今永の2026年オフの契約交渉では、年齢、投球回数、奪三振能力、被本塁打の多さが評価を左右する。
1993年9月1日生まれの今永は、2026年11月現在33歳。2027年シーズンも先発投手としてプレーする場合、34歳を迎えるシーズンとなる。
この年齢を考えると、球団側が重視するのは長期契約による将来のリスクと、直近の先発能力をどこまで評価するかという点だ。
米メディアが予想する契約金額
現時点で報じられている主な契約予想は次のとおり。
| 予想媒体・記者 | 契約予想 | 評価 |
|---|---|---|
| Sports Illustratedの予測 | 1~3年、年平均1,500万~2,200万ドル | 先発2~3番手級 |
| The Athleticのジム・ボーデン記者 | 3年総額6,900万ドル | 年平均2,300万ドル |
特に注目したいのが、3年総額6,900万ドルという予測だ。
これは実際の球団提示額ではなく、米メディアによる市場価値の推定である。別の予測では年平均1,500万~2,200万ドルとされており、評価には幅がある。
なぜ今永に複数年契約の可能性があるのか
大きな理由は、年間30試合前後の先発を任せられる実績だ。
2026年は32試合に先発し、174回1/3を投げた。故障で長期離脱することなく、シーズンを通じてローテーションを支えた点は評価材料になる。
また、174奪三振という数字は、単に試合を消化するだけではなく、打者を三振に取れる能力があることを示している。
一方で、35被本塁打という数字は無視できない。2024年のような防御率2点台を安定して残せるかについては、慎重な評価が必要だ。
そのため、契約交渉では次のような条件が焦点になる。
- 2~3年程度の複数年契約を認めるか。
- 年平均2,000万ドル前後の条件を提示するか。
- 出来高やオプションを組み込むか。
- 先発2番手として期待するか、3番手として計算するか。
QOの再提示がないことは獲得球団に有利
今回のFAで見逃せないのが、ドラフト指名権の補償問題だ。
今永は2025年オフにQOを受けているため、2026年オフには再提示の対象にならない。
つまり、新しい球団は今永を獲得しても、QO拒否選手を契約した場合に発生するドラフト指名権の喪失を心配する必要がない。
これは複数の球団が獲得に参加するうえでプラス材料となる。
高額契約を必要とするトップクラスのFA投手と比較した場合、今永は比較的獲得しやすい先発投手として検討される可能性がある。
【プロの結論】今永昇太のFAで本当に注目すべき3つのポイント

今永の2026年オフのFAは、単なる契約満了ではなく、MLBでの3年間の実績を踏まえて新たな市場価値を問われるタイミングだ。
プロの視点から特に重要なのは、次の3点である。
1.2024年の実績と2026年の安定感を両方評価する
2024年の15勝3敗、防御率2.91は、今永の能力を示す重要な実績だ。
ただし、2026年の防御率3.77も、32試合に先発して174回1/3を投げた結果として評価する必要がある。
エース級の成績だけを求める球団よりも、ローテーション全体の安定を重視する球団との相性がよい。
2.被本塁打を改善できる環境が重要
2026年の課題は35被本塁打だ。
スプリットによる空振りを奪う能力は魅力だが、長打を許す場面を減らせるかが今後の成績を左右する。
球場の特性、捕手との相性、守備陣の構成なども、新天地を選ぶうえで検討材料になる。
3.QOの制約がない今オフは交渉の自由度が高い
今回のFAでは、獲得球団がドラフト指名権を失わない。
球団側にとっては契約金額と選手の実力を中心に判断できるため、補強予算が限られるチームにも獲得の可能性が広がる。
パドレス、ジャイアンツ、ホワイトソックス、ナショナルズ、そして古巣カブス。各球団の先発事情と契約条件が、最終的な移籍先を左右することになりそうだ。
【今永昇太のFA】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:今永昇太は2026年オフにFAとなったのですか?
2026年10月29日付でFAとなったことがMLB公式の選手取引記録に掲載されています。2026年シーズンはカブスでプレーし、1年契約の終了に伴ってFA市場に入りました。
Q2:今永昇太の現在の所属球団はどこですか?
2026年11月3日現在、次の契約先は決まっておらず、FA選手です。カブスへの残留も含めて、今後の契約交渉が注目されています。
Q3:今永昇太が昨オフに受諾したQOはいくらですか?
2025年11月18日に受諾したQOは、1年2,202万5,000ドルです。これにより2026年シーズンもカブスでプレーしました。
Q4:今永昇太は2026年オフにもQOを受けられますか?
受けられません。過去にQOを受けた選手は、受諾・拒否にかかわらず再び対象にならないためです。
Q5:今永昇太の移籍先候補はどこですか?
パドレス、ジャイアンツ、ホワイトソックス、ナショナルズ、カブスなどが米メディアの予想に挙がっています。アストロズも候補として報じられていますが、正式な契約合意は確認されていません。
Q6:今永昇太の2026年シーズン成績は?
32試合に先発し、11勝10敗、防御率3.77、174回1/3、174奪三振、WHIP1.10でした。
まとめ:今永昇太の2026年FAは新たなMLBキャリアの分岐点
2026年11月3日現在、今永昇太はカブスとの1年契約を終え、FA市場に入っている。
今回のFAまでの流れを整理すると、2025年オフに球団オプションと選手オプションが行使されず、その後に提示されたQOを受諾。2026年を1年契約でプレーし、シーズン終了後に再びFAとなった。
2026年の成績は11勝10敗、防御率3.77、174奪三振。2024年のデビューシーズンほどの圧倒的な数字ではないものの、174回1/3を投げた耐久性は大きな強みだ。
移籍先候補ではパドレス、ジャイアンツ、ホワイトソックスなどが注目され、カブス残留の可能性も残る。契約予想は3年総額6,900万ドルという見方もあるが、実際の契約条件はまだ確定していない。
今永のFAを判断する際には、勝敗だけでなく、投球回数、奪三振、被本塁打、QOによるドラフト補償の有無を総合的に見ることが大切だ。
2026年オフの最大の焦点は、今永がどの球団と契約し、2027年にどのような役割を担うのか。 2024年に示した実力を再び発揮できる環境を選べるかどうかが、次のMLBキャリアを左右する。