2026年11月現在、FIFAワールドカップ2026の日本国内におけるテレビ放送・ネット配信の実績が明らかになっています。北中米3カ国で開催された今大会は、48カ国が参加する史上最大規模の大会となり、全104試合が行われました。
日本国内では、NHK総合、日本テレビ系列、フジテレビ系列が一部試合を地上波で生中継。加えて、NHK BSプレミアム4Kが全104試合を生中継・録画で放送し、DAZNは全104試合をライブ配信しました。日本代表戦についてはDAZNによる全試合無料配信も実施され、テレビを持たない視聴者にも選択肢が用意されました。
【2026年最新】ワールドカップのテレビ放送はどこ?NHK・日テレ・フジ・DAZNの全体像

2026年大会の日本国内における放送・配信体制は、大きく分けてテレビ放送とインターネット配信の2つです。
テレビではNHKと民放2系列が試合を分担し、ネット配信ではDAZNが全104試合のライブ配信を担当しました。
特に注目されたのが、NHK BSプレミアム4Kによる全試合放送です。ただし、104試合すべてがリアルタイムの生中継だったわけではありません。生中継と録画放送を組み合わせた編成であり、全試合をリアルタイムで見たい場合にはDAZNが適していました。
各局の放送内容は次のとおりです。
| 放送・配信サービス | 試合数・内容 | 視聴形態 |
|---|---|---|
| NHK総合 | 34試合 | 地上波生中継 |
| NHK BS | 日本代表戦など一部試合 | 衛星放送・生中継 |
| NHK BSプレミアム4K | 全104試合 | 生中継・録画放送 |
| 日本テレビ系列 | 15試合 | 地上波生中継 |
| フジテレビ系列 | 10試合 | 地上波生中継 |
| DAZN | 全104試合 | 全試合ライブ配信・見逃し配信 |
| NHK ONE | NHK地上波の対象34試合 | 同時配信・見逃し配信 |
NHKが2026年6月8日に発表した公式放送情報では、1次リーグ19試合と決勝トーナメント15試合の合計34試合を地上波で生中継すると説明されています。BSプレミアム4Kでは全104試合を放送する計画も発表されました。
一方、日本テレビは15試合、フジテレビは10試合の地上波中継を担当。DAZNは2025年12月4日に全104試合の国内配信権獲得を発表しています。
つまり、テレビだけでも注目カードを楽しめる一方、全試合をリアルタイムで追うにはネット配信が有力な選択肢となる構成でした。
【NHK・日本テレビ・フジテレビ】各局の中継試合と放送内容を解説
NHK総合:日本代表戦を含む34試合を生中継
NHK総合は、1次リーグ19試合と決勝トーナメント15試合、合計34試合を地上波で生中継しました。
開幕戦のメキシコ対南アフリカをはじめ、フランス、スペイン、アルゼンチンなどの強豪国の試合も放送。日本代表戦では、グループステージ第1節のオランダ戦と第3節のスウェーデン戦を担当しました。
日本代表のグループステージ第2節は日本テレビ系列とNHK BSで放送されたため、3試合すべてがテレビで生中継される体制となっていました。
また、日本が決勝トーナメントに進出した場合、第1回戦はBS、第2回戦以降はNHK総合を含む地上波で生中継する計画が発表されていました。
NHKの強みは、全国で受信できる地上波の安定性と、ニュース・ハイライトを含めた大会全体の情報提供にあります。
NHK BSプレミアム4K:全104試合を放送
今大会のテレビ放送で特に注目されたのが、NHK BSプレミアム4Kです。
最大の特徴は、大会全104試合を生中継または録画放送でカバーしたことです。地上波で生中継する34試合については、BSプレミアム4Kでも同時生中継する編成でした。
地上波の放送対象外となったカードについても、録画放送を通じて視聴できる機会が用意されました。
ただし、BSプレミアム4Kを利用するには、対応する4K受信環境が必要です。通常の地上波テレビだけで全104試合を視聴できたわけではありません。
日本テレビ系列:日本代表対チュニジアなど15試合
日本テレビ系列は、グループステージ9試合と決勝トーナメント6試合、合計15試合を生中継しました。
最大の注目カードは、6月21日の日本対チュニジア戦です。日本代表にとってグループステージ第2節に当たる重要な一戦で、日本テレビ系列の全国ネットで放送されました。
日本テレビは大会関連番組にも力を入れ、スペシャルナビゲーターに竹内涼真を起用。森保一監督とのスペシャル対談など、試合以外のコンテンツも展開しました。
また、日本戦スペシャルアンバサダーには本田圭佑が就任し、日本対チュニジア戦の中継にも出演しました。
地上波のスポーツ中継だけでなく、関連番組を通じて大会への関心を高める編成が特徴でした。
フジテレビ系列:10試合を生中継
フジテレビ系列は、グループステージ5試合と決勝トーナメント5試合の合計10試合を生中継しました。
グループステージではフランス対セネガルなどの注目カードを放送。決勝トーナメントでは、ラウンド32の3試合、ラウンド16の1試合、準々決勝の1試合を担当する編成でした。
日本代表がグループステージを突破した場合には、ラウンド32の日本戦をフジテレビ系列で生中継することも事前に発表されていました。
番組の出演者には、ジョン・カビラ、佐久間みなみ、小野伸二、柿谷曜一朗らが起用されました。
フジテレビ系列は2002年の日韓大会以降、民放として7大会連続でワールドカップ中継を担当。長年のサッカー中継の経験を生かした放送体制を整えました。
【日本代表戦の放送予定】日本対オランダ・チュニジア・スウェーデンはどこで見られた?
日本代表のグループステージ3試合は、NHK総合、日本テレビ、NHK BS、DAZNに分かれて放送・配信されました。
特に重要なのは、地上波で見られる試合とBSでの放送となる試合が異なっていた点です。
グループステージの日本代表戦一覧
第1節:日本対オランダ
- 日程:2026年6月15日(月)
- キックオフ:午前5時(日本時間)
- テレビ:NHK総合
- ネット:NHK ONE、DAZN
日本代表の初戦はNHK総合が担当しました。早朝のキックオフでしたが、地上波とネット配信の両方で視聴できる環境が整っていました。
第2節:日本対チュニジア
- 日程:2026年6月21日(日)
- キックオフ:午後1時(日本時間)
- テレビ:日本テレビ系列、NHK BS
- ネット:DAZN
日本テレビ系列が地上波中継を担当した日本代表戦です。NHK BSでも生中継されました。DAZNでもライブ配信され、日本代表戦の無料配信対象となりました。
第3節:日本対スウェーデン
- 日程:2026年6月26日(金)
- キックオフ:午前8時(日本時間)
- テレビ:NHK総合
- ネット:NHK ONE、DAZN
グループステージ最終戦はNHK総合で生中継されました。
これらの放送情報は日本サッカー協会(JFA)の大会放送案内でも確認できる内容です。
日本代表が決勝トーナメントに進出した場合の放送
決勝トーナメントについても、放送局ごとに担当試合が割り振られました。
ラウンド32ではフジテレビ系列とNHK BSが日本戦を中継。DAZNでもライブ配信されました。
NHKの放送計画では、ラウンド32はBS、ラウンド16以降は地上波で日本戦を生中継する方針が示されていました。
日本代表戦をテレビで視聴したい場合、NHK総合だけでなく、NHK BSや民放各局の放送予定も確認する必要があったのです。
【地上波で見られない試合】日本時間のキックオフと放送日程の注意点
2026年大会はアメリカ、カナダ、メキシコの3カ国16都市で開催されました。開催地と日本の時差が大きいため、日本時間では早朝から午前中にかけてキックオフする試合が多くなりました。
大会の開催期間は現地時間で2026年6月11日から7月19日まで。日本時間では6月12日から7月20日にかけて試合が行われました。
地上波で放送されない試合も多数存在
NHK総合、日本テレビ系列、フジテレビ系列が生中継した試合は大会の一部です。
全104試合のうち、地上波の放送対象にならなかった試合もありました。特定の国の試合やグループステージの全カードをテレビの地上波だけで追うことはできません。
ただし、地上波で放送されない試合が必ずしも視聴不可能だったわけではありません。
- NHK BSプレミアム4K:全104試合を生中継・録画放送
- DAZN:全104試合をライブ配信
- NHK BS:一部の日本代表戦などを生中継
特に、リアルタイムで試合を見たい人にとっては、録画放送を含むBSプレミアム4Kと、全試合ライブ配信のDAZNの違いが大きな判断材料でした。
日本時間で視聴する際の注意点
ワールドカップの試合日程を調べる際には、現地時間と日本時間を混同しないことが大切です。
例えば、現地時間の6月14日に行われる試合が、日本では6月15日の早朝に放送されるケースがあります。
録画予約や見逃し視聴を予定している場合は、現地時間ではなく日本時間で表示された番組表を基準にする必要があります。
また、試合の放送開始時刻と実際のキックオフ時刻は異なる場合があります。NHKや民放では試合前の情報番組やスタジオ解説を含めて放送するため、番組表ではキックオフより早い時間から放送が始まることがあります。
【DAZN全104試合ライブ配信】日本代表戦の無料視聴条件と料金プラン
2026年大会のネット配信で中心的な役割を担ったのがDAZNです。
DAZNは日本国内における全104試合の配信権を獲得し、全試合をライブ配信。さらに日本代表戦については有料契約を必要としない無料配信を実施しました。
日本代表戦はDAZNの有料契約なしで視聴可能
DAZNの公式ヘルプでは、有効な有料契約がない利用者でも日本代表戦を無料でストリーミング視聴できると案内されていました。
一方、全104試合を視聴するには対象となる有料プランが必要でした。
つまり、日本代表戦だけを見たい人と、海外の強豪国を含めて全試合を楽しみたい人では、必要な契約条件が異なっていたということです。
DAZNの視聴料金と契約プラン
2026年11月時点でDAZN公式が掲載している主な料金は次のとおりです。
- DAZN Standard月間プラン:月額4,200円(税込)
- DAZN Standard年間プラン(一括払い):年額32,000円(税込)
- DAZN Standard年間プラン(月々払い):月額3,200円(税込、12カ月契約)
- DAZN Global:月額980円(税込)
- DAZN Baseball:年間プランを中心とした野球特化型プラン
ワールドカップ期間中はStandardプランが全104試合の視聴対象でした。Baseballプランはそのままでは対象外となり、World Cup Add-Onの購入が必要となる契約条件も案内されていました。
なお、上記は2026年11月時点の公式料金です。大会期間中のキャンペーンや期間限定の契約条件とは異なる場合があります。
DAZNのメリットと注意点
DAZNの最大のメリットは、テレビ局の放送枠に左右されず全104試合をライブで視聴できる点です。
スマートフォン、タブレット、パソコン、対応スマートテレビなど、複数の端末で視聴できるため、外出先で試合を追いたい人にも適しています。
一方、注意したいのは、全試合を視聴するためには対象プランへの加入が必要なことです。また、DAZN公式の案内では、ワールドカップの試合は放映権の関係から居住国内での視聴に制限されていました。
無料で日本代表戦を視聴する場合と、有料契約で大会全体を楽しむ場合を区別して考えることが大切です。
【テレビ放送とネット配信の比較】自分に合う視聴方法はどれ?
ワールドカップの視聴方法を選ぶ際は、料金だけでなく、見たい試合数、リアルタイム視聴の必要性、利用できるテレビやネット環境を考える必要があります。
テレビ放送が向いている人
- 地上波で放送される注目試合を中心に楽しみたい人
- 追加の有料配信契約を増やしたくない人
- 大画面で家族や友人と一緒に観戦したい人
- NHK BSプレミアム4Kの受信環境があり、録画放送も活用できる人
テレビ放送の魅力は、追加の動画配信サービスを契約しなくても、主要な試合を楽しめることです。特にNHK総合や民放で放送される日本代表戦は、幅広い視聴者がアクセスできる環境でした。
DAZNが向いている人
- 全104試合をリアルタイムで視聴したい人
- 日本代表以外の国の試合も幅広く楽しみたい人
- スマートフォンやタブレットで観戦したい人
- 試合の見逃し配信やハイライトも利用したい人
特定の試合だけでなく、グループステージから決勝まで大会全体を追いたい人にとって、DAZNの全試合ライブ配信は大きな利点でした。
NHK ONEはテレビ放送の代替手段になる?
NHK ONEは、NHKの番組をインターネットで視聴できるサービスです。
今大会では、NHK総合で生中継する計34試合について、同時配信と見逃し配信が提供されました。大会期間中のハイライト番組も配信対象でした。
ただし、NHK ONEで大会全104試合を視聴できたわけではありません。対象となるのはNHKが放送する番組です。
また、NHKの公式案内では、NHK ONEの受信契約が必要な配信サービスを利用する場合、受信契約の確認が必要とされています。すでにNHKの受信契約がある世帯は、別途の契約や追加負担なしで利用できます。
そのため、NHK ONEはNHKのテレビ放送をスマートフォンやパソコンでも見たい人に適したサービスであり、DAZNのように全試合をカバーする配信サービスとは役割が異なります。
【プロの結論】ワールドカップ2026の放送で知っておきたい3つのポイント
2026年大会の放送体制を振り返ると、視聴者が混同しやすいポイントが3つあります。
1. BSプレミアム4Kの全104試合放送は全試合生中継ではない
最も大きな誤解が、NHK BSプレミアム4Kなら全104試合をリアルタイムで見られるという認識です。
実際には、生中継と録画放送を組み合わせた編成でした。全試合をリアルタイムで追うことを重視するならDAZN、テレビの大画面で視聴したいならNHK BSプレミアム4Kというように、目的によって選択肢が異なります。
2. 日本代表戦の無料配信と全試合無料配信は別の話
DAZNは日本代表戦を無料配信しましたが、全104試合が無料だったわけではありません。
日本代表戦以外の試合を含めて大会全体を視聴する場合は、対象となる有料プランが必要でした。
「DAZNでワールドカップが無料」という情報だけを見て契約条件を判断すると、想定していた視聴範囲と実際のサービス内容に違いが生じる可能性があります。
3. 地上波の放送予定と大会全体の試合日程は異なる
FIFAが公表する大会の公式日程は全104試合を対象としていますが、日本の地上波放送予定は各放送局が担当する試合に限られます。
そのため、海外メディアなどで掲載される試合日程を見ても、日本でどの局が中継するかまでは判断できません。
JFAの放送案内、NHKの番組情報、日本テレビ・フジテレビの公式放送予定を照合することで、テレビ放送とネット配信の違いを把握できます。
今後の国際大会でも、放送権がテレビ局と配信事業者に分かれる可能性があります。大会を見る前には、全試合の配信権、地上波の対象試合、無料視聴の条件という3点を確認することが、視聴環境を選ぶうえでの基本になります。
【ワールドカップ2026のテレビ放送】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ワールドカップ2026は地上波で全試合見られましたか?
A1:いいえ。NHK総合が34試合、日本テレビ系列が15試合、フジテレビ系列が10試合を生中継しましたが、地上波ですべての試合を視聴できる編成ではありませんでした。
Q2:NHK BSプレミアム4Kでは全104試合を生中継しましたか?
A2:全104試合を放送しましたが、生中継と録画放送の組み合わせです。すべての試合がリアルタイムで放送されたわけではありません。
Q3:DAZNでは日本代表戦を無料で見られましたか?
A3:はい。DAZNは日本代表の全試合を無料ライブ配信しました。有料のStandardプランに加入しなくても日本代表戦を視聴できる仕組みでした。
Q4:DAZNで全104試合を見るには有料契約が必要でしたか?
A4:はい。全104試合を視聴するには、対象となる有料契約が必要でした。Standardプランは全試合の視聴対象でした。
Q5:NHK ONEではワールドカップの全104試合を見られましたか?
A5:いいえ。NHK総合で放送する対象34試合の同時配信・見逃し配信が中心でした。大会全104試合を配信するDAZNとは対象範囲が異なります。
Q6:日本対チュニジア戦はどこで放送されましたか?
A6:2026年6月21日午後1時のキックオフで、日本テレビ系列とNHK BSがテレビ中継を担当しました。DAZNでもライブ配信されました。
Q7:ワールドカップ2026の日本時間の開催期間はいつでしたか?
A7:開催地の現地時間では6月11日から7月19日まで、日本時間では6月12日から7月20日まででした。
まとめ:ワールドカップ2026はNHK・民放・DAZNで視聴方法が大きく異なった
FIFAワールドカップ2026の日本国内における放送体制は、NHK総合、日本テレビ系列、フジテレビ系列による地上波中継と、NHK BSプレミアム4K、DAZNによる全試合カバーという構成でした。
特に押さえておきたい数字は、NHK総合34試合、日本テレビ系列15試合、フジテレビ系列10試合、NHK BSプレミアム4KとDAZNの全104試合対応です。ただし、NHK BSプレミアム4Kは録画放送を含み、DAZNは全試合ライブ配信という違いがあります。
日本代表戦についてはDAZNの無料ライブ配信が大きな特徴となりました。NHK ONEも対象試合の同時配信・見逃し配信を提供し、テレビ以外の視聴方法を広げました。
今回の大会が示したのは、ワールドカップの視聴方法が地上波だけでは完結しなくなっていることです。全試合を追うのか、日本代表戦だけを見るのか、テレビの大画面で楽しむのか。目的に応じて放送局と配信サービスを使い分けることが、国際サッカー大会をより充実して楽しむためのポイントです。
次回の国際大会でも、放送権や配信契約の内容は大会ごとに変わる可能性があります。公式発表を基準に、放送局・対象試合・無料視聴条件を確認することが大切です。
編集上の重要点: 本記事は2026年11月3日時点の大会終了後の振り返りとして構成しています。料金・契約情報は現在のDAZN公式掲載内容と、大会期間中の視聴条件を区別しています。