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二階息子選挙の全貌|二階伸康氏はなぜ2度落選し、2026年はどこへ向かうのか

橘 宗 橘 宗 • 更新: • 公開: • 読了約 23 分
目次

「二階息子選挙」として注目を集めたのが、自民党の元幹事長・二階俊博氏の三男、二階伸康(にかい・のぶやす)氏による国政への挑戦です。父の政界引退を受け、二階家の後継者として2024年の衆議院選挙・和歌山2区に立候補しましたが、無所属の世耕弘成氏に敗北。さらに2025年の参議院選挙・和歌山選挙区でも、世耕氏が支援した望月良男氏に敗れ、2度続けて議席を獲得できませんでした。

そして2026年には、二階伸康氏の再挑戦や和歌山市長選への出馬説が報じられました。しかし、2026年2月の衆院選、8月の和歌山市長選では、いずれも候補者として名前はありません。現在の二階氏の政治的な立ち位置を理解するには、2度の選挙結果だけでなく、二階俊博氏が築いた地元の支持基盤、世耕弘成氏との対立、そして望月良男氏をめぐる保守分裂の構図を整理する必要があります。

【人物と後継問題】二階俊博氏の息子・二階伸康氏とは何者なのか

二階息子選挙

二階伸康氏は、長年にわたって和歌山県を地盤に国政で活動した二階俊博元幹事長の三男です。父の秘書を務めてきた人物で、一般的な政治家の新人候補とは異なり、長年にわたって政治活動や地元との関係に接してきた経歴があります。

ANA勤務から父の政治秘書へ

二階伸康氏は1978年に和歌山県御坊市で生まれました。地元の和歌山県立日高高校を卒業後、青山学院大学に進学。その後、全日本空輸(ANA)に入社しています。

自民党が2025年の参院選に向けて公開した候補者紹介によると、ANAでは13年間勤務し、退職後は父・俊博氏の秘書として約10年間政治の現場に携わりました。

航空会社での勤務経験と政治秘書としての経験は、伸康氏の経歴を特徴づける部分です。秘書時代には政策立案や地元関係者との調整、地域の要望を聞く活動などに関わってきました。

ただし、父の秘書として長年政治に携わっていたことと、自ら選挙で有権者の信任を得て政治家になることは別問題です。二階家の後継者という立場は、知名度や支援組織を引き継ぐ利点がある一方、本人自身の実績や政治的な力量を問われる出発点にもなりました。

なぜ長男ではなく三男の伸康氏が後継者になったのか

二階俊博氏には複数の息子がおり、後継問題では長男の俊樹氏の名前も取り沙汰されていました。

2024年4月28日には、二階氏の後援会「新風会」が役員会を開き、三男の伸康氏を次期衆院選の後継候補として指名しました。日高新報の報道によれば、長男の俊樹氏から伸康氏を候補にする提案があったとされています。

その後、県議や市町村長ら47人の推薦を受け、伸康氏は2024年5月17日に和歌山2区からの出馬を表明。6月には自民党和歌山県連の支部長予定者に選ばれ、8月23日には党本部が正式に支部長への選任を決定しました。

後継者選びの背景には、単純な親子間の議席継承だけではなく、地元の支持者や地方議員が誰を候補として推すのかという政治的な判断もありました。

父の政治資金問題と世襲批判

伸康氏の出馬を語るうえで避けて通れないのが、父・俊博氏をめぐる政治資金問題です。

2024年3月25日、二階俊博氏は自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる不記載問題について政治的責任を明らかにするため、次期衆院選に出馬しない意向を表明しました。自民党の調査では、二階氏の政治資金収支報告書における不記載額は3526万円とされていました。

父が退くことで後継問題が浮上した一方、その直後に息子が同じ選挙区から出馬することになり、世襲に対する批判も選挙の争点の一つとなりました。

伸康氏は2024年5月の出馬会見で、父の問題についても説明しています。

「父の責任を連帯して負う考えに変わりはなく、世襲批判も含めて、選挙で有権者の審判を仰ぎたい」

これは出馬表明時の発言です。父の政治的責任を引き継ぐ姿勢を示した一方で、有権者が求めていたのは、二階家の後継者という立場だけではなく、伸康氏自身の説明や政治姿勢だったとも考えられます。

【選挙結果を時系列で整理】2024年から2026年までの二階息子選挙

二階伸康氏をめぐる選挙は、2024年の衆院選、2025年の参院選という2度の国政選挙が中心です。さらに2026年には、世耕氏の再選と和歌山市長選をめぐる動きがありました。

それぞれの選挙では対立候補や政治状況が異なります。単に落選回数だけを見るのではなく、誰が支援し、どのような選挙構図だったのかを比較すると、二階家の政治的な立ち位置の変化が見えてきます。

時期 選挙・関係者 結果・得票数 政治的な意味
2024年10月27日 衆院選・和歌山2区
世耕弘成氏、二階伸康氏
世耕氏101,739票
二階氏71,114票
世耕氏が当選。二階氏は比例復活もならず。
2025年2月9日 自民党和歌山県連の候補者選考
二階氏、望月良男氏
二階氏82票
望月氏46票
二階氏が参院選の公認候補推薦を獲得。
2025年7月20日 参院選・和歌山選挙区
望月良男氏、二階伸康氏
望月氏141,604票
二階氏107,390票
世耕氏が支援する望月氏が当選。二階氏は再び落選。
2026年2月8日 衆院選・和歌山2区
世耕弘成氏
世耕氏162,257票
畑野良弘氏35,209票
世耕氏が再選。二階氏は立候補せず。
2026年8月9日 和歌山市長選 尾﨑太郎氏30,215票で当選 二階氏の出馬説はあったが、実際には立候補せず。

この経緯で注目したいのは、2024年と2025年の両選挙で、二階氏がいずれも10万票前後の支持を獲得しながら、対立候補に上回られたことです。

一定の支持基盤が残っていたことは数字から読み取れます。しかし、支持者が存在することと、選挙区全体で勝利できることは同じではありませんでした。

【2024年衆院選】二階伸康氏の落選理由は世耕弘成氏との保守分裂だった

2024年10月27日に投開票された第50回衆議院議員総選挙。和歌山2区では、二階家の後継者として自民党公認を得た二階伸康氏と、自民党を離れて無所属で立候補した世耕弘成氏が激突しました。

開票結果は約3万票差で世耕氏が勝利

和歌山放送が伝えた確定開票結果は次の通りです。

  • 世耕弘成氏(無所属):101,739票・当選
  • 二階伸康氏(自民党):71,114票・落選
  • 新古祐子氏(立憲民主党):33,147票
  • 楠本文郎氏(日本共産党):19,062票
  • 高橋秀彰氏(諸派):6,033票

世耕氏と二階氏の得票差は30,625票です。

二階氏は比例代表近畿ブロックとの重複立候補もしていましたが、比例復活も実現しませんでした。初めての国政選挙で議席を獲得するという目標は達成できなかったのです。

敗因1:父の政治資金問題が後継者にも影響した

最初の大きな要因は、二階俊博氏の政治資金問題です。

父が政治的責任を取って不出馬を表明したにもかかわらず、後継者として三男が出馬したことで、選挙は二階家の議席継承をどう評価するかという側面を持ちました。

伸康氏にとっては、父の政治的実績や人脈を引き継げることが強みです。しかし、同時に政治資金問題に対する有権者の不信感まで引き受けることになりました。

本人が父の責任を連帯して負うと説明したことは、政治的な覚悟を示す発言でしたが、それだけで有権者の納得を得られるわけではありません。

敗因2:世耕弘成氏の知名度と独自の支持基盤

もう一つの大きな要因が、対立候補となった世耕弘成氏の存在です。

世耕氏は参議院議員を長年務め、経済産業大臣や自民党参議院幹事長などを歴任した知名度の高い政治家です。政治資金問題をめぐって自民党を離れた後、2024年の衆院選では無所属で出馬しました。

つまり、二階氏は自民党の正式な公認を得ていたものの、相手は自民党の政治経験を持つ有力政治家でした。

この構図では、保守系の有権者の票が二階氏と世耕氏に分かれる可能性があります。実際、世耕氏は無所属ながら10万票を超える支持を獲得しました。

党の公認を得ることが、そのまま地元の保守層をまとめることにはつながらなかったのです。

敗因3:父の地盤は息子にそのまま移らなかった

2024年の選挙では、衆議院の小選挙区の区割り変更も影響しました。

和歌山県では従来の3選挙区から2選挙区への再編が行われ、和歌山2区は広い地域を対象とする選挙区になりました。和歌山放送の出馬表明時の報道でも、和歌山市・岩出市・紀の川市を除く県内の市町村が新しい2区の区域になると説明されています。

地元の御坊市を中心とする二階家の支持基盤が存在しても、それだけで広域選挙区の有権者をまとめることは容易ではありません。

長年にわたって父を支えてきた人脈と、息子本人への支持は必ずしも一致しない。この問題が、最初の選挙で表面化したと見ることができます。

【2025年参院選】二階伸康氏と望月良男氏の対決で何が起きたのか

2024年の衆院選に敗れた二階伸康氏は、国政への再挑戦を目指しました。選んだのは、2025年7月20日投開票の参議院議員選挙・和歌山選挙区です。

この選挙は、2024年とは異なる意味での保守分裂選挙となりました。自民党公認の二階氏に対し、元有田市長の望月良男氏が無所属で立候補。世耕氏が望月氏を支援する構図が生まれたためです。

自民党県連の候補者選考では二階氏が勝利

2025年2月9日、自民党和歌山県連は参院選の公認候補をめぐる選考を実施しました。

立候補の意向を示していたのは、2024年衆院選で落選した二階氏と、前有田市長の望月氏です。

県連の幹部や役員による投票の結果は次の通りでした。

  • 二階伸康氏:82票
  • 望月良男氏:46票

この結果、県連は二階氏を公認候補として党本部に申請する方針を決定しました。

当初、望月氏は選考で敗れた後、参院選に無所属で立候補する考えはないと説明していました。しかし、その後は無所属での出馬を決断します。

自民党の公認をめぐる内部選考では二階氏が勝利したものの、地元の保守勢力を一本化することはできませんでした。

世耕弘成氏が望月氏を支援する構図に

望月良男氏は、和歌山県有田市長を4期務めた人物です。地方自治体の首長としての経験や実績を選挙戦でアピールしました。

一方、世耕弘成氏は望月氏を支援し、選挙中盤から連日応援に入りました。

和歌山放送の選挙報道によると、望月氏は世耕氏の支援に加え、公明党の支持層や無党派層にも支持を広げました。

この点は、2024年の衆院選と共通しています。二階氏は自民党の公認候補でしたが、世耕氏が支援する対抗候補が保守系の支持を集めたのです。

2025年参院選の確定得票数と敗北の理由

2025年7月20日の参院選・和歌山選挙区は定数1。7人が立候補し、最終的な結果は次の通りでした。

  • 望月良男氏(無所属):141,604票・当選
  • 二階伸康氏(自民党):107,390票・落選
  • 林元政子氏(参政党):87,328票
  • 浦平美博氏(日本維新の会):53,655票
  • 前久氏(日本共産党):29,881票
  • 末吉亜矢氏(無所属):15,298票
  • 本間奈々氏(NHK党):7,000票

望月氏と二階氏の得票差は34,214票。二階氏は衆院選に続く2度目の落選となりました。

敗因として特に注目されるのは、次の3点です。

第一に、保守票の分裂です。自民党が公認した二階氏に対して、無所属の望月氏が立候補し、世耕氏の支援を受けました。自民党県連の候補者選考で決着したはずの対立が、選挙本番でも続いたのです。

第二に、望月氏の首長経験です。有田市長を4期務めた実績は、二階氏にはない政治経験として有権者にアピールできる材料でした。秘書として政治に携わってきた二階氏と、実際に自治体を運営してきた望月氏という違いがありました。

第三に、参政党候補の存在です。林元政子氏が8万7328票を獲得し、一定の支持を集めました。和歌山放送は、二階氏が自民党支持層を切り崩されたうえ、林氏の追い上げも受けたと報じています。

つまり、2025年の敗北は、単純に二階家の知名度が低かったからではありません。候補者選考で生まれた対立、世耕氏の支援、望月氏自身の首長としての実績、そして他党候補への票の流出が重なった結果と考えられます。

【2026年最新】二階伸康氏の現在は?再挑戦と和歌山市長選の出馬説

2026年11月現在、二階伸康氏の動向で注目されているのは、国政への再挑戦があるのか、それとも地方政治から再出発するのかという点です。

2025年の参院選で落選した後、地元政界では今後の処遇をめぐるさまざまな見方が報じられました。

2026年2月の衆院選には立候補せず

2026年2月8日に投開票された第51回衆議院議員総選挙では、和歌山2区から世耕弘成氏が無所属で立候補し、再選を果たしました。

和歌山県選挙管理委員会の確定結果によると、世耕氏は162,257票を獲得。日本共産党の畑野良弘氏は35,209票でした。

この選挙に二階伸康氏は立候補していません。

日刊ゲンダイは2026年3月4日の記事で、世耕氏と自民党和歌山県連が今後の選挙で協力関係を構築する確認書を交わし、県連側が候補を立てなかったと報じています。

この動きは、2024年から続いた世耕氏と二階家をめぐる保守分裂の構図が、少なくとも2026年の衆院選では変化したことを示しています。

和歌山市長選への出馬説が浮上した背景

2026年3月には、二階伸康氏が和歌山市長選に出馬するのではないかという話が日刊ゲンダイで報じられました。

きっかけとなったのは、当時の尾花正啓市長が2026年8月の任期満了に伴う市長選への不出馬を表明したことです。

同紙は、二階氏について、国政への再挑戦だけでなく、和歌山市議選や和歌山県議選への擁立、さらには市長選への出馬を期待する声が地元にあると伝えました。

ただし、記事で紹介されたのは地元政界関係者による見方です。二階氏本人が市長選への立候補を正式に表明したという内容ではありませんでした。

また、同記事では、長年父の秘書を務めてきたものの政治家としての実績がない状態で、いきなり市長を目指すことには難しさがあるという慎重な意見も紹介されています。

2026年8月の和歌山市長選には出馬しなかった

実際の結果を見ると、2026年8月9日に行われた和歌山市長選に二階伸康氏は立候補していません。

和歌山市が公表した候補者一覧には、尾﨑太郎氏、片桐章浩氏、浜田真輔氏、旅田卓宗氏、芝本和己氏、幸前青空氏の6人が掲載されました。

開票結果は次の通りです。

  • 尾﨑太郎氏:30,215票・当選
  • 片桐章浩氏:22,998票
  • 浜田真輔氏:22,431票
  • 旅田卓宗氏:14,039票
  • 芝本和己氏:9,145票
  • 幸前青空氏:7,136票

尾﨑氏が新市長に選ばれ、二階氏の市長選出馬説は実現しませんでした。

したがって、2026年の動向を整理すると、二階氏は2025年参院選後、2026年2月の衆院選にも8月の和歌山市長選にも出馬していません。次の選挙への具体的な立候補が決まったとする公式発表も、現時点では確認できません。

【二階王国と世襲の行方】二階俊博氏の後継者問題はどう変わったのか

二階伸康氏の2度の落選は、単に一人の新人政治家が選挙に敗れたという話ではありません。長年にわたって和歌山県で大きな影響力を持ってきた二階俊博氏の政治的な後継問題に直結しています。

二階王国とは何を意味するのか

「二階王国」とは、二階俊博氏が長年の政治活動を通じて築いてきた地元の支持者、地方議員、首長、各種団体などとの関係を指す表現です。

二階氏は自民党幹事長を5年以上務め、和歌山を地盤に国政で長く活動してきました。そのため、地元には二階氏を支えてきた政治関係者や後援組織が存在します。

しかし、二階氏本人が政界の第一線から退いたことで、その支持基盤を誰が引き継ぐのかという問題が浮上しました。

伸康氏が2024年の衆院選で後継候補に選ばれたのは、こうしたネットワークを次の世代につなぐ狙いがあったと考えられます。

一方、2024年と2025年の選挙結果は、従来の二階家の支持基盤が、そのまま息子の当選につながるわけではないことを示しました。

世耕弘成氏との対立が残したもの

二階家の後継問題を複雑にしているのが、世耕弘成氏との政治的な対立です。

2024年の衆院選では、二階氏が自民党公認、世耕氏が無所属という形で対決しました。2025年の参院選では、二階氏が自民党公認を得たものの、世耕氏が望月氏を支援することで再び対立が起きました。

この2度の選挙を通じて明らかになったのは、和歌山の保守層が必ずしも自民党の公認候補に一体化するわけではないという現実です。

2026年2月には世耕氏が再選し、自民党県連との協力関係も報じられました。二階家にとっては、単純に父の後継者を擁立するだけでは地元の政治的影響力を維持できない状況になっています。

今後の再挑戦を判断するための3つのポイント

二階氏が再び選挙に出る場合、注目すべきなのは次の3点です。

1. 自民党の公認や地元組織との関係

2025年の参院選では、県連の候補者選考を勝ち抜いたにもかかわらず、保守分裂を防げませんでした。次の出馬で党の公認を得られるかだけでなく、地元の政治関係者や他の有力候補との協力体制を築けるかが問われます。

2. 本人独自の政治実績

父の秘書としての経験は政治活動の基礎になりますが、議員や首長としての実績とは異なります。地域政策をどう実現するのか、どのような問題に取り組むのかを本人の言葉で説明できるかが重要です。

3. 政治資金問題への向き合い方

二階家の後継者として選挙に臨む以上、父の政治資金問題に対する有権者の評価を避けることはできません。説明責任や政治への信頼回復にどのような姿勢を示すのかは、今後も重要な判断材料になります。

【プロの結論】二階伸康氏の2度の落選が示した世襲政治の限界

二階伸康氏の選挙を分析するうえで重要なのは、世襲そのものを成功・失敗の原因と決めつけないことです。

政治家の後継者は、親が築いた知名度や人脈、支援組織を受け継ぐことができます。しかし、選挙で最終的に票を投じるのは有権者です。親の実績を評価する人もいれば、政治資金問題や世襲への疑問を重視する人もいます。

2024年の衆院選で二階氏は7万1114票、2025年の参院選では10万7390票を獲得しました。数字だけを見れば、一定の支持を集め続けていたことは確かです。

しかし、いずれも対立候補がそれを上回りました。選挙で勝つには、従来の支持者を維持するだけではなく、無党派層や他の保守系支持者からも選ばれる必要があります。

特に2025年の参院選では、党内の候補者選考を勝ち抜いた二階氏が、同じ保守系の望月氏に敗れました。これは、党の公認を得ることと、地域全体の支持を得ることが別の問題であることを示しています。

2026年の時点で、二階伸康氏が再び国政を目指すのか、地方政治から再出発するのかは決まっていません。和歌山市長選への出馬説も実現せず、二階家の政治的な後継問題は引き続き不透明な状態です。

今後の動きを見極める際は、関係者の待望論や出馬観測だけで判断せず、本人の正式な出馬表明、政党の公認決定、選挙管理委員会の候補者発表という順に確認することが大切です。

二階息子選挙に関するよくある質問(FAQ)

Q1:二階伸康氏は2024年の衆議院選挙で何票獲得した?
A1:2024年10月27日の衆院選・和歌山2区で、二階伸康氏は71,114票を獲得しました。しかし、無所属の世耕弘成氏が101,739票で当選し、30,625票差で敗れました。比例復活も実現していません。

Q2:二階伸康氏は2025年の参院選でも落選した?
A2:はい。2025年7月20日の参院選・和歌山選挙区に自民党公認で立候補しましたが、無所属の望月良男氏が141,604票で当選。二階氏は107,390票で敗れました。世耕弘成氏が望月氏を支援したことも、選挙の大きな特徴でした。

Q3:二階伸康氏は2026年の和歌山市長選に出馬した?
A3:出馬していません。2026年3月に地元政界で市長選への出馬説が報じられましたが、8月9日の市長選の公式候補者一覧に二階氏の名前はありませんでした。尾﨑太郎氏が30,215票を獲得して当選しています。

まとめ:二階伸康氏の再挑戦は本人の政治基盤が鍵になる

二階伸康氏は、父・二階俊博氏の後継者として2024年の衆院選に挑戦し、世耕弘成氏に敗北。2025年の参院選でも望月良男氏に敗れ、2度の国政選挙で議席を獲得できませんでした。

敗因には、父の政治資金問題に伴う世襲批判、世耕氏との保守分裂、望月氏の首長経験、そして自民党支持層の分散など、複数の要因が重なっています。

2026年には和歌山市長選への出馬説も浮上しましたが、実際には立候補していません。2月の衆院選にも出馬せず、次の政治活動の方向性は明らかになっていません。

二階家が築いてきた政治的な影響力を、伸康氏がどのような形で引き継ぐのか。今後の焦点は、父の名前や後援組織だけに頼るのではなく、本人自身の政治的な実績と有権者からの信頼を築けるかどうかにあります。

主な検証資料: 和歌山県選挙管理委員会の2024年衆院選・2025年参院選・2026年衆院選の開票資料、和歌山市の2026年市長選公式結果、自民党の候補者紹介、和歌山放送の選挙報道、日刊ゲンダイの2026年3月4日付報道。

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