妊娠がわかったのに吐き気や嘔吐、食欲不振などのつわりがほとんどないと、「赤ちゃんは順調に育っているの?」「つわりがないと流産しやすいのでは?」と不安になる人も少なくありません。実際、つわりは妊婦全員に起こる症状ではなく、日本の大規模研究でも、妊娠初期の調査時点で症状がなかった人は約15%確認されています。
つわりの有無には、hCGやGDF15などのホルモン、母体の感受性、遺伝的な要因、妊娠週数などが関係しています。一方、つわりがないことだけで流産やダウン症、胎児の発育状態を判断することはできません。2026年の最新研究も踏まえ、つわりがない人の体質的な特徴から、急になくなった場合の考え方、妊婦健診や受診の目安まで詳しく解説します。
【結論】つわりがない人の共通点は?医学的に考えられる5つの特徴

つわりがない人に共通するのは、妊娠によって起こる身体の変化に対して、吐き気や嘔吐などの症状が現れにくいという個人差です。
「胃腸が丈夫」「普段から健康的」「体力がある」といった特徴が、つわりのない人に共通しているという医学的な根拠はありません。つわりの有無は、単純な健康状態や体力だけでは説明できない現象です。
1.妊娠に伴うホルモン変化への反応が異なる
妊娠すると、胎盤の形成や妊娠の維持に関わるホルモンが大きく変化します。代表的なのがhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)です。
hCGは妊娠初期に急激に増加するホルモンで、吐き気や嘔吐との関連が指摘されています。ただし、同じようなホルモン環境でも症状の出方には違いがあります。
そのため、つわりがないからといって、妊娠に必要なホルモンが十分に分泌されていないとは限りません。
2.吐き気を引き起こす刺激に対する感受性が異なる
同じホルモンや身体の変化を経験しても、それを脳や神経がどの程度の刺激として受け取るかには個人差があります。
2024年に医学誌Natureに掲載された研究では、妊娠中の吐き気や嘔吐に関わるGDF15というホルモンと、母体側の感受性が重要な役割を果たすことが報告されました。
この発見は、つわりの強さが単純にホルモンの量だけで決まるわけではないことを示しています。
3.遺伝的な違いが影響している
つわりの起こりやすさには遺伝的な要因も関係しています。双子を対象とした研究では、つわりの有無や期間、重症度に遺伝的な影響が認められました。
ただし、遺伝的な影響があるからといって、母親につわりがなかった人は必ずつわりがない、あるいは家族につわりが重い人がいれば必ず重症化する、という意味ではありません。
4.妊娠週数によって症状が現れにくい時期にある
つわりには発症しやすい時期があります。妊娠初期に症状がない場合でも、その後に吐き気や食欲不振が始まる可能性があります。
一方、妊娠中期に入って症状が落ち着いた人は、身体が妊娠に伴う変化に適応してきた可能性があります。
5.妊娠ごとに症状の現れ方が異なる
同じ女性でも、1人目の妊娠ではつわりがなかったのに、2人目では吐き気が強くなるケースがあります。反対に、前回はつらかったのに今回はほとんど症状がない場合もあります。
仙台赤十字病院が2025年4月に公開した産婦人科の解説でも、妊娠ごとにつわりの有無や程度が変わることが紹介されています。
つまり、過去の妊娠経験だけで今回のつわりを予測することはできません。
【体質・ホルモン】つわりがない理由は?hCG・GDF15・遺伝の関係
つわりの個人差を理解するうえで注目されているのが、妊娠に伴うホルモンの変化と、それに対する身体の反応です。
従来から研究されてきたhCGに加え、2024年以降はGDF15というホルモンの働きが注目されています。
hCGはつわりとどのように関係する?
hCGは受精卵が着床した後、胎盤を形成する絨毛組織から分泌されるホルモンです。妊娠検査薬が陽性反応を示すのも、このホルモンを検出するためです。
厚生労働省の専門家コラムでは、hCGの変動とつわりの発症時期が重なることや、双子などの妊娠でhCGが高くなる場合に症状が強くなる傾向があることが紹介されています。
ただし、hCGの値だけでつわりの有無や重さを決定できるわけではありません。ホルモンの変化は複数の要因が関わるため、つわりがない人のhCGが必ず低いという考え方も正確ではありません。
2024年に注目されたGDF15とは?
GDF15は、細胞のストレス応答などに関係するタンパク質で、妊娠中は胎盤を含む胎児・胎盤系から母体の血液中に多く供給されます。
2024年1月にNatureに掲載されたFejzo氏らの研究では、妊娠中のGDF15濃度が高い女性ほど、吐き気や嘔吐を経験する傾向が確認されました。
加えて、妊娠前のGDF15濃度が低い女性では、妊娠中に増加するGDF15に対する感受性が高まり、妊娠悪阻のリスクが上昇する可能性が示されました。
研究では、GDF15が脳幹にある受容体の仕組みを介して吐き気や嘔吐に関係することも説明されています。
この知見から、つわりの程度には、胎児・胎盤側からのホルモンの供給と、母体側の受け取り方の両方が関係していると考えられています。
2026年の遺伝子研究で何がわかった?
2026年4月14日には、Nature Geneticsに妊娠悪阻の遺伝的な要因を調べた多集団ゲノムワイド関連解析が掲載されました。
この研究では、妊娠悪阻の女性10,974人と対照群461,461人のデータを解析し、妊娠悪阻と関連する10の遺伝的領域が特定されました。
GDF15、IGFBP7、PGR、GFRALなどの既知の関連領域に加え、SLITRK1、SYN3、IGSF11、FSHB、TCF7L2、CDH9という6つの新たな関連領域も報告されています。
ただし、この研究が対象としているのは主に重症の妊娠悪阻です。つわりがまったくない人の遺伝的特徴を確定した研究ではなく、個人のつわりの有無を予測する検査が実用化されたわけでもありません。
つわりの有無を左右する要素と医学的な関係
これまでの研究で明らかになっている主な関係を整理すると、次のようになります。
| 関連する要素 | つわりとの関係 | 医学的な位置づけ |
|---|---|---|
| hCG | 妊娠初期の吐き気や嘔吐に関係する | 関連が指摘されているが、単独では説明できない |
| GDF15 | 脳幹への作用を通じて吐き気や嘔吐に関係する | 2024年のNature研究で重要な機序が報告された |
| 母体の感受性 | 同じホルモン変化でも症状の強さが異なる | 個人差を説明する重要な要素 |
| 遺伝的要因 | つわりの発症や重症度に影響する | 日本人を含む研究でも関連する遺伝的領域が報告されている |
| 胎児の性別・多胎妊娠 | 女児妊娠や双子では症状が強い傾向がある | 集団レベルの統計的傾向であり、個人の予測には使えない |
| 妊娠週数 | 妊娠初期に始まり、中期に改善する人が多い | 自然な時間的変化がある |
大切なのは、これらの要素がそれぞれ独立して作用するとは限らないことです。遺伝的な背景、胎盤からのホルモン供給、母体の感受性などが複雑に関係しています。
【妊娠週数別】つわりがないのはいつまで正常?急になくなる理由も解説
つわりがないことを考えるときには、妊娠週数との関係も確認しておきましょう。
一般的に、つわりは妊娠5〜6週ごろから始まり、妊娠8〜10週前後に強くなる人がいます。その後、妊娠12〜16週ごろにかけて改善するケースが多くみられます。
妊娠4〜5週:つわりがまだ始まらない人もいる
妊娠4〜5週は、妊娠が判明する時期と重なることが多い段階です。眠気や胸の張り、軽い下腹部の違和感などが現れる人もいますが、明確なつわりを感じない人もいます。
この時期に吐き気がないからといって、妊娠が順調ではないと判断する必要はありません。
妊娠6〜8週:症状が出始める人が増える
妊娠6〜8週ごろは、hCGなどのホルモンが大きく変化する時期です。
吐き気、においへの敏感さ、食欲不振、眠気、だるさなどが現れる場合があります。一方、症状が軽いまま経過する人や、最後までほとんどつわりを感じない人もいます。
妊娠9〜12週:つわりのピークを迎える人もいる
妊娠9〜12週ごろは、つわりが強くなる人がいる時期です。食べられるものが限られたり、空腹時に吐き気が強くなったりすることがあります。
この時期になってもつわりがない場合は、その妊娠では症状が軽い、または症状がほとんど現れないタイプである可能性があります。
妊娠13〜16週:自然に落ち着く人が増える
妊娠中期に近づくと、つわりが徐々に改善する人が増えます。食事が取りやすくなり、日常生活を送りやすくなることもあります。
ただし、16週を過ぎても吐き気が続く場合もあり、改善する時期には個人差があります。
つわりが急になくなるのはなぜ?
昨日まで吐き気があったのに、急に気持ち悪さがなくなると、流産を心配する人もいます。
しかし、つわりの症状には日ごとの波があり、食事や睡眠、体調、妊娠週数などによって感じ方が変化します。症状が自然に軽くなることもあります。
特に妊娠12〜16週ごろは、つわりが改善していく時期と重なります。
一方、妊娠初期に突然つわりがなくなった場合、その変化だけで妊娠が継続しているかどうかを判断することはできません。出血や腹痛などがあれば、早めに産婦人科へ連絡してください。
【流産・胎児の発育】つわりがないと流産しやすい?赤ちゃんへの影響を検証
つわりがない妊婦が特に心配するのが、流産と胎児の発育への影響です。
医学研究では、吐き気や嘔吐がある妊婦のほうが流産リスクが低い傾向を示す報告があります。しかし、その結果を個人の妊娠経過にそのまま当てはめることはできません。
つわりがないと流産の可能性は高くなる?
2016年にJAMA Internal Medicineに掲載された研究では、妊娠経験のある女性のうち、過去に1〜2回の流産を経験した女性を含む797人の妊娠経過が分析されました。
その結果、吐き気のみがある場合や、吐き気と嘔吐の両方がある場合は、症状がない場合と比べて妊娠喪失のハザードが低い傾向を示しました。
具体的には、吐き気のみの場合のハザード比は0.50、吐き気と嘔吐がある場合は0.25でした。
ただし、この研究には重要な注意点があります。対象者は過去に流産を経験した女性を含む集団であり、すべての妊婦に同じ数値が当てはまるわけではありません。また、症状があることが流産を防ぐと証明した研究でもありません。
つわりがないことは、流産していることを意味しません。妊娠の継続を判断するには、超音波検査などによる医学的な確認が必要です。
つわりがなくても胎児は順調に育つ?
通常、つわりの有無そのものが胎児の発育を左右するわけではありません。
千葉県医師会の妊娠初期に関する解説でも、つわりの程度には大きな個人差があり、通常はつわりの有無が胎児の発育に影響するものではないと説明されています。
つまり、妊娠中に吐き気がないからといって、赤ちゃんに十分な栄養が届いていない、成長が止まっていると考える必要はありません。
ただし、つわりが重症化して水分や食事をほとんど取れず、脱水や栄養不足に陥る妊娠悪阻は別です。母体の健康状態が悪化し、胎児の発育にも影響する可能性があるため、治療が必要になることがあります。
つわりの有無で赤ちゃんの健康状態は判断できない
つわりは妊娠中に現れる母体側の症状です。赤ちゃんの心拍、発育、胎盤の状態などを直接示す指標ではありません。
症状が強い妊婦でも、妊娠経過に問題が起こることはあります。反対に、つわりがまったくない妊婦でも、順調に妊娠を継続することがあります。
妊娠の経過を確認する際には、体調の変化だけで判断せず、妊婦健診で得られる情報を重視することが大切です。
【ダウン症との関係】つわりがないと染色体異常の可能性はある?
「つわりがないとダウン症の可能性が高い」という話を見聞きして、不安になる人もいる可能性があります。
しかし、つわりの有無や重さから、赤ちゃんがダウン症候群(21トリソミー)かどうかを判断することはできません。
つわりがないこととダウン症に医学的な因果関係はない
ダウン症候群は、21番染色体が通常より1本多く存在することで生じる染色体疾患です。
つわりは妊娠に伴う母体の生理的な反応であり、染色体の状態を直接反映する症状ではありません。
hCGなどのホルモンがつわりに関係することから、ホルモン値の違いと染色体の状態を結び付ける情報が広まることもあります。しかし、つわりが軽い、あるいはないという理由だけで、ダウン症の可能性が高いと考える根拠はありません。
赤ちゃんの染色体を調べる方法は?
赤ちゃんの染色体について知りたい場合には、出生前検査という選択肢があります。
- NIPT:母体の血液を採取し、胎児の特定の染色体疾患の可能性を調べる非確定的な検査。
- 母体血清マーカー検査:母体血液中の複数の成分などから、特定の染色体疾患の可能性を評価する検査。
- 羊水検査:羊水中の胎児由来の細胞を調べる確定的検査。
- 絨毛検査:胎盤の絨毛組織を採取し、染色体や遺伝子の状態を調べる確定的検査。
こども家庭庁の「妊娠中の検査に関する情報サイト」では、出生前検査の種類や検査でわかること、検査の限界について説明されています。
NIPTは確定診断ではなく、陽性の場合には羊水検査や絨毛検査などによる確認が必要です。また、出生前検査を受けるかどうかは、検査の目的や限界について説明を受けたうえで本人や家族が考えるものです。
つわりがないことだけを理由に、染色体検査が必要だと考える必要はありません。
【受診の目安】つわりがない場合は病院に行くべき?妊婦健診と超音波検査
つわりがないこと自体は、通常、緊急受診が必要な症状ではありません。
ただし、妊娠初期は流産や異所性妊娠など、早期に確認が必要な病気が起こる可能性もある時期です。つわりの有無だけに注目せず、ほかの症状にも目を向けましょう。
つわりがないだけなら定期的な妊婦健診を継続する
吐き気がなく、食事や水分を問題なく取れていて、出血や強い腹痛などの異常もない場合は、基本的に予定されている妊婦健診を継続しましょう。
妊婦健診では、母体の健康状態や胎児の発育状況を確認します。つわりがないことを理由に健診を省略する必要はありません。
超音波検査では何がわかる?
超音波検査は、つわりの有無では判断できない妊娠の経過を確認するための重要な検査です。
妊娠初期には、主に次のような項目を確認します。
- 子宮内に妊娠しているか
- 胎嚢や胎芽の状態
- 胎児の心拍が確認できるか
- 妊娠週数や出産予定日の推定
- 胎児の数や妊娠の経過
妊娠が進むにつれて、胎児の大きさや推定体重、胎盤の位置、羊水量なども確認します。
厚生労働省の超音波検査に関する資料でも、通常の妊婦健診で行われる超音波検査は、胎児心拍や発育などを確認する目的があると説明されています。
なお、通常の超音波検査と胎児の形態異常を詳しく調べる精密超音波検査は、目的や確認できる範囲が異なります。通常の超音波検査ですべての病気や染色体異常がわかるわけではありません。
つわりがなくても早めに相談したい症状
つわりがない場合でも、次のような症状があれば産婦人科へ連絡してください。
- 性器出血:少量でも妊娠中の出血は原因の確認が必要。医療機関に相談する。
- 強い下腹部痛:流産や異所性妊娠などの可能性があるため、速やかに受診する。
- 片側に偏った強い腹痛:異所性妊娠などの可能性もあるため、緊急の診察が必要になることがある。
- めまい・失神・冷や汗:強い腹痛や出血を伴う場合は、緊急対応が必要。
- 発熱や強い体調不良:妊娠以外の病気も含めて確認が必要。
また、つわりがない場合とは反対に、突然吐き気が強くなり、水分もほとんど取れない、尿量が減る、体重が大きく減少するといった場合も注意が必要です。妊娠悪阻などの可能性があるため、我慢せず医療機関に相談しましょう。
激しい腹痛や意識が遠のくような症状がある場合は、次回の健診まで待たず、救急受診を検討してください。
【よくある質問】つわりがない人の共通点に関するFAQ
Q1:つわりがまったくない人は全体の何%くらいですか?
A1:2024年に発表された東北メディカル・メガバンクの研究では、調査対象者の約15%に妊娠初期のつわり症状がありませんでした。2019年の日本環境と子どもの研究でも、妊娠12週以前に何らかの症状を経験した人は82.7%でした。調査時期や症状の定義によって割合は異なりますが、つわりがない人は決して珍しい存在ではありません。
Q2:妊娠7週なのにつわりがありません。大丈夫でしょうか?
A2:妊娠7週でつわりがないことだけで、異常と判断する必要はありません。つわりの開始時期や程度には個人差があり、最後までほとんど症状がない人もいます。妊婦健診を予定どおり受け、心配な症状があれば担当医に相談してください。
Q3:つわりが急になくなったら流産の可能性がありますか?
A3:つわりが急になくなったことだけでは、流産かどうかは判断できません。症状が自然に軽くなることもあります。一方、出血や強い腹痛を伴う場合は、流産や異所性妊娠などの可能性を確認するため、速やかに産婦人科へ連絡してください。
Q4:つわりがないとダウン症の可能性が高くなりますか?
A4:つわりの有無とダウン症の発症を結び付ける医学的根拠はありません。つわりの程度で染色体の状態を予測することはできません。必要に応じて出生前検査について医師や遺伝カウンセラーに相談してください。
Q5:つわりがない人は赤ちゃんが育っていないのでしょうか?
A5:そのようなことはありません。つわりの有無と胎児の発育は別の問題です。赤ちゃんの発育は、妊婦健診での超音波検査などを通じて確認します。
Q6:母親につわりがなかった場合、娘もつわりがなくなりますか?
A6:つわりには遺伝的な要因が関係することがわかっていますが、母親の経験がそのまま娘に受け継がれるわけではありません。遺伝以外にも、胎児・胎盤からのホルモン供給や母体の感受性など複数の要素が関係します。
まとめ:【プロの結論】つわりの有無ではなく赤ちゃんの発育を確認することが大切
つわりがない人の共通点は、特定の体質や健康状態にあるのではなく、妊娠に伴うホルモン変化に対する身体の反応に個人差があることです。
日本の大規模研究では、妊娠初期の調査時点でつわりがなかった人は約15%確認されています。2024年のNature研究ではGDF15と母体の感受性、2026年のNature Genetics研究では妊娠悪阻に関係する複数の遺伝的要因が報告されました。
こうした研究によって、つわりの仕組みは少しずつ明らかになっていますが、個人のつわりの有無だけで妊娠の状態を判断できる段階にはありません。
特に覚えておきたいのは、次の3点です。
- つわりがなくても、正常に妊娠を継続して出産する人はいる。
- つわりがないことだけで流産やダウン症、胎児の発育不全を判断することはできない。
- 妊娠経過の確認には、定期的な妊婦健診や超音波検査が欠かせない。
妊娠中は、吐き気があってもなくても、身体の変化に不安を感じることがあります。周囲の妊婦と症状を比べて、自分だけ違うと心配する必要はありません。
つわりがないことを過度に心配せず、出血や強い腹痛などの異常があれば速やかに医療機関へ相談し、予定された健診を大切にしましょう。症状の強さではなく、医学的な検査によって赤ちゃんの成長を確認することが、安心して妊娠生活を送るための確かな判断基準です。
主な医学的根拠・参照資料
- 2024年:東北メディカル・メガバンクによる日本人のつわりと遺伝的要因の研究
- 2019年:日本環境と子どもの研究(JECS)
- 2024年:Nature掲載「GDF15 linked to maternal risk of nausea and vomiting during pregnancy」
- 2026年4月:Nature Genetics掲載の多集団ゲノムワイド関連解析
- 2016年:JAMA Internal Medicine掲載の妊娠中の吐き気・嘔吐と流産リスクの研究
- こども家庭庁「妊娠中の検査に関する情報サイト」
- 厚生労働省「働く女性のつわりについて」「妊娠中の超音波検査について」