1999年にユニットとしての活動を終えた吉本天然素材ですが、その後もメンバー同士の交流が完全になくなったわけではありません。
特に大きな節目となったのが、2012年と2024年の再集結です。
2012年4月:吉本興業創業100周年で再集結
2012年4月8日、吉本興業の創業100周年記念イベント「伝説の1日」が開催されました。
その初日第1回公演のオープニングに、かつての天然素材メンバーが登場します。
吉本興業のニュースセンターが2012年4月9日に報じた内容によると、参加したのは以下のメンバーです。
- 雨上がり決死隊
- ナインティナイン
- FUJIWARA
- バッファロー吾郎
- ほっしゃん。(星田英利)
- 宮川大輔
- へびいちご
10年以上ぶりに集まったメンバーたちは、当時を懐かしむ様子を見せました。
蛍原徹が久しぶりに集まれたことを喜ぶ一方、宮迫博之は「もう二度とないことですけどね」という趣旨の発言をしていました。
このやり取りからも、当時のメンバーにとって特別な再会だったことが分かります。
2014年:吉本印天然素材のDVDが発売
2014年3月29日には、吉本印天然素材の映像を収録したDVDが発売されました。
吉本ミュージックの公式商品情報では、DVD第一集・第二集が案内されており、懐かしいグループコントやコンビネタ、舞台裏、ダンスシーンなどを収録しています。
当時の活動を知らない世代にとっても、天然素材のパフォーマンスを映像で振り返る機会になりました。
なお、DVD版では一部楽曲が差し替えられています。VHS版と完全に同一の音楽構成ではない点も、当時の映像を比較する際のポイントです。
2024年6月:『マルコポロリ!』で再び同窓会
2024年6月16日、関西テレビのバラエティ番組『お笑いワイドショー マルコポロリ!』で、「吉本印天然素材 来られる人だけ集めちゃいましたSP」が放送されました。
出演したのは次のメンバーです。
- 蛍原徹
- FUJIWARA(原西孝幸・藤本敏史)
- バッファロー吾郎・竹若元博
- へびいちご(島川学・高橋智)
一方、ナインティナイン、宮迫博之、バッファロー吾郎A、宮川大輔、星田英利は欠席しました。
番組では、当時の思い出やメンバー間の関係、現在の状況などが話題になりました。
特に注目されたのは、長年の間に生まれたメンバー同士の距離感や、当時の共演をめぐるエピソードです。藤本敏史の共演にまつわる話なども取り上げられ、単なる懐かし映像の紹介では終わらない内容となりました。
再集結は正式な再結成ではない
ここで押さえておきたいのは、2012年と2024年の集まりは、あくまで過去の仲間が再び顔を合わせたイベントや番組企画だったという点です。
2024年の出演者も全員ではありません。
2026年11月現在、かつての6組12人がそろって定期的に活動する新ユニットとして再始動した、という状況ではありません。
つまり、再集結と再結成は別物です。
天然素材の名前がテレビに登場すると再結成への期待が高まりますが、現段階では同窓会的な共演として理解するのが適切です。
【吉本天然素材メンバーの現在】2026年最新の活動を紹介

吉本天然素材の魅力は、メンバーが解散後もそれぞれ異なる分野で存在感を発揮してきたことです。
ここでは、2026年11月時点で確認できる活動やキャリアを紹介します。
1. 岡村隆史:テレビ・ラジオで活躍するナインティナインのボケ担当
生年月日:1970年7月3日
所属:吉本興業
主な活動:テレビ・ラジオ・映画
天然素材時代からダンスを得意としていた岡村隆史は、解散後にナインティナインとして全国区の人気を獲得しました。
代表的な活動には次のようなものがあります。
- 『ぐるぐるナインティナイン』
- 『チコちゃんに叱られる!』
- 『東野・岡村の旅猿』
- 『ナインティナインのオールナイトニッポン』
2026年もテレビやラジオで活動を続けています。
ラジオについては、2026年11月から『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』を再び単独で担当することになりました。
2. 矢部浩之:MCとしての存在感と新たなラジオ活動
生年月日:1971年10月23日
所属:吉本興業
主な活動:テレビ・ラジオ・スポーツ関連
矢部浩之は、ナインティナインのツッコミとしてだけでなく、番組の進行役やMCとしても活躍してきました。
2026年の大きなニュースは、長年担当してきたラジオ番組の体制変更です。
2026年10月29日の放送をもって、矢部は『ナインティナインのオールナイトニッポン』を卒業しました。
一方、岡村は11月5日から単独で番組を継続。矢部は12月12日から新番組『ナインティナイン矢部浩之 オモテのラジオ』をスタートする予定です。
これはラジオ番組の担当体制の変更であり、ナインティナインのコンビ解散を意味するものではありません。
3. 蛍原徹:『アメトーーク!』などで活躍するMC
生年月日:1968年1月8日
所属:吉本興業
主な活動:バラエティ番組・司会
蛍原徹は、2021年8月17日に雨上がり決死隊が解散した後も、吉本興業所属のまま芸能活動を続けています。
代表的な仕事は『アメトーーク!』のMCです。
ほかにも『世界の何だコレ!?ミステリー』などのテレビ番組に出演し、安定した進行力を生かした活動を続けています。
2026年11月にもテレビ番組への出演予定が確認できます。
4. 宮迫博之:YouTubeや飲食事業など幅広い分野へ
生年月日:1970年3月31日
主な活動:YouTube・音楽・事業
宮迫博之は、2019年に吉本興業とのマネジメント契約を解消。その後は自身のYouTubeチャンネル「宮迫ですッ!」を中心に活動してきました。
雨上がり決死隊の解散後も、YouTubeでの発信や音楽活動、飲食事業など、複数の分野に活動の幅を広げています。
2026年11月には、自身のチャンネルで新たな飲食プロジェクトの始動を告知するなど、芸人としてテレビに出演していた時代とは異なる活動スタイルを見せています。
5. 原西孝幸・藤本敏史:FUJIWARAとして2026年も活動
原西孝幸・藤本敏史
主な活動:バラエティ・ライブ
FUJIWARAは、天然素材の解散後もコンビとして活動を続けています。
原西孝幸は独特なギャグや身体能力を生かした笑い、藤本敏史はツッコミやガヤを得意とし、テレビバラエティで存在感を発揮してきました。
2026年には、1997年以来となる29年ぶりの単独ライブ『FUJIWARAの超ヒーローショー』を開催しました。
公演日は大阪が4月5日、東京が4月28日。徳井義実、山内健司、ニューヨーク、ニッポンの社長、空気階段、ダウ90000といった後輩芸人たちが新作ネタを書き下ろす企画も話題になりました。
長い芸歴を重ねた2人が、改めてライブに力を入れる姿は、天然素材時代から続く芸人としての挑戦を感じさせます。
6. バッファロー吾郎A・竹若元博:舞台や個人活動を継続
バッファロー吾郎A(木村明浩)・竹若元博
バッファロー吾郎は、天然素材の中でも独自の笑いを追求してきたコンビです。
竹若元博は舞台活動やゲーム関連の番組などでも活動し、木村明浩はバッファロー吾郎Aの芸名で知られています。
2010年にはコンビ結成20周年記念の舞台に元天然素材メンバーが参加し、ナインティナインとも約10年ぶりに舞台で共演しました。
当時の仲間とのつながりが続いていたことを示すエピソードです。
7. 宮川大輔:テレビの人気タレントとして活躍
生年月日:1972年9月16日
所属:吉本興業
主な活動:バラエティ・ロケ番組
チュパチャップス解散後の宮川大輔は、テレビタレントとして大きく飛躍しました。
代表的な出演番組は次のとおりです。
- 『世界の果てまでイッテQ!』
- 『満天青空レストラン』
- 『博士は今日も嫉妬する 人生が楽しくなる最新テクノロジー』
特に『世界の果てまでイッテQ!』では、体当たりの企画やリアクションで人気を集めています。
2026年11月初旬の番組表にも複数の出演予定が掲載されています。
8. 星田英利:俳優としても存在感を発揮
生年月日:1971年8月6日
所属:吉本興業
主な活動:俳優・舞台
星田英利は、かつて「ほっしゃん。」の芸名で活動していました。
2005年にはR-1ぐらんぷりで優勝。その後は俳優としての活動も本格化しています。
代表的な出演作には、NHK連続テレビ小説『カーネーション』『まれ』『おちょやん』、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』などがあります。
映画では2024年公開の『身代わり忠臣蔵』にも出演しました。
芸人として培った表現力を生かし、映像作品や舞台で幅広い役柄に挑戦しています。
9. へびいちご:島川学・高橋智の現在
島川学・高橋智
主な活動:お笑い・劇場関連
へびいちごは、天然素材の中でも比較的メディア露出が少ないコンビですが、2024年の『マルコポロリ!』同窓会企画では2人そろって出演しました。
島川学と高橋智は、吉本興業のタレントプロフィールにも掲載されています。
テレビの露出量だけでメンバーの活動を判断すると、天然素材出身者の現在を正しく把握できません。劇場や個々の芸人としての活動も含めて見る必要があります。
【プロの結論】吉本天然素材が1990年代のお笑い界に残した功績
吉本天然素材の歴史を振り返ると、単に人気芸人が集まった懐かしいユニットという説明だけでは足りません。
その功績は、お笑い芸人をグループとしてプロデュースし、テレビ・舞台・ダンスを横断するエンターテインメントに発展させたことにあります。
功績1:芸人のアイドル的な売り出し方を確立した
それまでのお笑い芸人は、漫才やコントの面白さを中心に評価される傾向がありました。
天然素材は、そこにダンスやグループとしての演出を加えました。
芸人の個性を保ちながら、ユニット全体を一つのブランドとして売り出す手法は、その後の若手芸人のプロデュースにも通じるものがあります。
功績2:メンバーの個性を全国区の人気へつなげた
天然素材の出身者には、後にテレビ番組の司会やレギュラー出演者として活躍した芸人が数多くいます。
特にナインティナイン、雨上がり決死隊、FUJIWARA、宮川大輔などは、それぞれ異なる持ち味で人気を獲得しました。
同じユニットに所属していた芸人が、その後は別々のジャンルで活躍したことも興味深い点です。
功績3:解散後も同窓会が成立する関係性を残した
2012年と2024年の再集結は、天然素材が単なる一時的な企画ではなかったことを示しています。
全員が同じ仕事を続けているわけではなく、コンビの解散や所属環境の変化もあります。それでも、同じ時代を過ごした芸人たちが集まれば、当時の関係性が話題になります。
この点に、天然素材というユニットの文化的な価値があります。
当時の天然素材を知りたい人におすすめの判断基準
- 当時のダンスやグループコントを見たい人:2014年発売の公式DVDが有力な映像資料です。
- メンバー同士の関係を知りたい人:2012年の100周年イベントや2024年の『マルコポロリ!』が参考になります。
- 現在の活躍を知りたい人:ユニット単位ではなく、各コンビ・個人の公式プロフィールや出演番組を確認するのが確実です。
懐かしさだけでなく、当時の芸能界の構造や若手芸人の成長過程を知りたい人にも、吉本天然素材は興味深い題材です。
【吉本天然素材に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:吉本天然素材のメンバーは全部で何人ですか?
A1:中心となったメンバーは6組12人です。ナインティナイン、雨上がり決死隊、FUJIWARA、バッファロー吾郎、チュパチャップス、へびいちごの各コンビで構成されていました。初期にはぜんじろうやTEAM-0なども関係しています。
Q2:吉本天然素材はなぜ解散したのですか?
A2:メンバーの東京進出や個別活動の拡大、ユニットとしての人気の変化、アイドル的な活動への葛藤など、複数の事情が重なったためです。1999年にユニットとしての活動を終えました。
Q3:吉本天然素材は2026年に再結成していますか?
A3:2026年11月現在、正式な再結成や定期的なユニット活動は確認されていません。2012年の吉本興業創業100周年イベントや2024年の『マルコポロリ!』では、一部メンバーが再集結しています。
まとめ:吉本天然素材は今も語り継がれる伝説のユニット
吉本天然素材は、1991年9月に誕生した、ダンスとお笑いを融合させた革新的な芸人ユニットでした。ナインティナインや雨上がり決死隊、FUJIWARAなど、後に全国的な人気を獲得する芸人たちが参加し、1990年代のお笑い界に大きな足跡を残しました。
1999年にユニットとしての活動を終えた後も、2012年の吉本興業創業100周年イベントや2024年の『マルコポロリ!』で再集結。2026年現在は、それぞれがテレビ、ラジオ、舞台、映画、YouTubeなど異なる分野で活動しています。
特に注目したいのは、ナインティナインやFUJIWARAのように現在もコンビとして活動する芸人がいる一方、雨上がり決死隊やチュパチャップスのようにコンビ自体は解散していても、個人として活躍するメンバーがいることです。
吉本天然素材は、過去の人気だけで語るには惜しいユニットです。1990年代のテレビ文化を知る手がかりであり、現在のお笑い界を支える芸人たちの原点の一つでもあります。今後も同窓会企画や懐かしい映像を通じて、その存在が語り継がれていくことになりそうです。