2026年11月場所の十両番付は、東西それぞれ14枚、合計28人で構成される。番付は東方と西方に分かれ、同じ数字の位置に東西の力士が並ぶ。
以下はスポーツナビが掲載する2026年10月26日更新の番付情報をもとに整理した一覧だ。
| 番付 | 東方 | 西方 |
|---|---|---|
| 十両筆頭 | 千代翔馬 | 阿武剋 |
| 十両2枚目 | 風賢央 | 翔猿 |
| 十両3枚目 | 輝 | 正代 |
| 十両4枚目 | 一意 | 嘉陽 |
| 十両5枚目 | 竜電 | 若隆景 |
| 十両6枚目 | 湘南乃海 | 生田目 |
| 十両7枚目 | 丹治 | 日翔志 |
| 十両8枚目 | 翠富士 | 東白龍 |
| 十両9枚目 | 御嶽海 | 白熊 |
| 十両10枚目 | 炎鵬 | 若ノ勝 |
| 十両11枚目 | 友風 | 佐田の海 |
| 十両12枚目 | 旭富士 | 玉正鳳 |
| 十両13枚目 | 明生 | 時不動 |
| 十両14枚目 | 羽出山 | 竜鳳 |
この番付で特に目を引くのは、かつて幕内で活躍した力士が複数、十両上位に顔をそろえている点だ。
東十両筆頭・千代翔馬と西十両筆頭・阿武剋
千代翔馬は前場所の5勝10敗を経て、東十両筆頭に位置した。一方、阿武剋は前場所8勝7敗で、西十両筆頭に番付を上げている。
両者とも幕内復帰を狙える位置にいるだけに、今場所の勝ち越しは大きな意味を持つ。
十両2枚目・風賢央と翔猿
風賢央は前場所8勝7敗で東十両2枚目。対する翔猿は前場所4勝11敗で、西十両2枚目となった。
風賢央にとっては上位定着、翔猿にとっては巻き返しがテーマになる。
十両3枚目・輝と正代
輝は前場所11勝4敗という好成績を残し、東十両3枚目まで上昇した。
正代は前場所3勝12敗から西十両3枚目で再スタートを切る。実績を持つ正代がどこまで調子を取り戻せるかは、今場所の見どころの一つだ。
なお、これらは同じ番付位置の東西の力士を示したもので、実際の対戦カードを意味するものではない。
【2】十両星取表の見方を解説!○・●・□・■の意味

星取表は、力士が本場所で残した勝敗を日別に記録する一覧表だ。
横方向に初日から千秋楽までの日程が並び、縦方向には力士名と番付が配置される。各日のマスに記された記号を追えば、15日間の成績や勝ち越しの可能性を確認できる。
勝敗を示す基本記号
日本相撲協会の公式星取表で使用される主な記号は次のとおり。
| 記号 | 意味 | 読み方 |
|---|---|---|
| ○ | 勝ち | 白星。取組に勝利 |
| ● | 負け | 黒星。取組に敗北 |
| □ | 不戦勝 | 相手の休場などにより対戦せず勝利 |
| ■ | 不戦敗 | 取組が成立していたが休場などで敗北 |
| や | 休み・取組なし | その日の勝敗がない |
| × | 引き分け | 勝敗が決まらなかった |
| △ | 痛み分け | 双方が勝敗を得られない結果 |
○と●は白星・黒星の基本
○は白星、●は黒星を意味する。
例えば、ある力士が次のような成績だったとする。
- ○○○●○
- ●○○○●
- ○●○
この場合、白星が8個、黒星が4個となり、残り3日間の結果を待つ段階となる。
□と■は通常の勝敗と区別する
見落としやすいのが、不戦勝と不戦敗だ。
相手が休場して取組が成立せず、自分に勝ちが与えられた場合は□となる。反対に、自分が休場して不戦敗になった場合は■が付く。
つまり、実際に土俵上で相手を倒した白星と、不戦勝による白星は、どちらも成績上の勝ちとして扱われるが、勝ち方の事情が異なる。
「や」は黒星ではない
「や」は休み、または取組なしを示す記号だ。
●や■とは異なり、単純に通常の取組で敗れたことを意味しない。
休場中の力士の星取表を確認するときは、休場日と不戦敗が記録された日を区別する必要がある。
【3】2026年11月場所の注目力士と十両優勝争いのポイント
九州場所の十両は、幕内復帰を目指す実績組と、上位定着を狙う力士が混在する構成となった。
優勝争いを見通すうえでは、単純に前場所の勝ち星だけで判断せず、番付と直近の成績を組み合わせて見ることが大切だ。
千代翔馬:東十両筆頭から幕内復帰を狙う
千代翔馬は東十両筆頭。前場所は5勝10敗だった。
今場所は十両の最上位から再出発するため、序盤の勝敗が大きな意味を持つ。上位で勝ち越しを確保できれば、幕内復帰への足掛かりとなる。
阿武剋:西十両筆頭から上位進出へ
阿武剋は前場所8勝7敗で勝ち越し、西十両筆頭に位置する。
15日間を通じて安定した相撲を取れるかが焦点だ。序盤から白星を積み上げれば、十両優勝争いに加わる可能性も出てくる。
翔猿:実績を生かした巻き返しに期待
翔猿は西十両2枚目。前場所は4勝11敗だった。
幕内での実績を持つ力士だけに、今場所は本来の相撲を取り戻せるかが注目点となる。
正代:苦しい前場所からの再起
正代は西十両3枚目。前場所は3勝12敗だった。
幕内で大関を務めた経験もある実力者であり、今場所は成績の立て直しが求められる。
輝:前場所11勝の勢いを維持できるか
輝は前場所11勝4敗。東十両3枚目まで番付を上げた。
前場所の好成績を今場所にもつなげられるなら、優勝争いを考えるうえで見逃せない存在となる。
優勝争いは中盤以降の星の並びが重要
十両優勝を予想するときは、次のポイントを確認したい。
1. 初日から5日目までに白星をどれだけ積み上げたか。
2. 中日を終えた段階で何敗しているか。
3. 十両上位の力士との直接対決をどう乗り切ったか。
4. 休場や不戦勝によって成績に変化が生じていないか。
5. 千秋楽まで優勝争いに残る力士が何人いるか。
特に、同じ勝敗の力士が複数いる場合は、直接対決の結果や優勝決定戦の可能性にも注目したい。
開幕前の段階では、優勝者や優勝争いの順位は確定していない。実際の星取表が更新されてから判断することが重要だ。
【4】十両昇進・陥落はどう決まる?勝ち越しと負け越しの基準
十両星取表を確認するもう一つの大きな目的が、翌場所の番付予想だ。
十両は幕内の下、幕下の上に位置する階級で、力士にとって関取としての地位を維持する重要な場所でもある。
15日間で8勝すれば勝ち越し
十両力士は原則として15日間、毎日取組を行う。
そのため、基本的な成績の目安は次のようになる。
- 15勝0敗:全勝
- 14勝1敗:大きく勝ち越し
- 10勝5敗:5つの勝ち越し
- 8勝7敗:勝ち越し
- 7勝8敗:負け越し
- 5勝10敗:大きく負け越し
- 0勝15敗:全敗
8勝7敗なら勝ち越し、7勝8敗なら負け越しとなる。
ただし、勝ち越したから必ず大きく番付が上がるわけではない。
十両から幕内への昇進
十両上位で好成績を残した力士は、翌場所の幕内昇進候補となる。
特に十両筆頭や2枚目など、上位の地位で勝ち越した力士は注目される。
ただし、幕内から十両に下がる力士の人数や、他の力士の成績との兼ね合いもあるため、8勝7敗という数字だけで入幕が確定するわけではない。
十両から幕下への陥落
反対に、十両下位で大きく負け越した場合は幕下への陥落が問題になる。
十両14枚目などの下位にいる力士は、負け越しが翌場所の地位に影響しやすい。
一方、十両上位の力士が負け越した場合でも、直ちに幕下へ落ちるとは限らない。
幕下から十両への昇進
幕下上位で好成績を残した力士は、十両昇進の候補になる。
日本相撲協会の公式説明によれば、番付は本場所の成績を基準に番付編成会議で決定される。会議は本場所終了後3日以内に開かれ、十両昇進力士はその段階で発表される。
ここで重要なのは、十両と幕下では待遇も大きく異なることだ。
日本相撲協会の解説では、十両以上の力士は関取と呼ばれ、幕下以下とは異なり、毎日15番の取組を行う。また、月給の支給や大銀杏、化粧まわしなど、待遇面でも大きな違いがある。
十両昇進は、単に番付が上がるだけではなく、力士生活の大きな転換点なのである。
【5】十両取組結果と最新星取表はどこで確認する?
2026年11月場所の開催期間は、11月8日(日)から11月22日(日)まで。
日本相撲協会の公式日程では、初日から千秋楽まで15日間の取組が予定されている。
日程を確認して星取表を追う
| 日程 | 日付 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 初日 | 11月8日 | 開幕、最初の白星 |
| 二日目 | 11月9日 | 序盤の連勝 |
| 三日目 | 11月10日 | 上位力士の動向 |
| 四日目 | 11月11日 | 成績の差が出始める |
| 五日目 | 11月12日 | 序盤戦の確認 |
| 六日目 | 11月13日 | 勝ち越しへの道筋 |
| 七日目 | 11月14日 | 中日前の重要な一日 |
| 中日 | 11月15日 | 折り返し地点 |
| 九日目 | 11月16日 | 後半戦スタート |
| 十日目 | 11月17日 | 優勝争いの動向 |
| 十一日目 | 11月18日 | 上位陣の星勘定 |
| 十二日目 | 11月19日 | 勝ち越し・負け越しの行方 |
| 十三日目 | 11月20日 | 終盤の優勝争い |
| 十四日目 | 11月21日 | 千秋楽を前にした最終局面 |
| 千秋楽 | 11月22日 | 最終成績と優勝決定 |
日本相撲協会の公式星取表
日本相撲協会の公式サイトでは、場所ごとの星取表や取組結果、休場力士情報を確認できる。
番付だけを確認する場合と、日ごとの勝敗を確認する場合では見るページが異なるため、目的に応じて使い分けたい。
スポーツナビで十両力士の成績を確認
スポーツナビの大相撲ページでは、東西の番付や力士ごとの成績を確認できる。
特定の力士を追いかける場合は、四股名と番付を照合しながら勝敗を確認すると分かりやすい。
休場情報も合わせて確認する
星取表だけでは、その力士がなぜ不戦勝になったのか、休場したのかという事情までは十分に分からない場合がある。
その場合は、公式の休場力士情報や当日の取組結果を確認することが大切だ。
【6】大相撲十両星取表に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月場所の十両初日はいつですか?
A1:2026年11月8日(日)です。千秋楽は11月22日(日)で、15日間の日程となっています。
Q2:十両星取表の○と●は何を意味しますか?
A2:○は勝ち、●は負けです。○は白星、●は黒星と呼ばれます。□は不戦勝、■は不戦敗を示します。
Q3:十両の勝ち越しは何勝からですか?
A3:通常の15日間の取組では8勝以上が勝ち越しです。7勝8敗なら負け越しとなります。
Q4:2026年11月場所の十両筆頭は誰ですか?
A4:東十両筆頭が千代翔馬、西十両筆頭が阿武剋です。
Q5:翔猿と正代は2026年11月場所で何枚目ですか?
A5:翔猿は西十両2枚目、正代は西十両3枚目です。
Q6:十両で負け越すと必ず幕下に落ちますか?
A6:必ずではありません。番付の位置や負け越しの数、幕下上位の力士の成績などを踏まえて番付編成会議で決定されます。
Q7:十両の星取表で「や」と表示されるのはなぜですか?
A7:「や」は休み、または取組なしを示します。通常の負けを示す●や不戦敗を示す■とは異なる記号です。
まとめ:2026年11月場所は東西番付と15日間の勝敗に注目
2026年11月場所の十両は、千代翔馬と阿武剋が筆頭に並び、風賢央、翔猿、輝、正代ら実績と個性を持つ力士が上位に集まった。
星取表を読む際は、○と●による通常の勝敗だけでなく、□と■の不戦勝・不戦敗、そして「や」の休み・取組なしも確認したい。
また、8勝7敗の勝ち越しと7勝8敗の負け越しは、翌場所の番付を考えるうえで基本となる数字だ。ただし、十両昇進や幕内復帰、幕下陥落は他の力士との成績の兼ね合いも含めて決まる。
【プロの結論】
十両星取表をより深く楽しむなら、次の3点を意識するとよい。
1. 番付を見る: 東西の位置と枚数から、昇進・陥落の可能性を考える。
2. 勝敗を見る: 白星と黒星だけでなく、不戦勝・不戦敗・休場の違いを理解する。
3. 成績を見る: 15日間の勝ち星の推移から、優勝争いと翌場所の番付を予想する。
11月8日の初日から11月22日の千秋楽まで、十両の星取表には力士それぞれの15日間の戦いが刻まれる。幕内復帰を目指す実力者と、新たな地位を切り開こうとする力士たちの勝負を、日々の成績とともに追いかけたい。