「上野動物園にしかいない動物は何?」という疑問に、2026年11月現在の情報から答えるなら、最も注目すべき動物はアイアイです。上野動物園は、日本国内で唯一アイアイを飼育・展示している施設として知られています。マダガスカル島に生息する夜行性の珍しいサルで、独特の長い中指を使って木の中の昆虫や木の実を食べる姿は、ほかの動物園では見られません。
一方、ハシビロコウやマヌルネコ、ガラパゴスゾウガメも上野動物園を代表する希少な動物ですが、必ずしも国内唯一ではありません。さらに2026年1月28日にはシャオシャオとレイレイが中国へ返還され、上野動物園のパンダ展示にも大きな変化がありました。2026年11月3日現在の展示状況、珍しい動物の国内での希少性、東園・西園の見どころ、保全活動まで詳しく紹介します。
【結論】上野動物園にしかいない動物はアイアイ!日本国内で唯一の飼育施設

上野動物園にしかいない動物を探している人に、最初に知ってほしいのがアイアイです。
アイアイはマダガスカル島に生息する霊長類で、一般的なサルとは異なる特徴的な姿をしています。大きな耳、鋭い前歯、長い尾、そして何より目立つのが、細長く伸びた中指です。
上野動物園が2026年6月12日に公開した飼育展示に関する解説でも、アイアイは日本では上野動物園でしか見ることができない動物として紹介されています。
アイアイが国内唯一とされる理由
アイアイの生息地は、アフリカ大陸の東に位置するマダガスカル島です。森林に暮らし、夜間に活動するため、一般的な昼行性のサルとは観察できる時間帯も異なります。
その希少性は、単に珍しい姿をしているからではありません。生息地の環境破壊などによって野生個体が減少しており、国際的な保全活動が必要とされている動物だからです。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは、アイアイはEN(危機)に分類されています。
アイアイのすむ森では何が見られる?
アイアイがいるのは、西園の「アイアイのすむ森」です。マダガスカルに生息する動物を集めた展示エリアで、アイアイのほか、ワオキツネザル、クロキツネザル、クロシロエリマキキツネザル、ホウシャガメなどを観察できます。
ここで注目したいのが、夜行性のアイアイに合わせた昼夜逆転展示です。
来園者が訪れる昼間にアイアイが活動できるよう、展示室の照明を調整し、動物にとっての昼と夜を人間の生活時間とは逆にしています。暗い展示室は、アイアイ本来の生活リズムを守るための工夫です。
そのため、明るい場所で活発に動く動物を想像していると、少し印象が違う可能性があります。目が暗さに慣れるまで時間をかけ、木の枝や展示場の奥をじっくり観察することがポイントです。
アイアイの食事にも注目
アイアイの最大の特徴は、独特の採食方法です。
木の表面を指で軽くたたいて内部の様子を探り、鋭い前歯で木に穴を開け、細長い中指を差し込んで昆虫の幼虫を取り出します。硬い木の実を食べる際にも、この中指が役立ちます。
2026年6月12日に上野動物園が公開した飼育解説では、こうした行動を引き出すための工夫も紹介されました。穴を開けた竹筒に昆虫を入れたり、飼育係が日によって餌を置く場所を変えたりすることで、アイアイ自身が餌を探す行動を促しています。
単に餌を与えるのではなく、野生で見られる探索行動や採食行動を飼育環境の中で再現する取り組みです。
【2026年11月最新】上野動物園の珍しい動物一覧と国内唯一性・展示状況を比較
上野動物園にはアイアイ以外にも、国内で飼育施設が限られている動物や、特徴的な生態を持つ動物がいます。
ただし、「珍しい動物」と「日本で上野動物園にしかいない動物」は同じ意味ではありません。国内唯一なのか、飼育施設が少ないのか、展示が珍しいのかを分けて考える必要があります。
代表的な希少動物の比較一覧
| 動物名 | 国内での希少性 | 展示エリア | 2026年11月の確認状況 |
|---|---|---|---|
| アイアイ | 国内唯一の飼育施設 | 西園・アイアイのすむ森 | 展示対象。昼夜逆転展示 |
| ハシビロコウ | 国内の複数施設で飼育 | 西園・西園の鳥たち | 10月23日時点で4羽展示。2羽の移動は延期 |
| マヌルネコ | 国内の複数施設で飼育 | 西園・小獣館 | 展示対象だが個体ごとに公開状況が異なる |
| ガラパゴスゾウガメ | 国内では飼育施設が限られる | 西園・両生爬虫類館 | 展示対象 |
| オガサワラオオコウモリ | 小笠原諸島の固有種 | 西園・小獣館 | 2025年2月から公開 |
| ジャイアントパンダ | 2026年現在、上野では飼育なし | 西園・パンダのもり | 1月28日に中国へ返還済み |
ハシビロコウ|2026年は繁殖を目指した飼育環境の変更に注目
ハシビロコウは、大きなくちばしと独特の存在感で人気の高い鳥です。動かずにじっと立っている姿が印象的ですが、これは湿地で獲物を待ち伏せする生態とも関係しています。
上野動物園では、西園でハシビロコウを飼育しています。2026年9月22日に発表された公式情報では、オス1羽、メス3羽の合計4羽を展示していました。
その後、繁殖を目指すため、4羽のうち2羽を園内の非公開施設へ移動する計画が発表されました。
当初は2026年10月26日の移動が予定されていましたが、10月23日の更新で延期が発表されています。準備が整い次第移動する予定で、移動後はメスのアサンテとサーナの2羽を展示する計画です。
今回の取り組みで重要なのは、展示数を増やすことよりも繁殖環境を整えることです。ハシビロコウは本来、単独で縄張りを持つ鳥であり、国内ではこれまで飼育下での繁殖成功例がありません。
上野動物園は野生の生活に近い距離感や環境を再現し、繁殖につなげようとしています。人気の動物であっても、繁殖のために一般公開を制限する判断が行われている点は注目に値します。
マヌルネコ|かわいい姿の裏側にある2026年の飼育状況
マヌルネコは、中央アジアなどの寒冷で乾燥した地域に生息する野生ネコ科動物です。丸い顔、短い脚、密度の高い毛並みが特徴で、一般的なイエネコとは違う野性味があります。
上野動物園では西園の小獣館で飼育展示されています。ただし、2026年は個体の健康状態に関する重要な発表が続きました。
メスのプリームラは、2025年12月に繁殖を目指してオスのクリョンとの同居を始めましたが、12月29日に歩行の異常が確認されました。検査では左上腕骨の骨折が見つかり、腫瘍による病的骨折の可能性が高いと診断されました。
2026年1月には左前肢を切除する手術を受け、2月4日に展示を再開しました。しかし、7月の検査で腫瘍が肺へ転移している可能性が確認され、8月30日をもって展示を終了しています。
加えて、2026年4月8日にはメスのユスが15歳で死亡しました。8月20日の公式更新では、死因が食道の扁平上皮癌だったことも公表されています。
2026年4月にはサフランの左後肢切除も実施されました。サフランは術後に非展示エリアでリハビリを続けています。
このように、マヌルネコは上野動物園の珍しい動物の一つですが、飼育されていることと、来園者が実際に見られることは別です。小獣館の展示情報を確認してから訪問するのが確実です。
ガラパゴスゾウガメ|大きな甲羅を持つ希少なカメ
ガラパゴスゾウガメは、エクアドル沖のガラパゴス諸島に生息する大型のリクガメです。
上野動物園の生き物図鑑によると、甲羅の長さは約1〜1.3メートル、体重は最大270キログラムに達します。生息する島や地域によって甲羅の形にも違いがあり、ドーム状の甲羅や、首を上に伸ばしやすい鞍状の甲羅などが見られます。
展示場所は西園の両生爬虫類館です。世界各地のカメやワニ、ヘビ、トカゲなどと一緒に観察できます。
なお、ガラパゴスゾウガメは上野動物園だけの動物ではありません。2026年の国内飼育情報では、上野動物園のほか、静岡県の体感型動物園iZooでも飼育が確認されています。
また、アルダブラゾウガメとは別の種類です。動物園で見かける大型のゾウガメをすべてガラパゴスゾウガメだと思わないようにしましょう。
オガサワラオオコウモリ|45年ぶりの公開が実現
もう一つ見逃せないのが、オガサワラオオコウモリです。
小笠原諸島に生息する日本固有種で、環境省を中心に保護活動が進められている希少なコウモリです。
上野動物園は2025年2月26日から、小獣館1階で45年ぶりに一般公開を再開しました。
公開された個体は、2020年11月に小笠原諸島でけがをしているところを保護された動物です。治療後も片翼の状態から飛行ができず、野生復帰が困難と判断されたため、飼育下で過ごしています。
珍しい動物を見られるだけでなく、小笠原の自然や野生動物との共存について考えるきっかけにもなる展示です。
【パンダ返還後の見どころ】上野動物園の東園・西園で注目したい動物たち
2026年1月にジャイアントパンダが返還されたことで、上野動物園の見どころはどう変わったのでしょうか。
実際には、上野動物園には約250種、約3,000点の動物が暮らしています。パンダがいなくなったからといって、園内の魅力が失われたわけではありません。
西園|アイアイ・ハシビロコウ・マヌルネコを巡る
珍しい動物を優先して見たい人には、西園がおすすめです。
西園には、不忍池周辺の自然を生かした展示施設が集まっています。アイアイのすむ森、小獣館、両生爬虫類館、西園の鳥たち、アフリカの動物など、動物の生息地や分類に合わせた展示を楽しめます。
特に注目したい場所は次のとおりです。
- アイアイのすむ森:日本で唯一のアイアイの展示。ワオキツネザルなどマダガスカルの動物も見られる。
- 小獣館:マヌルネコ、ハダカデバネズミ、ハリモグラ、オガサワラオオコウモリなどを展示。
- 両生爬虫類館:ガラパゴスゾウガメ、オオサンショウウオ、ワニ、ヘビなどを観察できる。
- 西園の鳥たち:ハシビロコウ、フラミンゴ、ケープペンギンなどを展示。
- パンダのもり:現在はジャイアントパンダの飼育はないが、レッサーパンダやキジ類が暮らしている。
アイアイを最優先にするなら、展示終了時刻にも注意してください。2026年10月27日更新の公式案内では、アイアイのすむ森と小獣館の公開終了は16時30分です。
東園|ゴリラ・トラ・ゾウ・ホッキョクグマ
東園は、上野公園の丘陵地に位置する緑豊かなエリアです。
希少動物だけでなく、大型哺乳類の生態をじっくり観察したい人に向いています。
- ゴリラ・トラのすむ森:ニシローランドゴリラやスマトラトラの展示。
- ゾウのすむ森:アジアゾウの暮らしや行動を観察できる。
- クマたちの丘:クマ類の生態を知ることができる展示エリア。
- ホッキョクグマとアザラシの海:水中での行動も観察できる施設。
- 夜の森:夜行性動物の特徴を学べる展示。
- キジ類・カワウソ・猛禽類:美しいキジ類やユーラシアカワウソ、ワシ、フクロウなどが見どころ。
東園と西園は、いそっぷ橋で行き来できます。大型動物を楽しんでから珍しい小動物を巡るコースもおすすめです。
2026年1月28日、シャオシャオとレイレイが中国へ返還
上野動物園のパンダ展示を語るうえで、2026年1月の出来事は欠かせません。
シャオシャオとレイレイは、2021年6月23日に上野動物園で誕生した双子のジャイアントパンダです。上野動物園で初めて誕生した双子として、多くの来園者に親しまれてきました。
東京都の2025年12月15日付発表では、2026年1月下旬の中国返還が公表されました。その後、2頭は1月27日に上野動物園を出発し、1月28日に中国のジャイアントパンダ保護研究センター雅安基地に到着しています。
これにより、上野動物園ではジャイアントパンダの飼育展示がなくなりました。また、東京都と中国野生動物保護協会による15年間の繁殖研究プロジェクトも、2026年2月20日に終了しています。
ただし、西園の「パンダのもり」は、パンダがいなくなった後も見どころがあります。
2026年10月のパンダの日企画では、ジャイアントパンダと同じ中国の高地に生息するレッサーパンダやキジ類に注目するスタンプラリーが実施されました。パンダそのものだけでなく、その生息地を共有する動物に目を向ける展示へと楽しみ方が広がっています。
【珍しいだけではない】上野動物園の動物の飼育環境と保全活動
上野動物園の価値は、珍しい動物を一般公開していることだけではありません。希少種の繁殖、研究、生息地での保全活動などにも取り組んでいます。
1989年に始まったズーストック計画
東京都では1989年度から「ズーストック計画」を進めています。
これは、都立動物園・水族園が希少動物の保護や繁殖に取り組み、絶滅の危険がある種の保存を目指す計画です。
2018年度からは第2次ズーストック計画が進められ、対象種は50種から124種に拡大されました。単に動物を飼育するだけでなく、計画的な繁殖や国内外の保全機関との連携も重視されています。
上野動物園は2022年、環境省から「希少種保全動植物園等」に認定されています。
アイアイの繁殖とマダガスカルとの連携
アイアイの飼育繁殖は、上野動物園の代表的な実績の一つです。
同園は1999年からマダガスカル国立チンバザザ動物園との共同研究を進め、2008年からは現地の保全活動に取り組むマダガスカル野生動植物グループ(MFG)にも参加しています。
2023年1月にはアイアイの子どもの誕生が公表されました。当時の公式発表では、今回の誕生を含め、上野動物園での飼育下繁殖実績は計19回と報告されています。
こうした繁殖実績は、展示を継続するためだけのものではありません。飼育下での繁殖技術を蓄積し、絶滅リスクの高い動物を将来に残すための取り組みです。
オガサワラカワラヒワの繁殖にも成功
2026年の保全活動で注目したいのが、オガサワラカワラヒワです。
小笠原諸島だけに生息するこの鳥は、野生での絶滅リスクが極めて高いとされています。
上野動物園は2025年から飼育繁殖に取り組み、2026年6月には、飼育下で生まれた個体同士のペアから3羽のヒナが巣立ったと発表しました。
2026年6月15日時点の飼育状況は、上野動物園が8羽、父島の施設が16羽でした。
特に重要なのは、野生由来の個体を飼育するだけでなく、飼育下で生まれた個体同士が繁殖し、次の世代を残せたことです。絶滅を回避するための生息域外保全が、一歩ずつ進んでいる事例です。
動物福祉を考えた環境エンリッチメント
上野動物園では、動物が本来持っている行動を引き出すための環境づくりにも力を入れています。
アイアイに竹筒を使った採食環境を用意することや、ハシビロコウの繁殖に向けて個体間の距離を調整することは、その代表例です。
飼育環境の評価は、来園者から見て動物が活発に動いているかどうかだけでは判断できません。隠れる場所、休息場所、採食にかかる時間、個体同士の関係なども含めて考える必要があります。
動物園の展示は、動物を人間に見せるためだけの空間ではなく、動物が健康に暮らし、種の保存につなげるための場所でもあります。
【2026年最新】上野動物園へ行く前に知っておきたい展示変更と見どころの判断基準
珍しい動物を目的に上野動物園を訪れる場合、飼育動物一覧だけでなく、当日の展示状況を確認することが大切です。
飼育している動物と公開している動物は違う
動物園では、健康管理や繁殖、治療などの事情によって、飼育していても一般公開しない場合があります。
2026年のマヌルネコの状況は、その代表的な例です。プリームラやサフランのように治療やリハビリを優先する個体がいる一方、ユスのように死亡が公表された個体もいます。
ハシビロコウについても、繁殖を目的とした非公開施設への移動計画が進められています。
「上野動物園で飼育している」という情報だけで、当日必ず見られると判断しないようにしましょう。
2026年11月時点で注意したい園内の変更
2026年10月27日更新の公式案内では、サル山のニホンザルとオグロヅルが展示休止中です。また、園内の一部園路にも通行制限が設けられています。
西園の一部園路は11月16日まで、東園の「クマたちの丘」の一部園路は10月27日から当面の間、通行止めとなっています。
加えて、ヒガシクロサイのアルゴは2026年12月14日に横浜市立金沢動物園へ返還される予定です。長年上野動物園で飼育されてきた個体にも移動の予定があり、展示内容は固定されていません。
目的別におすすめの観覧エリアを選ぶ
- 国内唯一の動物を見たい人:西園のアイアイのすむ森を最優先にする。
- 珍しい鳥が好きな人:西園の鳥たちでハシビロコウを観察する。
- 珍しい哺乳類が好きな人:小獣館でマヌルネコやオガサワラオオコウモリを探す。
- 爬虫類に興味がある人:両生爬虫類館でガラパゴスゾウガメやワニを観察する。
- 大型動物を楽しみたい人:東園のゴリラ・トラのすむ森、ゾウのすむ森、ホッキョクグマとアザラシの海を巡る。
特にアイアイや小獣館は公開終了が16時30分なので、夕方に到着する場合は注意が必要です。
最新情報は、上野動物園公式サイトの「生き物・展示」「展示休止やイベント中止などのお知らせ」「お知らせ一覧」で確認できます。動物の健康状態や天候によって当日変更される可能性もあります。
上野動物園にしかいない動物に関するよくある質問(FAQ)
Q1:上野動物園にしかいない動物は何ですか?
A1:代表的なのはアイアイです。2026年6月の上野動物園公式解説でも、日本国内でアイアイを見られるのは上野動物園だけと紹介されています。
Q2:ハシビロコウは上野動物園でしか見られませんか?
A2:いいえ。国内の複数の動物園で飼育・展示されています。上野動物園では2026年10月23日の公式更新時点で4羽の展示情報がありました。繁殖を目的とした2羽の非公開施設への移動は延期されています。
Q3:マヌルネコは2026年現在も上野動物園で見られますか?
A3:小獣館の展示対象ですが、個体によって公開状況が異なります。プリームラは2026年8月30日に展示を終了し、サフランもリハビリのため非展示エリアで飼育されています。訪問前に最新の展示情報を確認してください。
Q4:上野動物園のガラパゴスゾウガメは国内唯一ですか?
A4:国内唯一ではありません。2026年の飼育情報では、上野動物園と静岡県のiZooで飼育が確認されています。上野では西園の両生爬虫類館で展示されています。
Q5:上野動物園のパンダはいつ中国へ返還されましたか?
A5:シャオシャオとレイレイは2026年1月27日に上野動物園を出発し、1月28日に中国へ到着しました。2026年11月現在、上野動物園ではジャイアントパンダを飼育していません。
Q6:パンダがいなくなった後も「パンダのもり」は見学できますか?
A6:はい。ジャイアントパンダの飼育は終了していますが、レッサーパンダやキジ類など、同じ中国の高地に生息する動物を観察できます。
Q7:アイアイは昼間でも活動していますか?
A7:アイアイは夜行性です。上野動物園では昼夜逆転展示を採用しているため、来園者が訪れる日中でも活動する姿を観察できるよう工夫されています。ただし、常に姿が見えるとは限りません。
まとめ:2026年の上野動物園はアイアイを中心に希少動物と保全活動を楽しもう
「上野動物園にしかいない動物」という疑問に対する最も重要な答えは、アイアイです。日本国内で唯一の飼育・展示施設であり、マダガスカルの希少な動物を間近に観察できる貴重な場所です。
一方、ハシビロコウ、マヌルネコ、ガラパゴスゾウガメなども見逃せない動物ですが、国内唯一という意味ではありません。それぞれの希少性や飼育状況、公開状況を区別して知ることが大切です。
2026年1月28日のシャオシャオとレイレイの中国返還によって、上野動物園は大きな転換点を迎えました。しかし、アイアイのすむ森、小獣館、両生爬虫類館、ハシビロコウの繁殖への取り組みなど、パンダ以外にも注目すべき展示や活動が数多くあります。
上野動物園を訪れるなら、珍しい動物の姿を見るだけでなく、その動物がなぜ希少なのか、どのような環境で暮らし、どんな保全活動が行われているのかにも目を向けてみてください。
動物園での一度の観察が、野生動物や絶滅危惧種の未来について考えるきっかけになるはずです。
主な確認資料: 恩賜上野動物園・東京動物園協会の2026年公式展示情報、アイアイの飼育解説、ハシビロコウの繁殖計画、マヌルネコの個体別近況、東京都のパンダ返還発表および2026年の保全活動報告。