたいと願いながら、周囲の偏見や家族との関係に苦しむ主人公が、さまざまな人との出会いを通して自分の人生を切り開いていく。
2026年2月10日にNetflixで世界独占配信
Netflixの公式発表によると、本作の配信開始日は2026年2月10日(火)。日本国内だけでなく、世界に向けて独占配信された。
作品の基本情報は次のとおり。
- 作品名:This is I(ディス・イズ・アイ)
- 配信開始日:2026年2月10日
- 配信サービス:Netflix
- 配信形態:世界独占配信
- ジャンル:ヒューマンドラマ、実話に基づく映画
- 上映時間:130分
- 監督:松本優作
- 脚本:山浦雅大
- 企画:鈴木おさむ
- 主演:望月春希
- 特別協力:はるな愛
Netflixの作品紹介でも、アイドルを夢見る少年ケンジがショーパブで居場所を見つけ、アイという名前でステージに立つまでの道のりが紹介されている。
2026年11月現在、作品はNetflixの公式作品ページで視聴できる。配信開始を待つ段階ではなく、すでに本編を楽しめる作品だ。
配信直後からランキングでも存在感を発揮
作品への関心を示す数字として注目したいのが、配信直後の視聴ランキングだ。
オリコンニュースが報じたNetflixの週間視聴ランキングによると、2026年2月9日から15日までの日本の映画ランキングで、本作は初登場1位を獲得。加えて、グローバルTOP10の非英語映画部門でも10位にランクインした。
日本の著名人の実話を題材にした作品が、国内だけでなく海外の視聴者にも届いたことは見逃せない。性別やアイデンティティという社会的テーマを扱いながら、音楽やダンスを取り入れたエンターテインメントとして成立させた点も、作品の特徴となっている。
【実話のあらすじ】主人公アイとケンジ、和田耕治医師の出会い
物語の中心となるのは、主人公のケンジと医師・和田耕治という2人の人物だ。
ケンジは幼い頃からアイドルに憧れていた。しかし、自分自身の性別に対する違和感を抱え、学校ではいじめを受け、家族にも本当の気持ちを打ち明けられずにいる。
そんなケンジが見つけた居場所がショーパブだった。そこで出会った個性豊かな人々との交流を通じて、ケンジは「アイ」という名前でステージデビューを果たす。
ケンジからアイへ、自分らしく生きるための第一歩
ショーパブでの経験は、主人公にとって単なる仕事以上の意味を持つ。
学校や家庭では自分の気持ちを表現できなかったケンジが、ステージでは自分らしさを発揮できるようになるからだ。
やがてアイは、男性ダンサーのタクヤと恋に落ちる。一方で、自分自身の将来について考え続け、性別適合手術という大きな選択にも向き合っていく。
ここで描かれるのは、手術を受けることだけを目的にした人生ではない。自分がどのように生きたいのかを考え、そのために必要な支援や理解を求めていく過程である。
斎藤工が演じる和田耕治医師との運命的な出会い
アイの人生に大きな転機をもたらすのが、斎藤工演じる医師・和田耕治だ。
和田は過去に患者を救えなかったことへの苦悩を抱えている医師として登場する。アイの深い悩みを知ったことで、当時の社会ではタブー視されていた性別適合手術の分野に向き合う決意を固める。
Netflixの公式作品紹介では、和田が研究を重ね、アイを自身が初めて手術を行う患者として迎えるまでの過程が描かれている。
実在の和田医師は、性別違和を抱える人々の医療に取り組んだ人物だ。テレビ朝日の制作決定報道では、600人以上の性別適合手術を執刀した医師として紹介されている。
映画では、患者と医師という関係を超えて、互いに孤独や偏見と向き合う2人の信頼関係が物語の軸になる。
映画の原案となった2冊の書籍
『This is I』は、はるな愛の自伝的著作と、和田医師の人生を記したノンフィクション書籍を参考に制作された。
- はるな愛著『素晴らしき、この人生』(講談社)
- 和田耕治・深町公美子著『ペニスカッター:性同一性障害を救った医師の物語』(方丈社)
前者は、はるな愛自身が経験してきた苦悩や芸能活動への道のりを記した自伝。後者は、医師・和田耕治の医療活動と人生を伝えるノンフィクションだ。
つまり、本作は一人のタレントの人生だけを描いた映画ではない。患者側と医療側、異なる立場にいた2人の人生を重ね合わせた作品なのである。
実話を基にした映画ではあるが、映像作品としての脚色や再構成も含まれる。すべての場面や会話をそのまま記録したドキュメンタリーではなく、実在の人物と書籍を土台にしたドラマとして理解したい。
【キャスト・人物相関】望月春希、斎藤工、はるな愛らの関係を一覧で解説
『This is I』の大きな特徴は、主人公と和田医師を取り巻く人物にも、それぞれ重要な役割が与えられていることだ。
Netflixが2025年12月に公開した追加キャスト情報と公式作品資料を整理すると、主要人物の関係は次のようになる。
| 人物・役名 | 出演者・関係者 | 役割・作品との関係 |
|---|---|---|
| ケンジ/アイ | 望月春希 | 主人公。はるな愛の半生をモデルにした人物 |
| 和田耕治 | 斎藤工 | アイの人生を変える実在の医師 |
| 初恵 | 木村多江 | アイの母親 |
| 和孝 | 千原せいじ | アイの父親 |
| アキ | 中村 中 | アイが働くショーパブのママ |
| タクヤ | 吉村界人 | ショーパブの男性ダンサー。アイと恋に落ちる |
| 裕子 | MEGUMI | 和田が働くクリニックの看護師 |
| 鶴久 | 中村獅童 | 和田の医療行為に目を光らせる刑事 |
| 実在のモデル・特別協力 | はるな愛 | 物語のモデルであり、制作にも協力 |
望月春希と斎藤工が演じる2人の主人公
本作では、望月春希がケンジからアイへと変化していく主人公を担当し、斎藤工が和田医師を演じる。
この2人の関係は、一般的な医療ドラマにおける医師と患者の関係とは少し異なる。
アイは自分の人生を選択するために医師の理解を必要とし、和田もまた、アイとの出会いを通じて医療とは何かを問い直していく。互いが一方的に救うのではなく、相手との関係を通じて変化していく構造が作品の見どころだ。
木村多江と千原せいじが演じる家族の存在
アイの母親・初恵を木村多江、父親・和孝を千原せいじが演じる。
主人公が幼少期から抱えてきた悩みを、家族がどのように受け止めるのか。家族との関係は、主人公が自分の人生を選択する過程を理解するうえで欠かせない部分だ。
また、中村 中演じるショーパブのママ・アキや、吉村界人演じるタクヤとの関係は、家庭や学校とは異なる居場所が主人公に与える影響を描いている。
はるな愛本人は出演者として主人公を演じるのではなく、特別協力として制作に参加している。この違いも押さえておきたい。
【望月春希の経歴】主演に抜擢された理由と俳優としての歩み
『This is I』で大きな注目を集めた望月春希は、映画の主演に抜擢された時点で18歳だった俳優だ。
2026年11月現在は19歳。映画出演をきっかけに知名度を高め、テレビドラマや舞台などにも活動の幅を広げている。
望月春希のプロフィール
- 名前:望月春希(もちづき・はるき)
- 生年月日:2007年7月5日
- 出身地:東京都
- 職業:俳優
- 趣味:写真
- 特技:絵画
- 主な出演作:『恋をするなら二度目が上等』『ライチ光クラブ』『This is I』など
宣伝会議の2026年10月号の人物紹介では、望月春希の生年月日や出身地、これまでの出演歴が紹介されている。
『This is I』以前から積み重ねていた俳優経験
望月春希は、本作だけで突然俳優として登場したわけではない。
2024年にはMBSドラマ『恋をするなら二度目が上等』で宮田晃啓の高校時代を演じ、俳優としての活動を重ねた。
2025年には舞台『ライチ光クラブ』に出演。舞台と映像の両方で経験を積み、2026年のNetflix映画主演へとつながっている。
加えて、2026年にはTBS『終のひと』、NHK『コンビニ兄弟』、フジテレビ『夫婦別姓刑事』などへの出演も紹介されており、映画後の活動にも広がりが見られる。
約2か月のオーディションを経て主人公に決定
望月春希が『This is I』の主演に選ばれた過程も注目に値する。
シネマトゥデイなどのインタビュー報道によると、オーディションは約2か月に及んだ。テレビ朝日の制作決定報道では、幅広い応募者の中から、繊細な感情表現と存在感が評価され、審査員全員一致で選ばれたと紹介されている。
当時、高校生だった望月は、台本を読んだ段階から主人公を自分が演じたいという思いを強く持っていたという。
シネマトゥデイのインタビューでは、自分自身と世界とのつながりについて考えていた時期に作品と出会い、自分らしさを表現する機会をつかみたいと感じていたことを語っている。
単に外見や雰囲気が似ている俳優を選ぶのではなく、主人公の内面を表現できるかどうかが重要な選考基準だったことがうかがえる。
【はるな愛と望月春希の交流】エアあややの再現と撮影の舞台裏
『This is I』を語るうえで欠かせないのが、はるな愛本人と望月春希の交流だ。
実在する人物をモデルにした映画では、本人の経験をどのように役者へ伝えるかが作品の説得力を左右する。本作では、はるな愛が特別協力として参加し、望月の役づくりを支えた。
本人から届いたボイスメッセージが役づくりのヒントに
ELLEの2026年2月10日公開インタビューで、望月春希は、はるな愛に何度もLINEで質問していたことを明かしている。
質問した内容は、当時どのような気持ちだったのか、何が好きだったのかといった細かな部分だ。はるな愛は、そのたびにボイスメッセージで返事をしていたという。
望月にとって、これは単に人物の外見や仕草を学ぶための資料ではなかった。声の調子や言葉の温度を通じて、主人公の感情を理解するための重要な手がかりになった。
一方、はるな愛は望月に対して、自分のものまねをする必要はないという考えを伝えていた。
「もっちーの思うアイでいいからね」
ELLEの対談で紹介されたこの言葉には、実在の人物を再現することと、一人の俳優が自分自身の解釈で役を生きることは別だという考えが表れている。
はるな愛が求めたのは、自分の過去をそのまま模倣する演技ではなく、望月春希という俳優が表現する新しいアイの姿だった。
エアあややは本人から直接指導を受けて再現
本作の大きな見どころが、はるな愛の代名詞ともいえる「エアあやや」だ。
松浦亜弥の楽曲に合わせ、歌っているように見せながら口パクと振り付けを組み合わせる独特のパフォーマンスは、はるな愛の芸能活動を語るうえで欠かせない。
ORICON NEWSの望月春希・斎藤工インタビューによると、望月は撮影にあたり、はるな愛からエアあややを直接指導してもらった。
指導の要点は、振り付けを正確に覚えることだけではなかったという。
大切なのは、ステージの奥まで気持ちを届けること。3階席や4階席にいる観客まで巻き込み、会場全体を楽しませようとする精神だった。
望月は、単なるものまねではなく、はるな愛のパフォーマンスに込められた姿勢まで理解しようとしていた。
実際に使用されたマイクや衣装にもこだわり
撮影の舞台裏にも、はるな愛本人の協力が生かされている。
2026年2月18日公開のシネマトゥデイの制作秘話記事によると、はるな愛は過去の映像や写真を提供し、当時の時代感や衣装の再現に協力した。
加えて、劇中でアイがテレビに初めてエアあややを披露するシーンでは、望月が持つマイクに実際にはるな愛が使用していたものが使われた。
ショーパブ「冗談酒場」のステージで披露する「チェリーブラッサム」の早着替えも、本物へのこだわりが見える場面だ。
CGによる演出ではなく、望月自身が衣装を3枚重ね着し、3連続の早着替えに挑戦。カメラ、照明、音楽、振り付けのタイミングを合わせる必要があり、最終的に16テイク目で成功したと報じられている。
劇中を彩る昭和・平成のヒットソング12曲
本作は、音楽とダンスがストーリーの重要な構成要素になっている。
Netflixの公式発表で紹介された主な使用楽曲は次のとおり。
- 松田聖子「夏の扉」
- 松田聖子「チェリーブラッサム」
- 松田聖子「SWEET MEMORIES」
- 山下久美子「赤道小町ドキッ」
- 中森明菜「スローモーション」
- チェッカーズ「あの娘とスキャンダル」
- TRF「survival dAnce ~no no cry more~」
- 杏里「オリビアを聴きながら」
- 渡辺美里「My Revolution」
- 松浦亜弥「ね~え?」
- 松浦亜弥「Yeah! めっちゃホリディ」
公式発表では全12曲が紹介されており、時代を象徴する楽曲がアイの成長や感情の変化と結びついている。
とりわけ山下久美子の「赤道小町ドキッ」に合わせ、赤いワンピース姿のアイを中心に街の人々が踊り始める場面は、映画の華やかさを象徴するシーンだ。振り付けはakaneが担当している。
懐かしい楽曲を知る世代にとっては当時の記憶を呼び起こし、若い世代にとっては新鮮な音楽体験になる。時代を超えて作品を楽しめる仕掛けが施されている。
【松本優作監督と鈴木おさむの企画】性別違和を扱う映画の制作背景
『This is I』は、企画の成り立ちにも特徴がある。
企画を担当したのは、放送作家として活動してきた鈴木おさむ。監督は映画『Winny』などを手がけた松本優作だ。
テレビ朝日の2025年10月24日の制作決定報道と、WIREDの2026年2月20日公開インタビューによると、企画のきっかけは2021年にさかのぼる。
鈴木おさむが大阪のショーレストランで知った実話
鈴木おさむは2021年、大阪・梅田のショーレストランを訪れた際、和田耕治医師の人生を知った。
和田医師について記された書籍を読み、そこに登場する人物と、以前から交流のあったはるな愛の人生を重ね合わせたことが企画の出発点になったという。
その後、はるな愛の自伝『素晴らしき、この人生』と、和田医師と妻の深町公美子による『ペニスカッター:性同一性障害を救った医師の物語』という2冊を軸に企画が進められた。
1人の人物の成功だけを描くのではなく、異なる立場で自分らしい生き方を追求した2人の人生を結びつけた点が、本作の企画上の特徴だ。
松本優作監督が採用した色彩表現
監督を務めた松本優作は、1992年生まれ。昭和をリアルタイムで経験していない世代の監督だ。
WIREDのインタビューでは、単純に当時の日本を再現するだけでなく、現代の視点から新しい昭和の世界観を作り上げようとしたことを説明している。
その映像表現の特徴が、スカイブルー、ピンク、ホワイトを中心とした色彩設計だ。
物語の進行に合わせて色調を変化させることで、主人公の心の動きや、自分らしさを見つけていく過程を視覚的に表現している。
単なる時代劇的な再現ではなく、過去の出来事を現在の観客が感情的に理解できるように再構成した映像表現といえる。
性別適合手術だけを物語のゴールにしない構成
本作を理解するうえで重要なのは、性別適合手術という医療行為だけに注目しないことだ。
映画では、主人公が自分の気持ちを理解してもらえない苦しさ、安心して過ごせる場所を見つける喜び、他者との関係を築く難しさなど、生活に密着した経験が描かれる。
性別違和を抱える人すべてが手術を望むわけではない。また、手術を受けるかどうかだけで、その人のアイデンティティや人生の価値が決まるものでもない。
本作が描いているのは、あくまで、はるな愛をモデルにした主人公が自分自身の望む人生を選択していく物語である。
この視点を持つことで、作品を単なる医療や性別の問題としてではなく、人が自分らしく生きるための環境や他者との関係を描いたヒューマンドラマとして受け止められる。
【プロの結論】『This is I』が評価される理由と視聴前に知りたいポイント
『This is I』の魅力は、実話の重みとエンターテインメントの楽しさを両立させている点にある。
性別違和、家族との関係、医療、社会的偏見という重いテーマを扱いながら、音楽やダンス、ショーパブの華やかな世界を物語に取り入れている。
見どころ1:望月春希の演技はものまねではなく人物表現
本作で最も注目したいのは、望月春希の演技だ。
はるな愛本人が協力しているからといって、主人公を本人そっくりに再現することだけが正解ではない。
望月は、本人への質問やボイスメッセージを通して感情を理解しながら、独自の解釈でアイを演じている。
はるな愛自身も、完成作を観て当時の自分を思い出したとシネマトゥデイのインタビューで語っている。本人が認める再現度と、俳優独自の表現が両立しているところが見どころだ。
見どころ2:斎藤工が演じる和田医師の存在感
斎藤工が演じる和田医師も、作品の重要な柱となっている。
患者に寄り添う医師としての姿勢だけでなく、自分自身の過去と向き合い、医療のあり方を考える人物として描かれる。
ORICON NEWSのインタビューでは、斎藤が望月の持つエネルギーや表現力を高く評価していることも紹介された。
主人公の成長だけでなく、医師自身の変化にも注目すると、作品のテーマがより深く伝わってくる。
見どころ3:実際の資料を生かした時代再現
ショーパブの舞台や衣装、実際に使われていたマイク、当時の映像資料など、細部へのこだわりも魅力だ。
特に「冗談酒場」の現役ママやキャストも撮影に協力しており、控室の場面では現場の人々の経験や雰囲気が生かされた。
映画の舞台を単にセットで再現するのではなく、実際の関係者の協力を得て作り上げたことが、映像の説得力につながっている。
こんな人におすすめできる作品
- はるな愛の半生や芸能活動の背景を知りたい人
- 望月春希の演技や今後の出演作に興味がある人
- 斎藤工の人物表現やヒューマンドラマが好きな人
- 昭和・平成の歌謡曲やダンスが好きな人
- 実話を基にした日本映画を楽しみたい人
- 性別やアイデンティティ、自分らしい生き方をテーマにした作品を観たい人
視聴前に理解しておきたい注意点
一方、明るい音楽や華やかなダンスだけを期待して視聴すると、印象が異なる場面もある。
主人公の幼少期の苦悩やいじめ、家族との葛藤、社会的な偏見、医療にまつわる難しい問題など、感情的に重い描写も含まれているからだ。
また、実話を基にした作品であっても、映画としての脚色は存在する。実際のはるな愛や和田医師の人生について詳しく知りたい場合は、原案となった自伝やノンフィクション書籍も併せて読むと理解が深まる。
プロの視点から見ると、本作の評価基準は、実在人物にどれだけ似ているかだけではない。本人の経験を尊重しながら、映画として独立した感情の物語を成立させているかどうかが重要だ。
【はるな愛と望月春希のNetflix映画『This is I』】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:はるな愛役を演じている俳優は誰ですか?
A1:俳優の望月春希です。約2か月に及ぶオーディションを経て、主人公のケンジ/アイ役に抜擢されました。撮影前には、はるな愛本人から当時の経験や気持ちについて直接アドバイスを受けています。
Q2:Netflix映画『This is I』の配信日はいつですか?
A2:2026年2月10日(火)です。Netflixで世界独占配信が開始されており、2026年11月現在も公式作品ページで確認できます。
Q3:『This is I』は実話ですか?
A3:はい。はるな愛の自伝『素晴らしき、この人生』と、和田耕治・深町公美子による『ペニスカッター:性同一性障害を救った医師の物語』を参考にした実話ベースの映画です。ただし、ドキュメンタリーではなく、映画としての脚色や再構成を含むドラマです。
Q4:斎藤工はどのような役を演じていますか?
A4:実在した医師・和田耕治役です。主人公アイの人生に大きな転機をもたらし、性別適合手術に向き合う医師を演じています。
Q5:望月春希は、はるな愛本人からエアあややを教わったのですか?
A5:はい。ORICON NEWSのインタビューで、望月春希は、はるな愛からエアあややの直接指導を受けたと明かしています。振り付けだけでなく、観客全体に気持ちを届けるパフォーマンスの精神も教わったそうです。
Q6:望月春希は『This is I』以外にどんな作品へ出演していますか?
A6:2024年のMBSドラマ『恋をするなら二度目が上等』、2025年の舞台『ライチ光クラブ』などがあります。2026年には『終のひと』『コンビニ兄弟』『夫婦別姓刑事』などへの出演も紹介されています。
Q7:映画の企画と監督を担当したのは誰ですか?
A7:企画は鈴木おさむ、監督は松本優作です。脚本は山浦雅大が担当し、はるな愛が特別協力として制作に参加しています。
まとめ:はるな愛と望月春希がつないだ『This is I』の本当の見どころ
Netflix映画『This is I』は、はるな愛の半生をモデルに、主人公・ケンジがアイとして自分らしく生きる道を見つけていく姿を描いた作品だ。
2026年2月10日の配信開始から、国内週間映画ランキング初登場1位、グローバル非英語映画TOP10入りという実績を残した。
主演の望月春希は、約2か月のオーディションを勝ち抜き、はるな愛本人との交流や直接指導を通じて役を作り上げた。斎藤工が演じる和田耕治医師との関係、木村多江ら共演者の演技、そしてエアあややをはじめとする音楽・ダンスの再現も見逃せない。
特に重要なのは、はるな愛本人の人生を単に再現するのではなく、望月春希という新しい俳優の視点を通じて、一人の人間が自分らしく生きるまでの物語に仕上げていることだ。
実話を知る人には過去を振り返る機会となり、初めてはるな愛の人生に触れる人には、新たな理解の入口となる。音楽や華やかなステージの裏側にある、孤独や葛藤、そして人との出会いがもたらす希望。それこそが『This is I』の核心である。
2026年以降の望月春希の俳優活動にも注目しながら、本作を通して描かれた2人の人生と、自分らしく生きることの意味を改めて考えてみたい。
主な情報確認資料: Netflix公式ニュース・作品紹介、テレビ朝日ニュース、WIRED、ELLE、シネマトゥデイ、ORICON NEWS、宣伝会議の人物紹介・インタビュー記事。