2004年にTBS系で放送された青春ドラマ『オレンジデイズ』。妻夫木聡さん演じる結城櫂と、柴咲コウさん演じる萩尾沙絵を中心に、大学生たちの恋愛や友情、将来への葛藤を描いた作品です。放送から20年以上が経過した2026年現在も、ドラマの舞台を実際に訪れたいというファンにとって、ロケ地巡りは大きな楽しみの一つになっています。
なかでも注目されるのが、架空の明青学院大学として撮影に使われた東洋英和女学院大学横浜キャンパスです。そのほか、西郷山公園、織田フィールド、横浜港大さん橋国際客船ターミナル、勝山海水浴場、京急大師線の港町駅、PICA富士西湖など、印象的なシーンの撮影場所が各地に残っています。現在の所在地やアクセス、一般の見学ができるかどうか、最終回の駅に関する情報まで整理しました。
【作品の基本情報】オレンジデイズの舞台・明青学院大学は実在する?

『オレンジデイズ』は、2004年4月11日から6月20日までTBS系の日曜劇場枠で放送された全11話の連続ドラマです。脚本は北川悦吏子さん、主題歌はMr.Childrenの「Sign」。主演は妻夫木聡さんと柴咲コウさんが務めました。
物語の中心となるのは、卒業を控えた大学生たちが集まる「オレンジの会」。聴覚を失ったバイオリニストの萩尾沙絵と、福祉心理学を学ぶ結城櫂の関係を軸に、相田翔平、矢嶋啓太、小沢茜ら若者たちの恋愛や友情が描かれます。TBSの番組情報や放送ライブラリーにも、放送期間、全11話という作品情報が記録されています。
明青学院大学の正体は東洋英和女学院大学
ドラマに登場する明青学院大学は架空の大学です。そのキャンパスとして使用された場所が、神奈川県横浜市緑区三保町にある東洋英和女学院大学横浜校地です。
ロケ地情報を掲載する複数のドラマ撮影地資料では、明青学院大学のキャンパスとして同大学が挙げられています。また、撮影協力先の記録にも東洋英和女学院大学の名前があります。ドラマの大学生活を象徴する場所として、聖地巡礼で最初に候補に挙がるスポットです。
現在も大学公式サイトには横浜校地の所在地とアクセスが掲載されています。キャンパスの建物や緑豊かな敷地は、作品の雰囲気を思い出させる場所です。ただし、実際の教育施設であり、観光施設ではありません。自由に校内へ入れるわけではない点には注意が必要です。
【シーン別ロケ地一覧】大学・公園・駅・海辺の撮影場所を紹介
『オレンジデイズ』のロケ地は、神奈川や東京だけでなく、千葉県や山梨県にも広がっています。ここでは、視聴者の印象に残りやすいシーンを中心に、実際の撮影場所を紹介します。
1.東洋英和女学院大学横浜校地|明青学院大学
所在地:神奈川県横浜市緑区三保町32
主人公たちが通う明青学院大学の撮影場所です。櫂と沙絵が出会う大学生活の舞台として、作品の世界観を支えています。
アクセスは東急田園都市線の青葉台駅、またはJR横浜線の十日市場駅からバスを利用する方法が便利です。いずれも「郵便局前」バス停で下車し、徒歩約5分が目安です。大学公式のアクセス案内には、相鉄線三ツ境駅からのバス経路も掲載されています。
見学については、大学が受験生向けに事前予約制のキャンパスツアーを案内しています。2026年度も平日の個別相談・キャンパス見学が用意されていますが、一般の観光目的で自由に入構できるという意味ではありません。訪問前に大学へ問い合わせるのが確実です。
2.西郷山公園|沙絵が夕日を眺めた公園
所在地:東京都目黒区青葉台2丁目10番28号
第2話では、沙絵が夕日を眺める見晴らしのよい公園として登場します。また、第4話にも櫂と沙絵が話をする場所として登場するロケ地です。
西郷山公園は、斜面を生かした園路や展望台、落差約20メートルの人工滝が特徴です。晴れた冬の日には富士山を望めることもあります。目黒区の公式案内によると、東急東横線の代官山駅から徒歩約15分です。
現在も一般利用できる公園なので、聖地巡礼の候補として訪れやすい場所です。夕方に訪れると、ドラマで描かれた静かな雰囲気を感じやすくなります。ただし、住宅地に隣接しているため、大声での会話や長時間の場所占有は避けましょう。
3.織田フィールド|櫂と沙絵が手話で話した場所
所在地:東京都渋谷区神南2丁目3番付近
織田フィールドは、代々木公園にある陸上競技場です。第6話では櫂と沙絵が手話で会話する場面の撮影場所として、第10話や最終話ではオレンジの会のメンバーが集まる場所として紹介されています。
この場所が印象に残る理由は、単なる背景ではなく、登場人物たちの関係性や将来への思いを表現する舞台になっていることです。作品の中で重要な会話が交わされた場所を訪れたいファンには、見逃せないスポットです。
ただし、2026年11月3日現在、競技場は公認更新工事のため利用停止中です。東京都公園協会の2026年10月28日付の更新情報によると、利用停止期間は7月1日から11月30日まで。加えて、12月11日から17日までも検査・改修に伴う休止が予定されています。一般利用は12月から再開予定ですが、訪問時には最新の開放日を確認してください。
4.横浜港大さん橋国際客船ターミナル|夜の横浜港の風景
所在地:神奈川県横浜市中区海岸通1-1-4
第7話では、沙絵と柿崎透が夜に話をする場所として登場します。横浜港の夜景を背景にしたシーンが印象的なロケ地です。
大さん橋は、国内外の客船が発着する国際客船ターミナルです。屋上デッキは「くじらのせなか」という愛称で知られ、横浜の街並みやベイブリッジを一望できます。
横浜市観光情報サイトによると、屋上デッキは24時間無料開放。館内の出入国ロビーなどは9時から21時30分まで利用できます。みなとみらい線の日本大通り駅から徒歩約7分なので、比較的訪れやすいスポットです。
夜景を楽しみたい場合は、日没後の訪問がおすすめです。ただし、客船の入出港や施設の運営状況によって利用条件が変更される場合があります。
5.勝山海水浴場|櫂と沙絵がデートした砂浜
所在地:千葉県安房郡鋸南町竜島973
第8話で櫂と沙絵がデートをした砂浜として知られています。都会の街並みや大学のキャンパスとは違う、開放的な海辺のシーンが撮影された場所です。
勝山海水浴場は、比較的波が穏やかで、砂浜での散策や磯遊びを楽しめる海岸です。千葉県公式観光サイトによると、JR内房線の安房勝山駅から徒歩約10分、駐車場は約50台分あります。
2026年11月現在は夏の海水浴シーズンではありません。海辺の散策は楽しめますが、海水浴場の開設期間外はライフセーバーなどが配置されていないため、千葉県は遊泳を控えるよう案内しています。ドラマと同じ海辺を訪れる際も、安全を優先してください。
6.京急大師線・港町駅|翔平が登場した駅のシーン
所在地:神奈川県川崎市川崎区港町1-1
港町駅も『オレンジデイズ』のロケ地として知られています。ロケ地資料では、相田翔平と佐伯そよ子に関係する駅のシーンや、翔平がホームのベンチに座る場面の撮影場所として紹介されています。
京浜急行電鉄の公式駅情報でも、港町駅は現在の京急大師線の駅として掲載されています。京急川崎駅と鈴木町駅の間にあり、通常の鉄道利用で訪問できます。
注意したいのは、港町駅と最終回の駅を混同しないことです。港町駅は作品中の駅シーンの一つですが、最終回の線路を挟んで櫂と沙絵が手話で会話するエンディングの駅は、別の場所です。
7.PICA富士西湖|オレンジの会が訪れたキャンプ場
所在地:山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068-1
第5話では、オレンジの会のメンバーが遊びに行くキャンプ場として登場します。仲間たちの交流や青春らしい時間を描く舞台となった場所です。
PICA富士西湖は2026年現在も営業しているキャンプ施設です。公式サイトでは、テントサイトやコテージなどの利用案内が掲載されています。中央自動車道の河口湖ICから車で約15~20分。公共交通機関の場合は、河口湖駅から西湖民宿行きの路線バスに乗り、終点の西湖民宿バス停から徒歩約1分です。
一般的な公園とは異なり、キャンプ場の敷地内は施設利用者のための空間です。宿泊やデイキャンプなど、現在提供されているプランを確認してから訪れましょう。ロケ地だからという理由だけで、予約なしに場内を自由に見学できるわけではありません。
【ロケ地の関係性を整理】何話のどのシーンで使われた?
ここまで紹介した撮影場所について、作品内での役割と現在の施設の性格を整理しました。ロケ地巡りを計画する際は、場所の名前だけでなく、どの登場人物のどんな場面に使われたのかを押さえておくと、作品の記憶と現地の風景を結び付けやすくなります。
この一覧で特に押さえておきたいのは、大学・公園・鉄道駅・観光施設では、見学の条件が大きく異なることです。公園や一般開放されている屋上デッキは比較的訪れやすい一方、大学やキャンプ場は管理者のルールを確認する必要があります。
また、ロケ地情報の掲載内容には、場面の説明や話数の表記が異なるものもあります。撮影場所の特定に利用できる資料としては、ロケ地情報サイトの記録に加え、TBSの番組情報や施設の公式案内を照らし合わせることが大切です。
【2026年最新】オレンジデイズのロケ地は現在も見学できる?
放送当時から20年以上が経過しているため、撮影場所のすべてが当時のまま残っているわけではありません。現在も利用できる施設と、訪問に制限がある場所を分けて考える必要があります。
現在も訪問しやすいスポット
西郷山公園は目黒区が管理する公園で、一般の人も利用できます。ドラマのような景色を楽しみたい場合は、展望台周辺を中心に散策するのがおすすめです。
横浜港大さん橋国際客船ターミナルも、屋上デッキが24時間無料開放されているため、比較的訪れやすい場所です。夜景を楽しむだけでも、作品の横浜港のシーンを思い出せます。
勝山海水浴場は、海水浴シーズン以外も海岸の景色を楽しめます。ただし、遊泳可能な期間と海岸を散策できる期間は同じではありません。季節ごとの安全案内を確認しましょう。
祐天寺駅と港町駅も現役の鉄道駅です。実際に電車を利用しながら駅周辺の風景を楽しめますが、ホームは鉄道利用者のための場所です。撮影時は周囲の乗客や駅員の迷惑にならないようにしてください。
訪問前の確認が欠かせないスポット
東洋英和女学院大学横浜校地は、現役の教育施設です。大学が公開しているキャンパスツアーや個別相談は、事前申し込みを前提とした案内です。ドラマのロケ地を見たいという理由だけで、校内に立ち入ることは控えましょう。
織田フィールドは、2026年11月30日まで工事による利用停止が予定されています。12月にも検査・改修期間が設定されているため、11月中に競技場内部を見学する計画は立てないほうがよいでしょう。代々木公園周辺を散策する場合も、工事区域には入らないようにしてください。
PICA富士西湖は営業中のキャンプ場ですが、施設内の見学には利用条件があります。公式サイトで宿泊や日帰りプランを確認し、利用者として訪問する形を検討してください。
【聖地巡礼ガイド】オレンジデイズの撮影場所を効率よく巡る方法
『オレンジデイズ』のロケ地は各地に点在しているため、一度の旅行ですべてを巡ろうとすると移動時間が長くなります。東京・横浜・千葉・山梨というエリアごとに分けると、無理のない計画を立てやすくなります。
東京エリア|西郷山公園・織田フィールド・祐天寺駅
東京で巡るなら、西郷山公園、代々木公園周辺の織田フィールド、祐天寺駅を候補にするとよいでしょう。
西郷山公園では沙絵の夕日のシーン、織田フィールドでは櫂と沙絵の手話のシーン、祐天寺駅では最終回のエンディングを思い出しながら散策できます。
ただし、織田フィールドは2026年11月中は競技場の利用停止期間です。訪問時期によっては周辺の公園散策を中心にするのが現実的です。
横浜エリア|東洋英和女学院大学・大さん橋
横浜では、明青学院大学の撮影場所となった東洋英和女学院大学横浜校地と、大さん橋を組み合わせる計画が考えられます。
ただし、両者は同じ場所にあるわけではありません。大学は横浜市緑区、大さん橋は横浜市中区にあります。大学への入構条件を確認したうえで、別々の目的地として予定を組むと安心です。
大さん橋は夜景が魅力なので、夕方以降の訪問を組み込むと、ドラマの印象的な横浜港の雰囲気を楽しめます。
千葉エリア|勝山海水浴場
櫂と沙絵の海辺のデートを思い出したい人には、千葉県鋸南町の勝山海水浴場がおすすめです。
最寄りの安房勝山駅から徒歩約10分というアクセスのよさも魅力です。海水浴シーズン以外は、砂浜の散策や周辺の景色を楽しむ目的で訪れるとよいでしょう。
山梨エリア|PICA富士西湖
第5話のキャンプシーンを思い出したい人は、PICA富士西湖を目的地にするとよいでしょう。西湖の自然に囲まれた施設で、宿泊やデイキャンプを楽しめます。
東京からの日帰りでは移動時間が長くなるため、周辺の富士五湖観光と組み合わせたり、キャンプを楽しみながら宿泊したりする計画が向いています。
【誤解に注意】オレンジデイズのロケ地で間違えやすいポイント
ロケ地巡りで特に注意したいのは、作品中の似た場面や駅の風景が混同されやすいことです。インターネット上のロケ地一覧を見比べると、駅名や登場シーンの説明が異なる場合もあります。
港町駅と最終回の祐天寺駅は別の場所
よく確認しておきたいのが、京急大師線の港町駅と東急東横線の祐天寺駅です。
港町駅は『オレンジデイズ』の駅シーンに使われた場所ですが、最終回のエンディングで櫂と沙絵が線路を挟んで手話を交わす場面は、ロケ地資料では東急東横線の祐天寺駅とされています。
最終回のシーンを再現する目的で訪問するなら、祐天寺駅を目的地に設定するのが適切です。
ロケ地と実際の物語上の設定は異なる
明青学院大学は架空の大学であり、東洋英和女学院大学そのものが明青学院大学というわけではありません。同様に、ドラマ内の登場人物が生活している場所と、実際に撮影された場所が必ずしも一致するわけではありません。
ロケ地は映像制作のために選ばれた現実の場所です。ドラマの設定と実際の施設の用途を区別すると、より正確に作品の舞台を楽しめます。
住宅や教育施設での撮影マナー
大学や住宅、商業施設などは、現在も多くの人が生活したり活動したりしている場所です。敷地内への無断立ち入り、住民への声掛け、通行の妨げになる撮影、無断での三脚設置などは避けましょう。
特に大学のキャンパスは学生の学習環境を守る必要があります。写真を撮りたい場合も、管理者の許可や施設の撮影ルールを確認してから行動することが大切です。
【よくある質問】オレンジデイズのロケ地に関するFAQ
Q1:オレンジデイズの明青学院大学のロケ地はどこですか?
A1:神奈川県横浜市緑区三保町にある東洋英和女学院大学横浜校地です。ドラマ内の明青学院大学は架空の設定で、実際の撮影場所として同大学が使われました。
Q2:東洋英和女学院大学横浜キャンパスは一般人でも見学できますか?
A2:自由な観光目的での入構が認められているわけではありません。大学では受験生向けのキャンパスツアーや個別相談を実施しています。訪問したい場合は、事前に大学へ問い合わせてください。
Q3:オレンジデイズの最終回の駅は港町駅ですか?
A3:いいえ。最終回のエンディングで櫂と沙絵が線路を挟んで手話を交わす駅は、東急東横線の祐天寺駅とされています。港町駅も作品に登場する別のロケ地です。
Q4:西郷山公園は現在も見学できますか?
A4:はい。目黒区青葉台にある一般利用可能な公園です。東急東横線の代官山駅から徒歩約15分でアクセスできます。
Q5:織田フィールドは2026年11月も利用できますか?
A5:競技場は公認更新工事のため、2026年11月30日まで利用停止予定です。12月11日から17日にも検査・改修による休止が予定されています。最新の開放日を東京都公園協会の案内で確認してください。
Q6:勝山海水浴場やPICA富士西湖にも行けますか?
A6:勝山海水浴場は海岸の散策ができますが、海水浴は開設期間に限られます。PICA富士西湖は営業中のキャンプ施設で、宿泊やデイキャンプなどの利用条件に従って訪問できます。
Q7:オレンジデイズのロケ地を1日で全部巡れますか?
A7:難しいでしょう。ロケ地は東京、神奈川、千葉、山梨に分散しています。東京エリア、横浜エリア、千葉・山梨エリアに分け、複数日に分けて巡る方法がおすすめです。
まとめ:オレンジデイズの聖地巡礼は現在の見学条件を確認して楽しもう
『オレンジデイズ』のロケ地には、明青学院大学として登場した東洋英和女学院大学横浜校地をはじめ、西郷山公園、織田フィールド、横浜港大さん橋国際客船ターミナル、勝山海水浴場、港町駅、PICA富士西湖など、印象的な場所が数多くあります。
2026年現在も、西郷山公園や大さん橋、勝山海水浴場など、一般の人が訪れやすい場所は残っています。一方、東洋英和女学院大学は教育施設としての入構条件があり、織田フィールドは工事による利用停止期間中です。PICA富士西湖もキャンプ施設としての利用条件を確認する必要があります。
また、最終回の駅のシーンを訪れたい場合は、港町駅ではなく祐天寺駅を目的地にすることが大切です。
【プロの結論】 聖地巡礼で大切なのは、単に撮影場所を訪れることではなく、その場所が物語のどの瞬間を支えていたのかを知ることです。大学での出会い、公園での会話、海辺のデート、仲間たちとのキャンプ、そして最終回の駅で交わされる手話。それぞれの場所を作品の時間軸に沿って訪れることで、『オレンジデイズ』の青春の記憶をより深く味わえます。
訪問前には各施設の最新情報を確認し、現地の利用者や地域住民への配慮を忘れずに、2026年の聖地巡礼を楽しんでください。