2002年生まれ、愛知県出身のスノーボーダー・國武大晃(くにたけ・ひろあき)。2018年の平昌オリンピックに日本選手団最年少で出場し、2022年の北京オリンピックでは男子ビッグエア4位に入賞した実力派ライダーだ。2023年にはスノーボード・ワールドカップ(W杯)で初優勝を飾り、翌2024年にはX Games Aspen初出場で銀メダルを獲得した。
一方、華々しい実績の陰では椎間板の部分断裂という大きな負傷も経験している。リハビリを経て競技に復帰した現在は、所属先のブックオフとともに活動を続け、従来のビッグエアやスロープスタイルに加えてストリートスタイルにも挑戦している。2026年11月現在の競技状況を含め、プロフィール、経歴、主要大会の成績、負傷からの復帰までを整理する。
【プロフィール】國武大晃の読み方・年齢・身長・出身地は?

國武大晃は「くにたけ・ひろあき」と読む。漢字の読み方が難しいため、名前を検索するときに迷う人もいるが、ブックオフの公式アスリートプロフィールでも、この読み方が紹介されている。
2002年2月10日生まれで、2026年11月3日時点では24歳。出身地は愛知県で、身長は165cm。スノーボードのスロープスタイルとビッグエアを主戦場としている。
基本プロフィール一覧
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 國武大晃 |
| 読み方 | くにたけ・ひろあき |
| 生年月日 | 2002年2月10日 |
| 年齢 | 24歳(2026年11月現在) |
| 身長 | 165cm |
| 出身地 | 愛知県 |
| 競技 | スノーボード |
| 主な種目 | ビッグエア・スロープスタイル |
| 所属 | ブックオフ |
| 出身高校 | 鹿島学園高校 |
| 国際競技登録 | FIS(国際スキー・スノーボード連盟) |
3歳からスノーボードを始めた幼少期
國武がスノーボードを始めたのは3歳のとき。両親の影響を受け、幼いころから雪山に親しんできた。
興味深いのは、育った愛知県が日常的に雪に恵まれた地域ではなかったことだ。
ブックオフの公式プロフィールによると、國武の両親は週末になると車を運転してゲレンデに連れて行き、毎週のように練習する環境を整えていたという。
この幼少期の積み重ねが、後の国際大会での活躍につながっていく。
2016年には14歳でFIS公認の第22回全日本スキー選手権大会スノーボード競技・スロープスタイルに出場し、準優勝。初めての国際大会となった「THE Cardrona Games 2016」でも準優勝を果たした。
10代前半ですでに国内外の表彰台に立っていたことは、國武の競技者としての成長の速さを示している。
【経歴・年表】平昌五輪から北京五輪、世界大会の表彰台へ
國武大晃のキャリアを理解するうえで重要なのは、ジュニア時代の実績、10代でのオリンピック出場、そして20代に入ってからの国際大会での優勝という3つの段階だ。
以下はブックオフ、JOC、FISなどの公表情報をもとに整理した主な経歴である。
| 年・シーズン | 大会・出来事 | 主な実績 |
|---|---|---|
| 2002年 | 愛知県で誕生 | 2月10日生まれ |
| 2005年ごろ | スノーボード開始 | 3歳から競技に親しむ |
| 2016年 | 全日本選手権 | スロープスタイル準優勝 |
| 2016年 | Cardrona Games | 国際大会で準優勝 |
| 2018年 | 平昌オリンピック | スロープスタイル26位、ビッグエア予選敗退 |
| 2022年 | 北京オリンピック | ビッグエア4位、スロープスタイル21位 |
| 2023年12月 | W杯コッパーマウンテン | ビッグエア初優勝 |
| 2024年1月 | X Games Aspen | ビッグエア銀メダル |
| 2024年3月 | 全日本選手権 | ビッグエア優勝 |
| 2025年 | 負傷とリハビリ | 椎間板の部分断裂を経験 |
| 2025年12月 | W杯北京・スティームボート | ビッグエア18位・24位 |
| 2026年3月 | 欧州カップ・シュチルク | ストリートスタイル4位 |
| 2026年11月 | COWDAY STREET 2026 | 招待選手として参加予定 |
北京五輪以降に世界のトップレベルへ
2018年の平昌オリンピックでは日本選手団最年少として出場。若くして世界最高峰の舞台を経験した。
その後、北京オリンピックでビッグエア4位に入賞し、2023年にはW杯初優勝を達成。2024年にはX Gamesでも銀メダルを獲得した。
この流れを見ると、國武は単に10代で注目された若手ではない。五輪での経験を国際大会の優勝へと結びつけ、継続して世界の舞台で結果を残してきた選手だ。
【オリンピック成績】平昌五輪と北京五輪で何位だった?
國武大晃は、2018年平昌大会と2022年北京大会の2大会に出場している。
両大会の結果を比較すると、特に北京オリンピックでの成長が際立つ。
2018年・平昌オリンピック
15歳で出場した平昌大会は、國武にとって初めてのオリンピックだった。
当時は日本選手団の最年少選手として注目されたが、結果は次のとおり。
- 男子スロープスタイル:26位
- 男子ビッグエア:予選敗退
ブックオフの公式経歴紹介では、ビッグエアの順位は33位とされている。
当時は世界のトップ選手との実力差を感じる結果となったが、若い段階で五輪の競技環境を経験できたことは、その後のキャリアにとって大きな意味を持った。
2022年・北京オリンピック
2度目の出場となった北京大会では、男子ビッグエアで決勝に進出。
最終順位は4位、得点は166.25点だった。
日本勢最高位の入賞であり、メダルまであと一歩に迫る結果だった。
決勝ではバックサイド1800メロンやスイッチバックサイド1620スタレフィッシュといった高難度の技を成功させている。
一方、男子スロープスタイルは21位だった。
JOCの大会記録でも、北京大会のビッグエア4位とスロープスタイル21位が確認できる。
北京五輪4位はメダル獲得ではない
ここは検索時に誤解しやすいポイントだ。
北京オリンピックの4位は、決勝に進んだうえでの入賞であり、銅メダル獲得ではない。
それでも、世界のトップ選手が集まる五輪で日本勢最高位に入った実績は高く評価できる。
平昌大会の予選敗退から北京大会の4位へ。わずか4年間で世界トップクラスに迫る競技力を身につけたことが、國武の成長を物語っている。
【世界大会の実績】W杯初優勝とX Games銀メダルの価値
國武のキャリアを語るうえで欠かせないのが、2023年12月のW杯初優勝と、2024年1月のX Games Aspenでの銀メダルだ。
この2つの実績によって、北京五輪での好成績だけではない、世界のトップライダーとしての存在感を示した。
2023年12月:W杯コッパーマウンテンで初優勝
2023年12月15日、アメリカ・コロラド州のコッパーマウンテンで開催されたFISスノーボードW杯ビッグエア最終戦。
男子決勝で國武は181.25点を記録し、見事に優勝した。
JOCが2023年12月16日に掲載した大会報道でも、國武のW杯初優勝が紹介されている。
ブックオフの公式経歴によると、この大会では次の2つの高難度トリックを成功させた。
- フロントサイド・クワッドコーク1800ウェドル
- キャブ1800ウェドル・トゥ・テール
ビッグエアは巨大なジャンプ台から空中に飛び出し、回転技やグラブなどの完成度を競う種目だ。
単純に回転数を増やせばよいわけではない。空中での姿勢、技の難易度、着地の安定性までが得点を左右する。
國武は高難度の技を成功させ、W杯の頂点に立った。
2024年1月:X Games Aspenで初出場・銀メダル
次の大きな転機となったのが、2024年1月27日にアメリカ・アスペンで開催されたX Gamesだ。
國武は初出場ながら男子スノーボード・ビッグエアで2位に入り、銀メダルを獲得した。
全日本スキー連盟の公式発表によると、決勝では以下の技を成功させている。
- FSクワッドコーク1800ウェドル
- CAB1800ウェドルテール
特に注目されたのは、異なる方向の高難度トリックをまとめ上げたことだ。
X Gamesは世界のトップライダーが招待される国際大会であり、W杯とは異なる競技環境と注目度を持つ。
その初出場で銀メダルを獲得したことは、國武の技術が国際的に評価された出来事だった。
2024年3月:全日本選手権でも優勝
海外大会だけでなく、国内でも結果を残している。
2024年3月3日に長野県の栂池高原スキー場で行われた全日本スキー選手権大会では、ビッグエアで優勝した。
ヨネックスの大会報告によると、2本目にスイッチバックサイド1260、3本目にはバックサイド1620を成功させて勝利を決めた。
海外の大舞台で結果を残した後も、国内大会で実力を証明した点は見逃せない。
【怪我と復帰】椎間板の部分断裂を乗り越えた競技人生
國武大晃の競技人生には、大きな試練もあった。
2024年のX Gamesで銀メダルを獲得した後、椎間板の部分断裂という負傷を経験したことが、2026年のCOWDAY公式発表で紹介されている。
椎間板の部分断裂とは?
椎間板は、背骨を構成する椎骨と椎骨の間にある組織だ。
スノーボードのビッグエアでは、高いジャンプから着地する際に身体へ大きな負荷がかかる。さらに空中での回転や姿勢制御も必要になるため、身体全体のコンディション管理が重要になる。
國武の場合、椎間板の部分断裂という負傷が競技活動に影響した。
ただし、公開された競技者紹介では、負傷の正確な発生日や詳細な医学的診断、治療内容までは明らかにされていない。
2025-26シーズンは負傷からの立て直しが課題に
ブックオフの2025-26シーズン向け公式インタビューでは、國武自身が前シーズンの怪我によって出遅れたことに触れている。
また、ファンからの応援が大きな力になったことや、新しいシーズンに向けて目標に取り組む意欲も語っている。
負傷後はリハビリを経て競技に復帰した。
復帰後の大会結果を見ると、2025年12月のW杯では北京大会18位、アメリカのスティームボート大会24位を記録。さらに2026年3月には欧州カップのストリートスタイルで4位に入った。
これらの記録は、単に雪上へ戻っただけではなく、国際大会の競技環境で再び結果を残そうとしていることを示している。
復帰後に注目したい3つのポイント
國武の復帰を評価する際には、次の3点が重要だ。
1. 競技への継続的な参加: FISの公式記録では2025年12月から2026年3月にかけて大会結果が掲載されている。
2. 種目の幅: ビッグエアだけでなく、ストリートスタイルにも出場している。
3. 競技者としての再構築: 負傷前の実績だけでなく、復帰後にどのような技術や競技スタイルを確立するかが注目される。
北京五輪4位やX Games銀メダルという過去の実績は大きい。しかし、復帰後の競技者としての評価は、これからの大会での結果によって更新されていく。
【2026年最新】ブックオフ所属でストリートスタイルにも挑戦
2026年11月現在、國武大晃はブックオフ所属のスノーボーダーとして活動している。
ブックオフの公式アスリートページには、身長165cm、愛知県出身、2002年2月10日生まれというプロフィールが掲載されている。
FISの選手プロフィールでも、所属はBook OFF、競技者としてのステータスはActiveと表示されている。
2026年3月:欧州カップのストリートスタイルで4位
2026年の活動で特に注目したいのが、ストリートスタイルへの挑戦だ。
FISの公式競技結果によると、2026年3月6日にポーランドのシュチルクで開催された欧州カップのストリートスタイルで、國武は4位に入った。
ストリートスタイルは、ジャンプ台から飛ぶビッグエアとは異なり、階段や手すり、レールなどの障害物を利用して技を披露する競技形式だ。
空中での高回転技だけでなく、障害物への入り方、ボードのコントロール、技の独創性などが求められる。
これまでビッグエアで培ってきた空中感覚やボードコントロールを、異なる競技環境でどう生かすかが見どころになる。
2026年11月:COWDAY STREETにも招待選手として参加予定
2026年10月15日に公開されたCOWDAYの公式発表では、國武が「COWDAY STREET 2026」の招待選手として紹介されている。
大会は11月21日・22日に大阪の北御堂(本願寺津村別院)で開催予定だ。
初日の11月21日には、国際スノーボード連盟(WSF)公認のストリートスタイル大会が行われる。
コースには階段や手すりなどのアイテムが設置され、ライダーたちは技の独創性や難易度を競う。
國武にとっては、これまでのビッグエアやスロープスタイルとは違った競技環境で、自身の技術を披露する機会となる。
なお、2026年11月3日時点では大会開催前であり、結果はまだ確定していない。
所属先ブックオフとの関係
ブックオフは國武の所属先として公式プロフィールや選手紹介を公開している。
2025-26シーズン向けの動画・インタビューも掲載されており、競技活動や本人の目標を紹介するサポート体制が確認できる。
また、全日本スキー・スノーボード連盟の2025/26シーズンの強化指定選手一覧にも、國武の名前が掲載されている。区分はDランク、所属はブックオフだ。
所属先の紹介だけでなく、FISの競技結果や連盟の強化指定情報を組み合わせることで、2026年の競技者としての立ち位置を把握できる。
ミラノ・コルティナ五輪の目標と実績は区別したい
ブックオフの2025-26シーズン向けインタビューでは、國武はミラノ・コルティナオリンピックへの出場とメダル獲得を近い目標として挙げていた。
ただし、目標として語られたことと、実際の大会出場実績は別の情報だ。
JOCの選手プロフィールに掲載されている國武のオリンピック出場歴は、2018年平昌大会と2022年北京大会である。
したがって、2026年の活動を紹介する際には、北京五輪の4位入賞を実績として、ミラノ・コルティナ大会については当時の目標として区別することが大切だ。
【よくある質問】國武大晃に関するFAQ
Q1:國武大晃の読み方は?
A1:國武大晃は「くにたけ・ひろあき」と読む。ブックオフの公式アスリートプロフィールにも同じ読み方が掲載されている。
Q2:國武大晃は2026年現在何歳?
A2:2002年2月10日生まれで、2026年11月3日時点では24歳。愛知県出身のスノーボーダーだ。
Q3:國武大晃の身長は何cm?
A3:ブックオフの公式プロフィールによると165cm。
Q4:北京オリンピックでは何位だった?
A4:2022年北京オリンピックの男子ビッグエアで4位に入賞した。得点は166.25点で、日本勢最高位だった。男子スロープスタイルは21位。
Q5:國武大晃はW杯で優勝したことがある?
A5:ある。2023年12月15日、アメリカのコッパーマウンテンで開催されたW杯ビッグエアで初優勝。得点は181.25点だった。
Q6:X Gamesではどのような成績を残した?
A6:2024年1月のX Games Aspen男子ビッグエアで、初出場ながら銀メダルを獲得した。
Q7:國武大晃は怪我をしていた?
A7:椎間板の部分断裂を負ったことがCOWDAYの公式選手紹介で公表されている。その後、リハビリを経て競技に復帰し、2025年12月以降のFIS大会にも出場している。
Q8:2026年現在の所属先は?
A8:ブックオフ。ブックオフの公式アスリートプロフィールとFISの選手情報で確認できる。
Q9:國武大晃はストリートスタイルにも出場している?
A9:出場している。FISの記録では2026年3月6日の欧州カップ・シュチルク大会で4位を記録。11月21日・22日開催予定のCOWDAY STREET 2026にも招待選手として名を連ねている。
まとめ:【プロの結論】國武大晃は実績と挑戦を両立するスノーボーダー
國武大晃は、3歳からスノーボードを始め、15歳で平昌オリンピックに出場した日本の実力派ライダーだ。
2022年北京オリンピックのビッグエア4位、2023年のW杯初優勝、2024年X Games Aspenの銀メダルは、いずれも競技者としての高い実力を示す実績である。
一方、椎間板の部分断裂という負傷を経験し、競技復帰に向けたリハビリも必要となった。復帰後はW杯や欧州カップに出場し、2026年にはストリートスタイルという新しい舞台にも活動の幅を広げている。
國武の今後を評価するうえで注目したいのは、次の3つのポイントだ。
- ビッグエアでの再浮上: 北京五輪4位、W杯優勝という実績を持つジャンプ種目で、再び世界の表彰台に立てるか。
- 怪我からの継続的な復帰: 負傷後の競技結果を積み重ね、安定したパフォーマンスを取り戻せるか。
- ストリートスタイルへの適応: ジャンプ主体の競技で培った技術を、レールや階段などを使う新しい競技環境で発揮できるか。
國武大晃の魅力は、過去の五輪成績だけでは語りきれない。若くして世界の舞台を経験し、W杯とX Gamesで結果を残し、負傷を経ても新しい競技領域に挑み続けている点にある。
2026年11月21日・22日のCOWDAY STREET 2026は、その新しい挑戦を確認できる注目イベントだ。
北京五輪4位の実績を持つライダーが、次はどのようなスタイルで世界に存在感を示すのか。國武大晃の競技人生は、まだ新しい局面を迎えている。
主な確認資料: ブックオフ公式アスリートプロフィール、JOC公式選手記録、FIS公式競技データ、全日本スキー・スノーボード連盟、COWDAY公式大会発表。
これらの公表資料に基づく主要記録: