2026年のFC町田ゼルビア対鹿島アントラーズは、明治安田J1百年構想リーグで2度対戦し、いずれも鹿島が勝利した。3月18日は鹿島が3-0で完勝。5月3日は90分間を1-1で終えた後、PK戦を4-2で制している。
ただし、2試合の内容は大きく異なる。3月は鈴木優磨、三竿健斗、チャヴリッチが得点して鹿島が主導権を握った一方、5月はレオ・セアラの先制点に町田のテテ・イェンギがすぐさま追いつき、シュート数やゴール期待値では町田が上回った。両クラブの対戦成績、PK戦の詳細、2026年12月の次戦まで整理する。
【2026年の結論】町田対鹿島は鹿島が2連勝!3月と5月の結果を比較

2026年の両クラブの直接対決は、3月18日と5月3日の2試合だった。
いずれも明治安田J1百年構想リーグの地域リーグラウンドEASTで行われ、鹿島が連勝している。
| 試合日 | 対戦結果 | 勝敗の決まり方 |
|---|---|---|
| 2026年3月18日 | 町田0-3鹿島 | 鹿島が90分で勝利 |
| 2026年5月3日 | 鹿島1-1町田 | PK4-2で鹿島が勝利 |
ここで押さえておきたいのが、5月の試合は通常のリーグ戦における引き分けとは扱いが異なることだ。
百年構想リーグの地域リーグラウンドでは、90分で決着しない場合、延長戦を行わずPK戦で勝敗を決める。
勝点の配分は次のとおり。
- 90分で勝利:勝点3
- PK戦で勝利:勝点2
- PK戦で敗戦:勝点1
- 90分で敗戦:勝点0
したがって、3月は鹿島が勝点3、5月は鹿島が勝点2、町田が勝点1を獲得した。
2026年の直接対決だけで見ると、鹿島は勝点5、町田は勝点1。
ただし、5月の鹿島の勝利を90分間の完勝と捉えるのは正確ではない。試合内容とPK戦の結果を分けて見る必要がある。
【3月18日の試合結果】鹿島が3-0で完勝!鈴木優磨・三竿健斗・チャヴリッチが得点
2026年3月18日の明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンドEAST第7節は、MUFGスタジアムで開催された。
当時、鹿島はEASTグループ首位、町田は2位。上位クラブ同士の注目カードだったが、試合は鹿島が序盤から効率よく得点を重ねる展開になった。
得点経過
| 時間 | 得点選手 | 内容 |
|---|---|---|
| 5分 | 鈴木優磨(鹿島) | こぼれ球を右足で決める |
| 44分 | 三竿健斗(鹿島) | 田川のスルーパスから右足で得点 |
| 90+1分 | チャヴリッチ(鹿島) | レオ・セアラのパスから追加点 |
前半5分、鈴木優磨が先制
試合の流れを決めたのは開始早々だった。
5分、松村優太が右サイドから持ち込んでクロスを供給。町田の岡村大八がブロックしたボールに鈴木優磨が反応し、ペナルティエリア中央から右足でゴール左上に決めた。
早い時間帯に先制した鹿島は、攻撃のリズムを維持する。
町田も中村帆高やナ・サンホらを起点に反撃を試みたが、鹿島の守備を崩し切れなかった。
前半44分、三竿健斗が追加点
鹿島の優位を決定的にしたのが、前半終了間際の追加点だ。
44分、田川亨介のスルーパスがペナルティエリア内の三竿健斗につながる。三竿は右足でゴール左下に流し込み、スコアを2-0とした。
前半のシュート数は町田3本、鹿島4本。枠内シュートは町田0本、鹿島2本だった。
さらにボール保持率は町田39%、鹿島61%。数字からも、前半は鹿島が試合をコントロールしていたことが分かる。
後半90+1分、チャヴリッチがダメ押し
後半に入ると、町田は選手交代を行い、相馬勇紀や藤尾翔太らを投入して攻撃を強化した。
実際、町田は後半にシュート数を増やし、70分には林幸多郎や藤尾が決定機を迎えた。しかし、鹿島のGK早川友基が相次いでセーブ。反撃を得点につなげられない。
そして90+1分、鹿島が試合を締めくくる。
レオ・セアラがペナルティエリア内でパスを送り、途中出場のチャヴリッチが右足でゴール右下に決めた。
最終スコアは3-0。町田のシュート数は15本で鹿島の11本を上回ったものの、枠内シュートは町田3本、鹿島5本。ゴール期待値も町田1.08に対して鹿島1.49だった。
単純なシュート数では測れない、鹿島の決定力が際立った試合だった。
【5月3日の試合結果】1-1からPK4-2!レオ・セアラとテテ・イェンギが激突
5月3日の第14節は、鹿島のホームであるメルカリスタジアムで開催された。
3月の対戦とは違い、90分間では両チームが互いにゴールを奪い合う接戦になった。
得点経過
- 50分:レオ・セアラ(鹿島)
- 53分:テテ・イェンギ(町田)
- PK戦:鹿島4-2町田
50分、レオ・セアラが先制
前半は0-0で終了。
鹿島はボール保持率57%で町田を上回ったが、シュート数は鹿島4本に対して町田7本。町田も積極的にゴールを狙っていた。
後半に入って試合が動く。
50分、柴崎岳からのパスにレオ・セアラが反応。ペナルティエリア中央からヘディングシュートを決め、鹿島が先制した。
53分、テテ・イェンギがすぐに同点
鹿島のリードは長く続かなかった。
53分、ナ・サンホがペナルティエリア内からクロスを供給。これに反応したテテ・イェンギが右足でゴール左上に決めた。
わずか3分で町田が同点に追いついた。
55分にはナ・サンホのシュートがポストに当たる場面もあり、町田は逆転を狙って攻勢を強めた。
鹿島も鈴木優磨や柴崎岳を中心に攻撃を仕掛け、最後まで勝ち越しを目指したが、90分間では決着がつかなかった。
PK戦は鹿島が4人全員成功
PK戦は町田の先攻で始まった。
| 順番 | 鹿島アントラーズ | FC町田ゼルビア |
|---|---|---|
| 1人目 | 田川亨介 ○ | 下田北斗 × |
| 2人目 | 鈴木優磨 ○ | ドレシェヴィッチ ○ |
| 3人目 | 小川諒也 ○ | 谷 ○ |
| 4人目 | レオ・セアラ ○ | 前寛之 × |
鹿島は4人全員が成功。
一方、町田は最初の下田北斗と4人目の前寛之が失敗した。
最終結果は鹿島4-2町田。鹿島がPK戦を制し、勝点2を獲得した。
シュート数では町田が上回っていた
この試合で興味深いのは、90分間のスタッツだ。
- シュート数:町田12本、鹿島11本
- 枠内シュート:町田5本、鹿島3本
- ゴール期待値:町田1.24、鹿島0.90
町田は攻撃面で鹿島を上回る数字を残していた。
それでも鹿島が勝利した背景には、レオ・セアラの決定力に加え、最後まで勝敗を決めるPK戦での安定感があった。
この結果は、試合内容で優位に立つことと、最終的に勝点を獲得することは必ずしも同じではないというサッカーの難しさを示している。
【得点者・関係者一覧】町田対鹿島の主要選手と試合での役割
2試合を通じて、両チームの攻撃を象徴した選手を整理した。
| 日付・局面 | 選手・クラブ | 記録・関係性 |
|---|---|---|
| 3月18日・5分 | 鈴木優磨/鹿島 | こぼれ球を押し込み先制 |
| 3月18日・44分 | 三竿健斗/鹿島 | 田川のパスから追加点 |
| 3月18日・90+1分 | チャヴリッチ/鹿島 | レオ・セアラのパスから3点目 |
| 5月3日・50分 | レオ・セアラ/鹿島 | 柴崎岳のパスから先制点 |
| 5月3日・53分 | テテ・イェンギ/町田 | ナ・サンホのクロスから同点弾 |
| 5月3日・PK戦 | 田川・鈴木・小川・レオ・セアラ/鹿島 | 4人全員が成功 |
| 5月3日・PK戦 | 下田・ドレシェヴィッチ・谷・前/町田 | 2人成功、2人失敗 |
鹿島の攻撃を支えた鈴木優磨とレオ・セアラ
鈴木優磨
3月18日の先制ゴールを記録。5月3日のPK戦でも成功し、2試合を通じて得点と勝負どころでの存在感を示した。
レオ・セアラ
3月はチャヴリッチのゴールをアシスト。5月は先制点を挙げ、PK戦でも成功した。異なる形で2試合の勝利に関わった選手だ。
三竿健斗
3月18日に追加点を記録。中盤から前線への連係を生かした攻撃が鹿島のリードを広げた。
チャヴリッチ
3月の終盤にゴールを決めた。試合の最後まで得点機会を逃さない鹿島の攻撃力を象徴する存在だった。
町田の反撃を担ったテテ・イェンギ
テテ・イェンギ
5月3日に同点ゴールを記録。レオ・セアラの先制からわずか3分後に得点し、町田の反撃を形にした。
このように、鹿島は鈴木優磨とレオ・セアラを中心に得点を生み出し、町田はナ・サンホらのサイド攻撃を通じてテテ・イェンギの決定力を生かした。
両クラブの対戦では、個人の得点力だけでなく、前線へのパス供給とサイドからの崩しも大きなポイントになる。
【町田対鹿島の対戦成績】鹿島が2026年は優勢、通算では互角
2026年の2試合だけを見ると、鹿島が圧倒しているように見える。
しかし、過去の公式戦まで範囲を広げると、両クラブの関係はそれほど単純ではない。
2018年以降のJ1リーグ、天皇杯、ルヴァンカップの公式記録で確認できる9試合を、90分間のスコアで集計すると次のようになる。
4勝
1分
4勝
90分間の通算得点は鹿島14点、町田11点。勝敗数は互角だが、得点では鹿島が3点上回る。
なお、2026年5月3日の試合は90分間では引き分けだが、PK戦の結果は鹿島の勝利となっている。
2025年には町田が鹿島を3-0で破っていた
特に注目したいのが、2025年8月27日の天皇杯準々決勝だ。
この試合ではFC町田ゼルビアが鹿島アントラーズを3-0で破った。
得点者は次の3人だった。
- 15分:増山朝陽
- 21分:藤尾翔太
- 46分:下田北斗
町田は前半だけで2点を奪い、後半開始直後にも追加点を記録。鹿島を相手に完勝してクラブ史上初の天皇杯ベスト4進出を決めた。
また、2025年6月21日のJ1リーグでも町田が2-1で鹿島に勝利している。
つまり、2025年には町田が鹿島に連勝した時期があり、2026年の百年構想リーグでは逆に鹿島が2連勝した。
この変化を見ると、両クラブの相性は固定されたものではなく、その時々の戦力構成や試合運びによって大きく変わることが分かる。
【次戦はいつ?】2026年12月16日の鹿島対町田に注目
2026年12月16日(水)19:00
明治安田J1リーグ 第16節
鹿島アントラーズ
VS
FC町田ゼルビア
会場: メルカリスタジアム
2026年10月31日時点の公式日程掲載情報
次の対戦は、春の特別大会ではなく、2026年8月に開幕した2026/27明治安田J1リーグの試合となる。
春の2試合とは異なるシーズンの公式戦になるため、両クラブがどのような戦力と戦術で臨むかが注目される。
注目ポイント1:鈴木優磨と町田の守備陣
3月の対戦では鈴木優磨が開始5分に先制点を挙げた。
町田にとっては、鹿島の前線に自由なプレーを許さない守備が重要になる。
特に、こぼれ球への対応やペナルティエリア付近でのマークの受け渡しは、3月の試合から学べるポイントだ。
注目ポイント2:レオ・セアラへのパス供給
レオ・セアラは5月の試合で先制点を記録しただけでなく、3月の試合ではチャヴリッチの得点にも関与した。
鹿島の攻撃では、前線にボールを届ける柴崎岳ら中盤の選手との連係が見どころになる。
町田は中盤でパスの出どころを制限し、前線への供給を減らせるかがポイントだ。
注目ポイント3:テテ・イェンギと町田のサイド攻撃
5月の試合では、ナ・サンホのクロスからテテ・イェンギが同点ゴールを決めた。
町田にとっては、サイドからの突破と中央のターゲットを組み合わせる攻撃が有効な選択肢になる。
3月の0-3から5月の1-1へと内容を改善した点を考えると、町田がどこまで鹿島の守備に対抗できるかは次戦の大きな見どころだ。
【プロの結論】鹿島の勝負強さと町田の修正力、どちらが次戦を制するか
2026年の町田対鹿島を分析すると、単純な勝敗以上に重要な3つのポイントが見えてくる。
第一に、鹿島は得点機会を確実に結果へ結びつけている。
3月は前半5分に先制し、前半終了間際に追加点。後半にも3点目を挙げた。5月も先制点を奪い、PK戦では4人全員が成功している。
勝負どころでの決定力と、試合を終わらせる能力は鹿島の強みとして表れた。
第二に、町田は5月の試合で改善を示した。
3月は0-3で敗れたが、5月は90分間を1-1で終えた。シュート数、枠内シュート、ゴール期待値でも鹿島を上回っている。
したがって、町田が鹿島に対抗するための攻撃手段を持っていないわけではない。むしろ、チャンスを得点につなげる精度が課題として浮かび上がる。
第三に、通算成績では一方的な相性とは判断できない。
90分間の公式戦成績は鹿島4勝、町田4勝、1分。2025年には町田が3-0で鹿島を破っている。
2026年の鹿島2連勝だけを根拠に、鹿島が常に町田を圧倒する相性だと考えるのは早計だ。
今後の対戦では、次の判断基準が重要になる。
- 鹿島が早い時間帯に先制できるか。
- 町田がサイド攻撃から決定機を増やせるか。
- レオ・セアラと鈴木優磨へのパス供給を抑えられるか。
- 町田がシュート数だけでなく、決定率も改善できるか。
2026年の直接対決は鹿島の2連勝で終わった。しかし、試合内容を細かく見ると、5月には町田が互角以上の攻撃を見せていた。
次の対戦で問われるのは、鹿島の勝負強さが続くのか、それとも町田が2025年のような勝利を取り戻すのかという点だ。
【町田対鹿島に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の町田対鹿島はどちらが勝ちましたか?
A1:鹿島アントラーズが2試合とも勝利しました。3月18日は3-0、5月3日は90分間1-1の後、PK戦を4-2で制しています。
Q2:3月18日の町田対鹿島の得点者は誰ですか?
A2:鹿島の鈴木優磨が5分、三竿健斗が44分、チャヴリッチが90+1分に得点しました。
Q3:5月3日のPK戦は何対何でしたか?
A3:鹿島が4-2で勝利しました。鹿島は田川亨介、鈴木優磨、小川諒也、レオ・セアラが成功。町田は下田北斗と前寛之が失敗しています。
Q4:5月3日の試合で町田の得点者は誰ですか?
A4:テテ・イェンギです。50分にレオ・セアラが先制した後、53分にナ・サンホのクロスから同点ゴールを決めました。
Q5:町田と鹿島の通算対戦成績はどうなっていますか?
A5:2018年以降の公式戦9試合を90分間の結果で集計すると、鹿島4勝、町田4勝、1分です。得点は鹿島14点、町田11点。2026年5月のPK戦では鹿島が勝利しています。
Q6:町田対鹿島の次の試合はいつですか?
A6:2026年12月16日(水)19時から、メルカリスタジアムで明治安田J1リーグ第16節が予定されています。鹿島がホーム、町田がアウェイです。
まとめ:町田対鹿島は2026年に鹿島が連勝、次戦は12月16日
2026年のFC町田ゼルビア対鹿島アントラーズは、3月18日に鹿島が3-0、5月3日にPK4-2で勝利した。
3月は鈴木優磨、三竿健斗、チャヴリッチの得点力が光り、5月はレオ・セアラの先制点とPK戦での安定感が勝利につながった。
一方、町田も5月にはテテ・イェンギの同点ゴールを記録し、90分間のスタッツで鹿島を上回るなど、反撃の可能性を示している。
通算の90分間の対戦成績は4勝4敗1分。2026年だけの結果と長期的な相性は分けて考える必要がある。
次の直接対決は2026年12月16日の明治安田J1リーグ第16節。春の2試合で明暗を分けた決定力と攻撃の組み立てが、次戦でも大きな焦点になりそうだ。