安川惡斗は、女優と女子プロレスラーという2つの顔を持つ表現者です。女優として活動するときは「安川結花」、リングでは「安川惡斗」という名前を使用しています。
ACTRIUMの公式キャストプロフィールでは、青森県出身、血液型A型、身長163cmと紹介されています。誕生日は11月13日です。映画情報サイトの映画.comでは、1986年11月13日生まれと掲載されています。
プロフィールの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リングネーム | 安川惡斗 |
| 女優名 | 安川結花 |
| 生年月日 | 1986年11月13日 |
| 2026年11月3日時点の年齢 | 39歳 |
| 出身地 | 青森県 |
| 血液型 | A型 |
| 身長 | 163cm |
| 主な活動 | 女優、女子プロレス、舞台制作、団体運営 |
| 所属・活動 | ACTRIUM、アクトレスガールズ |
| 代表的な肩書き | ACTRIUM代表 |
女優としてのキャリアがプロレスへの入口だった
安川は高校時代から演劇に興味を持ち、日本映画学校(現在の日本映画大学)で映像や演技に関わる経験を積みました。その後、安川結花の名前で女優活動を開始します。
転機となったのが、女子プロレスを題材にした舞台への出演です。
2011年に舞台「レスラーガールズ」で愛川ゆず季と共演したことなどをきっかけに、女子プロレス団体スターダムへの入団を決意。2012年2月5日にプロレスデビューを果たしました。
女優として培った演技力や表現力は、後のヒールレスラーとしてのキャラクターづくりにも生かされていきます。
単に強さを見せるのではなく、観客に感情を伝え、リング上で物語を成立させる。そのスタイルは、現在のACTRIUMにもつながる重要な原点です。
【スターダム時代の安川惡斗】白いベルト獲得と大江戸隊での活躍

2012年〜2015年:プロレスラーとしての飛躍
安川惡斗が広く知られるようになったのは、スターダムでの活躍が大きな理由です。
リングでは「悪の女優魂」をキャッチフレーズに、女優としての表現力を生かしたヒールレスラーとして存在感を発揮しました。
特に注目したいのが、短期間でのタイトル獲得です。
デビューから約11か月で初代アーティスト王者に
2012年にデビューした安川は、わずか約11か月で初代アーティスト・オブ・スターダム王座を獲得しました。
このタイトルはタッグを超えた3人組による王座で、安川は夏樹たいよう、鹿島沙希とともに初代王者となっています。
加えて、2013年11月にはワンダー・オブ・スターダム王座を獲得しました。
スターダム公式のタイトル履歴には、安川が第3代と第5代の王者として記録されています。第3代王座は2013年11月4日、第5代王座は2015年1月18日に獲得したものです。
大江戸隊の初代リーダーとしての存在感
安川は大江戸隊の初代リーダーとしても知られています。
ヒールユニットの中心人物として、試合だけでなくユニットのキャラクター性やストーリー展開にも関わりました。
スターダム時代の実績を整理すると、次のようになります。
- 2012年2月5日:スターダムでプロレスデビュー
- 2013年:初代アーティスト・オブ・スターダム王座を獲得
- 2013年11月:第3代ワンダー・オブ・スターダム王者
- 2015年1月18日:第5代ワンダー・オブ・スターダム王者
- 2015年:世IV虎との試合で重傷を負う
- 2015年12月23日:現役引退
白いベルトと呼ばれるワンダー・オブ・スターダム王座の獲得は、安川のキャリアを語るうえで欠かせない実績です。
プロレスラーとしての技術だけでなく、演技やキャラクター表現を含めた総合的な魅力が評価されていたことが分かります。
【2015年の世IV虎戦事件】顔面骨折と視力低下、引退に至った経緯
安川惡斗のキャリアを語る際、避けて通れないのが2015年2月22日に後楽園ホールで行われた世IV虎(よしこ)との試合です。
この試合は、女子プロレス界に大きな衝撃を与えた出来事として報道されました。
2015年2月22日、顔面に深刻な負傷
試合中の過剰な顔面攻撃によって、安川は大けがを負い、病院に搬送されました。
2015年2月25日のスターダム側の会見では、次の負傷が公表されています。
- 頬骨骨折
- 鼻骨骨折
- 左眼窩底骨折
- 両目の網膜震とう症
当時の報道によれば、鼻の骨折については手術も必要となりました。
試合後、スターダムは世IV虎に無期限の出場停止処分を科し、保持していたワールド・オブ・スターダム王座を剥奪。試合結果も当初のTKO勝利からノーコンテストへ変更しました。
一度は復帰を宣言。しかし視力の問題が残った
負傷後の安川は、2015年3月に退院しました。
同月24日には、主演ドキュメンタリー映画『がむしゃら』の完成披露試写会に出席。顔面のガードを装着し、視界が不安定な状態ながら公の場に姿を見せています。
当時は文字の判別が難しく、物が二重に見える症状も残っていました。
それでも安川は復帰への意欲を示し、同年9月23日の後楽園ホール大会でリングに復帰しました。
しかし、復帰後も左眼窩底骨折による視力低下が問題となります。
2015年12月1日の引退会見で安川は、視力が回復せず、ドクターストップがかかったことを引退理由として説明しました。
正式な引退日は2015年12月23日です。最後の試合では同期の宝城カイリ、加藤悠と組み、大江戸隊との対戦に臨みました。
安川惡斗の顔面負傷と視力は2026年現在どうなった?
読者が特に気になるのは、2015年の負傷によって低下した視力が現在どうなっているかという点でしょう。
2015年当時の報道では、視力の回復状況について本人が段階的に説明していました。しかし、引退会見時点では左眼の視力低下が残っていました。
2026年8月には約10か月ぶりにプロレスの試合へ復帰しています。ただし、リング復帰と視力の完全回復は同じ意味ではありません。
2026年11月3日時点で、視力の具体的な数値や眼科的な検査結果、完全回復を示す本人の最新の公表情報は確認できません。
そのため、視力が完全に回復した、あるいは現在も2015年と同じ状態であると断定することはできません。
重要なのは、2015年の引退理由が単なる活動休止ではなく、視力低下と医師の判断に基づくものだったという点です。
【引退後からアクトレスガールズ復帰まで】約6年の空白と再挑戦
2015年12月に現役を引退した安川ですが、プロレスやエンターテインメントとの関係が完全に途切れたわけではありません。
2017年にはHERO関連イベントでリングアナウンサーを担当。その後もプロレス界との関わりを続けました。
2019年には覆面マネジャーのワイルド・バニーが登場し、リング周辺での活動も話題となっています。
2021年、アクトレスガールズに参加
大きな転機となったのが2021年です。
安川はアクトレスガールズのアクション舞台ブランド「アクトリング」にレギュラーメンバーとして参加しました。
アクトリングは、女子プロレスと演劇、アクションを組み合わせた表現を特徴とするプロジェクトです。
女優としての経験を持つ安川にとって、演技と身体表現を融合できる活動の場でした。
その後、アクトレスガールズのプロレス部門であるアクトレスリングにも取り組み、2023年には海外でプロレスラーとして復帰。2024年には第4代AWGシングル王座を獲得しました。
2025年、9年半ぶりにスターダムのリングへ
2025年5月31日、安川はスターダムのリングに約9年半ぶりに登場しました。
これは、なつぽいと安納サオリのデビュー10周年記念大会で実現したものです。
安川は茉莉とのタッグ「アマテラス」として登場。かつて自分が活躍した団体のリングに戻り、ファンの前で存在感を示しました。
さらに同年8月13日には、茉莉とのアマテラスとして初代AWGタッグ王座を獲得しました。
2015年の引退から約10年。再び女子プロレスのタイトルを獲得するまでにキャリアを積み上げたことになります。
2025年10月、股関節と首の負傷が悪化
順調に見えた復帰後の活動でしたが、2025年10月9日、アクトレスガールズは安川の試合欠場を発表しました。
発表された理由は、以前から痛めていた股関節と首のけがの悪化です。
治療と回復に専念するため、当面の間、すべての試合を欠場することになりました。
これは2015年の顔面負傷とは別の問題です。
- 2015年:世IV虎戦による顔面骨折と視力低下
- 2025年:以前から抱えていた股関節・首の負傷の悪化
- 2026年:長期欠場を経て8月に復帰戦
この3つを混同しないことが、安川の現在を正確に理解するポイントです。
【2026年最新】ACTRIUM旗揚げと道場開設、そして復帰戦の全貌
2026年の安川惡斗を語るうえで最大のトピックが、新団体ACTRIUMの旗揚げです。
ACTRIUMは、安川が代表を務める株式会社惡ACTが主催するエンターテインメントプロジェクトです。
単なる女子プロレス団体ではなく、演劇、アクション、殺陣、歌、ダンス、プロレスを融合させた独自の表現空間を目指しています。
2025年8月8日、株式会社惡ACTを設立
ACTRIUMの出発点は、2025年8月8日に設立された株式会社惡ACTです。
安川は自身の会社を立ち上げ、新しいエンターテインメント事業の構想を具体化しました。
2025年12月の記者会見では、ACTRIUMの旗揚げを正式に発表しています。
ACTRIUMという名称は、「ACT=演じる」と「RIUM=空間」を組み合わせた造語です。
中心となるコンセプトは「戦乙女×アクション×ドラマ」。
女性キャストが自らの肉体を使い、演技だけでなく、プロレスや殺陣、ダンスなどを取り入れて物語を表現します。
2026年2月28日、新木場1stRINGで旗揚げ
ACTRIUMは2026年2月28日、東京・新木場1stRINGで旗揚げ公演を開催しました。
第1弾となったのは「VALKYRIE ACTRIUM-立花の章-」です。
北欧神話をベースにしたVRMMORPGの世界を舞台に、キャラクターたちの物語を展開する構成となっています。
その後、3月14日には大阪・176BOX、3月15日には新木場1stRINGで公演を実施。5月4日には新宿FACEで「息吹の章」の公演が行われました。
2026年7月19日、ACTRIUMスタジオを開設
ACTRIUMの活動基盤を整えるうえで大きかったのが、2026年7月19日の道場開きです。
安川は都内の倉庫を改装した施設を「ACTRIUMスタジオ」として公開しました。
加えて、浅草の遊園地・花やしきで使用されていたプロレスリングを購入し、自分たちの活動拠点に設置しました。
道場開きの報道では、リングの購入からスタジオの場所探し、設営まで、多くの関係者の協力があったことも紹介されています。
この動きは、ACTRIUMが単発の舞台企画から、継続的な公演やトレーニングを行う組織へと発展したことを示しています。
2026年8月14日、約10か月ぶりの復帰戦
そして、ファンにとって大きなニュースとなったのが、2026年8月14日の復帰戦です。
安川は後楽園ホールで開催されたアクトレスガールズの大会に出場しました。
2025年10月から続いていた欠場を経て、約10か月ぶりにリングへ戻ったことになります。
復帰戦は荒幡寧々とのタッグで、永井絵梨沙とアンリのチーム「Polaris」と対戦しました。
試合では安川らしいラフファイトやドロップキックなどを披露しましたが、最終的にはPolarisが勝利。安川組は敗れています。
試合後、安川は復帰できたことへの喜びを示し、今後も出場できるときにはアクトレスリングに参加していく意向を語りました。
注目したいのは、今回の復帰が単なる一日限りの記念出場ではない点です。
本人は今後の継続参戦にも意欲を示しています。ただし、常時フル出場するという意味ではなく、若手選手を優先しながら、必要に応じてリングに立つというスタンスです。
2026年9月、ACTRIUM第1章が完結
9月6日には新木場1stRINGで「VALKYRIE ACTRIUM-未来の章-」が開催されました。
3月の立花の章、5月の息吹の章に続く物語の展開で、AIと人間の世界をめぐるストーリーが描かれています。
この公演をもって第1章が完結し、ACTRIUMは新たな展開へ進みました。
2026年10月以降はプロレスを軸とする新展開へ
2026年10月3日には、新木場1stRINGで「VALKYRIE ACTRIUM COLOSSEUM-ロキゲーム-」が開催されました。
これまでの演劇的なストーリー展開に加え、プロレスをベースにした対戦形式へと軸足を移した企画です。
北欧神話の神々と歴史上の人物などをモチーフにしたキャラクターが登場し、殺陣や特撮的なアクションを取り入れた6試合が行われました。
11月3日時点で公表されている今後の開催予定は次のとおりです。
| 日程 | イベント | 会場 |
|---|---|---|
| 2026年10月3日 | ロキゲーム | 新木場1stRING |
| 2026年11月28日 | ロキゲーム | 新木場1stRING |
| 2026年12月20日 | ロキゲーム | 新木場1stRING |
今後はシングルリーグ戦などを通して、キャラクター同士の対決を展開していく予定です。
安川にとってACTRIUMは、過去のプロレス経験と女優としてのキャリアを組み合わせ、自分自身が企画・制作する新しい活動の場になっています。
【ドキュメンタリー映画『がむしゃら』】安川惡斗の原点を知る作品
2014年製作・2015年3月28日公開
- 監督:高原秀和
- 上映時間:102分
- ジャンル:ドキュメンタリー
- 配給:マクザム
安川惡斗について知りたい人におすすめしたい作品が、ドキュメンタリー映画『がむしゃら』です。
この作品は2014年に製作され、2015年3月28日に劇場公開されました。
女優・安川結花としての活動、女子プロレスラー・安川惡斗としての挑戦、そして本人が経験してきた人生の苦難を追った作品です。
映画では、中学時代のいじめなどのつらい経験や、演劇との出会い、プロレスの世界で自分の居場所を見つけるまでの過程が描かれています。
監督は高原秀和。高橋奈苗、脇澤美穂、世IV虎、岩谷麻優、紫雷イオ、木村響子など、当時のスターダム関係者も出演しています。
『がむしゃら』を見る価値はどこにある?
この映画の特徴は、単なる女子プロレスの試合記録ではないことです。
安川がなぜ女優を目指し、なぜプロレスに挑戦し、なぜヒールというキャラクターを選んだのか。その背景を本人の言葉と当時の映像で理解できます。
2015年の世IV虎戦だけを知っている人にとっては、安川のキャリアをより深く理解するための重要な資料です。
また、2026年にACTRIUMの代表として活動する安川の表現者としての原点を知るうえでも、意味のある作品といえます。
【安川惡斗に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:安川惡斗は2026年現在、何をしている?
A1:2026年現在は、株式会社惡ACTが主催するACTRIUMの代表として団体運営や公演制作に取り組んでいます。また、アクトレスガールズでの活動も続けており、2026年8月14日には約10か月ぶりにプロレスの復帰戦を行いました。
Q2:安川惡斗と安川結花は同一人物?
A2:同一人物です。安川結花は女優としての活動名、安川惡斗は女子プロレスラーとしてのリングネームです。ACTRIUMの公式プロフィールでも「安川結花/惡斗」と表記されています。
Q3:安川惡斗が2015年に引退した理由は?
A3:2015年2月22日の世IV虎戦で負った左眼窩底骨折などの重傷が原因です。視力低下が回復せず、医師からドクターストップがかかったため、同年12月23日に現役を引退しました。
Q4:安川惡斗の視力は2026年現在、完全に回復している?
A4:2026年11月時点で、視力の具体的な回復状況を示す最新の公表情報は確認できません。2026年8月にはプロレスの復帰戦を行っていますが、視力の完全回復を意味するものではありません。
Q5:安川惡斗は2026年にプロレスへ復帰した?
A5:はい。2026年8月14日に後楽園ホールで開催されたアクトレスガールズの大会で復帰戦を行いました。荒幡寧々とのタッグでPolarisと対戦し、試合には敗れましたが、今後も出場できるときには参戦する意向を示しています。
Q6:ACTRIUMは普通の女子プロレス団体なの?
A6:一般的なプロレス団体とは少し異なります。ACTRIUMは演劇、殺陣、ダンス、歌、プロレスなどを融合したフルコンタクトアクションエンターテインメントです。プロレスを軸にした対戦企画も展開しています。
まとめ:安川惡斗の現在は引退後の再出発から新たな挑戦の段階へ
安川惡斗のキャリアを振り返ると、2015年の引退は大きな転換点でした。
スターダムで白いベルトを獲得し、大江戸隊の初代リーダーとして活躍していた最中、世IV虎戦による顔面の重傷と視力低下によって、現役生活を終える決断を迫られました。
しかし、その後もプロレス界との関係を保ち、2021年からアクトレスガールズに参加。2023年の海外でのプロレス復帰、2024年のAWGシングル王座獲得、2025年のスターダム凱旋とタッグ王座戴冠を経て、再びリングに立つ機会を増やしていきました。
2025年10月には股関節と首の負傷で長期欠場となりましたが、2026年8月には復帰戦を実現。そして現在はACTRIUMの代表として、道場やリングを備えた活動基盤を整えています。
【プロの結論】2026年の安川惡斗を評価する3つの視点
1. 選手としての復帰と、視力の問題は分けて考える
2015年の引退理由は視力低下でした。2026年の復帰戦は大きな前進ですが、過去の負傷が完全に解消したという医学的な証明ではありません。
2. ACTRIUMはプロレスラーとしての再出発だけではない
安川は自分がリングに立つだけでなく、会社設立、道場開設、キャスト育成、脚本や演出に関わる公演制作など、活動の範囲を広げています。これは選手からプロデューサー・経営者への役割の拡張です。
3. 今後の評価はACTRIUMの継続性と本人のリング活動の両面で見る
11月28日、12月20日のロキゲーム開催予定に加え、アクトレスガールズへの継続参戦も注目点です。公演数や試合数だけではなく、キャストの育成、作品の発展、負傷と向き合いながら活動を継続できるかが重要になります。
安川惡斗は、一度引退したプロレスラーという過去だけでは語れない存在になりました。
女優として培った表現力、スターダムで磨いたプロレスの経験、アクトレスガールズでの再挑戦。そのすべてを結びつける新しい舞台がACTRIUMです。
2026年の安川惡斗は、リングに戻るだけでなく、自分自身が新しいリングと物語をつくる側へ進んでいます。 今後のACTRIUMの成長と、選手としての継続的な活動が注目されます。