森山未來が出演したのは、2003年7月1日から9月9日までフジテレビ系で放送された連続ドラマ『ウォーターボーイズ』です。役名は立松憲男。当時18歳の高校生という設定で、主演の進藤勘九郎(山田孝之)とともに、男子シンクロの実現に向けて行動する重要な人物でした。
フジテレビの第1話公式あらすじには、憲男について、ニュースで見た男子シンクロに強く感動して転校してきた、ノリのいい青年として紹介されています。シンクロを諦めかけていた勘九郎を巻き込み、周囲を動かしていく役回りです。
つまり、森山未來は単に水泳部の一員として出演したのではありません。物語を動かすきっかけを作る、積極的で行動力のあるキャラクターを演じていました。
立松憲男はどんなキャラクター?
立松憲男の魅力は、思い立ったらすぐに行動する勢いと、好きなものに対する純粋な情熱です。
第1話では、唯野高校の水泳部が教育委員会からシンクロの自粛を求められ、部員たちも多数決で自粛を受け入れてしまいます。勘九郎も本当はシンクロを続けたいのに、自分の気持ちをうまく表現できません。
そこへ転校してきたのが憲男でした。憲男はシンクロ実現のために署名活動を始め、勘九郎を連れ出し、周囲の大人たちにも働きかけます。
対照的なのが、山田孝之演じる勘九郎です。慎重で自信がなく、周囲の意見に流されやすい勘九郎と、勢いで道を切り開こうとする憲男。この性格の違いが、物語にテンポとユーモアを生み出しています。
森山未來が持つダンス経験や身体表現の豊かさも、男子シンクロという作品の題材と相性のよい要素でした。俳優としての表現力を知るうえでも、初期の代表的な出演作の一つです。
【映画版との違い】妻夫木聡の映画と森山未來のドラマは別の物語

『ウォーターボーイズ』を調べると、映画版とドラマ版の出演者が混同されることがあります。特に妻夫木聡、玉木宏、山田孝之、森山未來の名前が並ぶため、誰がどちらに出演していたのか分かりにくくなりがちです。
最初に公開されたのは、2001年の映画版。監督・脚本は矢口史靖です。男子高校生たちがシンクロナイズドスイミングに挑戦するという斬新な設定で人気を集めました。
映画版は妻夫木聡、ドラマ版は山田孝之が中心
映画版の主人公は妻夫木聡演じる鈴木です。ひょんなことから男子シンクロに挑戦することになった5人の高校生を中心に、笑いと青春を描いています。
一方、2003年のドラマ版は、映画で男子シンクロが有名になった唯野高校が舞台です。映画の世界観を引き継ぎながら、後輩たちが新たにシンクロに挑戦するストーリーになっています。
山田孝之が演じる進藤勘九郎が主人公となり、森山未來の立松憲男、瑛太の田中昌俊らが物語を盛り上げます。
注目したいのは、映画版とドラマ版が完全に切り離された作品ではないことです。2003年版には、映画版から玉木宏や眞鍋かをりらが同じ役で登場する要素もあり、シリーズとしてのつながりが意識されています。
映画版とドラマ版の主な違い
- 映画版(2001年): 妻夫木聡演じる鈴木を中心とした5人の男子高校生の物語。
- ドラマ版(2003年): 山田孝之演じる勘九郎と森山未來演じる憲男ら、後輩世代の青春群像劇。
- ドラマ版の特徴: 映画の世界観を引き継ぎながら、学校生活や友情、恋愛、シンクロ部の存続問題などを連続ドラマならではの長さで描く。
したがって、「森山未來は映画版のウォーターボーイズに出演していた」という認識は正確ではありません。正しくは2003年のテレビドラマ版への出演です。
【共演者・歴代キャスト】山田孝之、瑛太、玉木宏との関係を整理
2003年のドラマ版が今も振り返られる理由の一つは、当時の若手俳優が数多く出演していたことです。
現在では主演級として活躍する俳優たちが、まだ若手だった時期に同じ作品に集まっていました。森山未來のほか、山田孝之、瑛太、玉木宏など、キャリアを振り返ると興味深い顔ぶれです。
2003年版の主要キャラクターと出演者
出典:フジテレビ『ウォーターボーイズ』第1話公式キャスト・あらすじ。
山田孝之と森山未來はどのような関係だった?
劇中では、勘九郎と憲男がシンクロを実現させるために行動をともにします。
勘九郎はシンクロに対する思いを持ちながらも、自分から積極的に周囲へ働きかけることが苦手な人物です。それに対して憲男は、転校してきたばかりにもかかわらず、シンクロを復活させようと積極的に動きます。
この2人の組み合わせが2003年版の大きな見どころです。山田孝之の繊細な演技と森山未來の軽快な身体表現が、異なる個性を持つ高校生同士の関係を作り上げています。
瑛太と玉木宏も重要な出演者
瑛太が演じた田中昌俊は、生徒会長という立場から男子シンクロに否定的な姿勢を見せる人物です。憲男や勘九郎とは異なる考えを持つ存在として、物語に対立構造を加えています。
玉木宏が演じた佐藤勝正は、映画版とのつながりを感じさせる唯野高校のOBです。かつてのシンクロ経験者が登場することで、後輩たちが挑戦する男子シンクロに過去からの流れが生まれています。
なお、2003年版の田中昌俊は、2005年のスペシャルドラマ『ウォーターボーイズ2005夏』にも登場します。こちらでは瑛太が再び同じ役を演じ、作品の中心人物として物語を引っ張ります。
【放送順を完全整理】ウォーターボーイズ歴代シリーズの見る順番
『ウォーターボーイズ』は映画1作品、連続ドラマ2作品、スペシャルドラマ1作品を経て、2027年の新作へと続くシリーズです。
初めて見る人には、公開・放送された順番で視聴する方法がおすすめです。特に2003年版と2005年版には登場人物のつながりがあるため、順番に見ると理解しやすくなります。
シリーズの放送・公開順
2001年:映画『ウォーターボーイズ』
主演:妻夫木聡、玉木宏など。
男子シンクロをテーマにしたシリーズの原点。
2003年:ドラマ『ウォーターボーイズ』
主演:山田孝之。森山未來、瑛太らが出演。
立松憲男を演じる森山未來を見たい人は、この作品から視聴するのがおすすめ。
2004年:ドラマ『ウォーターボーイズ2』
主演:市原隼人。中尾明慶、小池徹平、石原さとみらが出演。
舞台を元女子高の姫乃高校に移した新しい物語。
2005年:スペシャルドラマ『ウォーターボーイズ2005夏』
主演:瑛太。小出恵介、平岡祐太、柄本佑らが出演。
2003年版の田中昌俊が主人公となるシリーズの最終章。
2027年:新作連続ドラマ『ウォーターボーイズ2027』
2027年7月スタート予定。
令和の高校生たちを描く完全新作。
2004年の『ウォーターボーイズ2』は独立した物語
2004年版は、市原隼人演じる水嶋泳吉が主人公です。舞台は姫乃高校という元女子高で、男子生徒が運動部を作ろうと奮闘するところから物語が始まります。
中尾明慶、小池徹平、斉藤慶太、木村了らが男子高校生を演じ、石原さとみがヒロインを務めました。金子貴俊も、前作から早乙女聖役を続投しています。
フジテレビの番組情報によると、2003年版の全話平均視聴率は16.0%、2004年版は16.8%(いずれも世帯・関東地区、ビデオリサーチ調べ)。2作品とも高い支持を集めたことが分かります。
2005年版では瑛太が再び田中昌俊を演じた
2005年の『ウォーターボーイズ2005夏』は、連続ドラマ第1シリーズの登場人物だった田中昌俊を主人公にしたスペシャル作品です。
舞台は南の島・冨那島。大学生になった田中が、島の高校生たちと出会い、夏祭りのメインイベントとして男子シンクロ公演を作り上げていきます。
小出恵介、平岡祐太、柄本佑が新たな高校生役で出演しているのも見どころです。2003年版のキャラクターがその後どうなったのかを知りたい人には、特におすすめの作品です。
【2027年新作決定】ウォーターボーイズ2027の内容と注目ポイント
2026年10月16日、フジテレビは『ウォーターボーイズ2027』の制作を発表しました。映画公開から26年を経て、シリーズが完全新作の連続ドラマとして帰ってきます。
放送開始は2027年7月予定。過去作品のキャラクターをそのまま再登場させる続編ではなく、令和の男子高校生たちを主人公にした新しい青春ドラマです。
2027年版のストーリー
舞台は2027年。夢中になれるものも、自分の居場所も見つけられずにいた男子高校生たちが、古びたプールで男子シンクロに出会うところから物語が始まります。
一度は本気になることを諦めた少年たちが、仲間との出会いを通じて再び情熱を取り戻していくストーリーです。
2001年の映画や2003年のドラマが描いたのは、周囲から理解されにくい男子シンクロに挑む高校生たちの姿でした。2027年版では、時代背景を令和に移しながら、夢や仲間、自分自身と向き合う青春というシリーズの核を引き継ぎます。
新キャストはオーディションで決定
2027年版で注目されるのが、出演する男子高校生役のキャスティングです。
フジテレビの発表によると、新世代のキャストはオーディションで決定します。選ばれた出演者は稽古期間を経て撮影に参加し、オーディションから稽古、撮影まで約1年にわたる「WATER BOYSプロジェクト」に挑みます。
2026年10月31日時点では、主要な男子高校生キャストの顔ぶれはまだ発表されていません。したがって、森山未來や山田孝之ら過去の出演者が2027年版に出演するという情報も、公式発表された内容には含まれていません。
2027年版の制作スタッフ
- 原作:映画『ウォーターボーイズ』
- 監督・脚本(映画原作):矢口史靖
- 脚本:我人祥太、小峯裕之
- 音楽:佐藤直紀
- 演出:星野和成、西岡和宏、淵上正人
- プロデュース:多鹿雄策
- 制作協力:共同テレビ
- 制作著作:フジテレビ
音楽を佐藤直紀が担当する点にも注目です。過去のシリーズを支えてきた音楽スタッフが参加することで、作品の世界観を引き継ぐ演出にも期待が集まります。
【森山未來の現在・2026年最新】教場シリーズから舞台・ダンスまで
森山未來は1984年8月20日生まれ、兵庫県出身。2026年10月現在42歳です。俳優としてだけでなく、ダンサー、振付家、演出家としても活動しており、映画やテレビドラマだけでは活動の全体像を把握できません。
公式プロフィールによると、5歳からさまざまなジャンルのダンスを学び、15歳で本格的な舞台デビューを果たしました。2013年には文化庁文化交流使としてイスラエルに1年間滞在し、現地のダンスカンパニーを拠点にヨーロッパでも活動しています。
東京2020オリンピックの開会式ではオープニングのソロパフォーマンスを担当。2022年4月には神戸市でArtist in Residence KOBE(AiRK)の設立・運営にも携わっています。
2026年の注目作『教場 Reunion』『教場 Requiem』
教場 Reunion
Netflix配信・前編
教場 Requiem
劇場公開・後編
2026年の森山未來を語るうえで外せないのが、木村拓哉主演の『教場』シリーズです。
森山未來が演じるのは十崎波琉(とざき・はる)。風間公親と深い因縁を持つ人物で、2023年の連続ドラマ『風間公親-教場0-』にも登場しています。
映画プロジェクトは前後編の2部構成です。
- 『教場 Reunion』:2026年1月1日からNetflixで配信開始。
- 『教場 Requiem』:2026年2月20日から全国劇場公開。
前編では風間の教え子たちが再結集し、逃亡した十崎の行方を追います。後編では風間と十崎をめぐる物語が最終章へと進みます。
『ウォーターボーイズ』で見せた明るく行動的な高校生役とは異なり、『教場』では物語の緊張感を左右する重要人物を演じています。20年以上にわたる俳優としての変化を感じられる作品です。
森山未來の代表的な出演作品一覧
映画、テレビドラマ、舞台と幅広い分野で活動してきた森山未來。代表作を年代順に振り返ると、キャリアの変化がよく分かります。
映画
- 2004年『世界の中心で、愛をさけぶ』
- 2011年『モテキ』
- 2012年『苦役列車』
- 2016年『怒り』
- 2020年『オルジャスの白い馬』
- 2021年『ボクたちはみんな大人になれなかった』
- 2022年『犬王』
- 2023年『ほかげ』『山女』『シン・仮面ライダー』
- 2024年『大いなる不在』『化け猫あんずちゃん』
- 2025年『パリピ孔明 THE MOVIE』
- 2026年『教場 Reunion』『教場 Requiem』
テレビドラマ
- 2001年『さよなら、小津先生』
- 2003年『ウォーターボーイズ』
- 2006年『僕たちの戦争』
- 2010年『モテキ』
- 2013年『夫婦善哉』
- 2019年『いだてん~東京オリムピック噺~』
- 2022年『プリズム』
- 2023年『パリピ孔明』
- 2024年『未解決スペシャル 下山事件』
- 2025年『飛鳥クリニックは今日も雨』
このほか、舞台では『RENT』『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』『髑髏城の七人』などに出演。2025年には舞台『チ。―地球の運動について―』や『おどる夫婦』などにも参加しています。
俳優だけではない、2026年の森山未來の活動
森山未來のキャリアで特徴的なのは、映像作品への出演と並行して身体表現そのものを追求していることです。
2024~2026年にかけては、アラン・ルシアン・オイエンらと関わるパフォーマンス作品『STILL LIFE』に参加。ノルウェー、オランダ、イタリア、スウェーデン、日本などで展開される作品です。
2025年には原摩利彦との共同制作『Live in Progress』や、瀬戸内国際芸術祭での『素晴らしい偶然をむすんで』などにも携わっています。
こうした活動を見ると、森山未來はテレビや映画に出演するだけの俳優ではなく、演劇・ダンス・アートを横断する表現者として活動を続けていることが分かります。
2003年の『ウォーターボーイズ』で見せた身体表現の魅力は、現在の活動にも通じるものがあります。
【よくある質問】森山未來とウォーターボーイズに関するFAQ
Q1:森山未來はウォーターボーイズの映画版に出演していますか?
映画版には出演していません。出演したのは2003年放送のフジテレビ系連続ドラマ版です。役名は立松憲男です。
Q2:森山未來が演じた立松憲男は主人公ですか?
主人公は山田孝之演じる進藤勘九郎です。森山未來演じる立松憲男は、転校生として登場し、男子シンクロを実現させるために積極的に行動する重要人物です。
Q3:山田孝之、瑛太、玉木宏も2003年版に出演していますか?
出演しています。山田孝之は進藤勘九郎、瑛太は田中昌俊、玉木宏は佐藤勝正を演じました。森山未來との共演が見られる作品です。
Q4:ウォーターボーイズを見る順番は?
2001年の映画、2003年のドラマ、2004年の『ウォーターボーイズ2』、2005年の『ウォーターボーイズ2005夏』の順番がおすすめです。その後、2027年7月スタート予定の新作を楽しめます。
Q5:ウォーターボーイズ2027に森山未來は出演しますか?
2026年10月31日時点で、森山未來の出演は公式発表されていません。新作の男子高校生役はオーディションで決定する予定です。
Q6:2026年現在、森山未來は何に出演していますか?
2026年の注目作は『教場 Reunion』と『教場 Requiem』です。十崎波琉役として出演しています。また、ダンスや舞台芸術の活動も継続しています。
まとめ:森山未來の原点を知るなら2003年版ウォーターボーイズ
森山未來と『ウォーターボーイズ』の関係を整理すると、出演作は2003年のテレビドラマ版で、役名は立松憲男です。映画版の妻夫木聡とは出演作品が異なり、山田孝之、瑛太、玉木宏らとの共演が見られます。
シリーズを楽しむなら、2001年の映画から2003年、2004年、2005年のドラマへと順番に見るのがおすすめです。特に2005年版は瑛太演じる田中昌俊が再登場するため、2003年版を先に見ておくと人物関係を理解しやすくなります。
そして2026年10月には、2027年7月スタート予定の『ウォーターボーイズ2027』が正式発表されました。新しい高校生キャストがどのような顔ぶれになるのか、シリーズの新たな展開にも注目です。
森山未來自身も、2026年には『教場』シリーズへの出演をはじめ、映画・舞台・ダンスと幅広い活動を続けています。若手時代の立松憲男から現在の表現者としての姿までをたどると、長年にわたるキャリアの奥行きが見えてきます。
懐かしさだけでなく、現在の森山未來の表現力を知る入口としても、2003年版『ウォーターボーイズ』は見直す価値のある作品です。