ホーム スポーツ 【戸郷翔征・菅野智之と竹丸和幸を比較】巨人の開幕投手に求められるもの

【戸郷翔征・菅野智之と竹丸和幸を比較】巨人の開幕投手に求められるもの

河野 恵 河野 恵 • 更新: • 公開: • 読了約 9 分
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歴代の開幕投手と比較すると、竹丸の起用がどれほど異例だったのかが見えてくる。

特に比較したいのが、2024年と2025年に連続して開幕投手を務めた戸郷翔征、そして巨人の歴代最多記録を持つ菅野智之だ。

戸郷翔征は実績を積み上げたエース型

戸郷は2024年、2025年と2年連続で開幕投手を務めた。

2024年の開幕戦では阪神を相手に6回無失点。勝利投手となり、エースとしての役割を果たした。

戸郷の特徴は、プロで経験を積み、シーズンを通じて先発ローテーションを支えてきた実績にある。

一方の竹丸は、プロ初登板が開幕戦という異例のスタートだった。

両者の違いは、次のように整理できる。

- 戸郷翔征: 実績と継続的な先発能力を背景にした開幕投手。
- 竹丸和幸: 新人ながら実戦で結果を残し、将来性と即戦力性を評価された開幕投手。
- 山崎伊織: 当初の本命だったが、右肩のコンディション不良によって開幕投手を回避。

戸郷が積み上げた信頼と、竹丸に託された期待は性質が異なる。

菅野智之は巨人の歴代最多8度

巨人の歴代開幕投手で最多回数を誇るのは菅野智之だ。

SPAIAの集計によると、菅野は2014年から2022年までの間に、合計8度開幕投手を務めた。2017年はWBCの影響で開幕投手を回避している。

歴代の主な開幕投手回数は次の通り。

- 菅野智之:8回
- 上原浩治:7回
- 堀内恒夫:6回
- 斎藤雅樹:6回

菅野の場合、プロ2年目から開幕投手を任され、その後も長期間にわたって大役を担った。新人としての抜てきではなく、実力によってエースの座を確立したタイプだ。

竹丸が今後、菅野や上原のように開幕投手を複数回務める存在へ成長するかは、今後のシーズンで問われる。

【巨人の開幕投手の選考基準】阿部慎之助監督が重視した4つのポイント

巨人開幕投手

開幕投手は、単純に前年の勝利数が最も多い投手を選べば決まるものではない。

シーズン最初の公式戦を任せる投手には、実力だけでなく、調整状況やチーム事情も関係する。

2026年の竹丸起用から読み取れる選考の要点は4つある。

1.直近の実戦成績と調整の完成度

開幕投手を選ぶ際には、春季キャンプやオープン戦での状態が重要になる。

竹丸は開幕前の実戦5試合で13イニング連続無失点を記録した。

開幕前に実戦で結果を残し、投手としての準備が整っていたことは、抜てきの大きな根拠になったと考えられる。

2.故障の有無とシーズン全体を見据えた判断

山崎の離脱は、開幕投手選考に大きな影響を与えた。

ただし、ここで注目すべきなのは、阿部監督が山崎に無理をさせなかったことだ。

開幕戦は重要だが、年間を通じた戦力維持も監督の重要な仕事である。開幕に間に合わせるために状態が整っていない投手を起用するより、回復を優先する判断には合理性がある。

3.対戦相手との相性や戦略

2026年の開幕戦の相手は阪神だった。

前年の阪神は巨人に対して8勝17敗と勝ち越しており、巨人にとって厳しい対戦相手だった。

そこで、これまで対戦経験の少ない新人を起用することには、相手にとって未知の投手をぶつけるという戦略的な側面もあった。

スポニチは、フレッシュな竹丸の起用によって阪神に新たな印象を与える狙いもあったと報じている。

4.チーム再建に向けたメッセージ

阿部監督は2026年の春季キャンプ前から、新しいジャイアンツをつくるという方向性を示していた。

その方針のもとで、実績のあるベテランや既存のエースだけに頼るのではなく、若手にも重要な役割を与えた。

新人に開幕投手を任せることは、チーム内の競争を促す効果も期待できる。

ただし、開幕投手に選ばれたことが、そのまま年間のエース確約を意味するわけではない。

竹丸には大役を果たした後も、年間を通して結果を残すことが求められる。

【プロの結論】竹丸和幸の開幕投手起用が巨人にもたらした意味

2026年の竹丸起用を評価する際、最も重要なのは「64年ぶり」という記録だけではない。

注目すべきは、巨人が開幕投手という象徴的な役割を、実績のある投手から新人に託したことだ。

開幕投手はエースの称号であり、チームの方針でもある

歴代の開幕投手を見ると、巨人は長年、球団を代表する投手に開幕マウンドを任せてきた。

菅野智之や上原浩治のように、何度も大役を務めた投手は、その時代のチームを象徴する存在だった。

2026年の竹丸は、それとは異なる形で選ばれた。

山崎伊織の離脱という予想外の事情があった一方、竹丸自身も13イニング連続無失点という結果を残していた。

つまり、今回の決断には緊急のローテーション再編と、新戦力への期待という2つの側面がある。

竹丸を評価するときに見るべき3つの数字

2026年シーズンの評価では、次の数字を押さえておきたい。

- 開幕戦:6回1失点、5奪三振
- シーズン登板:22試合
- シーズン成績:11勝9敗、防御率3.27

開幕戦での好投に加え、シーズン11勝という結果を残したことは、即戦力としての評価を裏付ける。

ただし、歴代の菅野や上原と同じ評価を得るには、複数年にわたる安定した成績と、チームを引っ張る継続的な働きが必要になる。

竹丸にとって2026年は、開幕投手という歴史的な役割を果たし、プロとしての第一歩を強く印象づけたシーズンだった。

【巨人の開幕投手に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:2026年の巨人の開幕投手は誰ですか?

A1:2026年の巨人の開幕投手は、2025年ドラフト1位で入団した左腕・竹丸和幸です。3月27日の阪神戦でプロ初登板を果たし、6回1失点で勝利投手になりました。

Q2:なぜ山崎伊織ではなく竹丸和幸が選ばれたのですか?

A2:当初の開幕投手筆頭候補だった山崎伊織が、右肩のコンディション不良で3軍の故障班に合流したためです。竹丸は開幕前の実戦5試合で13イニング連続無失点と好調で、阿部慎之助監督が代わって大役を託しました。

Q3:巨人の新人開幕投手は何年ぶりですか?

A3:2026年の竹丸和幸は、1962年の城之内邦雄以来64年ぶりの新人開幕投手です。2リーグ制以降では球団3人目で、ドラフト制度導入後では球団初となりました。

Q4:竹丸和幸の2026年開幕戦の成績は?

A4:6イニング、被安打3、1失点、5奪三振、79球です。巨人は阪神に3対1で勝利し、竹丸はプロ初登板初先発初勝利を記録しました。

Q5:巨人で最も多く開幕投手を務めたのは誰ですか?

A5:菅野智之です。2014年から2022年までに合計8度務め、球団最多記録を持っています。2位は上原浩治の7度です。

まとめ:巨人の2026年開幕投手は竹丸和幸、64年ぶりの抜てきは新時代の象徴

2026年の巨人開幕投手をめぐる出来事は、山崎伊織の右肩コンディション不良による離脱から始まった。

当初の構想が崩れる中、阿部慎之助監督はドラフト1位の竹丸和幸を抜てき。開幕前の実戦で13イニング連続無失点を記録していた新人に、阪神との開幕戦を託した。

竹丸は3月27日の試合で6回1失点、5奪三振。巨人も3対1で勝利し、球団新人として64年ぶりの開幕投手という歴史的な記録に、プロ初登板初勝利という結果を加えた。

歴代の開幕投手には、城之内邦雄、江川卓、斎藤雅樹、上原浩治、菅野智之、戸郷翔征といった時代を代表する投手が並ぶ。その系譜に竹丸和幸の名前が加わったことは、2026年の巨人を象徴する出来事だ。

そしてシーズン終了時には11勝、防御率3.27を記録。開幕戦の話題性だけでなく、年間を通じた働きでも存在感を示した。

2026年の巨人開幕投手を語るうえで、竹丸和幸の抜てきは単なる代役人事ではない。歴史的な記録と若手育成、そしてチーム再編への期待が重なった、巨人の新たな一歩だった。


主な参照資料:日本野球機構(NPB)公式試合記録・個人成績、日刊スポーツ2026年3月17日付報道、スポニチ2026年3月16日・17日付報道、SPAIA「巨人の歴代開幕投手」。

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河野 恵
デジタルマーケター 河野 恵
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美容・健康・暮らしのテーマを担当。公的機関の資料やメーカー公式の成分表示を参照し、効果を断定しない書き方で整理することを心がけています。

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