2026年のYouTubeの動きを理解するうえで重要なのが、9月23日に開催された年次イベント「Made on YouTube 2026」です。
YouTubeはこのイベントで、視聴者のコンテンツ発見、AIを活用した動画制作、ライブ配信、ファンとの交流など、30以上の新機能・改善を発表しました。
単なる画面デザインの変更ではなく、動画を見つける方法から制作・収益化まで、プラットフォーム全体を見直す内容です。
2026年に注目したい主なアップデート
1. カスタムフィードによるホーム画面の個人最適化
2. Ask YouTubeによる対話型AI検索
3. Shortsのシーズン・エピソード機能
4. YouTube StudioのAI分析・サムネイル生成
5. 日本向けジュエル・ギフト機能の導入
6. ハイプ機能の拡張と応援方法の多様化
7. ライブ配信のリハーサルモードやClear Screenモード
特に大きな変化は、YouTubeが動画を単純に並べるサービスから、ユーザーの目的や気分に応じてコンテンツを提案するサービスへ進化している点です。
【視聴者向け新機能】カスタムフィードとAsk YouTubeの使い方

視聴者にとって注目度が高いのは、カスタムフィードとAsk YouTubeです。
どちらも動画を探す手間を減らす機能ですが、役割は異なります。
1. カスタムフィードでホーム画面を自分好みに変更
カスタムフィードは、自然な文章で見たい動画のジャンルや雰囲気を指定し、専用のおすすめフィードを作成できる機能です。
例えば、次のような指示を入力できます。
- 「通勤中に聞ける30分程度のポッドキャスト」
- 「夜にゆっくり見られる長編ドキュメンタリー」
- 「初心者向けのDIY動画」
- 「新しい料理系クリエイターを発見したい」
作成したフィードはホーム画面上部に保存でき、複数のテーマを使い分けられます。おすすめ動画も自動的に更新されます。
カスタムフィードの基本的な使い方
1. YouTubeアプリを開いてホーム画面に移動する。
2. 上部のフィード欄にある「+」をタップする。
3. 見たい動画のテーマや条件を文章で入力する。
4. 生成されたフィードを確認する。
5. 気に入ったフィードを保存して利用する。
ただし、2026年11月2日時点のYouTubeヘルプセンターでは、利用条件は米国内・英語での提供となっています。
利用するには、YouTubeアカウントへのログイン、視聴履歴と検索履歴の有効化、端末言語の英語設定が必要です。
日本語環境の日本国内ユーザーに対する正式提供は、まだ確認できません。
2. Ask YouTubeはAIに質問して動画を探す新しい検索機能
Ask YouTubeは、従来のキーワード検索を対話型AIによって拡張する機能です。
従来の検索では「おすすめの旅行先」「スマートフォン比較」といった単語を入力し、表示された動画を一つずつ確認する必要がありました。
Ask YouTubeでは、より具体的な質問を文章で入力できます。
例えば、
- 「初心者でも楽しめるキャンプ場を紹介して」
- 「価格とカメラ性能を比較してスマートフォンを選びたい」
- 「自宅でできる簡単な筋トレを教えて」
- 「このテーマを詳しく解説している動画を探して」
といった質問が可能です。
回答には、長尺動画、Shorts、テキスト情報などが組み合わされ、関連する動画の一部が提示される場合もあります。
加えて、最初の回答に対して追加質問をすることで、検索結果を絞り込めます。
Ask YouTubeの提供時期
- 2026年5月19日: Google I/Oで対話型検索を発表。
- 2026年5月: 米国の18歳以上のPremium会員を対象に初期提供。
- 2026年10月12日: 米国のウェブ・モバイル・テレビへ提供を拡大。
11月2日時点では、米国で英語検索を対象に提供されており、世界中のユーザーが利用できる状態ではありません。
なお、YouTubeは動画の視聴ページでもAsk YouTubeを拡張する計画を発表しています。Shortsやライブ配信を見ながら、その内容について質問できる仕組みです。
編集者の注目点:
Ask YouTubeが普及すると、検索結果の上位に表示されることだけでなく、AIの回答に自分の動画が関連コンテンツとして採用されることも重要になります。
投稿者はタイトルや説明文に検索語を詰め込むだけでなく、動画内で何を説明し、どんな疑問を解決しているのかを明確にする必要があります。
【投稿者向け新機能】Shortsシリーズ化とYouTube StudioのAI編集が進化
2026年のアップデートで、動画投稿者にとって特に注目したいのがShortsのシリーズ化とYouTube StudioのAI機能です。
1. YouTube Shortsをシーズン・エピソード形式に整理
これまでShortsは、基本的に1本ずつ独立した短い動画として視聴されてきました。
新しいShortsシリーズ機能では、複数のShortsをシーズンやエピソードに分けて整理できます。
主な変更点は次のとおりです。
- 複数のShortsを一つのシリーズとしてまとめられる。
- シーズンとエピソードを設定できる。
- シリーズ専用のサムネイルを利用できる。
- エピソードを順番に連続再生できる。
- スマートフォンだけでなくテレビでも視聴できる。
YouTubeは2026年9月23日から、ウェブ・モバイル・テレビを対象にクリエイター向けの展開を開始しました。
公式発表では、2026年前半だけでYouTube上のマイクロドラマが65億回を超える再生を記録し、視聴時間も前年同期比で50%以上増加したと説明しています。
Shortsシリーズ化に向いているジャンル
| ジャンル | シリーズ構成の例 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 恋愛ドラマ | 第1話から最終話まで | 続きの視聴を促す |
| 料理 | 下準備・調理・完成 | 手順を段階的に説明 |
| 教育 | 初級・中級・上級 | 学習を継続しやすい |
| 商品レビュー | 開封・検証・比較 | 情報を体系化できる |
| 日常Vlog | 旅行1日目・2日目 | 物語性を高める |
特に、続きが気になるストーリー形式の動画との相性がよい機能です。
投稿者は単発動画の再生数だけでなく、シリーズ全体を通じた視聴者の定着を考えられます。
2. YouTube StudioのAI編集・分析機能
YouTube Studioも、動画投稿後の数値を確認するだけの管理ツールから、制作を支援する機能へと拡張されています。
2026年9月の発表では、主に次の機能が紹介されました。
① AIによる動画のフィードバック
公開前の動画を分析し、構成やテンポ、ストーリー展開などについて改善案を提示します。
自分では気づきにくい冗長な部分や、視聴者が離れやすい構成を見直す手掛かりになります。
② チャンネルに合わせたサムネイル生成
チャンネルのスタイルや動画の内容に合わせて、サムネイルを作成する機能です。
毎回デザインを一から考える負担を減らせます。
③ ダイナミックサムネイル
複数のサムネイル候補を異なる視聴者層に提示し、効果を検証する仕組みです。
発表された機能では、最大3種類の候補を利用できます。
④ 動画そのもののA/Bテスト
従来のタイトルやサムネイルだけでなく、動画の編集バージョンを最大3種類比較する機能も発表されました。
冒頭の見せ方や構成の違いが、視聴者の反応にどう影響するかを検証できるようになります。
3. Geminiを活用した対話型AI編集は2027年開始予定
もう一つの注目機能が、Geminiを組み込んだ対話型編集アシスタントです。
動画素材を選び、自然な文章で編集の希望を伝えると、AIが編集のたたき台を作成します。
例えば、
- 無音部分をカットする。
- クリップの順番を変更する。
- 音楽のリズムに合わせて映像を編集する。
- テロップを追加する。
- 動画のテンポを改善する。
といった作業を会話形式で進められます。
重要なのは、AIに編集をすべて任せる必要がないことです。提案を受けた後でも、手動でタイムラインを調整できます。
ただし、この対話型編集機能は2026年11月時点で発表段階です。
YouTubeのクリエイター向け案内では、2027年初頭からAndroid・iPhone向けに世界展開を開始する予定とされています。2026年中に全員が使える機能ではありません。
【日本で使える応援機能】ギフト・ジュエル・ハイプの仕組み
日本のクリエイターにとって見逃せないのが、2026年7月27日にYouTubeが発表したジュエル・ギフトの導入とハイプ機能の拡張です。
これらは、視聴者が好きなクリエイターを応援する仕組みを増やし、ライブ配信や動画を通じたファンとの交流を促進するものです。
1. ギフト機能とは?
ギフトは、ライブ配信中に視聴者がクリエイターへ送信できるアニメーション付きのバーチャルアイテムです。
縦型・横型のライブ配信に対応し、贈られたギフトは配信画面に重ねて表示されます。
従来のSuper Chatなどとは異なり、視覚的なリアクションによって応援の気持ちを伝えられる点が特徴です。
2. ジュエルとルビーの関係
ジュエルとルビーは、役割が異なります。
ジュエル(Jewels)
視聴者が購入し、ギフトや追加のハイプに使用するバーチャルアイテム。
ルビー(Rubies)
視聴者からギフトを受け取った対象クリエイター側の収益を表す単位。
仕組みを整理すると、次のようになります。
1. 視聴者がジュエルを購入する。
2. ライブ配信中に好きなギフトを選択する。
3. 必要なジュエルを消費して送信する。
4. ギフトが配信画面に表示される。
5. 対象クリエイターがルビーを獲得する。
ジュエルは購入時から180日経過すると有効期限を迎えるため、購入後の管理にも注意が必要です。
3. 日本独自のギフトデザインにも注目
日本向けのギフトには、国内文化を意識したデザインが用意されています。
YouTube公式発表では、夏祭りを連想させるかき氷やラムネなどが紹介されました。
視聴者が海外向けの一般的なバーチャルアイテムではなく、日本らしい表現で応援できる点も特徴です。
4. ハイプ機能の仕組み
ハイプは、成長途中のクリエイターを視聴者が応援する機能です。
対象となる動画にハイプを送るとポイントが加算され、ランキング上位に掲載される可能性が高まります。
基本的な条件は次のとおりです。
- 対象クリエイターはYouTubeパートナープログラム参加者。
- チャンネル登録者数は500人以上50万人以下。
- 対象動画は公開から7日以内の長尺動画。
- 視聴者は週3回まで無料でハイプできる。
- 登録者数が少ないクリエイターほどボーナスポイントが大きい。
ランキングは視聴者ごとに個別化されず、同じ国のユーザーには共通のランキングが表示されます。
加えて、ジュエルを利用した追加ハイプも導入されています。日本を含む対象地域では、無料分を使った後もジュエルを消費することで追加の応援ができます。
ギフト・ジュエル・ハイプの違い
| 機能 | 主な用途 | 利用するタイミング |
|---|---|---|
| ギフト | 配信中のリアクション・応援 | ライブ配信中 |
| ジュエル | ギフトや追加ハイプの購入・利用 | 必要に応じて |
| ルビー | クリエイター側の収益管理 | ギフト受領後 |
| ハイプ | 動画のランキング上昇を応援 | 動画公開後7日以内 |
投稿者側の注意点
ギフト機能は、対象クリエイターがYouTube Studioの収益化タブから有効にする必要があります。
また、ギフトに対応しない配信もあります。年齢制限付き、限定公開、非公開、子ども向けなどの動画や、ライブチャット・コメントが無効になっている配信では利用できません。
ギフトを有効にすると、縦型・横型ライブ配信中のSuper Stickersが利用できなくなる点も覚えておきたいところです。
【提供地域・開始時期一覧】2026年11月時点で日本でも使える?
新機能を調べる際に注意したいのが、発表日と実際の提供開始日は必ずしも一致しないことです。
2026年11月2日時点の情報を整理すると、次のようになります。
特に日本の視聴者が注目したいのは、ギフト・ジュエル・ハイプは国内向けの展開が発表されている一方、カスタムフィードやAsk YouTubeは米国先行という違いです。
米国で提供が始まったというニュースを見て、日本でもすぐに使えると考えるのは早計です。
【ライブ配信と視聴画面】リハーサルモード・Clear Screenの変更点
1. Live Practice Modeで配信前に練習できる
ライブ配信に慣れていない人にとって、配信開始ボタンを押す瞬間は緊張するものです。
そこで導入されたのがLive Practice Modeです。
配信を公開する前に、非公開の練習環境で設定や操作を試せます。
具体的には、
- カメラやマイクの設定確認
- 配信画面の構成確認
- チャットや視聴者との交流方法の練習
- 配信内容や進行の確認
などができます。
利用方法
1. YouTubeアプリを開く。
2. 「作成」から「ライブ配信」を選ぶ。
3. 「次へ」の下にあるPractice Modeを選択する。
4. 非公開の環境で配信を練習する。
5. 準備ができたら「Go Live」を選択する。
練習モードには実際の視聴者は参加しません。準備ができれば、そのまま本番配信に移行できます。
なお、現時点ではモバイルライブ配信向けの機能で、すべてのクリエイターへの展開が進められています。
2. Clear ScreenモードでShortsをすっきり視聴
2026年6月25日に発表されたClear Screenモードは、Shortsの視聴画面からアイコンやテキストなどの表示を一時的に隠す機能です。
動画を視聴しているとき、画面上にはコメントや各種操作ボタンなどが表示されます。
Clear Screenでは、こうした表示を減らして映像そのものに集中できます。
YouTubeはShortsの視聴体験を改善する一連の変更として、次の機能も発表しました。
- Shortsの再生速度を最大2倍に変更。
- 画面をタップして一時停止した後、ミュートを設定。
- Shortsタイマーの調整。
- フィードを調整するための「興味なし」「このチャンネルをおすすめに表示しない」の活用。
特にClear Screenは、字幕や操作表示が映像を隠してしまうと感じる人に便利な機能です。
3. ライブ配信にも国際化・コラボ機能が追加予定
2026年9月23日のMade on YouTubeでは、ライブ配信関連の新機能も発表されました。
注目したいのは以下の3つです。
Live自動吹き替え
配信者の発言をリアルタイムで別の言語に変換し、海外の視聴者にも届ける機能です。
2027年初頭から試験導入を開始する予定とされています。日本語への対応開始日は公表されていません。
Go Live Togetherのマッチング拡張
現在配信中のクリエイターを探したり、YouTube側のマッチングによって新しい配信相手を見つけたりできる仕組みです。
2027年初頭の開始予定です。
Live Showdown
複数のクリエイターが共同配信中に対戦形式の企画を実施し、視聴者がチャットやギフト、Super Chatなどで応援する機能です。
こちらも2027年に導入予定とされています。
【視聴回数と収益化】2026年8月24日の変更は何が違う?
2026年のアップデートで、投稿者が特に注意したいのが視聴回数の集計方法です。
YouTubeは2026年8月24日から、Shortsだけでなく長尺動画、ポッドキャスト、ライブ配信を含め、再生開始時点から視聴回数をカウントする方式に統一しました。
1. 視聴回数は最初のフレームからカウント
従来は動画の形式によって視聴回数の集計方法が異なっていました。
今回の変更では、動画が再生を開始した時点で公開視聴回数に反映されます。
例えば、ホーム画面で動画が自動再生された場合も、再生開始によって視聴回数にカウントされる可能性があります。
ただし、サムネイルが画面に表示されただけで再生されていない場合は、視聴回数にはなりません。
2. 「視聴回数」と「エンゲージビュー」は別の指標
今回の変更で最も誤解しやすいのが、この2つの違いです。
| 指標 | 意味 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 視聴回数 | 動画が再生を開始した回数 | 公開される再生規模 |
| エンゲージビュー | 視聴者が最初の数秒を超えて視聴した回数など | 実際の視聴状況・収益化関連 |
| 視聴時間 | 視聴された時間の合計 | 動画への関心や分析 |
| インプレッション | サムネイルが表示された回数 | 動画の露出状況 |
従来の視聴回数に相当する指標は、現在「エンゲージビュー」と呼ばれています。
YouTube公式の説明では、収益化やパートナープログラムの対象となる視聴実績について、エンゲージビューや適格視聴時間などを引き続き利用するとしています。
また、クリック率や平均視聴時間、視聴者維持率などの主要な分析指標も、従来どおりエンゲージビューを基準としています。
3. 再生回数が増えても収益が増えるとは限らない
今回の変更によって、公開される視聴回数が以前より増えるチャンネルも考えられます。
しかし、数字が増えたからといって広告収益も同じ割合で増えるわけではありません。
例えば、Shortsの公開視聴回数が大きく伸びても、エンゲージビューが同じ割合で増えていなければ、収益化の評価は異なります。
投稿者は、公開視聴回数だけでなく、次の項目を確認することが大切です。
- エンゲージビュー
- 平均視聴時間
- 視聴者維持率
- 視聴者が動画を最後まで見た割合
- 収益化対象となる視聴実績
4. 2027年2月1日からYouTubeパートナープログラムの基準も変更
2026年8月10日、YouTubeはYouTubeパートナープログラム(YPP)の収益化制度について、2027年に向けた大きな変更を発表しました。
特に重要なのは、広告・Premium収益の対象となる新規参加者の条件変更です。
2027年2月1日からの新規参加基準
長尺動画の場合8,000時間
過去365日間の適格視聴時間
Shortsの場合2,000万回
過去90日間の適格Shorts視聴回数
加えて、Shortsの広告・サブスクリプション収益分配についても変更が発表されています。
2027年2月1日以降は、過去90日間に1,000万回の適格Shorts視聴回数を持つクリエイターが、Shortsの広告・サブスクリプション収益分配の対象となる仕組みです。
この基準を下回った場合も、YPPから自動的に脱退するわけではありません。長尺動画の収益化は継続でき、Shortsの収益分配は再び基準を満たすと再開する仕組みです。
なお、ファンファンディングやショッピング機能の参加基準は変更しないとYouTubeは説明しています。
収益化で確認したいもう一つの変更:適格視聴実績
YouTubeは2026年8月12日、YPPの審査に使われる適格視聴時間・適格Shorts視聴回数についても説明しています。
長尺動画の適格視聴時間には、公開されている長尺動画やアーカイブ済みのライブ配信などが対象になります。
一方、Shortsの適格視聴回数は、公開Shortsのエンゲージビューが基準です。
非公開動画、限定公開動画、削除済み動画、広告として視聴された動画などは、対象外になる場合があります。
プロの結論:
2026年のYouTube収益化で重要なのは、単純な再生回数の最大化ではありません。
長尺動画とShortsのどちらで視聴者を獲得するのか、どの視聴実績が収益化条件に結び付くのかを分けて管理することです。
Shortsだけに依存しているチャンネルは、2027年の制度変更を見据えて、長尺動画やファンとの交流を含めた収益構造を整える必要があります。
【YouTube最新アップデート】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のYouTubeアップデートで最も注目される新機能は何ですか?
A1:視聴者向けではAsk YouTubeとカスタムフィード、投稿者向けではShortsシリーズ化とYouTube StudioのAI支援機能が注目です。日本のクリエイターにとってはジュエル・ギフト・ハイプの導入も大きな変更です。
Q2:カスタムフィードは日本でも利用できますか?
A2:2026年11月2日時点では、公式ヘルプセンターが案内している提供地域は米国です。英語設定や視聴履歴の有効化などの条件もあるため、日本国内での一般提供は確認できていません。
Q3:Ask YouTubeは日本語で使えますか?
A3:現時点で公式ヘルプが案内する利用対象は米国の英語検索ユーザーです。日本語での正式提供開始日は発表されていません。
Q4:Shortsのシリーズ化は誰でも使えますか?
A4:2026年9月23日からクリエイター向けの展開が始まっています。ウェブ、モバイル、テレビに対応する機能ですが、実際の利用可否はアカウントへの展開状況を確認してください。
Q5:ジュエルを購入するとクリエイターに直接お金を送れますか?
A5:ジュエルはギフトなどに使用するバーチャルアイテムです。視聴者がギフトを送ると、対象クリエイターはルビーを獲得します。ただし、ジュエル自体はクリエイターへの直接送金手段ではありません。
Q6:2026年8月24日の視聴回数変更で広告収益は増えますか?
A6:公開視聴回数の集計方法が変わっただけで、広告収益の計算方法が同じ割合で増えるわけではありません。エンゲージビューや適格視聴実績を確認する必要があります。
Q7:2027年の収益化基準変更で現在収益化しているチャンネルも対象外になりますか?
A7:新規参加者向けのYPP参加基準変更は、既存参加者には適用されません。ただし、Shortsの広告・サブスクリプション収益分配には、2027年2月1日から過去90日間の適格Shorts視聴回数1,000万回という新基準が発表されています。
まとめ:2026年のYouTubeは視聴・制作・収益化のすべてが変わる
2026年のYouTubeアップデートを整理すると、大きな変化は3つの方向に分けられます。
1つ目は、視聴体験の個人最適化です。
カスタムフィードやAsk YouTubeによって、視聴者は自分の興味や目的に合った動画を発見しやすくなります。ただし、日本では米国先行機能の提供開始を待つ必要があります。
2つ目は、AIによる動画制作の効率化です。
Shortsのシリーズ化やYouTube StudioのAI支援によって、動画の企画・編集・分析を効率化できます。特に対話型AI編集は2027年初頭の展開が予定されており、今後の制作環境を変える可能性があります。
3つ目は、クリエイターの収益構造の変化です。
日本向けのジュエル・ギフト・ハイプは、視聴者との関係を深める新しい仕組みです。一方、2027年2月のYPP制度変更を見据え、視聴回数だけに頼らないチャンネル運営も求められます。
今後のYouTube運営では、次の判断基準を意識するとよいでしょう。
- 視聴者は、利用できる新機能を使って動画を効率的に探す。
- 投稿者は、ShortsシリーズやAI編集を制作戦略に取り入れる。
- ライブ配信者は、ギフトやハイプを活用してファンとの交流を深める。
- 収益化を目指す人は、公開視聴回数とエンゲージビューを区別する。
- すべての利用者は、日本での提供開始時期と米国先行機能を区別する。
YouTubeの2026年アップデートは、単なる便利機能の追加ではありません。視聴者が動画を見つける仕組みと、クリエイターが動画を制作して収益につなげる仕組みの両方を変える転換点です。
今後は、機能を早く使うことだけでなく、それぞれの機能が自分の視聴スタイルやチャンネル運営にどのような価値をもたらすのかを見極めることが大切です。