2026年11月現在、筒香の去就をめぐって新たな注目材料が浮上している。
要点は、2026年シーズン終了に伴い、DeNAとの3年契約が満了したことと、本人が保有する海外FA権の行使を検討していることだ。
2026年10月、本人がFAについて言及
2026年10月28日の日本シリーズ終了後、筒香は今後の去就について取材に応じた。
その際、本人は次のように語っている。
「失敗を恐れず、チャレンジするということを常に選んできた。その中でいろんな失敗もちろんありましたけど、そこから成長していくっていう道を自分で選んできましたので」
加えて、今後については「これにチャレンジしたいと思うようなことを選ぶと思います」と説明した。
日刊スポーツやデイリースポーツなどの報道では、筒香が今オフのFA権行使について熟考していることが伝えられている。DeNAの木村洋太球団社長も、引き続き残留を求める方針を示した。
海外FA権を持っていることが重要
筒香は海外FA権を取得しており、2026年度のNPB公式FA有資格者一覧にも名前が掲載されている。
この権利を行使すれば、ポスティングシステムを利用せずに海外球団との契約交渉を進められる立場になる。
これは2019年のメジャー挑戦とは異なる点だ。
2019年はDeNAの承認を得てポスティングシステムを利用したが、海外FA権を行使する場合は、選手自身の権利に基づく移籍交渉となる。
メジャー再挑戦は現実的なのか?
現段階では、メジャー再挑戦の可能性を完全に否定することはできない。
ただし、FA権の行使を検討していることと、MLB復帰を正式に決断したことは別問題だ。
判断材料は次の3点になる。
- 年齢と経験: 2026年11月に35歳を迎える。MLBでの経験がある一方、若手選手と同じ条件で競争できるわけではない。
- 2026年の打撃成績: 99試合で20本塁打、打率.260。日本球界では長打力を証明している。
- 契約と本人の意思: DeNAは残留を希望しており、本人は挑戦を重視する姿勢を示している。
特に重要なのは、2026年に20本塁打を記録したという事実だけで、MLBでも同じ成績を残せるとは判断できないことだ。
MLBでは打撃技術だけでなく、出場機会、守備位置、契約条件、球団側の起用構想も大きく影響する。
したがって、現時点で最も正確な評価は、海外FA権を利用した再挑戦の選択肢はあるが、メジャー復帰はまだ確定していないというものだ。
【プロの結論】筒香嘉智のメジャー挑戦から見える本当の評価

筒香のキャリアを振り返ると、単純な成功・失敗という二択では整理できない。
日本では本塁打王、打点王を獲得するほどの打者だった。しかし、MLBでは182試合、打率.197、18本塁打という結果に終わった。
その後、マイナーリーグや独立リーグでプレーを続け、2024年に古巣DeNAへ復帰。2025年と2026年には2年連続で20本塁打を記録した。
ここから見えてくるのは、筒香が環境の変化に対応しながら、自分の打撃を再構築してきたということだ。
筒香のキャリアを評価する3つの判断基準
1. MLB通算打率だけで選手の価値を決めない
打率.197は厳しい数字だが、パイレーツ時代には43試合で8本塁打を記録している。特定の期間には、MLBでも長打力を発揮できていた。
2. DeNA復帰後の数字は独立して評価する
2024年の打率.188から、2026年には.260まで改善した。帰国後の成績推移を見ると、単なる過去の実績に頼る選手ではなく、現在も一定の打撃力を維持していることが分かる。
3. 再挑戦は本人の意思と球団の評価を分けて考える
メジャー再挑戦を考えるなら、本人の希望だけでなく、海外球団からどのような契約条件や役割が提示されるかが重要になる。
過去のMLB経験、2026年の長打力、年齢、守備位置、出場機会を総合的に考える必要がある。
筒香の次の決断は、単に日本とアメリカのどちらでプレーするかという問題ではない。残された現役生活で、どのような挑戦に価値を見いだすかという選択でもある。
【筒香メジャー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:筒香嘉智のメジャー通算成績は?
A1:MLB通算182試合、557打数110安打、打率.197、18本塁打、75打点です。所属球団はレイズ、ドジャース、パイレーツの3球団でした。
Q2:筒香嘉智はなぜメジャーからDeNAに復帰した?
A2:2020年からアメリカでプレーし、マイナーリーグや独立リーグでもメジャー復帰を目指しましたが、2024年に日本球界への復帰を決断しました。同年4月16日にDeNAとの契約が正式発表されています。
Q3:筒香嘉智の2026年最新成績は?
A3:2026年シーズンは99試合に出場し、打率.260、20本塁打、49打点、OPS.848を記録しました。
Q4:筒香嘉智は再びメジャーに挑戦する?
A4:2026年11月2日時点では、海外FA権の行使を検討している段階です。本人は今後も挑戦を重視する姿勢を示していますが、MLB復帰を正式に発表したわけではありません。
Q5:筒香嘉智のDeNA復帰後の本塁打数は?
A5:2024年は7本、2025年は20本、2026年も20本です。特に2025年と2026年は2年連続20本塁打を記録しています。
まとめ:筒香嘉智のメジャー挑戦はまだ終わらないのか
筒香嘉智のメジャー挑戦は、MLB通算打率.197、18本塁打という数字だけを見れば、期待された結果を残せなかった挑戦だった。
しかし、アメリカで複数球団を渡り歩き、マイナーリーグや独立リーグでもプレーを続けた経験は、彼のキャリアにおける大きな転換点となった。
2024年のDeNA復帰後は、2025年に20本塁打、2026年にも打率.260、20本塁打を記録。日本で再び長距離打者としての存在感を示している。
そして2026年11月、海外FA権の行使をめぐって去就が注目される状況になった。
筒香の次の選択は、DeNA残留なのか、それとも海外への再挑戦なのか。
現時点では確定していない。ただ、2019年に夢を追って海を渡り、2024年に古巣へ戻り、2026年にも新たな挑戦を考えているというキャリアの一貫性は見逃せない。
メジャーでの過去の数字だけでなく、2026年の現在地と本人の決断を合わせて見ることが、筒香嘉智という選手を正しく評価するためのポイントだ。