ファミコン40周年は、2023年7月15日。任天堂の家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」が1983年7月15日に発売されてから、ちょうど40年を迎えた記念日です。2026年10月現在、発売から43年が経過しましたが、ファミコンは日本のゲーム文化を語るうえで欠かせない存在であり続けています。
任天堂は40周年を記念して、ファミコン年表、ファミコン国民投票、特別番組「ファミコントークショップ コバヤシ玩具店」など、1年間にわたる企画を展開しました。さらに現在はNintendo Switch Onlineの「ファミリーコンピュータ Nintendo Classics」を通じて、当時の名作をNintendo SwitchやNintendo Switch 2で楽しめます。発売当時の歴史から歴代ハード、名作ソフト、記念キャンペーン、2026年最新の遊び方まで整理します。
【ファミコン40周年はいつ?】2023年7月15日が記念日になった理由

ファミコン40周年の記念日は、2023年7月15日です。任天堂が発売したファミリーコンピュータの発売日が1983年7月15日だったため、発売から40年後の同じ日が節目となりました。
1983年当時、家庭用テレビゲームはまだ現在ほど一般家庭に浸透していませんでした。任天堂は、テレビに接続して遊ぶカセット交換型のゲーム機としてファミリーコンピュータを発売。ゲームセンターで人気を集めていた作品を自宅で楽しめることが、大きな魅力でした。
発売当初のファミコンはどんなゲーム機だった?
ファミコンの特徴は、カセットを交換するだけで異なるゲームを楽しめる仕組みです。任天堂の公式年表では、同社初のカセット交換型ゲーム機として紹介されています。
コントローラーには、十字ボタンとA・Bボタンを採用。現在のゲーム機にも受け継がれている操作体系の原型が、この時代に家庭へ広がりました。
加えて、2つのコントローラーを標準装備していたことも特徴です。1P側にはスタート・セレクトボタン、2P側にはマイク機能が搭載されていました。単に一人で遊ぶだけでなく、家族や友人と一緒に楽しむことも想定した設計でした。
発売日に登場した最初の3タイトル
1983年7月15日にファミコン本体と同時発売されたソフトは、次の3作品です。
- 『ドンキーコング』:マリオを操作し、建築中のビルを舞台にドンキーコングの妨害をかわしながら進むアクションゲーム。
- 『ドンキーコングJR.』:今度はドンキーコングの息子が主人公となり、捕らわれた父親の救出を目指す作品。
- 『ポパイ』:アーケードでも親しまれたキャラクターを操作するアクションゲーム。
任天堂の年表によれば、1983年には合計9タイトルが発売されました。現在のように何百本ものソフトが発売される市場とは違い、ファミコンは少数のタイトルからスタートしたのです。
2026年現在、ファミコンは何周年?
ここで間違えやすいのが、40周年と現在の周年数です。
- 1983年7月15日:ファミリーコンピュータ発売
- 2023年7月15日:発売40周年
- 2024年7月15日:発売41周年
- 2025年7月15日:発売42周年
- 2026年7月15日:発売43周年
つまり、2026年10月31日現在は発売43周年を迎えた状態です。「ファミコン40周年」は2023年に実施された記念キャンペーンの名称であり、2026年の周年数を示すものではありません。
【ファミコン年表】1983年から1994年までの歴代ハードとゲームの進化
ファミコンの歴史は、本体の販売実績だけでは説明できません。ゲームソフトの多様化、周辺機器の登場、ゲーム雑誌や専門店の成長、RPGというジャンルの普及など、家庭用ゲームを取り巻く文化そのものが発展していきました。
任天堂が公開しているファミコン年表を中心に、主要な出来事を年代順にまとめます。
| 年代 | ハード・主な出来事 | 代表的なソフト・文化 | 歴史的な意味 |
|---|---|---|---|
| 1983年 | ファミリーコンピュータ発売 | ドンキーコング、マリオブラザーズ | 家庭用カセット交換型ゲーム機の普及が始まる |
| 1984年 | サードパーティーの参入が進む | パックマン、ゼビウス | ゲームソフトの多様化が進展 |
| 1985年 | 海外版NESが発売 | スーパーマリオブラザーズ | ファミコンブームが本格化 |
| 1986年 | ディスクシステム発売 | ゼルダの伝説、メトロイド、ドラゴンクエスト | セーブ機能や大容量化が進む |
| 1987年 | 国内本体販売1000万台突破 | ドラゴンクエストII、ファイナルファンタジー | RPGが人気ジャンルとして定着 |
| 1988年 | 通信アダプタセット発売 | ドラゴンクエストIII、スーパーマリオブラザーズ3 | 社会現象となるゲームタイトルが登場 |
| 1989年 | ゲームボーイ発売 | MOTHER | ファミコン後期の作品が充実 |
| 1990年 | スーパーファミコン発売 | ドラゴンクエストIV、ファイナルファンタジーIII | 次世代機との併売時代へ |
| 1993年 | AV仕様ファミリーコンピュータ発売 | 星のカービィ 夢の泉の物語 | 本体の改良と後期作品の展開 |
| 1994年 | ファミコン用ソフトの終盤 | ワリオの森、高橋名人の冒険島IV | ファミコンの新作時代が終息 |
| 2003年 | 本体生産・ディスク書き換えサービスの終了 | 歴史的ハードとしての節目 | 発売から20年を経て役割を終える |
| 2023年 | 発売40周年 | ファミコン国民投票など | 40年の歴史を振り返る記念企画 |
| 2026年 | Nintendo Classicsで配信継続 | 怒、ドラゴンバスターなど | 現行ゲーム機で過去の作品を楽しめる |
1985年:スーパーマリオブラザーズがゲームの常識を変えた
ファミコン史を語るうえで大きな転換点となったのが、1985年9月13日に発売された『スーパーマリオブラザーズ』です。
横スクロールを基本としたアクションゲームで、地上、地下、水中、空中と多彩なステージを用意。ジャンプやダッシュ、パワーアップといった要素を組み合わせ、遊びの幅を広げました。
任天堂の公式情報では、同作は世界累計4000万本以上を販売したファミコン用ソフトの代表的なヒット作品として紹介されています。
同じ1985年には海外版ファミコンであるNESも発売されました。これにより、ファミコンのゲーム文化は日本国内だけでなく、海外市場にも広がっていきます。
1986年:ディスクシステムが登場
1986年2月21日、任天堂は周辺機器「ファミリーコンピュータ ディスクシステム」を発売しました。
ROMカセットとは異なり、磁気ディスクカードを使用する仕組みです。A面とB面を合わせた容量は、当時の一般的なファミコン用ROMカセットの約3倍。セーブ機能も標準搭載されていました。
特に注目されたのは、玩具店やゲームショップなどに設置されたディスクライターです。専用ディスクカードの内容を書き換えるサービスが提供され、一部タイトルを除き500円で別のゲームに変更できました。
このシステムから生まれた代表作が『ゼルダの伝説』と『メトロイド』です。ゲームの大容量化やセーブ機能の活用は、後の家庭用ゲームの発展にもつながりました。
1987~1989年:RPGとゲーム文化が大きく発展
1987年には国内のファミコン本体販売台数が1000万台を突破しました。『ドラゴンクエストII』『ファイナルファンタジー』『デジタル・デビル物語 女神転生』など、RPG作品が相次いで登場し、家庭用ゲームの主要ジャンルとして定着していきます。
1988年2月10日に発売された『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』は、発売日にゲームショップで行列ができ、ニュースでも取り上げられるほどの社会現象となりました。
さらに1989年には、糸井重里氏がゲームデザインとシナリオを担当した『MOTHER』が登場。従来のファンタジー中心のRPGとは異なる、1980年代のアメリカをモデルにした世界観が特徴でした。
1990年代:後継機登場とファミコンの終盤
1990年11月21日には後継機のスーパーファミコンが発売されました。グラフィックや音響表現が進化した次世代機の登場によって、ゲーム市場は徐々に新しい時代へ移行します。
一方、ファミコンもすぐに姿を消したわけではありません。1993年にはAV仕様のファミリーコンピュータ、通称「NEWファミコン」が発売され、後期にも『星のカービィ 夢の泉の物語』などの人気作品が登場しました。
1994年に発売された『高橋名人の冒険島IV』は、任天堂の年表で最後のファミコンソフトとして紹介されています。任天堂自身が発売した最後のファミコンソフトは『ワリオの森』であり、この2つは発売元の違いに注意が必要です。
なお、本体の生産とディスクカードの書き換えサービスは、ファミコン発売から20年後の2003年まで続きました。
【ファミコン歴代名作ソフト一覧】今も語り継がれる代表作8選
ファミコンの魅力は、単に懐かしいゲームが多いことではありません。アクション、RPG、シューティング、パズル、アドベンチャーなど、現在のゲームジャンルにつながる作品が数多く生まれたことにあります。
任天堂の年表や40周年企画の投票結果を参考に、歴史的な影響と知名度の高い代表作を紹介します。
1. ドンキーコング(1983年)
ファミコン本体と同時発売されたタイトルのひとつです。プレイヤーはマリオを操作し、障害物を避けながらステージを攻略します。
現在のマリオシリーズにつながる原点のひとつであり、任天堂のゲーム史を理解するうえでも重要な作品です。
2. マリオブラザーズ(1983年)
1983年9月に発売されたアクションゲームです。マリオとルイージが登場し、敵を下から叩いて倒すゲーム性が特徴です。
協力プレイにも対戦にも発展する独特の仕組みは、友人や家族と遊ぶファミコン文化を象徴しています。
3. スーパーマリオブラザーズ(1985年)
ファミコンを代表する世界的なヒット作品です。マリオを操作し、クッパにさらわれたピーチ姫を救出するために冒険します。
ステージ構成、隠しブロック、ワープゾーン、パワーアップなど、何度も遊びたくなる仕掛けが豊富です。
ファミコン40周年の国民投票でも、幅広い世代から支持を集めました。
4. ドラゴンクエスト(1986年)
エニックス(現スクウェア・エニックス)から発売されたRPGシリーズ第1作です。
堀井雄二氏がゲームデザインを担当し、鳥山明氏がキャラクターとモンスターのデザイン、すぎやまこういち氏が音楽を担当しました。
当時、パソコンゲームで人気だったRPGを家庭用ゲーム機向けに遊びやすく設計したことが特徴です。
5. ゼルダの伝説(1986年)
ディスクシステムと同時発売された作品で、ゼルダシリーズの原点です。
フィールドや迷宮を自由に探索し、アイテムを使った謎解きを進めるゲーム性は、その後のアクションアドベンチャー作品にも大きな影響を与えました。
6. ドラゴンクエストIII そして伝説へ…(1988年)
ロト三部作の完結編で、シリーズ屈指の人気作です。プレイヤーが仲間の名前や職業を決められる仕組みや、転職システム、冒険の書によるセーブ機能が導入されました。
発売日の行列がニュースになるほどの社会的な注目を集めた作品でもあります。
7. MOTHER(1989年)
糸井重里氏がゲームデザインとシナリオを担当したRPGです。
舞台を1980年代のアメリカ風の世界に設定し、身近な町や家庭的な風景を冒険の舞台にした点が特徴です。独特の会話や音楽も高く評価され、後年までファンに愛されています。
8. 星のカービィ 夢の泉の物語(1993年)
ファミコン後期を代表するアクションゲームです。カービィが敵の能力をコピーする仕組みが導入され、従来のアクションゲームとは異なる攻略の幅が生まれました。
40周年キャンペーンの国民投票では、特に若い世代のランキングで上位に入っています。
名作の評価は世代によって違う
ファミコンの名作を選ぶとき、単純な売上本数だけで評価することはできません。
例えば、ゲームの歴史を象徴する作品として『スーパーマリオブラザーズ』があり、RPGの発展を語るなら『ドラゴンクエストIII』、物語性を重視するなら『MOTHER』、探索型アクションなら『ゼルダの伝説』が重要です。
ファミコンの魅力は、ひとつのジャンルだけでなく、多様な遊び方を家庭に持ち込んだことにあります。
【任天堂ファミコン40周年キャンペーン】国民投票とコバヤシ玩具店の全貌
任天堂は2023年7月15日、ファミコン40周年を記念した特設キャンペーンサイトを公開しました。
企画は単に昔のゲームを紹介するだけではありません。プレイヤー自身の思い出を集めたり、好きなゲームを投票で選んだり、クイズに挑戦したりと、ファンが参加できる構成になっていました。
キャンペーンは2023年7月15日から約1年間続き、2024年7月12日に公開されたコンテンツをもって終了しています。
ファミコン国民投票:51回のテーマで人気作品を調査
「ファミコン国民投票」は、週替わりのテーマを設定し、ファミコンソフトのナンバーワンを決める企画です。
2023年7月15日に最初の投票が始まり、約1年間で全51回が開催されました。テーマは「はじめて買った(買ってもらった)のは?」「ハイスコアといえば?」「BGMがよかったといえば?」など、ゲーム体験を振り返る内容です。
最終テーマの「ファミコンといえば?」では、年代別ランキングが公表されました。
- 0~19歳:1位『スーパーマリオブラザーズ』
- 20~29歳:1位『スーパーマリオブラザーズ』
- 30~39歳:1位『スーパーマリオブラザーズ』
- 40~49歳:1位『スーパーマリオブラザーズ』
- 50~59歳:1位『スーパーマリオブラザーズ』
- 60~69歳:1位『スーパーマリオブラザーズ』
注目すべきなのは、すべての年代で『スーパーマリオブラザーズ』が1位だったことです。
一方、2位以下には世代ごとの違いが見られます。30代以下では『MOTHER』や『星のカービィ 夢の泉の物語』、40代以上では『マリオブラザーズ』や『ドラゴンクエストIII』などが上位に入りました。
この結果は、ファミコンの記憶が一世代だけのものではなく、異なる時代にゲームを経験した人々の間で共有されていることを示しています。
ファミコントークショップ コバヤシ玩具店
40周年企画の中でも特徴的だったのが、任天堂公式Web番組「ファミコントークショップ コバヤシ玩具店」です。
店長役を務めたのは、お笑い芸人のケンドーコバヤシさん。エレキコミックの今立進さんらとともに、ファミコンにまつわる思い出やゲームの話題を取り上げました。
番組では、視聴者から寄せられた「ファミコン武勇伝」や国民投票の結果などをテーマにトークを展開。ファミコンを遊んだ人々の個人的な経験を、公式番組のコンテンツとして紹介する試みでした。
番組は2024年5月9日配信の第10回を最終回として終了しました。
ファミコン武勇伝:プレイヤーの思い出を募集
「ファミコン武勇伝」は、ファミコン本体やソフトにまつわる思い出をX(旧Twitter)で募集した企画です。
内容は自慢話だけでなく、失敗談や勘違い、友達や家族とのエピソードなど幅広く、採用されたエピソードは「コバヤシ玩具店」でも紹介されました。
任天堂のキャンペーン総括によると、番組で採用された武勇伝は52件。最優秀武勇伝にあたるMVBも選出されています。
ファミコン40周年キャンペーンの主な企画
- ファミコン国民投票:全51回のテーマ別ランキングを実施。
- ファミコントークショップ コバヤシ玩具店:ケンドーコバヤシさんたちがファミコンの思い出を語る公式Web番組。
- ファミコン武勇伝:プレイヤーの思い出を募集し、番組内でも紹介。
- ファミコン全国一斉クイズ:月1回程度、ファミコンに関する知識を問う企画を実施。
- ファミコン年表:1983年からのハードやソフト、ゲーム文化の変遷を紹介。
- 任天堂ファミコンソフト一覧:任天堂から発売された66タイトルを紹介。
キャンペーンで特に意味があったのは、任天堂が自社の歴史を一方的に紹介するのではなく、ユーザーの記憶をコンテンツに取り込んだことです。ゲームの歴史はメーカーの開発記録だけではなく、遊んだ人の体験によっても形づくられています。
【2026年最新】Nintendo Switch Onlineでファミコンを遊ぶ方法
ファミコン40周年の記念企画は終了しましたが、ファミコンのゲームを楽しむ方法は現在も用意されています。
2026年10月現在、Nintendo SwitchとNintendo Switch 2では、Nintendo Switch Onlineのサービスとして「ファミリーコンピュータ Nintendo Classics」が提供されています。
ファミリーコンピュータ Nintendo Classicsとは?
これは、ファミコン時代のゲームを現行のNintendo Switchシリーズで遊べるサービスです。
個別のゲームソフトを1本ずつ購入する形式ではなく、Nintendo Switch Onlineの有料会員向けに用意されたクラシックゲームの配信サービスです。
ファミコンタイトルを遊ぶ場合、通常のNintendo Switch Online加入で利用できます。Nintendo Switch Online + 追加パックへの加入は、ファミコン作品を遊ぶための必須条件ではありません。
遊び始めるまでの手順
- Nintendo SwitchまたはNintendo Switch 2を用意する。
- Nintendo Switch Onlineに加入する。
- ニンテンドーeショップから「ファミリーコンピュータ Nintendo Classics」を無料でダウンロードする。
- ソフトを起動し、配信タイトル一覧から遊びたい作品を選ぶ。
- 必要に応じて操作設定やセーブ機能を利用する。
ソフトのダウンロード自体は無料ですが、実際にプレイするにはNintendo Switch Onlineへの加入が必要です。
2026年のファミコン追加タイトルにも注目
Nintendo Classicsでは、サービス開始時の作品だけでなく、配信タイトルが追加されています。
2026年の主なファミコン追加タイトルは次のとおりです。
- 2026年4月9日:『クインティ』『ドルアーガの塔』『パックマン』を追加。
- 2026年9月2日:『怒』『ドラゴンバスター』『忍者龍剣伝III 黄泉の方船』を追加。
2026年10月23日に任天堂が発表した10月27日の追加タイトルは、ゲームボーイ Nintendo Classics向けの作品です。『モグラ~ニャ』『ピンボール 66匹のワニ大行進』『ファンタズム』が対象であり、ファミコン向けタイトルの追加とは区別する必要があります。
このように、同じNintendo Classicsというサービス名でも、ハードごとに配信タイトルや追加日が異なります。
現行サービスで使える便利な機能
- どこでもセーブ:ゲームの途中で中断セーブを作成できる。1タイトルにつき最大4個まで保存可能。
- オンラインプレイ:対応タイトルで、Nintendo Switch Onlineに加入しているフレンドと対戦や協力プレイができる。
- 2人プレイ:対応タイトルではJoy-Conをおすそわけして遊べる。
- 自動更新:ソフトの自動更新を有効にしておけば、配信タイトルの追加時に自動ダウンロードできる。
起動時にはインターネット接続が必要ですが、一度起動した後は最大7日間、インターネットに接続できない場所でも楽しめます。
実機とNintendo Switch版は何が違う?
実機のファミコンとNintendo Switch版では、遊び方に違いがあります。
- 実機:当時の本体、カセット、テレビ接続などを含めてオリジナルの環境を楽しめる。
- Nintendo Classics:現行機で手軽に遊べ、セーブやオンライン機能などの利便性がある。
ただし、Nintendo Classicsは原作のゲーム内容をNintendo Switchシリーズで再現したもので、任天堂も原作とは動作や表現などが異なる場合があると案内しています。
当時のカセットを集めたい人や実機の操作感を重視する人にはオリジナル本体が向いています。一方、手軽さや遊びやすさを優先する人にはNintendo Classicsが便利です。
【プロの結論】ファミコン40周年から2026年までに見えるゲーム文化の本質
ファミコンの歴史を振り返ると、成功の理由は単に人気キャラクターやヒット作品が生まれたことだけではありません。家庭でゲームを遊ぶ環境を整え、ソフトメーカーやゲーム雑誌、玩具店、プレイヤーを巻き込む文化を作った点に大きな意味があります。
1. 本体よりもソフトの多様性が市場を育てた
ファミコンの大きな特徴は、カセットを交換すれば別のゲームを遊べることでした。
1984年にはナムコやハドソンなどのメーカーが参入し、1985年以降にはアイレム、コナミ、エニックスなど、多くの企業が作品を発売するようになります。
任天堂の年表では、1984年からゲーム専門誌が広がり、1985年には『ファミリーコンピュータMagazine』が創刊されたことも紹介されています。
ゲームを作る企業だけでなく、情報を伝えるメディアや販売店も発展したことで、ファミコンは単独の商品から大きな市場へと成長しました。
2. ディスクシステムは現在のゲーム配信を考えるうえでも興味深い
ディスクシステムは、単にカセットの代わりにディスクを使った周辺機器ではありません。
セーブ機能や書き換えサービスを組み合わせることで、ゲームの供給方法に新しい選択肢を提示しました。
現在のダウンロード配信と仕組みは異なりますが、購入済みのメディアを使い回し、新しいゲームを入手するという発想には、後のデジタル配信時代にも通じる部分があります。
3. 国民投票はゲームの価値が世代を超えることを示した
ファミコン40周年の国民投票で、すべての年代の1位が『スーパーマリオブラザーズ』だったことは象徴的です。
一方で、2位以下には世代ごとの違いが現れました。若い世代は後期の作品、年齢の高い世代は初期の作品や当時の社会現象を反映した作品を支持する傾向がありました。
これは、ゲームの評価が発売当時の売上だけでは決まらないことを示しています。遊んだ時期、家族や友人との記憶、作品に触れたきっかけも、ゲームの価値を形成する要素です。
4. 2026年は懐かしさだけでなく、ゲーム史を学ぶ機会にできる
2026年のファミコンは、発売当時のように新作ソフトが次々と登場するハードではありません。しかし、Nintendo Classicsのようなサービスによって、当時の作品に新しい世代が触れる機会が生まれています。
特に、次のような目的で遊ぶ人にはおすすめです。
- 1980年代のゲームデザインや操作体系を知りたい人。
- 『スーパーマリオブラザーズ』や『ドラゴンクエスト』の原点を体験したい人。
- 親子や友人と昔のゲームを一緒に楽しみたい人。
- ゲーム開発やゲーム産業の歴史を学びたい人。
一方、最新のグラフィックや複雑な操作、現代的なゲーム進行を求める人には、昔の作品はシンプルすぎたり、難易度が高すぎたりする場合があります。
ファミコンを楽しむ際には、現在のゲームと同じ基準だけで評価するのではなく、当時の技術やゲーム文化の中で何が新しかったのかを考えると、作品の魅力がより深く理解できます。
【ファミコン40周年】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ファミコン40周年はいつですか?
A1:2023年7月15日です。ファミリーコンピュータの発売日が1983年7月15日だったため、発売から40年後の同じ日が40周年となりました。
Q2:ファミコンの世界累計販売台数は何台ですか?
A2:任天堂の公式資料によると、本体の世界累計販売台数は6191万台です。国内累計は1935万台です。
Q3:ファミコンと同時発売されたソフトは何ですか?
A3:『ドンキーコング』『ドンキーコングJR.』『ポパイ』の3作品です。いずれも1983年7月15日に発売されました。
Q4:ファミコンで一番有名なゲームは何ですか?
A4:代表作として特に知名度が高いのは『スーパーマリオブラザーズ』です。ファミコン40周年の国民投票では、0~69歳のすべての年代で「ファミコンといえば?」の1位に選ばれました。
Q5:ファミコンのディスクシステムはいつ発売されましたか?
A5:1986年2月21日です。磁気ディスクカードを使用し、セーブ機能やディスクライターによる書き換えサービスを特徴としていました。
Q6:ファミコントークショップ コバヤシ玩具店は現在も配信されていますか?
A6:40周年記念番組は2024年5月9日の第10回が最終回です。キャンペーン中のレギュラー番組としての配信は終了しています。
Q7:2026年現在、ファミコンのゲームはどこで遊べますか?
A7:Nintendo SwitchとNintendo Switch 2の「ファミリーコンピュータ Nintendo Classics」で遊べます。Nintendo Switch Onlineへの加入が必要です。配信タイトルは随時追加されています。
まとめ:ファミコン40周年は2023年、2026年も続くゲームの歴史
ファミコン40周年は2023年7月15日でした。1983年に発売されたファミリーコンピュータは、世界累計6191万台を販売し、『スーパーマリオブラザーズ』『ドンキーコング』『ドラゴンクエスト』など、現在も続くゲームシリーズの原点を生み出しました。
任天堂の40周年キャンペーンでは、ファミコン国民投票やファミコントークショップ コバヤシ玩具店などを通じて、プレイヤーの思い出とゲームの歴史が改めて共有されました。
そして2026年現在、Nintendo Switch Onlineのファミリーコンピュータ Nintendo Classicsによって、当時の作品は新しい世代にも引き継がれています。
40周年という記念日はすでに過ぎましたが、ファミコンが家庭用ゲームの歴史に残した影響は今も続いています。懐かしい名作をもう一度遊ぶ人も、初めてファミコンに触れる人も、1983年から続くゲーム文化の出発点を体験してみる価値は十分にあります。