2026年11月現在、荒木飛呂彦による『ジョジョの奇妙な冒険』第9部は、『The JOJOLands(ザ・ジョジョランズ)』として集英社の月刊漫画誌「ウルトラジャンプ」で連載が続いている。物語の舞台はハワイ。主人公のジョディオ・ジョースターが掲げる目標は、単にお金を稼ぐことではなく、この世を動かす目に見えない「仕組み」の頂点に立ち、大富豪になることだ。
2026年9月17日には最新コミックス第9巻が発売され、10月19日発売のウルトラジャンプ2026年11月号にも最新話が掲載された。ウサギの身に起きた異変、消えた30万ドル、母と妹の失踪、そして敵スタンドに発見された潜水艇。第9部は新たな局面を迎えている。主要人物の関係やスタンド能力、歴代主人公との違いも含め、現在の展開を整理する。
この記事の重要ポイントまとめ
- 第9部の作品名: 『The JOJOLands』。2023年2月17日にウルトラジャンプで連載開始。
- 主人公と舞台: ハワイ・オアフ島に暮らすジョディオ・ジョースターが、大富豪を目指して仲間と行動する。
- 主要スタンド: 11月の雨、スムース・オペレイターズ、THE ハッスル、THE MATTEKUDASAI。
- 最新刊: 第9巻は2026年9月17日発売。定価572円(税込)、184ページ。
- 最新連載情報: 2026年11月号では、敵スタンドに発見された潜水艇をめぐる展開が描かれている。
【第9部とは?】『The JOJOLands』のあらすじとジョディオの目的

『The JOJOLands』は、漫画家・荒木飛呂彦が描く『ジョジョの奇妙な冒険』の第9部にあたる作品だ。
連載開始は2023年2月17日。ウルトラジャンプ2023年3月号で新連載としてスタートした。
集英社の公式作品紹介では、太平洋に浮かぶ火山の島ハワイを舞台に、オアフ島に暮らす少年ジョディオ・ジョースターの物語として紹介されている。
主人公ジョディオ・ジョースターが目指すもの
ジョディオ・ジョースター
- 居住地:ハワイ・オアフ島
- 目標:大富豪になること
- スタンド:11月の雨(ノーヴェンバー・レイン)
ジョディオの夢は「大富豪になること」。しかし、この目標には単純な金銭欲だけでは説明できない背景がある。
公式あらすじでは、彼が日々向き合わざるを得ない、この世の目に見えない「仕組み」が重要なキーワードとして示されている。
つまり、ジョディオが求めているのは、社会の中で富や権力がどのように生まれ、誰がその流れを支配しているのかを理解し、その頂点に立つことだ。
ここが第9部の大きな特徴である。
従来のジョジョでは、宿命や因縁、正義、自由などが主人公の行動を方向づけてきた。一方、ジョディオは社会の構造そのものを見据え、自分がその上位に立つことを目指している。
ハワイ・オアフ島が舞台になった意味
ハワイという舞台にも注目したい。
物語の中心となるオアフ島は、ジョディオたちが生活する場所。一方、第1巻の導入では、600万ドルのダイヤモンドを持つ日本人がハワイ島に入国し、ジョディオたちがそのダイヤモンドを盗み出すため、滞在先の別荘へ向かう。
つまり、物語はオアフ島の日常から始まり、別の島での犯罪計画へと広がっていく。
第9部では、島という限られた空間の中に、観光、資産、土地、富裕層、犯罪組織など複数の要素が重なっている。ハワイの美しい風景と、その裏側に存在する経済的な力関係の対比も見どころだ。
この設定は、ジョディオが追い求める「仕組み」というテーマとも密接につながっている。
【第9部のあらすじ】第1巻から最新9巻までの展開を整理
第9部は、仲間と協力してダイヤモンドを盗む計画から始まる。しかし、物語は単純な強盗劇にはとどまらない。
第1巻:600万ドルのダイヤモンドを狙う
物語の始まりは、日本人が持ち込んだ600万ドルのダイヤモンドを盗み出す計画だ。
ジョディオは兄のドラゴナ、パコ、そして後にチームへ加わるウサギたちと行動する。
計画の背後には、メリル・メイ・チーが存在する。学校の校長でありながらブティックも経営する彼女は、ジョディオたちを指揮するボスという別の顔を持つ。
この導入から、第9部はスタンドバトルだけでなく、仲間との連携や犯罪計画、情報戦を重視した物語であることが分かる。
物語中盤:溶岩と資産をめぐる争い
その後、物語の焦点は溶岩や土地、資産をめぐる争いへと移っていく。
特に重要なのが、溶岩に関わる特殊な性質と、それを利用しようとする人物たちの思惑だ。
ジョディオたちはハウラーとの土地交換作戦にも関わり、金銭的な利益を得ようとする。
しかし、資産を手に入れることと、それを実際に換金して利益に変えることは別問題だ。
この違いが、第9部の物語に新たな緊張感を生んでいる。
第9巻:30万ドルが消え、ウサギの家族が失踪
The JOJOLands 第9巻
- 著者:荒木飛呂彦
- 定価:572円(税込)
- ページ数:184ページ
- ISBN:978-4-08-885157-0
第9巻で描かれるのは、ハウラーとの土地交換作戦から9か月後の状況だ。
集英社の公式書誌情報によると、ジョディオたちは依然として土地を換金できずにいた。
そんな中、いつものように集まった仲間たちがウサギの様子がおかしいことに気づく。
事情を聞くと、ウサギの口座にあった30万ドルの残高がゼロになっていた。加えて、母親と妹まで失踪していることが明らかになる。
この展開は、単なる金銭トラブルでは終わらない可能性を感じさせる。
ウサギ個人の問題がチーム全体に波及し、これまで築いてきた仲間同士の関係にも影響を及ぼす展開となっている。
第9巻は、土地交換作戦後の状況を整理しながら、新たな事件の発端を描く重要な巻だ。
【登場人物・スタンド能力一覧】ジョディオの仲間と関係性を解説
第9部を理解するうえで欠かせないのが、ジョディオを取り巻く主要人物と、それぞれが持つスタンド能力だ。
第9部の特徴は、単純な攻撃力だけではなく、身体操作、物体の変化、特殊な現象など、仲間ごとに異なる能力がチーム戦に組み込まれている点にある。
主要人物とスタンド能力の相関表
11月の雨(ノーヴェンバー・レイン)
11月の雨(ノーヴェンバー・レイン)
使用者:ジョディオ・ジョースター
能力:重力のある雨を降らせる。
ジョディオのスタンドは、一般的な雨とは異なる、重力を伴う雨を降らせる能力を持つ。
この能力の面白さは、天候に関わる現象を単純な水の攻撃としてではなく、重力という物理的な要素と組み合わせている点だ。
ジョジョシリーズでは、スタンド能力の名前だけでなく、能力の制約や応用方法が戦闘の勝敗を左右する。
11月の雨も、ジョディオという主人公の戦い方を象徴する能力として注目したい。
スムース・オペレイターズ
スムース・オペレイターズ
使用者:ドラゴナ・ジョースター
能力:物体の位置を操作する能力を作中で発揮する。
ドラゴナのスタンドは、複数の小型ユニットで構成されるタイプだ。
力任せの攻撃だけでなく、物の位置や状態を変えるような応用が物語の中で重要になる。
ドラゴナがファッションを好み、ブティックで働いているという人物設定も含め、外見や物体の扱いをめぐる能力の演出が印象的だ。
THE ハッスル
THE ハッスル
使用者:パコ・ラブランテス
能力:筋肉を自在に操る。
パコの能力は、自身の鍛え上げられた肉体と密接に結びついている。
筋肉を自由自在に操作するという発想は、スタンドが必ずしも独立した人型の存在として現れる必要はないことを示している。
パコの身体能力とスタンドの性質が一体となっている点が特徴だ。
THE MATTEKUDASAI
THE MATTEKUDASAI
使用者:ウサギ・アロハオエ
能力:周囲に存在するものを、誰かが望むものに変身させる。
ウサギのスタンドは、チームの作戦において非常に特徴的な役割を担う。
単純な破壊力ではなく、必要な物を用意したり、状況に応じて物体の姿を変えたりする能力が特徴だ。
この能力は、仲間との連携によって活用の幅が広がる。
ジョジョシリーズのスタンド能力には、使用者本人の希望だけでは自由に発動できないなど、独特の条件が設定されることもある。THE MATTEKUDASAIも、誰かが望むものという条件が要点になっている。
メリル・メイ・チーはチームを動かす重要人物
メリル・メイ・チー
ジョディオが通う学校の校長で、ブティック経営者という顔も持つ人物。加えて、ジョディオたちのチームを指揮するボスでもある。
メリルの重要性は、戦闘能力よりもチームを組織し、任務を与える立場にあることだ。
彼女がどのような判断でジョディオたちを動かしているのかは、作品の展開を読み解くうえで重要な要素となる。
なお、公式人物紹介で確認できるのは役職やチーム内での立場までであり、スタンド能力の詳細は掲載されていない。
【2026年11月最新情報】ウルトラジャンプの連載状況と今後の展開
2026年11月3日時点で、『The JOJOLands』は連載中だ。
集英社の公式ポータルサイトでは、ウルトラジャンプ2026年11月号への最新話掲載が案内されている。
2026年の主な連載・刊行情報
| 時期 | 公式発表・展開 |
|---|---|
| 2026年6月18日 | 7月号に最新話掲載。ライオンを利用した作戦が登場 |
| 2026年7月17日 | 8月号に最新話掲載。敵スタンドの本体を捕らえ、黒幕を追及 |
| 2026年8月19日 | 9月号に最新話掲載。新たな溶岩を手に入れるため潜水艇が登場 |
| 2026年9月17日 | コミックス第9巻発売。ウサギの口座残高消失と家族の失踪が明らかに |
| 2026年9月17日 | 10月号に最新話掲載。チャーミング・マンの復活とハワイ島での任務 |
| 2026年10月19日 | 11月号に最新話掲載。敵スタンドに潜水艇が発見される |
最新話の注目要点は潜水艇をめぐる攻防
2026年10月19日発売のウルトラジャンプ11月号では、敵スタンドに潜水艇が発見されたことが公式ニュースで紹介されている。
加えて、潜水艇は浮上できない状況に置かれており、ジョディオたちが次にどのような手を打つのかが焦点になっている。
ここで重要なのは、潜水艇が単なる移動手段ではないことだ。
新たな溶岩をめぐる行動、敵の追跡、そしてスタンド能力による妨害が重なり、チームは厳しい状況に追い込まれている。
8月号でスタンド攻撃の本体を捕らえた後も、新たな脅威が続いていることから、敵側の動きも物語の大きな軸になっている。
第9巻の次は何が描かれる?
第9巻の公式あらすじでは、土地交換作戦から9か月後の出来事が中心となっている。
一方、ウルトラジャンプ11月号では潜水艇をめぐる展開が掲載されている。
つまり、単行本第9巻の内容と、雑誌で進行している最新話の内容には時間的な差がある。
最新のストーリーをいち早く追いたい読者はウルトラジャンプ、物語をまとめて読みたい読者はコミックスという使い分けができる。
なお、2026年11月3日時点で第9巻の次にあたる第10巻の発売日は、確認できる公式書誌情報では発表されていない。
【歴代ジョジョ主人公と比較】第9部のジョディオは何が違う?
『ジョジョの奇妙な冒険』は、部ごとに主人公が変わる独特の構成を持つ。
第9部を深く理解するには、歴代主人公がどのような目的を持ち、どんな物語を背負ってきたのかを比較すると分かりやすい。
第1部から第9部までの主人公と物語の方向性
- 第1部『ファントムブラッド』:ジョナサン・ジョースター
- 誇りと紳士としての精神を持ち、ディオとの因縁に立ち向かう。
- 第2部『戦闘潮流』:ジョセフ・ジョースター
- 機転と大胆な発想を武器に、強大な敵に挑む。
- 第3部『スターダストクルセイダース』:空条承太郎
- 冷静な判断力と圧倒的な精神力を持ち、DIOとの決戦に向かう。
- 第4部『ダイヤモンドは砕けない』:東方仗助
- 杜王町を舞台に、仲間や日常を守るために戦う。
- 第5部『黄金の風』:ジョルノ・ジョバァーナ
- ギャングスターになるという夢を持ち、イタリアで自分の信念を貫く。
- 第6部『ストーンオーシャン』:空条徐倫
- 自由と運命をめぐる戦いに身を投じる。
- 第7部『STEEL BALL RUN』:ジョニィ・ジョースター
- 自分自身の再生と成長を求め、アメリカ大陸横断レースに挑む。
- 第8部『ジョジョリオン』:東方定助
- 自分が何者なのかという謎を追い、もうひとつの杜王町で真実に迫る。
- 第9部『The JOJOLands』:ジョディオ・ジョースター
- 大富豪になるという野望を掲げ、社会の仕組みの頂点を目指す。
ジョディオは従来の主人公像から一歩踏み出している
歴代主人公には、正義感や仲間への思い、家族や宿命との戦いなど、それぞれ異なる行動原理があった。
もちろん、ジョルノのように自分の野望を掲げる主人公も存在する。
そのうえでジョディオの特徴は、富を得ることと社会の仕組みを理解することを一体の目標としている点にある。
この設定によって、戦闘の勝敗だけでなく、土地や財産、経済的な価値、人間関係といった要素が物語の重要なテーマになっている。
第9部では、敵を倒すことが必ずしも最終的な利益につながるわけではない。
土地を手に入れても換金できなければ意味がなく、資金を得ても突然失われれば状況は逆転する。
こうした展開は、ジョディオの目指す「大富豪」という夢を、単なるキャラクター設定ではなく物語そのものの推進力にしている。
第9部を読むべき人・好みが分かれそうな人
おすすめできる読者
- スタンド能力の応用や頭脳戦が好きな人
- 仲間同士の協力や駆け引きを楽しみたい人
- 犯罪計画や資産をめぐるサスペンスが好きな人
- ジョジョシリーズの新しい主人公像を楽しみたい人
- ハワイを舞台にした独特の世界観に興味がある人
好みが分かれそうな読者
- 従来の部の主人公と同じ価値観を期待する人
- 勧善懲悪を中心にしたストーリーを求める人
- 物語序盤から明確な敵と決着する展開を期待する人
第9部は、主人公の野望そのものが物語の中心に置かれている。ジョディオの行動をどう評価するかによって、作品の印象も変わってくるはずだ。
【ジョジョ第9部のよくある質問(FAQ)】
Q1:ジョジョ第9部のタイトルは何ですか?
A1:正式タイトルは『The JOJOLands(ザ・ジョジョランズ)』です。荒木飛呂彦による作品で、2023年2月17日にウルトラジャンプで連載が始まりました。
Q2:ジョジョ第9部の主人公は誰ですか?
A2:主人公はジョディオ・ジョースターです。ハワイ・オアフ島に暮らし、大富豪になるという野望を持っています。
Q3:ジョディオのスタンド能力は何ですか?
A3:「11月の雨(ノーヴェンバー・レイン)」です。重力のある雨を降らせる能力を持っています。
Q4:ジョジョ第9部の最新刊は何巻ですか?
A4:2026年11月3日時点で確認できる最新刊は第9巻です。2026年9月17日に発売され、定価は572円(税込)、184ページです。
Q5:ジョジョ第9部はどの雑誌で連載していますか?
A5:集英社の月刊漫画誌「ウルトラジャンプ」です。2026年11月号にも最新話が掲載されています。
Q6:ドラゴナはジョディオの兄ですか?
A6:はい。公式人物紹介ではジョディオの兄とされています。ファッションが好きで、ブティックで働いています。スタンド名はスムース・オペレイターズです。
Q7:第9部の最新話では何が起きていますか?
A7:2026年11月号の公式紹介では、敵スタンドに潜水艇が発見され、浮上できない状況に陥っています。ジョディオたちがどのように切り抜けるのかが注目点です。
まとめ:ジョジョ第9部はジョディオの野望と世界の仕組みが鍵になる
『The JOJOLands』は、ジョジョシリーズの第9部として、ハワイを舞台に新たな物語を展開している。
主人公ジョディオ・ジョースターの目的は大富豪になること。しかし、その野望の根底には、この世を動かす目に見えない仕組みを理解し、その頂点に立ちたいという考えがある。
ドラゴナ、パコ、ウサギといった個性的な仲間たちのスタンド能力も、物語の戦略性を高める重要な要素だ。
2026年9月17日に発売された第9巻では、ウサギの30万ドルが消失し、母親と妹が失踪するという新たな事件が発生。さらに10月19日発売のウルトラジャンプ11月号では、潜水艇が敵スタンドに発見される展開が描かれた。
今後の注目点は、次の3つだ。
1. ウサギの家族失踪事件と30万ドル消失の真相
2. 潜水艇をめぐるジョディオたちと敵スタンドの攻防
3. 溶岩や土地をめぐる争いが、ジョディオの大富豪という野望にどう結びつくのか
第9部の魅力は、従来のジョジョらしいスタンドバトルを維持しながら、富、資産、社会構造という新しいテーマを物語の中心に据えていることだ。
歴代主人公とは異なる価値観を持つジョディオが、最終的にどのような形で自分の望む世界を手に入れるのか。2026年11月以降の連載にも注目したい。