今回の早慶戦で最大の焦点となるのは、慶大が明大を逆転して優勝するのか、それとも明大が逃げ切るのかという点だ。
東京六大学野球連盟は11月3日現在の優勝条件を公表しており、早慶戦の結果によって3つのシナリオに分かれる。
シナリオ1:早大が勝ち点を獲得した場合
早大が慶大とのカードを制すれば、慶大の勝ち点は3のまま。早大は勝ち点3に到達するが、勝ち点4の明大には届かない。
この場合、明治大学の優勝が決定する。早慶戦は、明大にとって他校の結果を待たずに優勝を確定させる重要なカードとなる。
シナリオ2:慶大が2勝1敗で勝利した場合
慶大が3試合目までもつれる接戦を制した場合、勝ち点は明大と並ぶ4となる。
ただし、勝率も明大と慶大がともに.692となるため、両校による優勝決定戦が必要になる。早慶戦の終了だけでは秋季リーグの王者が確定しない展開だ。
シナリオ3:慶大が2勝0敗で勝利した場合
慶大が連勝で早慶戦を終えれば、勝ち点4で明大に並び、勝率は.750となる。明大の.692を上回るため、慶大の優勝が決定する。
つまり、慶大にとっては単に勝ち越すだけではなく、2連勝でシリーズを終えることが優勝への最短ルートになる。
出典:東京六大学野球連盟「優勝の行方(11月3日現在)」
今回の構図を整理すると、早大は自校の最終順位を上げるために勝利を目指し、慶大は優勝のために連勝が求められる。一方の明大は、早慶戦の結果次第で優勝決定戦に進む可能性を残している。
【早大・慶大の注目選手】スタメンと投打の見どころ

早慶戦を予想するうえでは、両校の打撃成績と投手成績を比較する必要がある。2026年秋季リーグの11月3日終了時点の数字を見ると、早大は打撃、慶大は投手力にそれぞれ注目したい。
早稲田大学野球部の注目選手
早大の打者で注目したいのが、德丸快晴だ。公式記録室の秋季個人成績では打率.361、36打数13安打、本塁打2本、打点5を記録している。
また、投手では髙橋煌稀が注目される。防御率2.53、32イニング、30奪三振という数字を残しており、早大の投手陣を支える存在だ。
ただし、チームの防御率は4.20。慶大より失点を許しているため、先発投手だけでなく、中継ぎや守備を含めた総合的な試合運びが問われる。
慶應義塾大学野球部の注目選手
慶大の打撃陣では、小原大和に注目したい。秋季リーグでは打率.333、13安打、9打点を記録。長打も含め、得点機会を作る役割が期待される。
投手陣では広池浩成が防御率2.08、21回2/3で28奪三振と安定した成績を残している。渡辺和大も28イニング、防御率2.89、28奪三振を記録しており、先発・継投の選択が重要になる。
慶大のチーム防御率は2.76。チーム打率は.258で早大の.266を下回るものの、失点は28点に抑えている。打ち勝つというより、投手力と守備を生かして試合を組み立てる展開が注目される。
出典:BIG6 Scorebook、東京六大学野球連盟の2026年秋季個人成績、一球速報.comのチーム成績。
早大・慶大のスターティングメンバーは?
11月3日時点で、11月7日・8日の確定スターティングメンバーはまだ確認できない。上記の選手は今季の成績から見た注目選手であり、出場や打順を確約するものではない。
試合当日に特に確認したいのは次の4点だ。
- 先発投手:早大が髙橋煌稀を起用するのか、慶大が広池浩成や渡辺和大をどう起用するのか。
- 中軸打線:德丸快晴、小原大和らの打順と得点圏での起用。
- 捕手と守備:先発投手とのバッテリー、失策を防ぐ守備配置。
- 継投策:第1戦の投手起用が第2戦の投手陣にどのような影響を与えるか。
2連戦で終わるか、3試合目まで進むかによって投手運用は大きく変わる。個人の好成績だけでなく、チーム全体の起用法にも注目したい。
【歴代対戦成績と早慶戦の歴史】120年以上続くライバル関係
早慶戦の始まりは1903年(明治36年)にさかのぼる。早稲田大学野球部から慶應義塾体育会野球部へ挑戦状が送られ、同年11月21日に第1回の試合が開催された。
当初から両校の応援は激しく、1906年には応援団同士の衝突などを背景に対戦が中止された。その後、関係者の尽力によって1925年に復活。同年に東京六大学野球連盟も結成され、現在のリーグ戦につながっている。
1943年には戦時下で学生野球の開催が難しくなるなか、出陣する学徒を送り出すための「最後の早慶戦」が行われた。この出来事は、2008年公開の映画『ラストゲーム 最後の早慶戦』でも描かれている。
早慶戦は単なる大学スポーツの対抗戦ではなく、学生野球の歴史や文化を象徴する存在でもある。
早慶戦の通算成績は?
歴代対戦成績については、公表資料によって数字に違いがある。東京六大学野球公式記録室の勝敗表では、早大が慶大に対して240勝198敗11分。一方、早大野球部が2026年11月1日に公開した早慶戦特集では、リーグ戦通算成績を早大248勝、慶大204勝、引き分け11試合と紹介している。
資料によって集計値が異なるため、歴代成績を比較するときは出典と集計基準をそろえることが大切だ。いずれの資料でも、早大が通算勝利数で上回っている。
2026年春季の早慶戦では、慶大が第1戦を8対1、第3戦を3対0で制し、早大は第2戦を5対4で勝利した。シリーズは慶大が2勝1敗で勝ち越している。
特に5月31日の第2戦は天皇陛下と愛子内親王殿下が観戦された天覧試合となった。早大は9回裏に同点とし、德丸快晴のサヨナラ打で勝利。春季の早慶戦も、最後まで勝敗の分からない試合となった。
秋季は春季とは異なり、優勝の行方が直接かかっている。春の対戦結果が秋も同じ形で再現されるとは限らず、両校の現在の戦力と勝ち点を踏まえた試合展開に注目したい。
出典:早稲田大学野球部ブログ、東京六大学野球公式記録室、早稲田大学競技スポーツセンター。
【早慶戦の試合速報】スコア・イニング別経過の確認方法
早慶戦の試合速報を確認するときは、最終スコアだけでなく、各イニングの得点経過も確認すると試合内容を把握しやすい。
11月7日・第1戦の速報
2026年11月7日(土)早大 vs 慶大
未開催
13:00開始予定・明治神宮野球場
イニング別経過
1回~9回:試合前のため記録なし
11月8日・第2戦の速報
2026年11月8日(日)慶大 vs 早大
未開催
13:00開始予定・明治神宮野球場
イニング別経過
1回~9回:試合前のため記録なし
試合開始後に確認したい情報は次のとおりだ。
- 1回~3回:先発投手の立ち上がり、初回の先制点。
- 4回~6回:中盤の追加点、代打や継投のタイミング。
- 7回~9回:終盤の勝負どころ、リリーフ投手の登板、逆転の可能性。
- 試合終了後:最終スコア、安打数、本塁打、勝利投手、勝ち点の変動。
公式記録を確認するなら、東京六大学野球連盟の公式サイトとBIG6 Scorebookが有力だ。公式記録室では過去の試合結果や個人成績を確認でき、連盟公式サイトでは全試合のライブ動画配信とハイライト動画の案内も掲載されている。
速報を見る際には、試合中の暫定スコアと試合終了後の確定記録を区別したい。特に勝ち点や優勝決定の情報は、試合結果が確定してから確認することが大切だ。
【早慶戦結果速報】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の早慶戦はいつ開催されますか?
A1:11月7日(土)と11月8日(日)の2日間、明治神宮野球場で開催予定です。両日とも13時試合開始です。
Q2:2026年秋季早慶戦のスコアは確定していますか?
A2:11月3日時点では未開催のため、スコアとイニング別経過はありません。11月7日の第1戦、11月8日の第2戦の順に結果が確定します。
Q3:早慶戦で慶大が優勝する条件は何ですか?
A3:慶大が2勝0敗で勝利すれば優勝が決定します。2勝1敗の場合は明大との優勝決定戦に進み、早大が勝ち点を獲得した場合は明大の優勝が決まります。
Q4:早大と慶大のスタメンは発表されていますか?
A4:11月3日時点では、両日の確定スタメンは確認できません。先発投手、打順、守備位置などは試合当日の発表を確認してください。
Q5:早慶戦の歴代対戦成績はどちらが優勢ですか?
A5:東京六大学野球公式記録室の通算勝敗表では早大が240勝、慶大が198勝、引き分けが11試合で、早大がリードしています。
Q6:早慶戦の試合速報やライブ映像はどこで確認できますか?
A6:東京六大学野球連盟の公式サイトやBIG6 Scorebookで試合結果や記録を確認できます。連盟公式サイトではライブ動画配信も案内されています。
まとめ:【プロの結論】2026年早慶戦は優勝を左右する最終決戦
2026年秋季の早慶戦は、11月7日・8日に明治神宮野球場で行われる。試合開始は両日13時。11月3日時点では、明大が勝ち点4で首位、慶大が3、早大が2という状況だ。
今回の最大の見どころは、慶大が2連勝で優勝を決めるのか、2勝1敗で明大との優勝決定戦に進むのか、それとも早大が勝ち点を奪って明大の優勝を確定させるのかという点にある。
選手個人では、早大の德丸快晴や髙橋煌稀、慶大の小原大和、広池浩成、渡辺和大のプレーに注目したい。打撃成績と投手成績を照らし合わせると、早大の攻撃力と慶大の投手力という対照的な特徴も見えてくる。
早慶戦は、1903年から続く歴史を持つ伝統の一戦だ。しかし、今回の対戦を特別なものにしているのは、伝統だけではない。2026年秋季リーグの優勝争いが最終カードまで持ち越されたという、競技面での緊張感がある。
11月7日の第1戦、11月8日の第2戦。最終スコアだけでなく、イニングごとの攻防と勝ち点の変動を追うことが、2026年秋季早慶戦を楽しむ最大のポイントになる。
記事の基準日:2026年11月3日。試合結果・順位・スタメンは公式発表に応じて更新が必要です。