京都サンガのスポンサーシップは、大企業だけを対象にした制度ではない。
中小企業や地域の事業者、団体などが参加しやすい仕組みとして、サポートカンパニー制度が設けられている。
この制度は、トップチームの広告支援だけでなく、子どもたちの育成や地域貢献活動を支えることを目的としている。
サポートカンパニーの協賛金額
クラブ公式サイトで公開されている2026/27シーズンの協賛金額は次のとおり。
10万円〜50万円

サポートカンパニーの公開協賛金額
サポートカンパニーS50万円
サポートカンパニーA30万円
サポートカンパニーB20万円
サポートカンパニーC10万円
クラブ公式の協賛メニュー掲載額。オフィシャルスポンサー4区分の契約金額とは異なる。
協賛金額に応じて、ウェブサイトへの社名・ロゴ掲出、スタジアムのサポートカンパニーボードへの掲載、イベント参加権、ホームゲームのチケットポイントなどの特典が設定されている。
例えば、ホームゲームのチケット要点は次のように設定されている。
- S:バックA指定席10席分相当
- A:バックA指定席6席分相当
- B:バックA指定席4席分相当
- C:バックA指定席2席分相当
また、ファン感謝デーへの招待は各区分とも2名。オフィシャルイベントへの参加は、一部有料となる場合がある。
支援できる活動は3カテゴリー
サポートカンパニーは、企業が支援したい活動に応じて3つのカテゴリーから選択できる。
キッズ
親子サッカー教室、エスコートキッズ、キッズチアなどを通じて、子どもたちの健全育成を支援する。
アカデミー
U-12、U-15、U-18などの育成活動を支援し、将来のプロ選手や社会で活躍する人材の育成を後押しする。
ホームタウン
地域イベントや福祉活動、障害のある人の社会参加支援など、京都の地域課題に向き合う活動を支援する。
サポートカンパニー一覧にはどんな企業がある?
公式掲載企業には、京都の地域企業だけでなく、全国規模の企業や施設も参加している。
例えば、サポートカンパニーAには次の企業・団体が掲載されている。
- アセットマネジメントOne株式会社
- ウェスティン都ホテル京都
- 株式会社神戸珠数店
- 京都文教大学
- 全日本空輸株式会社
- 日本電気硝子株式会社
- 株式会社そごう・西武
サポートカンパニーBには、天橋立ビューランド、京都北都信用金庫、京の焼肉処 弘、京都の医療機関や建設関連企業などが名を連ねる。
こうした参加企業の幅広さは、サンガの支援がトップチームの強化だけでなく、京都府内の地域活動にも広がっていることを示している。
スポンサーになりたい企業の募集条件と問い合わせ先
京都サンガF.C.は、オフィシャルスポンサーとサポートカンパニーの双方について協賛を募集している。
サポートカンパニーは、公開されているS・A・B・Cの協賛メニューから希望する支援内容を検討し、公式の申し込みフォームから手続きを進められる。
一方、トップ・プラチナ・ゴールド・シルバーのオフィシャルスポンサーについては、広告掲出や協賛内容などを含めてクラブ営業部への相談が基本となる。
スポンサーシップ問い合わせ先
- 担当:株式会社京都パープルサンガ 営業部
- 電話:075-606-5570
- メール:koukoku@kyotosanga.jp
- 営業時間:平日10:00~17:00
- 休業日:土日祝
オフィシャルスポンサーの一律の契約料金や、全区分共通の応募資格が公開されているわけではないため、具体的な費用や広告メニューは個別に問い合わせる必要がある。
【プロの結論】京都サンガのスポンサー構造から見える3つの変化
2026/27シーズンのスポンサー企業を整理すると、京都サンガが築いている支援基盤には、3つの特徴が見えてくる。
1. 京都の大企業と地元中小企業が共存している
京セラ、任天堂、KDDI、京都銀行といった知名度の高い企業がトップスポンサーに並ぶ一方、シルバースポンサーには地元の製造業、飲食店、医療機関、建設会社などが参加している。
この構造は、特定の大企業だけに依存しない支援ネットワークを形成するうえで重要だ。
全国的なブランド力と、地域に根差した企業の継続的な支援が組み合わさっている。
2. ナベル加入は京都の製造業とクラブの関係を象徴する
今回の大きなニュースは、ナベルが6年ぶりのトップスポンサー追加企業になったことだ。
ナベルは鶏卵の洗浄・選別・包装装置などを開発するメーカーで、一般のサッカーファンには必ずしもなじみのある企業名ではないかもしれない。
しかし、世界市場を視野に入れた技術開発を続ける京都の製造業という点で、国内外への挑戦を掲げるクラブとの接点が生まれている。
同社がスポーツチームへの支援を初めて行うという点も、今回の契約を特徴付けている。
単なるスポンサー枠の追加ではなく、クラブの発信力と企業の地域ブランドを結び付ける新しい関係として注目できる。
3. スポンサーシップが地域活動や事業交流にも広がっている
JRA京都競馬場とのプラチナ契約、Vポイントマーケティングのシルバー加入、竹中センサーグループのゴールド加入は、スポンサー企業の業種が広がっていることを示す。
また、クラブが用意している協賛メニューは、スタジアム広告だけではない。
子どもの育成、ホームタウン活動、企業同士の交流、ファンマーケティングなど、企業が自社の目的に合わせて参加できる仕組みになっている。
京都サンガのスポンサーシップは、広告枠を販売するだけの仕組みから、地域社会や企業活動と連携するパートナーシップへと広がっている。
【京都サンガスポンサー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026/27シーズンの京都サンガのトップスポンサーはどこですか?
京セラ、任天堂、KDDI、大和証券、京都銀行、堀場製作所、ワコールの7社が基本一覧に掲載され、2026年10月にナベルが新たに加入しました。11月3日時点では計8社です。
Q2:ナベルはなぜ注目されているのですか?
2026年10月6日にトップスポンサー契約が発表され、クラブにとって6年ぶりのトップスポンサー追加となったためです。10月10日のFC町田ゼルビア戦からユニフォームパンツ後面にロゴが掲出されました。
Q3:京都サンガのプラチナスポンサーにはどんな企業がありますか?
島津製作所、ニデック、村田製作所、村田機械、京セラ関連企業、第一生命、日本航空、JRA京都競馬場などが掲載されています。
Q4:京都サンガのゴールドスポンサーにはどんな企業がありますか?
オムロン、ローム、月桂冠、京都中央信用金庫、西日本旅客鉄道、日本新薬などがあります。2026年10月には竹中センサーグループも新規加入しました。
Q5:京都サンガのスポンサーになるにはいくら必要ですか?
サポートカンパニーの場合、公開料金はCが10万円、Bが20万円、Aが30万円、Sが50万円です。オフィシャルスポンサーの契約金額は個別に問い合わせる必要があります。
Q6:個人でも京都サンガを支援できますか?
企業向けのオフィシャルスポンサーやサポートカンパニーとは別に、ファンクラブへの加入、チケット購入、グッズ購入、応援自販機などの支援方法があります。個人向けの制度については、それぞれの公式案内で確認できます。
まとめ:京都サンガスポンサーの今後は地域と企業の連携が鍵
2026/27シーズンの京都サンガF.C.は、京セラや任天堂をはじめとするトップ企業を中心に、プラチナ、ゴールド、シルバーの各スポンサー、さらにサポートカンパニーまで幅広い支援基盤を築いている。
今回の注目ポイントを振り返ると、次のとおりだ。
- トップスポンサー:ナベルが6年ぶりに新規加入。
- プラチナスポンサー:JRA京都競馬場が8月に新規加入。
- ゴールドスポンサー:竹中センサーグループが10月に新規加入。
- シルバースポンサー:9月の7団体に加え、Vポイントマーケティングが10月に新規加入。
- 地域支援制度:10万円から参加できるサポートカンパニーを展開。
今後注目したいのは、スポンサー企業の数だけではなく、企業とクラブがどのような共同企画や地域貢献を生み出していくかという点だ。
ナベルの加入は京都の製造業とプロスポーツの新しい接点を示し、JRA京都競馬場との契約は地域のエンターテインメント施設同士の連携を示している。
京都サンガのスポンサー一覧は、クラブの経営基盤だけでなく、京都の産業や地域社会とのつながりを映し出す存在でもある。2026/27シーズンは、新規企業の参入と既存パートナーとの関係深化の両面から、今後の動向を追う価値がある。