2026年10月31日、米女子ゴルフツアーの「メイバンク選手権2026」第3ラウンドで、渋野日向子は70(2アンダー)をマークした。5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーという出入りのある内容ながら、通算3アンダーの47位で3日目を終えている。特に注目されたのは、2番のダブルボギー直後に見せた3連続バーディーの反撃だ。
舞台はマレーシアのクアラルンプールG&CC。フェアウェーキープ率やパーオン率には改善の余地を残した一方、パット数は25と数字が光った。その後、11月1日の最終日は74で回り、通算1アンダーの59位で大会を終了。3日目の好内容を最終日に生かせなかった経緯まで、ホールバイホールとスタッツから詳しく振り返る。
【3日目速報】渋野日向子は70で通算3アンダー47位!5バーディーの反撃

メイバンク選手権2026の第3ラウンドは、10月31日にマレーシアのクアラルンプールG&CCで開催された。渋野日向子はパー72のコースを70で回り、スコアを2つ伸ばした。
この日の内訳は、5バーディー、1ボギー、1ダブルボギー。序盤に大きなミスが出たものの、その直後に3連続バーディーを奪い、崩れかけた流れを立て直した。
3日目終了時点の成績は以下の通り。
- 当日スコア:70(2アンダー)
- 1ラウンド:73
- 2ラウンド:70
- 3ラウンド:70
- 通算スコア:213(3アンダー)
- 順位:47位
- パット数:25
前日までの通算2アンダーから、さらに1打伸ばした結果だ。ただし、順位は2日目終了時点の46位から47位へわずかに後退している。スコアを改善しても順位が上がらなかったのは、上位選手も好スコアを重ねたためだ。
同日のリーダーボードでは、山下美夢有が通算18アンダーで単独首位。2位には通算16アンダーの劉艶とポーリーヌ・ルサンブシャールが並んだ。渋野との差は大きく、最終日に上位進出を狙うにはさらなるスコアメークが必要な位置だった。
【ホールバイホール】2番のダブルボギーから3連続バーディーへ
渋野の3日目を象徴したのが、前半の2番から5番にかけての展開だ。2番でダブルボギーを叩いた直後、3番、4番、5番で連続バーディーを奪った。
前半9ホール:大きなミスを3連続バーディーで取り返す
1番はパーでスタート。しかし、2番ではダブルボギーとなり、序盤から2打を失った。
ここで流れを切らさなかったのが、その後の3連続バーディーだ。3番のパー5、4番、5番と続けてバーディーを奪取。2番で失った2打を取り戻すだけでなく、さらに1打を伸ばした。
6番ではボギーを記録したものの、7番から9番まではパーを並べた。前半は36で、パープレーにまとめている。
後半9ホール:14番と16番のバーディーで70を完成
後半は10番から13番までパーを維持。大きなスコアの変動を避けながらチャンスを待つ展開となった。
14番でこの日4つ目のバーディーを獲得すると、15番はパー。さらに16番でもバーディーを奪い、最終的に後半は34、2アンダーでまとめた。
17番、18番はともにパー。最終ホールまで大きく崩れることなく、70でホールアウトした。
ホール別の結果を整理すると次の通り。
| ホール | スコア | 内容 |
|---|---|---|
| 1番 | 4 | パー |
| 2番 | 6 | ダブルボギー |
| 3番 | 4 | バーディー |
| 4番 | 2 | バーディー |
| 5番 | 4 | バーディー |
| 6番 | 5 | ボギー |
| 7〜13番 | 各ホール | すべてパー |
| 14番 | 3 | バーディー |
| 15番 | 3 | パー |
| 16番 | 3 | バーディー |
| 17〜18番 | 各ホール | すべてパー |
※各ホールの打数はパー設定に基づく実際のスコア。7〜13番、17〜18番はすべてパーとして集計している。
注目すべきは、ダブルボギーの直後に3連続バーディーを記録した点だ。1つのミスを引きずらず、次のホールで攻め直せたことは、この日の明確なプラス材料だった。
【スタッツ検証】パット数25は好材料!ショット面に残った課題
70というスコアを評価するうえでは、バーディー数だけでなく、ショットとパッティングの数字を分けて見る必要がある。
ALBA Netのホールバイホール・スタッツによると、渋野の3日目の主な記録は次の通りだ。
- フェアウェーキープ:9/14(約64.3%)
- パーオン:10/18(約55.6%)
- パット数:25
- ドライビングディスタンス:230
- サンドセーブ:0/1
パット数25が示すグリーン上の対応力
この日の25パットは、ショートゲームでスコアをまとめるうえで好材料となった。
18ホールで10回のパーオンに対して25パットという数字は、グリーンに乗せた後のプレーで効率よく打数を抑えたことを示している。3連続バーディーを含む5つのバーディーを記録できた背景にも、パッティングの貢献があったと考えられる。
ただし、25パットだけでパッティング全体が完璧だったと判断することはできない。アプローチでグリーンに近づけた結果、短い距離からパーやバーディーを狙えた可能性もあるためだ。
フェアウェーキープ率とパーオン率の改善が鍵
フェアウェーキープは14ホール中9ホール。約64%にとどまった。
パーオン率も18ホール中10ホール、約56%。グリーンを規定打数内で捉えた割合は半分を少し超える水準だった。
この2つの数字から見えてくるのは、パッティングだけでなく、ティーショットからセカンドショットまでの精度がスコアに影響していたという点だ。
フェアウェーを外すと、次打でグリーンを狙う際に難しいライや角度が残る場合がある。パーオン率が伸びなければ、アプローチやパットで挽回する必要が生じる。
この日の渋野は25パットで70をまとめたが、ショットの精度がさらに安定すれば、バーディーチャンスを増やせる余地がある。
【順位変動の経緯】メイバンク選手権2026の成績と関係者を整理
大会は2026年10月29日から11月1日までの4日間、マレーシアのクアラルンプールG&CCで開催された。コースはウエストコース、6536ヤード、パー72。予選落ちのない大会形式だった。
渋野の順位とスコアの推移を理解するには、各ラウンドの数字を並べると分かりやすい。
| 対象・時点 | 結果・関係 | 確認できるポイント |
|---|---|---|
| 渋野日向子・1日目 | 73(1オーバー) | 初日56位 |
| 渋野日向子・2日目 | 70(2アンダー) | 通算2アンダー、46位 |
| 渋野日向子・3日目 | 70(2アンダー) | 通算3アンダー、47位 |
| 渋野日向子・最終日 | 74(2オーバー) | 通算1アンダー、59位 |
| 山下美夢有 | 通算22アンダー | 優勝、大会2連覇 |
| 劉艶 | 通算20アンダー | 2位 |
| ポーリーヌ・ルサンブシャール | 通算19アンダー | 3位タイ |
| 大会会場 | クアラルンプールG&CC | マレーシア・ウエストコース |
3日目の順位が46位から47位に下がった点は、スコアが悪化したためではない。渋野自身は2日目、3日目とも70を記録し、通算スコアも改善させている。
一方、上位では山下美夢有が第3ラウンドに67を記録し、通算18アンダーで首位をキープ。中国の劉艶も63という好スコアで追い上げた。こうした上位陣の伸びが、渋野の順位を押し下げた背景にある。
最終的には山下が通算22アンダーで優勝。LPGA公式発表でも大会連覇が確認されている。
【最終日結果】渋野日向子は74で59位に後退、パットの不調を振り返る
3日目に70をマークし、通算3アンダーで47位につけた渋野だったが、11月1日の最終日は苦しいラウンドとなった。
最終日のスコアは74(2オーバー)。3バーディー、5ボギーという内容で、4日間通算1アンダー、287ストローク。最終順位は59位だった。
バーディー直後のボギーが流れを止めた
日刊スポーツの最終日報道によると、この日は3つのバーディーを奪ったものの、その直後にいずれもボギーを叩いた。バーディーで伸ばした打数をすぐに失う展開となり、リズムを作り切れなかった。
スタッツはフェアウェーキープ率約57%、パーオン率約72%、パット数31。3日目の25パットと比べると、グリーン上での打数が6打増えている。
大会後、渋野は次のように振り返った。
「ショットはいいところもあったが、パットがなかなか入らず残念だった」
このコメントは、最終日の結果を考えるうえで重要だ。ショットに手応えがあった部分も認めながら、パッティングに対する悔しさを率直に示している。
2026年シーズンのポイントランキングへの影響
日刊スポーツの報道では、渋野のポイントランキングは97位のまま変動しない見込みとされた。シード圏となる80位以内との差は依然として大きい。
今回のメイバンク選手権は予選落ちがない4日間大会だった。欠場者が出たことによる繰り上がりで出場機会を得た大会でもあり、順位だけでなく、残り試合でどのようにポイントを積み上げるかが課題となっている。
次戦は11月5日開幕のTOTOジャパン・クラシック。日本開催の大会で、渋野にとってはポイントランキングを押し上げるためにも重要な機会となる。
【プロの結論】3日目の70をどう評価する?次戦につながる3つの課題
今回の3日目は、単純に70という数字だけで評価するより、スコアの作り方に注目するべきラウンドだった。
1. ミスの直後に立て直せたことは収穫
2番のダブルボギーから3連続バーディーにつなげた展開は、精神面とプレーの切り替えという観点で評価できる。1ホールの失敗を次のホールまで引きずらなかった。
ゴルフではミスそのものを完全になくすことは難しい。重要なのは、ミスの後に無理な攻めを重ねず、次のショットで適切な判断を取り戻せるかどうかだ。この日の前半には、その対応力が表れていた。
2. パット数だけでなくパーオン率を重視したい
25パットは好材料だが、パーオン率は約56%だった。グリーンに乗せるまでのショットが安定すれば、短い距離のバーディーパットを打つ機会も増える。
次戦では、フェアウェーキープ率を維持・改善しながら、セカンドショットの精度を高められるかが注目点になる。
3. 好ラウンドを4日間続ける再現性
今回の大会では、2日目と3日目に連続して70を記録した。しかし最終日は74となり、4日間を通じた安定性には課題が残った。
米女子ツアーでは、1日だけの好スコアよりも、複数日にわたってミスを抑え、バーディーを積み重ねる能力が順位に直結する。
渋野に必要なのは、3日目のような攻めの姿勢を保ちつつ、ダブルボギーやバーディー直後のボギーを減らすこと。今回のラウンドには、その可能性と課題の両方が表れていた。
【渋野日向子の3日目速報】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:渋野日向子のメイバンク選手権2026・3日目のスコアは?
A1:70(2アンダー)です。5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーで回り、通算3アンダーの47位で3日目を終えました。
Q2:渋野日向子は3日目に3連続バーディーを記録した?
A2:はい。2番でダブルボギーを叩いた後、3番、4番、5番で3連続バーディーを奪いました。
Q3:3日目のパット数とパーオン率は?
A3:パット数は25。パーオンは18ホール中10ホールで、パーオン率は約55.6%でした。フェアウェーキープは14ホール中9ホール、約64.3%です。
Q4:渋野日向子のメイバンク選手権2026の最終順位は?
A4:最終日は74を記録し、通算1アンダー287で59位となりました。3日目の47位から12順位下げて大会を終えています。
Q5:メイバンク選手権2026の優勝者は誰?
A5:日本の山下美夢有です。通算22アンダー、266ストロークで大会連覇を達成しました。
Q6:渋野日向子の次の試合は?
A6:次戦は2026年11月5日開幕のTOTOジャパン・クラシックです。茨城県の太平洋クラブ美野里コースで開催されます。
まとめ:渋野日向子は3日目に反撃も、次戦は安定感の回復が焦点
メイバンク選手権2026の3日目、渋野日向子は70をマークし、通算3アンダー47位につけた。5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーという内容の中でも、2番のダブルボギーから3連続バーディーを奪った反撃は大きな見どころだった。
パット数25という好材料があった一方、フェアウェーキープ率約64%、パーオン率約56%と、ショット面には改善の余地も残った。
最終日は74で59位となり、4日間を通じた安定感という課題が改めて浮き彫りになった。ポイントランキングも97位にとどまっている。
次のTOTOジャパン・クラシックでは、3日目に見せたバーディーを重ねる力と、4日間を通じてスコアを崩さない安定感を両立できるかが焦点だ。マレーシアでの経験を日本での戦いにどうつなげるのか、次戦のプレーに注目したい。
主な情報確認資料: LPGA公式大会結果、ALBA Netのホールバイホール・スタッツ、日刊スポーツの2026年10月31日・11月1日付大会報道。