2026年の甲子園抽選会は、春のセンバツが3月6日、夏の全国高校野球選手権大会が8月1日に実施された。両大会とも全国の高校球児が目指す大舞台だが、組み合わせの決め方には大きな違いがある。春は大会前の抽選で決勝までのトーナメント表が確定する一方、夏は事前抽選で3回戦までを決め、準々決勝以降は大会中に勝ち上がったチームの主将がくじを引く方式だ。
2026年10月31日現在、春の第98回選抜高等学校野球大会と夏の第108回全国高等学校野球選手権大会は、いずれも全日程を終了している。春は大阪桐蔭、夏は智辯和歌山が優勝した。抽選会の日程、実際の組み合わせ、再抽選の仕組み、春夏の違いを整理すると、甲子園のトーナメントがどのような考え方で組まれているのかが見えてくる。
【2026年最新】甲子園抽選会の日程と大会スケジュールを総整理

まず確認したいのが、春と夏の組み合わせ抽選会の日程だ。
2026年は春のセンバツが3月6日、夏の選手権大会が8月1日という日程で行われた。開催時期だけでなく、抽選会の会場や方式にも違いがあった。
春のセンバツは3月6日午前9時に開催
第98回選抜高等学校野球大会の組み合わせ抽選会は、2026年3月6日(金)午前9時から、毎日新聞大阪本社オーバルホールで開催された。
日本高等学校野球連盟の大会要項では、主催者、学校代表者、主将が立ち会う形式が定められている。
大会の出場校は32校。秋季大会の成績や試合内容などを踏まえた選考委員会によって選ばれる招待大会であり、夏のような都道府県別の全国予選を勝ち抜いて出場する仕組みではない。
2026年の主な日程は次のとおり。
- 1月30日:出場校選考委員会
- 3月6日:組み合わせ抽選会
- 3月19日:開幕
- 3月27日:準々決勝
- 3月29日:準決勝
- 3月31日:決勝・閉会式
大会は雨天順延を含む13日間の日程で開催された。
夏の選手権大会は8月1日午後5時からオンライン抽選
第108回全国高等学校野球選手権大会の抽選会は、2026年8月1日(土)午後5時からオンラインで実施された。
春とは異なり、従来のように代表校が大阪市内の会場に集まって行う対面式の抽選会ではなかった。
日本高野連と朝日新聞社が4月17日の運営委員会で決定した方式であり、チームや学校応援団が遠征・応援の準備を進める期間を確保する狙いがあった。
夏の大会日程は以下のとおり。
- 8月1日:組み合わせ抽選会
- 8月5日:開幕
- 8月18日:準々決勝
- 8月20日:準決勝
- 8月22日:決勝・閉会式
全国47都道府県から、北海道と東京都の2代表制を含む49校が出場した。
なお、2026年大会では昨年まで実施されていたフェスティバルホールでの対面抽選会は行われず、3回戦までの組み合わせがオンラインで決定した。
この変更は、単なる会場の変更ではない。大会前に決める対戦範囲を3回戦までとしたうえで、大会後半の抽選を従来どおり残すという運営上の特徴も持っている。
(出典:日本高等学校野球連盟の2026年大会要項・運営委員会発表、日刊スポーツの報道)
【春と夏の違い】甲子園抽選方法と仕組みを徹底比較
甲子園の組み合わせ抽選会を理解するうえで、最も大切なのが春と夏の抽選ルールの違いだ。
どちらもくじ引きによって対戦カードを決めるが、抽選の対象範囲と大会中の再抽選の有無が異なる。
春のセンバツは地区・都道府県を考慮した抽選
春のセンバツでは、出場校の地域的なバランスを考慮した組み合わせ方式が採用される。
2026年大会では、同一地区の学校同士が準々決勝まで、同一都道府県の学校同士が決勝まで対戦しないように、ゾーンやブロックを振り分ける方法が用いられた。
例えば、同じ県から複数校が選ばれた場合、早い段階で同県対決が発生しないように配置する。
こうした仕組みには、複数の代表校を送り出した地域のチームが、序盤から互いに対戦してしまう事態を避ける意味がある。
また、抽選会で決勝までのトーナメントの位置が決まるため、出場校やファンは大会開幕前から勝ち上がりの道筋を確認できる。
夏の選手権大会は原則として全国規模の抽選
夏の大会は、春のセンバツとは異なり、各都道府県の地方大会を勝ち抜いた49代表校が参加する。
抽選では、南北海道と北北海道、東東京と西東京の代表校が初戦で対戦しないようにする措置がある。
それ以外は、春のような地区対抗方式を基本とせず、全国の代表校が組み合わせに入る。
49校という奇数の出場校数も特徴だ。
そのため、1回戦から出場する学校と2回戦から登場する学校が生じる。2026年大会では、17試合の1回戦を実施し、残る15校は2回戦から登場する構成となった。
春夏の抽選ルール比較表
| 比較項目 | 春のセンバツ | 夏の選手権 |
|---|---|---|
| 2026年抽選日 | 3月6日 | 8月1日 |
| 抽選時間 | 午前9時 | 午後5時 |
| 抽選会場・方式 | 毎日新聞大阪本社オーバルホール | オンライン |
| 出場校 | 32校 | 49校 |
| 出場校の選出 | 秋季大会などを踏まえた選考 | 地方大会の代表校 |
| 地域的な配慮 | 同一地区・同一県の対戦を制限 | 南北北海道・東西東京の初戦対決を回避 |
| 大会前に決まる範囲 | 決勝までのトーナメント | 3回戦まで |
| 準々決勝以降 | 事前の組み合わせに従う | 大会中に再抽選 |
| 準決勝 | 事前に決定 | 大会中に再抽選 |
この比較から分かるのは、春は地域的なバランスを重視した固定型、夏は大会途中の抽選によって対戦が変化する方式という違いだ。
同じ甲子園の全国大会でも、組み合わせの設計思想が異なっている。
(出典:日本高等学校野球連盟の第98回選抜大会・第108回選手権大会の大会要項、2026年3月5日付千葉日報報道)
【2026年の組み合わせ結果】春センバツ・夏の甲子園の注目カード
抽選方法を理解したところで、実際の2026年の組み合わせ結果を振り返りたい。
春は全国から選ばれた32校、夏は地方大会を勝ち抜いた49校が、それぞれ異なる方式でトーナメントに配置された。
春のセンバツで注目された対戦カード
第98回選抜高等学校野球大会では、抽選会によって初戦から注目カードが組まれた。
代表的な対戦は以下のとおり。
- 帝京対沖縄尚学
- 阿南光対中京大中京
- 八戸学院光星対崇徳
- 横浜対神村学園
- 花巻東対智辯学園
- 東洋大姫路対花咲徳栄
- 北照対専大松戸
特に開幕試合の帝京対沖縄尚学は注目を集めた。
また、前回大会優勝校の横浜は神村学園と対戦。過去の実績を持つ学校同士の対決も、大会序盤の見どころとなった。
大会は3月31日に決勝を迎え、大阪桐蔭が智辯学園を7対3で破った。
大阪桐蔭にとっては4年ぶり5回目のセンバツ優勝だった。
夏の甲子園は49代表校による全国トーナメント
第108回全国高等学校野球選手権大会では、8月1日のオンライン抽選によって3回戦までの対戦が決定した。
代表校には、以下のような全国の強豪校が名を連ねた。
- 智辯和歌山(和歌山)
- 健大高崎(群馬)
- 横浜(神奈川)
- 仙台育英(宮城)
- 花巻東(岩手)
- 天理(奈良)
- 沖縄尚学(沖縄)
- 明徳義塾(高知)
49校による大会では、1回戦から勝ち上がる学校だけでなく、2回戦から登場する学校も存在する。
この違いは、試合数や調整期間にも影響するため、組み合わせ表を見る際に確認しておきたいポイントだ。
夏の大会は8月22日に決勝を迎え、智辯和歌山が健大高崎を4対3で破って優勝した。
智辯和歌山は5年ぶり4回目の全国制覇。健大高崎は初優勝を目指したが、あと一歩届かなかった。
(出典:日本高等学校野球連盟の公式組み合わせ表・大会結果、スポーツナビのセンバツ組み合わせ情報)
【準々決勝以降の再抽選】夏の甲子園は誰がいつくじを引く?
甲子園抽選会で特に検索される疑問が、準々決勝以降の組み合わせはいつ決まるのかという点だ。
ここは春と夏で明確に違う。
春は抽選会の段階で決勝まで決まる
春のセンバツでは、3月6日の抽選会で決勝までのトーナメント表が確定している。
そのため、準々決勝や準決勝の対戦カードについて、大会途中に改めて組み合わせを引き直す必要はない。
例えば、2026年の準決勝では次のカードが実現した。
- 中京大中京対智辯学園
- 専大松戸対大阪桐蔭
この2試合の勝者が決勝で対戦する構成は、大会前の抽選で決まっていた。
夏は3回戦の勝者が準々決勝のくじを引く
一方、夏の選手権大会では、準々決勝以降の組み合わせを大会前に固定しない。
2026年の運用では、3回戦の勝ちチームの主将が各試合直後にくじを引き、準々決勝の組み合わせを決めた。
さらに準々決勝の勝ちチームも、試合直後にくじを引いて準決勝の組み合わせを決定する。
つまり、夏は大会が進むにつれて次の対戦カードが明らかになる仕組みだ。
抽選の流れを整理すると次のようになる。
1. 8月1日:オンライン抽選で1回戦から3回戦までを決定。
2. 3回戦終了時:勝利校の主将が試合直後にくじを引き、準々決勝の枠を決定。
3. 準々決勝終了時:勝利校の主将が試合直後にくじを引き、準決勝の組み合わせを決定。
4. 準決勝終了後:勝利校が決勝へ進出する。
ここで注意したいのは、準々決勝の抽選と準決勝の抽選が別々に行われることだ。
単にベスト8がそろった時点で一度だけ再抽選する仕組みではない。
なぜ夏だけ再抽選方式なのか
夏の選手権大会では、各都道府県の代表校が全国から集まる。
大会途中に勝ち上がった学校の主将が次の組み合わせを引く方式は、試合の勝敗と大会の進行を結び付ける独特の仕組みだ。
また、準々決勝や準決勝の対戦カードが大会前に確定しないため、勝ち上がりの過程そのものが大会の見どころになる。
2026年の運営委員会発表でも、この従来の再抽選方式を継続することが明示されていた。
(出典:日本高等学校野球連盟の2026年4月17日付運営委員会審議結果、日刊スポーツの2026年8月1日付報道)
【誤解を解消】甲子園のトーナメント表を見るときの注意点
組み合わせ抽選会の結果を確認する際には、いくつか注意したいポイントがある。
春と夏では同じ県の学校同士の対戦条件が違う
春のセンバツでは、同一都道府県の学校同士が決勝まで対戦しないように配置される。
一方、夏は南北北海道と東西東京の初戦対決を避ける措置などがあるものの、春と同じ地域配慮のルールではない。
この違いを知らずにトーナメント表を見ると、春の抽選ルールを夏にも当てはめてしまう可能性がある。
夏の大会前のトーナメント表は決勝まで固定されていない
夏の組み合わせ表は、8月1日の段階で3回戦までが決まっている。
準々決勝と準決勝については、その後の試合結果と抽選によって組み合わせが決まる。
そのため、大会前に公開されたトーナメント表だけを見て、準決勝や決勝の対戦カードを確定情報として扱うのは適切ではない。
抽選結果と試合結果は別々に確認する
もう一つ重要なのが、抽選結果と試合結果を区別することだ。
抽選会で決まるのは、対戦する学校やトーナメント上の位置であり、勝敗ではない。
大会が始まれば、勝ち上がった学校によって組み合わせ表は更新されていく。
特に夏は、3回戦以降の抽選によって大会後半の対戦が決まるため、古いトーナメント表を参照すると情報が食い違う場合がある。
2026年の大会を振り返る場合は、日本高等学校野球連盟が公開している大会最終版の組み合わせ表と試合結果を確認するのが確実だ。
【プロの結論】2026年の甲子園抽選会から分かる本当の違い
2026年の春夏の抽選会を比較すると、甲子園の組み合わせは単なる運任せのくじ引きではなく、大会の性格に合わせて設計されていることが分かる。
春のセンバツは、秋季大会などの実績を踏まえて選ばれた32校による招待大会だ。地域的な対戦バランスを考慮しながら、開幕前に決勝までの道筋を定める。
一方、夏の選手権大会は49代表校が参加する全国大会であり、3回戦までを事前に決めた後、勝ち上がった学校が大会中の抽選に参加する。
この違いは、観戦する側にとっても大きい。
春は抽選会の時点で各校の勝ち上がりルートを分析できる。夏は大会の進行に合わせて準々決勝や準決勝の組み合わせが変化するため、試合後の抽選まで目が離せない。
2026年の結果を見ても、春は大阪桐蔭、夏は智辯和歌山という異なる学校が頂点に立った。
抽選会の面白さは、強豪校同士がどのタイミングで対戦するかだけではない。限られた試合数のなかで、各校がどのような道筋をたどって頂点を目指すのかを知ることにある。
【甲子園抽選会】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の甲子園抽選会はいつ開催されましたか?
A1:春の第98回選抜高等学校野球大会は2026年3月6日(金)午前9時、夏の第108回全国高等学校野球選手権大会は8月1日(土)午後5時に実施されました。
Q2:夏の甲子園抽選会では何回戦まで決まりますか?
A2:2026年は大会前のオンライン抽選で1回戦から3回戦までの組み合わせが決まりました。準々決勝以降は大会中に再抽選で決定します。
Q3:春のセンバツでは準々決勝以降も再抽選しますか?
A3:春は再抽選しません。大会前の抽選会で決勝までのトーナメント表が決まります。
Q4:夏の甲子園の準々決勝は誰が抽選しますか?
A4:3回戦で勝利したチームの主将が、各試合の直後にくじを引きます。
Q5:夏の甲子園では準決勝も再抽選しますか?
A5:はい。準々決勝を勝ち上がったチームの主将が試合直後にくじを引き、準決勝の組み合わせを決めます。
Q6:春のセンバツと夏の選手権では同じ県の学校が初戦で対戦することはありますか?
A6:春は同一都道府県の学校同士が決勝まで対戦しないように配慮されます。夏は春とは異なる方式で、2026年は南北北海道と東西東京の代表校同士が初戦で対戦しない措置が採用されました。
Q7:2026年の春と夏の甲子園の優勝校はどこですか?
A7:春は大阪桐蔭が智辯学園を7対3で破り、4年ぶり5回目の優勝。夏は智辯和歌山が健大高崎を4対3で破り、5年ぶり4回目の優勝を果たしました。
まとめ:【2026年最新】甲子園抽選会は春夏の違いを知るともっと面白い
2026年の甲子園抽選会は、春が3月6日、夏が8月1日に開催された。
春のセンバツでは32校の組み合わせが決まり、決勝までのトーナメントが事前に確定。一方、夏の選手権大会では49校の3回戦までをオンライン抽選で決め、準々決勝以降は勝利校の主将がくじを引く方式が採用された。
特に押さえておきたいのは、春は大会前に決勝まで決定し、夏は準々決勝・準決勝で再抽選するという違いだ。
2026年は春に大阪桐蔭、夏に智辯和歌山が優勝し、それぞれ異なるトーナメントの道筋を勝ち抜いた。
今後の甲子園を観戦するときも、抽選会の日程だけでなく、どこまでが事前に決まり、どの段階で再抽選が行われるのかを理解しておけば、組み合わせ表の見方が大きく変わる。
高校野球の醍醐味は、勝敗だけではない。抽選によって生まれる対戦のドラマと、最後まで勝ち上がる学校の歩みにも注目したい。