2026年11月現在、青山学院大学の箱根駅伝における最新の開催済み大会は、2026年1月2日・3日に行われた第102回東京箱根間往復大学駅伝競走です。青学は総合タイム10時間37分34秒の大会新記録で優勝し、3年連続9回目の総合優勝を達成。史上初となる2度目の3連覇という歴史的な結果を残しました。
第102回大会では、エントリーされた16名のうち実際に箱根路を走ったのは10名です。黒田朝日の5区区間新記録、塩出翔太の8区区間新記録、佐藤有一の9区区間賞など、各選手が見せた活躍も大きな注目を集めました。ここでは、16名全員の学年・出身高校・公認最高タイム、実際の区間配置、当日変更、原晋監督の采配まで整理します。
【2026年最新】青山学院大学の箱根駅伝メンバー16名と実際に走った10名

第102回箱根駅伝に向けて青山学院大学が発表したエントリーメンバーは16名です。2025年12月11日に大学公式サイトで公表され、原晋監督と黒田朝日主将を中心に大会への準備が進められました。
その16名から最終的に選ばれた出走メンバーは、以下の10名です。
- 1区:小河原陽琉(2年)
- 2区:飯田翔大(2年)
- 3区:宇田川瞬矢(4年)
- 4区:平松享祐(3年)
- 5区:黒田朝日(4年)
- 6区:石川浩輝(1年)
- 7区:佐藤愛斗(2年)
- 8区:塩出翔太(4年)
- 9区:佐藤有一(4年)
- 10区:折田壮太(2年)
注目したいのは、4年生だけでなく、2年生や1年生も主要区間を任されている点です。特に6区の石川浩輝は1年生ながら山下りを担当し、区間3位という好成績を残しました。
また、2年生の小河原陽琉と飯田翔大も、それぞれ1区・2区という往路序盤の重要区間を担当。青学の選手層の厚さが表れた区間配置でした。
なお、16名の登録と10名の出走は別の情報です。大会前の区間エントリーから当日変更が行われているため、登録メンバーだけを見ても実際の走者は分かりません。日本テレビの第102回大会選手紹介と青山学院大学の大会結果発表を照合すると、最終的な10区間の配置が確認できます。
【完全一覧】16名の学年・出身高校・10000m自己ベストと当日変更
ここでは第102回大会のエントリー16名について、学年、出身高校、公認最高タイム、最終的な出走状況をまとめました。
タイムは日本テレビの第102回大会出場選手紹介に掲載された公認最高タイムです。石川浩輝と松田祐真については同ページに5000mの記録が掲載されており、10000mの記録とは区別しています。
| 選手名 | 学年・出身高校 | 公認最高タイム | 第102回の結果・状況 |
|---|---|---|---|
| 小河原陽琉 | 2年・八千代松陰 | 10000m 28分37秒01 | 1区・16位 |
| 飯田翔大 | 2年・出水中央 | 10000m 27分51秒51 | 2区・10位 |
| 宇田川瞬矢 | 4年・東農大三 | 10000m 27分49秒90 | 3区・7位 |
| 平松享祐 | 3年・中部大一 | 10000m 28分25秒01 | 4区・3位 |
| 黒田朝日 | 4年・玉野光南 | 10000m 27分37秒62 | 5区・1位、区間新 |
| 石川浩輝 | 1年・佐久長聖 | 5000m 13分48秒21 | 6区・3位 |
| 佐藤愛斗 | 2年・小林 | 10000m 27分55秒93 | 7区・3位 |
| 塩出翔太 | 4年・世羅 | 10000m 28分55秒81 | 8区・1位、区間新 |
| 佐藤有一 | 4年・拓大一 | 10000m 28分07秒75 | 9区・1位、区間賞 |
| 折田壮太 | 2年・須磨学園 | 10000m 27分43秒92 | 10区・2位 |
| 荒巻朋熙 | 4年・大牟田 | 10000m 28分08秒26 | 当初1区・当日変更OUT |
| 上野山拳士朗 | 1年・和歌山北 | 10000m 28分20秒82 | 当初2区・当日変更OUT |
| 松田祐真 | 1年・大牟田 | 5000m 13分58秒60 | 当初5区・当日変更OUT |
| 鳥井健太 | 3年・清風 | 10000m 28分10秒02 | 補欠・出走なし |
| 中村海斗 | 3年・世羅 | 10000m 28分49秒40 | 補欠・出走なし |
| 遠藤大成 | 2年・佐久長聖 | 10000m 28分39秒12 | 補欠・出走なし |
出身高校と公認最高タイムは日本テレビの第102回大会選手紹介、16名の登録は青山学院大学公式発表に基づいています。なお、石川浩輝と松田祐真の10000m記録については、同大会の選手紹介に掲載がありません。
この一覧から分かるのは、青学が4年生の主力だけに依存していないことです。16名の内訳は4年生5名、3年生3名、2年生5名、1年生3名。各学年に戦力を配置し、複数の選手が出走できる体制を整えていました。
当日変更で出走した3名は誰?
第102回大会では、当初の区間エントリーから3か所で選手変更が行われました。
- 1区:荒巻朋熙から小河原陽琉へ変更
- 2区:上野山拳士朗から飯田翔大へ変更
- 5区:松田祐真から黒田朝日へ変更
つまり、当初の区間エントリーから外れたのは荒巻朋熙、上野山拳士朗、松田祐真の3名です。一方、補欠登録から実際に出走したのは小河原陽琉、飯田翔大、黒田朝日の3名でした。
当初の補欠6名のうち、鳥井健太、中村海斗、遠藤大成は最終的に出走していません。この3名と、当日変更で走った3名を合わせて、当初の補欠登録6名となります。
この区別は、青学の補欠選手一覧を調べる際に押さえておきたいポイントです。補欠に登録された選手全員が当日も補欠だったわけではありません。
【注目選手を解説】黒田朝日・塩出翔太・佐藤有一の箱根駅伝成績
第102回大会の青学を語るうえで欠かせないのが、5区の黒田朝日、8区の塩出翔太、9区の佐藤有一です。3人はそれぞれ異なる形でチームの総合優勝に貢献しました。
黒田朝日|5区で1時間7分16秒の区間新記録
黒田朝日は地球社会共生学部4年で、2026年大会では主将を務めました。出身高校は岡山県の玉野光南高校です。
第102回大会では当初の補欠登録から5区に起用され、箱根の山上りで圧倒的な走りを披露しました。記録は1時間7分16秒。従来の区間記録を大幅に更新する区間新記録です。
加えて、区間賞に加え、最優秀選手賞に当たる金栗四三杯と大会最優秀選手賞(MVP)も獲得しました。
黒田の強みは、単に走力が高いことだけではありません。過去の箱根駅伝では2区を経験し、2年時には区間賞、3年時には区間新記録を達成しています。平地の主要区間と山上りの双方で実績を残したことが、5区への配置を可能にした背景にあります。
5区で結果を出すためには、持久力に加えて上り坂への適応力やペース配分が欠かせません。黒田はその難しい条件を高い水準で満たし、第102回大会の象徴的な選手となりました。
塩出翔太|8区で3年連続の区間賞、そして区間新
塩出翔太は教育人間科学部4年。広島県の世羅高校出身です。
2026年大会では8区を担当し、1時間3分45秒で区間新記録を樹立しました。第100回、第101回に続いて8区を走り、3年連続で区間賞を獲得するという際立った実績を残しています。
同じ区間を3年続けて任されることは、選手にとってコースへの理解を深められる利点があります。アップダウンや給水地点、ペースの変化などを経験として蓄積できるためです。
青山学院大学の優勝報告会で塩出は、3年連続で8区を任されたことに触れ、区間賞と区間新を目標にしていたと振り返りました。また、同期の皆渡星七さんへの思いにも言及しています。
4年間の学生駅伝を締めくくる走りとしても、強い印象を残した区間でした。
佐藤有一|最後の箱根駅伝で9区区間賞
佐藤有一は文学部史学科4年で、東京都の拓大一高校出身です。
第102回大会では9区を担当し、1時間7分38秒で区間1位を記録しました。初めての箱根駅伝が学生最後の大会となるなか、見事に区間賞を獲得しています。
9区は復路の重要区間で、戸塚から鶴見までの23.1kmを走ります。10区へ襷をつなぐ前の長距離区間であり、終盤の総合順位を安定させる意味でも大切な役割を担います。
佐藤は大学公式の優勝報告会で、最初で最後の箱根駅伝で区間賞を取れた喜びと、4年間の競技生活を総合優勝で締めくくれた思いを語っています。
4区・平松享祐の走りも逆転優勝の要点
黒田、塩出、佐藤有一の3人に加えて注目したいのが、4区の平松享祐です。
平松は法学部法学科3年で、中部大学第一高校出身。第102回大会では4区を走り、1時間0分45秒で区間3位に入りました。
原晋監督は優勝報告会で、3区から4区への襷渡し時点で先頭の中央大学と3分以上の差があったことを振り返っています。そのうえで、平松の快走が逆転への手応えにつながったと説明しました。
黒田の5区だけが逆転の要因だったわけではありません。4区で流れを変え、5区で首位を奪い、復路でリードを守るという一連の働きが優勝を生み出しました。
【原晋監督のチーム戦略】1区16位から大会新記録へ導いた采配
第102回大会の青山学院大学は、決して最初から順調だったわけではありません。
1区の小河原陽琉は区間16位。序盤で大きく出遅れ、3区から4区へ襷が渡った時点では先頭の中央大学と3分以上の差がありました。
それでも原晋監督は、優勝報告会で当時の判断について次のように振り返っています。
「私は諦めておりませんでした。」
監督が評価したのは4区の平松享祐の走りでした。平松が前との差を詰めたことで、5区の黒田朝日へ勝負を託す流れが整いました。
チームスローガンは「王者の挑戦~俺が青学を勝たせる~」
第102回大会に向けたチームスローガンは、「王者の挑戦~俺が青学を勝たせる~」でした。
これは、前回大会の優勝校として守りに入るのではなく、選手一人ひとりがチームの勝利を自分の責任として捉える姿勢を表したものです。
また、原監督は大会を「輝け大作戦」と位置づけました。選手それぞれが持ち味を発揮することを重視したチームづくりです。
大会後の監督の説明によると、黒田を5区に起用した理由の一つは、レースを面白くし、ファンがワクワクする展開を生み出すことでした。実際、山上りでの大胆な起用は、区間新記録と往路優勝という結果につながりました。
青学の強さはエースだけに依存しない選手層にある
区間配置を振り返ると、青学の強さはエースの個人能力だけでは説明できません。
例えば、1年生の石川浩輝は6区で区間3位、2年生の佐藤愛斗は7区で区間3位、2年生の折田壮太は10区で区間2位を記録しています。
往路で生まれたリードを復路の選手たちが維持し、最終的に10時間37分34秒という大会新記録につなげました。
原監督の采配を考える際には、5区の黒田だけでなく、序盤の立て直しを担った平松、山下りを担当した石川、復路を安定させた塩出や佐藤有一にも注目する必要があります。
【歴代メンバーと優勝回数】青山学院大学はなぜ箱根駅伝に強いのか
青山学院大学は2015年の第91回大会で初の総合優勝を果たしました。その後、2015年から2018年まで4連覇を達成。2020年、2022年、2024年、2025年、2026年にも総合優勝しています。
第102回大会の優勝によって、通算優勝回数は9回となりました。加えて、2024年から2026年まで3年連続で優勝し、大学として2度目となる3連覇を達成しています。
青山学院大学の歴代総合優勝年度
- 2015年:第91回大会・初優勝
- 2016年:第92回大会・2回目
- 2017年:第93回大会・3回目
- 2018年:第94回大会・4回目
- 2020年:第96回大会・5回目
- 2022年:第98回大会・6回目
- 2024年:第100回大会・7回目
- 2025年:第101回大会・8回目
- 2026年:第102回大会・9回目
歴代の青学メンバーにも、箱根駅伝の記録に名を残す選手がいます。
例えば、太田蒼生は3区と4区の大学記録を保持し、野村昭夢は第101回大会で6区56分47秒の区間記録を樹立しました。中村唯翔は第98回大会の9区で1時間7分15秒を記録しています。
そして2026年には、黒田朝日が5区、塩出翔太が8区の大学記録を更新しました。青学の歴代メンバーを振り返ると、毎年の主力選手が記録を引き継ぎながら、新しい世代がさらに記録を塗り替えていることが分かります。
10000mの自己ベストから見る選手層
第102回大会の選手紹介に掲載された10000mの公認最高タイムを見ると、黒田朝日の27分37秒62、折田壮太の27分43秒92、宇田川瞬矢の27分49秒90など、27分台の選手が複数います。
飯田翔大も27分51秒51、佐藤愛斗も27分55秒93を記録しており、若い学年にも高い走力を持つ選手がそろっていました。
一方で、塩出翔太の10000m自己ベストは28分55秒81です。10000mのタイムだけで駅伝の適性や実際の走力を判断することはできません。箱根駅伝では距離適性、起伏への対応力、ペース配分、襷を受け取る位置なども結果を左右します。
塩出が8区で区間新を記録した事実は、トラックの記録だけでは測れない駅伝選手としての能力を示す好例です。
なお、ここで紹介した自己ベストは第102回大会の日本テレビ選手紹介に掲載された値であり、2026年11月時点の全選手の最新公認記録を意味するものではありません。
【よくある誤解を解消】青山学院大学箱根駅伝メンバーに関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の青山学院大学箱根駅伝メンバーは全部で何人ですか?
A1:第102回大会のエントリーメンバーは16名です。そのうち実際に出走した選手は10名で、残る6名は当初の補欠登録または当初の区間エントリーからの変更対象となりました。
Q2:2026年の箱根駅伝で当日変更された青学の選手は誰ですか?
A2:荒巻朋熙から小河原陽琉、上野山拳士朗から飯田翔大、松田祐真から黒田朝日への3か所の変更がありました。小河原、飯田、黒田の3名が補欠から出走しています。
Q3:黒田朝日は何区を走り、どんな記録を残しましたか?
A3:黒田朝日は5区を走り、1時間7分16秒の区間新記録を樹立しました。区間賞に加えて金栗四三杯と大会MVPも獲得しています。
Q4:塩出翔太と佐藤有一の2026年大会の成績は?
A4:塩出翔太は8区で1時間3分45秒の区間新記録を達成し、3年連続の区間賞を獲得しました。佐藤有一は9区で1時間7分38秒を記録し、区間賞に輝いています。
Q5:青山学院大学の箱根駅伝総合優勝は何回ですか?
A5:第102回大会終了時点で通算9回です。2015~2018年の4連覇に加え、2024~2026年にも3連覇を達成しました。
まとめ:青山学院大学の箱根駅伝メンバー2026は16名、優勝を支えたのは10名の総合力
第102回箱根駅伝における青山学院大学のエントリーメンバーは16名で、実際に出走したのは10名でした。当日変更では小河原陽琉、飯田翔大、黒田朝日の3名が補欠から起用され、最終的な区間配置が決まりました。
黒田朝日の5区区間新記録、塩出翔太の8区区間新記録、佐藤有一の9区区間賞は、2026年大会を象徴する成果です。しかし、1区16位からの立て直しや、平松享祐の4区での力走、石川浩輝ら若手選手の活躍も忘れてはなりません。
青山学院大学は10時間37分34秒の大会新記録で、3年連続9回目の総合優勝を達成しました。これは単独のエースに頼るのではなく、選手層、区間配置、当日変更、原晋監督の判断がかみ合った結果です。
青学の箱根駅伝メンバーを調べる際は、エントリー16名と実際の出走10名を区別し、当日変更後の区間配置まで確認することが大切です。歴代の優勝メンバーや区間記録と比較することで、青山学院大学が築いてきた強さと、次の世代へ引き継がれる駅伝チームの魅力も見えてきます。
主な事実確認資料
- 青山学院大学公式サイト「第102回箱根駅伝エントリーメンバー発表」
- 青山学院大学公式サイト「第102回箱根駅伝優勝報告会」
- 日本テレビ「第102回箱根駅伝 出場校・選手一覧」
- 東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト「第102回大会記録・大学別優勝回数」
- 青山学院大学陸上競技部「歴代区間記録」