2026年のプロ野球春季キャンプは、2月1日を中心に各球団が沖縄・宮崎などで始動した。読売ジャイアンツの宮崎・那覇キャンプ、福岡ソフトバンクホークスの宮崎キャンプ、阪神タイガースの宜野座キャンプなど、球団によって開催地や日程、1軍・2軍の練習環境は異なる。現地観戦を計画する際は、球団名だけでなく、訪問する選手が所属する組と実際の練習場所を確認する必要がある。
2026年11月3日現在、春季キャンプはすでに終了している。本記事では、日本野球機構(NPB)の2026年春季キャンプガイドと各球団・開催自治体の公表情報をもとに、2026年の開催実績を振り返る。12球団のキャンプ地一覧、1軍・2軍・3軍の配置、期間と休日、練習試合・オープン戦、見学やアクセスの確認ポイントまで整理した。
【2026年の開催実績】プロ野球春季キャンプは沖縄・宮崎が二大拠点

2026年の春季キャンプで目立ったのは、沖縄県と宮崎県への球団の集中だ。温暖な気候のもとで長期間の実戦的な練習を行えることに加え、複数の球場やサブグラウンドを利用できる環境が整っている。
沖縄では名護、宜野座、北谷、読谷、宜野湾、浦添、金武、糸満などにキャンプ地が分散。宮崎では宮崎市、日南市、都城市、日向市、西都市などが受け入れ先となった。
沖縄プロ野球キャンプの特徴
沖縄は、複数球団の1軍キャンプが比較的近い地域に集まる点が魅力だ。2026年は北海道日本ハムファイターズが名護市、阪神タイガースが宜野座村、中日ドラゴンズが北谷町、横浜DeNAベイスターズが宜野湾市、東京ヤクルトスワローズが浦添市を主な1軍拠点とした。
楽天の1軍は金武町、ロッテの1軍は宮崎での一次キャンプを終えた後、糸満市に移動。巨人と広島も宮崎での前半日程から沖縄へ移る形を採用した。
沖縄キャンプの魅力は、練習だけでなく対外試合やオープン戦を観戦できる機会があることだ。2026年2月21日からは、北谷、宜野湾、浦添、那覇、名護などでオープン戦が行われ、複数球団の実戦を見られる日もあった。
宮崎プロ野球キャンプの特徴
宮崎県は、複数球団が同時期にキャンプを行う伝統的な野球拠点だ。2026年は読売ジャイアンツ、福岡ソフトバンクホークス、オリックス・バファローズが宮崎市を中心に活動。西武は日南市、ロッテは都城市、楽天のファームは日向市、ヤクルトのファームは西都市を使用した。
宮崎の特徴は、複数の球場を利用する球団が多く、1軍とファームの練習を別々の場所で見られること。巨人は宮崎市に1軍・2軍の拠点を置き、3軍は都城市で練習した。ソフトバンクもA組・B組とC組で練習場所を分けている。
宮崎県公式観光サイトでは、球団別のキャンプ情報に加え、臨時バスや地域イベントの情報も案内された。キャンプ観戦と観光を組み合わせやすい一方、球場間の距離があるため、訪問先を事前に絞ることが大切だ。
【12球団日程・キャンプ地一覧】2026年の1軍・2軍・3軍を比較
NPB公式の2026年春季キャンプガイドに掲載された球団別の開催情報を整理した。日程は原則として2月1日から始まり、球団によって2月下旬から3月上旬まで続いた。
特に注意したいのは、1軍のキャンプ地が期間中に変わる球団があることだ。巨人、広島、ロッテなどは複数地域での開催を予定し、楽天の2軍も沖縄から宮崎へ移動する日程だった。
| 球団 | 1軍・主力組の開催地と期間 | 2軍・3軍の開催地と期間 |
|---|---|---|
| 福岡ソフトバンクホークス | 宮崎市・アイビースタジアム A組:2月1日~3月1日 B組:2月1日~3月3日 |
C組:福岡県筑後市・タマホーム スタジアム筑後 2月1日~3月3日 |
| 北海道日本ハムファイターズ | 沖縄県名護市・Enagicスタジアム名護 2月1日~24日 |
沖縄県国頭村・かいぎんスタジアム国頭 2月1日~23日 |
| オリックス・バファローズ | 宮崎市・SOKKENスタジアム 2月1日~27日 |
宮崎市・清武総合運動公園第2野球場 2月1日~27日 |
| 東北楽天ゴールデンイーグルス | 沖縄県金武町・金武町ベースボールスタジアム 2月1日~22日 |
沖縄県久米島町・久米島野球場:2月1日~12日 宮崎県日向市・お倉ヶ浜総合公園野球場:2月14日~3月1日 |
| 埼玉西武ライオンズ | 宮崎県日南市・南郷スタジアム 2月1日~23日 |
高知県高知市・高知県立春野総合運動公園野球場 2軍・3軍:2月1日~25日 |
| 千葉ロッテマリーンズ | 宮崎県都城市:2月1日~11日 沖縄県糸満市:2月13日~23日 |
沖縄県石垣市:2月1日~12日 宮崎県都城市:2月14日~23日 |
| 阪神タイガース | 沖縄県宜野座村・バイトするならエントリー宜野座スタジアム 2月1日~25日 |
沖縄県うるま市・具志川野球場 2月1日~25日 |
| 横浜DeNAベイスターズ | 沖縄県宜野湾市・ユニオンですからスタジアム宜野湾 2月1日~23日 |
沖縄県嘉手納町・嘉手納野球場 2月1日~22日 |
| 読売ジャイアンツ | 宮崎市:2月1日~12日 那覇市:2月14日~3月1日 |
2軍:宮崎市・ひなたひむかスタジアム、2月1日~3月1日 3軍:都城市・高城運動公園野球場ほか、2月1日~27日 |
| 中日ドラゴンズ | 沖縄県北谷町・Agreスタジアム北谷 2月1日~24日 |
沖縄県読谷村・オキハム読谷平和の森球場 2月1日~24日 |
| 広島東洋カープ | 宮崎県日南市:2月1日~12日 沖縄県沖縄市:2月14日~25日 |
広島県廿日市市・山口県岩国市で2月1日~3日 日南市の東光寺球場で2月5日~12日 天福球場で2月13日~25日 |
| 東京ヤクルトスワローズ | 沖縄県浦添市・ANA BALL PARK 浦添 2月1日~26日 |
東京都新宿区・明治神宮野球場:2月1日~11日 宮崎県西都市・西都原運動公園野球場:2月13日~26日 |
※日程・施設名はNPB公式の2026年春季キャンプガイドを基準に整理。ソフトバンクはA・B・C組、その他の球団は公表されている1軍・2軍・3軍の区分を記載。球団のキャンプスケジュールは開始前の予定として掲載され、変更される場合がある。
特に注目された3球団のキャンプ配置
読売ジャイアンツ宮崎キャンプは、2026年も宮崎市をスタート地点とし、1軍は2月12日まで宮崎で練習した。その後、2月13日の移動日を挟み、2月14日から3月1日までは沖縄セルラースタジアム那覇で活動。2軍は宮崎市、3軍は都城市と、3つのカテゴリーが異なる施設を使用した。
この配置は、巨人のキャンプを見学する際に注意したいポイントでもある。宮崎で1軍選手を見られるのは2月12日までであり、2月14日以降に宮崎市を訪れても、1軍は那覇に移動している。目的の選手と訪問日を照合しなければ、現地で期待した選手に会えない可能性がある。
福岡ソフトバンクホークス宮崎キャンプは、生目の杜運動公園のアイビースタジアムをA組・B組が使用。C組は福岡県筑後市のタマホーム スタジアム筑後で調整した。A組とB組は同じ宮崎市内でも終了日が異なるため、選手の組分けと日程の確認が必要だ。
阪神タイガース宜野座キャンプは、1軍が宜野座村、2軍がうるま市の具志川野球場という配置だった。両会場は沖縄県内にあるものの、別の自治体に位置しており、見たい選手がどちらのキャンプに参加しているかによって訪問先が変わる。
【1軍・2軍・3軍の違い】キャンプ地と選手の振り分けを理解する
プロ野球キャンプを初めて見学する人が混乱しやすいのが、1軍・2軍・3軍という区分だ。単純に選手の人気や実績だけで分けられているわけではなく、開幕に向けた調整段階、育成方針、コンディション、実戦機会など複数の要素が関係している。
1軍キャンプは開幕を見据えた実戦準備
1軍キャンプでは、主力選手や開幕戦での起用を想定する選手を中心に、チーム全体の戦術や実戦感覚を整える。ブルペン投球、打撃練習、守備練習に加えて、紅白戦や対外試合なども組み込まれる。
ファンにとっては、主力選手や監督・コーチの動きを間近で見られる機会が多い。ただし、主力選手が常に同じメニューに参加するとは限らない。コンディション調整や個別練習によって、グラウンドに姿を見せる時間が異なる場合もある。
2軍キャンプは実戦経験と個別調整が中心
2軍では、若手選手や故障明けの選手、さらなる成長を目指す選手などが、それぞれの課題に合わせて調整する。球団によっては1軍と同じ県内に拠点を設ける一方、別の島や地域に施設を置くこともある。
例えば、阪神は宜野座と具志川、DeNAは宜野湾と嘉手納、日本ハムは名護と国頭に拠点を分けた。こうした配置は、練習施設の確保や選手の人数、練習環境を考慮した運営上の仕組みでもある。
3軍キャンプは育成選手の成長を支える
3軍を設ける球団では、育成選手を含む選手層の底上げが重要なテーマとなる。巨人は2026年、3軍を宮崎県都城市の高城運動公園野球場などで実施した。
3軍の練習は1軍の華やかな対外試合とは異なり、基礎技術や体力、実戦経験の積み重ねが中心になる。将来の支配下登録や1軍昇格を目指す選手の成長過程を見たいファンには、3軍キャンプも興味深い観戦対象だ。
キャンプの組分けは開幕後の序列を決めるものではない
1軍キャンプに参加した選手が必ず開幕1軍に残るとは限らず、2軍キャンプに参加した選手が開幕までに1軍へ昇格する可能性もある。キャンプ参加メンバーは、その時点での調整方針を反映したものだ。
また、同じ球団でも投手と野手で調整方法は異なる。投手はブルペンでの投球数や登板間隔、野手は打撃フォームや守備の反復練習など、個人の状態に合わせたメニューが組まれる。
キャンプ見学で選手を追いかける場合は、球団公式の参加メンバー一覧を確認し、練習場所と所属組を照らし合わせることが最も確実だ。
【休日・移動日・練習試合】キャンプ日程で見落としやすいポイント
春季キャンプの日程表を見るときは、開始日と最終日だけでなく、休養日と移動日を確認したい。キャンプ期間中は毎日同じように練習が公開されるわけではない。
球団によって休日は異なる
2026年のNPB公式キャンプガイドでは、各球団のスケジュールに休日が記号で表示されていた。例えば、阪神の宜野座・具志川キャンプは2月5日、10日、16日、20日が休日。オリックスは2月4日、9日、13日、16日、20日、24日が休養日として設定されていた。
巨人の1軍は宮崎から那覇への移動を伴うため、休日だけでなく2月13日の移動日も重要だった。広島やロッテなども複数拠点を使用しており、移動を挟んで次の練習場所へ移る日程だった。
ここで注意したいのは、休養日と移動日を混同しないことだ。休日は通常の練習を行わない日を指す一方、移動日は拠点変更に伴う移動が中心となる。どちらも一般公開の練習を見られない、あるいは通常とは異なる可能性がある。
加えて、NPBのキャンプ日程はキャンプ開始前に公表された予定であり、天候や球団事情によって変更される場合がある。雨天時の練習場所変更なども考慮し、当日の球団発表を確認することが大切だ。
キャンプ中の練習試合とオープン戦は別物
キャンプ期間中には、紅白戦、練習試合、対外試合、オープン戦などが行われる。これらは似ているようで、目的や公式記録上の扱いが異なる。
- 紅白戦:同じ球団の選手が紅組と白組に分かれて行う実戦形式の試合。
- 練習試合・対外試合:他球団や社会人チームなどとの調整目的の試合。オープン戦とは区別される。
- オープン戦:NPBが日程を公表する春季非公式試合。開幕に向けた実戦調整の機会となる。
NPBが公表した2026年度の春季非公式試合は、2月21日から3月22日までの101試合。2月21日には金武、北谷、宜野湾、那覇で試合が組まれ、翌22日には名護、北谷、宜野湾、浦添でも開催された。
この日程を見ると、沖縄では同じ日に複数球団のオープン戦を観戦できる機会があったことが分かる。ただし、同日開催でも球場間の移動時間が必要になるため、1日に複数試合を回る場合は交通手段と試合開始時刻を照合したい。
宮崎では球春みやざきベースボールゲームズも開催
宮崎では、2026年2月25日から3月1日まで「2026球春みやざきベースボールゲームズ」が行われた。参加したのは、オリックス、埼玉西武、千葉ロッテに加え、韓国プロ野球のロッテ・ジャイアンツと斗山ベアーズだ。
会場は宮崎市のSOKKENスタジアムとひなたサンマリンスタジアム宮崎、都城市の都城運動公園野球場。宮崎県公式観光サイトの案内では、試合は全試合無料とされていた。2月28日は試合が組まれず、日程によって開催球場も異なっていた。
通常のキャンプ練習に加えて実戦を観戦したいファンにとって、こうした交流試合は貴重な機会となる。キャンプ見学とオープン戦、地域開催の交流試合を別々に調べると、観戦計画を立てやすい。
【キャンプ見学方法・アクセス・駐車場】現地観戦で失敗しない準備
プロ野球キャンプは、シーズン中の公式戦とは違い、球団や開催自治体が見学案内を個別に発表する。入場可能なエリア、開場時間、駐車場、臨時バス、イベント内容などは球場ごとに異なる。
見学前に確認したい5つの項目
- 参加メンバー:見たい選手が1軍・2軍・3軍のどの組に所属しているか。
- 練習場所:球団のメイン球場だけでなく、サブグラウンドや屋内練習場の使用予定も確認する。
- 当日の練習予定:休養日、移動日、紅白戦、練習試合などをチェックする。
- 観覧ルール:開場時刻、観覧可能エリア、入場制限、撮影やサインに関するルールを確認する。
- 交通・駐車場:公共交通機関、臨時バス、球場の駐車場、周辺の交通規制を調べる。
特に重要なのが、練習場所と観覧可能エリアの違いだ。球場内で練習していても、すべての施設が一般公開されているとは限らない。選手の移動ルートや関係者専用エリアに立ち入ることもできない。
阪神の宜野座・具志川キャンプで示された観覧ルール
阪神タイガースが公表した2026年の来場案内では、宜野座スタジアムと具志川野球場の開場時間は午前9時を予定していた。
また、場所取り目的のシート設置は禁止され、練習中の選手へのサイン依頼も断る方針が示されていた。状況によって入場制限を行う場合がある一方、整理券の配布はないという案内もあった。
こうしたルールは、選手の練習環境を守りながら、見学者の安全を確保するためのものだ。キャンプ地ごとに運営方法が異なるため、阪神のルールを他球団にそのまま当てはめることはできない。
沖縄キャンプのアクセスと移動の考え方
沖縄ではキャンプ地が広い範囲に分散している。例えば、名護は沖縄本島北部、宜野座・金武も北部エリア、北谷・宜野湾・浦添は中南部に位置する。
そのため、同じ日に名護と浦添、宜野座と宜野湾といった複数会場を回る計画は、移動時間によっては難しくなる。レンタカーを利用する場合も、試合開催日や週末の交通量、駐車場の混雑を考慮したい。
阪神の宜野座キャンプについては、球団公式案内で那覇空港から車で約90分、沖縄自動車道の宜野座ICから車で約4分と案内されていた。具志川野球場には路線バスを利用するアクセス方法も紹介されていた。
宮崎キャンプは臨時バスと球場間の距離に注意
宮崎県公式観光サイトでは、2026年のキャンプ開催に合わせ、読売ジャイアンツ、福岡ソフトバンクホークス、オリックスのキャンプ地方面へ向かう臨時バスが案内された。運行は期間中の土日祝日を対象とする案内だった。
宮崎市内だけでなく、日南市や都城市、日向市、西都市にもキャンプ地があるため、宮崎県内ならどの球場も近いというわけではない。巨人の宮崎キャンプと西武の日南キャンプを同じ日に訪れる場合などは、移動時間を十分に確保する必要がある。
駐車場についても、すべてのキャンプ地で十分な一般来場者用スペースが確保されているとは限らない。臨時駐車場の設置、満車時の対応、周辺道路の交通規制は開催自治体や球場の案内を確認したい。近隣施設や店舗への無断駐車は避けるべきだ。
写真撮影・サイン・選手との交流について
キャンプは選手を比較的近くで見られる機会だが、必ずサインをもらえるイベントではない。練習中の声掛けを制限する球団もあり、選手の移動や練習を妨げない配慮が求められる。
撮影についても、球団や施設の規則に従う必要がある。動画撮影、ライブ配信、三脚の使用、選手の肖像や施設内の撮影範囲など、具体的なルールは事前に確認しておきたい。
【12球団春季キャンプ地の変遷】なぜ沖縄・宮崎に集まるのか
プロ野球の春季キャンプ地は、長い歴史の中で固定されてきたわけではない。NPB公式サイトには1950年から2025年までの12球団の春季キャンプ地変遷が掲載されており、球団ごとの開催地域の移り変わりを確認できる。
キャンプ地を選ぶ際には、気候だけでなく、球場設備、屋内練習場、宿泊施設、交通アクセス、自治体の受け入れ体制などが関係する。キャンプは数週間にわたるチーム活動であるため、選手・スタッフが集中して練習できる環境が必要になる。
沖縄と宮崎が選ばれる理由
2月の本州は寒さが厳しく、屋外での長時間練習や実戦形式の調整に制約が生じやすい。沖縄・宮崎は比較的温暖な気候を生かし、屋外練習を行いやすい地域として受け入れ実績を積み重ねてきた。
また、自治体や観光関係者にとっても、プロ野球キャンプは地域の知名度向上や観光需要につながるイベントだ。宿泊、飲食、交通、関連イベントなど、地域経済との結び付きも強い。
宮崎ではキャンプ期間中に歓迎イベントや臨時バスの運行が行われ、沖縄でも球団別の観光案内や地域イベントが展開された。キャンプ地は単なる練習施設ではなく、地域と球団が長期的に関係を築く場にもなっている。
球団のキャンプ地は毎年同じとは限らない
同じ球団でも、1軍と2軍で開催地が異なり、シーズンによって拠点や練習施設が変更されることがある。球場の改修、施設の利用条件、チーム編成、練習方針などによってキャンプの運営方法は変化する。
2026年の例では、楽天の2軍が久米島から宮崎県日向市へ移動し、巨人の1軍は宮崎から那覇へ移動した。ロッテも1軍が都城市から糸満市、2軍が石垣市から都城市へと拠点を移した。
つまり、キャンプ地の情報は前年の実績だけで判断できない。毎年のNPB公式キャンプガイドと球団公式発表を確認することが、観戦計画を立てるうえでの基本になる。
【プロの結論】2026年のキャンプ観戦で押さえたい判断基準
プロ野球キャンプの楽しみ方は、何を見たいかによって変わる。スター選手の調整を見たいのか、若手の成長を追いたいのか、複数球団の試合を観戦したいのかによって、選ぶべきキャンプ地も訪問時期も違ってくる。
目的別に選ぶならどのキャンプ地か
- 主力選手の練習を見たい人:1軍キャンプを選び、参加メンバーと練習メニューを確認する。
- 若手や育成選手を追いたい人:2軍・3軍キャンプの参加メンバーと練習施設を調べる。
- 複数球団を比較したい人:沖縄の名護・宜野座・北谷・宜野湾・浦添周辺など、同じ地域に複数の球場があるエリアを候補にする。
- 試合を中心に楽しみたい人:キャンプ終盤の練習試合や2月21日以降のオープン戦を優先する。
- 家族旅行と組み合わせたい人:球場だけでなく、交通手段、宿泊先、周辺観光施設を含めて計画する。
おすすめできない観戦計画とは
反対に、球団名だけで訪問先を決める計画は避けたい。1軍と2軍が別の場所にいる場合、目的の選手が別会場で練習していることがあるからだ。
また、休日を調べずに遠方から球場へ向かうことや、移動日を通常練習日と勘違いすることも避けたい。人気選手が必ず見られると期待しても、個別調整やコンディションによって練習参加状況は変わる。
最も効率のよい方法は、NPBの全体日程で球団の開催地を把握し、球団公式サイトで参加メンバー・休日・練習メニューを確認し、最後に自治体の交通案内を調べるという順番だ。これだけでも現地での行き違いを大きく減らせる。
【プロ野球キャンプに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年のプロ野球春季キャンプはいつからいつまで開催された?
A1:多くの球団が2026年2月1日にキャンプインした。終了日は球団によって異なり、2月22日から25日ごろに終了する球団もあれば、巨人やソフトバンクの一部組のように3月上旬まで活動するケースもあった。
Q2:プロ野球キャンプは沖縄と宮崎のどちらがおすすめ?
A2:複数球団の1軍キャンプを比較したいなら沖縄、巨人・ソフトバンク・オリックスなど宮崎市内のキャンプを中心に楽しみたいなら宮崎が候補になる。見たい球団と選手、開催日程、交通手段によって選ぶのがおすすめだ。
Q3:春季キャンプは休日でも見学できる?
A3:球団が休日として設定した日は、通常の練習が行われない。イベントや施設の公開状況も球団によって異なるため、通常練習を目的とする場合は休日を避けて訪問したい。
Q4:1軍キャンプと2軍キャンプは同じ場所で行われる?
A4:球団によって異なる。阪神は宜野座と具志川、DeNAは宜野湾と嘉手納、日本ハムは名護と国頭に分かれていた。一方、オリックスは宮崎市内の同じ運動公園内で1軍と2軍の練習場所を分けていた。
Q5:プロ野球キャンプの見学にチケットは必要?
A5:入場方法や料金は球団・球場・イベントによって異なる。無料で観覧できる試合や練習もあるが、すべての球団・施設で同じ条件ではない。2026年の宮崎球春みやざきベースボールゲームズは全試合無料と案内されていた。
Q6:キャンプで選手のサインをもらうことはできる?
A6:選手との交流機会は球団の運営方針やイベント内容による。阪神の2026年キャンプでは練習中のサイン依頼を断る案内が出ていた。サイン会などの公式イベントがある場合は、その参加条件を確認したい。
まとめ:2026年の開催実績を次回のキャンプ観戦にも生かす
2026年のプロ野球春季キャンプは、沖縄・宮崎を中心に、福岡、高知、広島、山口、東京などにも拠点が広がった。12球団それぞれが1軍・2軍・3軍や組ごとに異なる施設を利用し、キャンプ期間も2月上旬から3月上旬まで幅があった。
巨人の宮崎・那覇移動、ソフトバンクの宮崎・筑後での組分け、阪神の宜野座・具志川体制など、球団ごとの特徴を把握すると、キャンプの見どころがより明確になる。休日や移動日、対外試合の日程を調べておくことも、現地観戦の満足度を左右する。
2026年11月3日現在、春季キャンプの見学シーズンは終了している。次回の春季キャンプを計画する際も、前年の日程をそのまま使うのではなく、NPB公式の新年度キャンプガイド、球団の参加メンバー発表、開催自治体の交通・駐車場案内を確認したい。
キャンプは、勝敗だけでは見えない選手の成長やチームづくりを観察できる貴重な機会だ。自分が見たい選手と球団の調整方針を理解し、目的に合った開催地・日程を選ぶことが、プロ野球キャンプを最大限に楽しむための近道となる。