2026年11月1日現在、仙台育英高校野球部は新チームで第79回秋季東北地区高校野球大会を制し、4年ぶり13度目の東北大会優勝を達成した。10月19日の決勝では青森山田を8対3で破り、11月19日開幕の明治神宮大会への出場権も獲得している。
2026年秋季東北大会の登録メンバーは20人。背番号1の古川諒弥、正捕手の柴田優星、外野手の小久保颯弥、1年生内野手の丹羽裕聖らが中心となる。夏の甲子園を経験した選手も多く残り、そこに新たな1年生や控え選手が加わった構成だ。この記事では、20人全員の背番号・学年・投打・出身中学・ポジションから、注目選手、夏の甲子園メンバーとの違い、2027年センバツへの展望まで詳しく整理する。
【2026年最新】仙台育英野球部メンバーと秋季東北大会の戦績

2026年の仙台育英は、夏の甲子園を経験した選手を中心に新チームを編成した。秋季宮城県大会では決勝で仙台一を11対0で下して優勝。県内の強さを示したうえで、東北大会でも頂点に立った。
秋季東北大会では、初戦の光南戦に7対0で勝利。準々決勝では花巻東を6対4、準決勝では八戸学院光星を8対7で下した。準々決勝と準決勝はいずれも延長タイブレークにもつれ込む接戦だった。
そして10月19日の決勝では、青森山田に8対3で勝利。4年ぶり13度目の秋季東北大会優勝を決めた。
大会を通じて目立ったのは、特定の選手だけに頼らない攻撃のつながりだ。決勝では有本豪琉の適時打、砂涼人の2点適時二塁打、朝倉壮海の適時打などで序盤から主導権を握った。
また、投手陣では古川諒弥、福井勇翔、加藤稜翔に加え、決勝で先発した日髙龍之介も存在感を示した。複数の投手を試合展開に応じて起用できる点は、新チームの強みとなっている。
日刊スポーツの10月19日付報道によると、須江航監督は決勝で好投した日髙について、次のように評価した。
「期待以上のピッチングでゲームを作ってくれたところが勝因」
約1年ぶりの公式戦復帰となった左腕を大一番の先発に起用した判断も、チームの投手層を考えるうえで注目したいポイントだ。
【背番号・ポジション一覧】仙台育英の秋季東北大会登録20人を紹介
ここでは2026年秋季東北大会の公開登録名簿を基準に、背番号1から20までを一覧にした。学年、投打、出身中学に加え、選手プロフィールや大会での起用実績から確認できる主なポジションも整理している。
20人の内訳は2年生16人、1年生4人。投手だけでなく、捕手・内野手・外野手にも複数の選択肢がある構成だ。
| 背番号 | 選手名 | ポジション | 学年 | 投打 | 出身中学・地域 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 古川諒弥 | 投手 | 2年 | 右・左 | 北海道・森町立砂原中 |
| 2 | 柴田優星 | 捕手 | 2年 | 右・右 | 秋田・仙北市立生保内中 |
| 3 | 齋藤駿多 | 内野手 | 2年 | 右・右 | 愛知・岡崎市立矢作中 |
| 4 | 有本豪琉 | 内野手 | 2年 | 右・右 | 兵庫・たつの市立龍野東中 |
| 5 | 丹羽裕聖 | 内野手 | 1年 | 右・右 | 愛知・春日井市立知多中 |
| 6 | 砂涼人 | 内野手 | 2年 | 右・右 | 岩手・洋野町立大野中 |
| 7 | 髙岡龍一 | 外野手 | 2年 | 右・左 | 埼玉・加須市立加須東中 |
| 8 | 小久保颯弥 | 外野手 | 2年 | 右・右 | 愛知・名古屋市立南陽中 |
| 9 | 朝倉壮海 | 外野手 | 2年 | 右・左 | 岩手・奥州市立前沢中 |
| 10 | 福井勇翔 | 投手 | 2年 | 右・右 | 千葉・柏市立柏第三中 |
| 11 | 加藤稜翔 | 投手 | 2年 | 右・右 | 千葉・成田市立吾妻中 |
| 12 | 倉方湊都 | 捕手 | 2年 | 右・右 | 千葉・市川市立第一中 |
| 13 | 鈴木穰 | 外野手 | 2年 | 左・左 | 東京・杉並区立東田中 |
| 14 | 伏見恭太朗 | 内野手 | 2年 | 右・右 | 宮城・大崎市立古川中 |
| 15 | 大内義心 | 内野手 | 1年 | 右・右 | 岡山・瀬戸内市立邑久中 |
| 16 | 菊池蓮 | 外野手 | 2年 | 右・左 | 静岡・静岡市立高松中 |
| 17 | 早川瑛伍 | 捕手 | 1年 | 右・右 | 福岡・筑紫野市立二日市中 |
| 18 | 日髙龍之介 | 投手 | 2年 | 左・左 | 千葉・習志野市立第六中 |
| 19 | 木村瑛仁 | 投手 | 1年 | 左・左 | 青森・八戸市立三条中 |
| 20 | 瀬在大哉 | 外野手 | 2年 | 右・右 | 栃木・小山市立小山城南中 |
※投打の表記は投手・打者それぞれの利き腕を示す。守備位置は主な登録・選手プロフィール上の分類であり、実際のスタメンや交代後の守備位置は試合ごとに変わる。
出身中学から見える仙台育英の全国的な選手構成
一覧を見ると、仙台育英の選手は宮城県内だけでなく、北海道、東北、関東、東海、近畿、中国、九州と全国各地の中学から集まっている。
特に愛知県出身は齋藤駿多、丹羽裕聖、小久保颯弥の3人。千葉県出身も福井勇翔、加藤稜翔、倉方湊都、日髙龍之介の4人いる。
一方、宮城県内の中学出身として登録されているのは伏見恭太朗の1人だ。地域を越えて選手が集まるチーム編成は、仙台育英野球部の特徴の一つになっている。
【注目選手4人】古川諒弥・小久保颯弥・丹羽裕聖・柴田優星の実力
古川諒弥|背番号1を背負う右腕のエース候補
古川諒弥は北海道・森町立砂原中出身の2年生投手。右投左打で、秋季東北大会では背番号1を背負った。
2026年夏の甲子園では、花咲徳栄との2回戦で9回を投げ切り、被安打5、奪三振4、無失点の完封勝利を記録した。119球を投げ抜いた試合は、古川の能力を印象づける内容だった。
秋季東北大会では2試合に登板し、7回2/3を投げて10奪三振、防御率3.52を記録。一方で四球も8個あり、制球面には改善の余地がある。
夏の甲子園での経験と秋の大会での登板を踏まえると、2027年に向けた投手陣の中心候補であることは間違いない。重要なのは、古川一人に負担を集中させず、複数の投手とともに試合を組み立てられるかという点だ。
小久保颯弥|秋季東北大会で打率4割超えの外野手
小久保颯弥は愛知県・名古屋市立南陽中出身の2年生。右投右打の外野手で、秋季東北大会では背番号8をつけ、主に中堅手として1番打者を務めた。
大会4試合の成績は打率.438、16打数7安打、7打点。光南との初戦では3打数3安打2打点と結果を残し、準決勝の八戸学院光星戦でも複数安打を記録した。
小久保の強みは、出塁だけでなく、得点につながる打撃ができることだ。先頭打者として攻撃の流れを作り、必要な場面では走者を返す役割も果たしている。
夏の甲子園では背番号13だったが、秋には背番号8へ変更。新チームの外野と打線を支える中心選手として存在感を強めている。
丹羽裕聖|1年生ながら三塁を任される注目選手
丹羽裕聖は愛知県・春日井市立知多中出身の1年生。右投右打の内野手で、背番号5をつけている。
2026年夏の甲子園からベンチ入りしており、秋季東北大会でも主に三塁手としてスタメンに名を連ねた。高校入学後の早い段階から全国レベルの試合を経験している点は大きい。
秋季東北大会4試合では11打数2安打、打率.182、3打点、6得点を記録。数字だけを見ると打率は高くないが、四球も6個選んでおり、出塁して攻撃につなげる働きも見せている。
1年生でレギュラー争いに加わっている丹羽は、2027年以降も成長が期待される選手だ。打撃の確実性が高まれば、攻撃の幅をさらに広げる存在になる。
柴田優星|守備の要となる正捕手
柴田優星は秋田県・仙北市立生保内中出身の2年生。右投右打の捕手で、背番号2をつけている。
夏の甲子園では背番号12だったが、秋季東北大会では正捕手として起用された。決勝の青森山田戦でも先発マスクをかぶり、先発の日髙龍之介とバッテリーを組んだ。
秋季東北大会の打撃成績は4試合で8打数1安打、打率.125。打撃成績だけで評価する選手ではなく、投手との連携や試合運びを担う捕手としての役割が大きい。
古川、福井、加藤、日髙ら複数の投手を受ける捕手として、柴田の存在は新チームの安定感を左右する。
有本豪琉・砂涼人にも注目
注目したいのは、上記4人だけではない。有本豪琉は兵庫県・たつの市立龍野東中出身の2年生内野手で、秋季東北大会では打率.400、5打点を記録。花巻東戦では本塁打も放った。
砂涼人は岩手県・洋野町立大野中出身の2年生内野手。遊撃手を中心に守り、秋季東北大会では打率.467、7安打を記録した。青森山田との決勝でも2点適時二塁打を放ち、勝利に貢献している。
古川を軸とする投手陣、小久保を中心とする外野、そして有本や砂らの内野陣。この複数の軸が機能していることが、仙台育英の強さにつながっている。
【夏の甲子園メンバーと比較】2026年夏から何が変わった?
2026年夏の仙台育英は2年連続32回目の甲子園出場を果たし、ベスト8まで進出した。1回戦で札幌日大を3対1、2回戦で花咲徳栄を1対0、3回戦で拓大紅陵を6対3で下したが、準々決勝では智弁和歌山に3対11で敗れた。
夏のメンバーから秋の新チームへ移行する際、最も大きな変化となったのは3年生の卒業だ。
夏の登録メンバー20人のうち、3年生は梶井湊斗、今野琉成、倉田葵生、田山纏、齊藤陽翔、小山健心、松本悠嗣、竹内颯、杉山育夢の9人。秋季大会の登録名簿には、この9人の名前はない。
一方、2年生として夏を経験した11人は秋のチームにも残っている。具体的には次の選手だ。
- 古川諒弥
- 福井勇翔
- 加藤稜翔
- 柴田優星
- 齋藤駿多
- 有本豪琉
- 丹羽裕聖
- 砂涼人
- 髙岡龍一
- 小久保颯弥
- 朝倉壮海
つまり、秋の新チームは夏の経験者が過半数を占める。完全に一から作り直したチームではなく、甲子園を経験した選手を中心に、ポジションや背番号を再編したチームと見ることができる。
背番号の変更にも新チームの構想が表れる
夏と秋の背番号を比較すると、選手の役割やチーム内での位置づけが変わったことが分かる。
- 古川諒弥:夏の10番から秋の1番へ。
- 柴田優星:夏の12番から秋の2番へ。
- 小久保颯弥:夏の13番から秋の8番へ。
- 朝倉壮海:夏の19番から秋の9番へ。
- 福井勇翔:夏の11番から秋の10番へ。
- 加藤稜翔:夏の17番から秋の11番へ。
特に古川の背番号1への変更は、投手陣の中心を担う存在としての位置づけを示すものだ。また、柴田の背番号2への変更も、捕手としての役割が明確になったことをうかがわせる。
ただし、背番号だけで選手の実力や出場順が決まるわけではない。秋季大会では日髙が決勝の先発を任され、福井や加藤も重要な場面で登板している。番号と実際の起用を分けて見ることが、新チームを理解するポイントだ。
【仙台育英野球部の現在の戦力】新チームの強みと課題を分析
打線は小久保・砂・有本を中心に複数の得点パターンを持つ
秋季東北大会での仙台育英は、特定の長距離打者に依存するタイプではなかった。小久保の出塁力、砂の長打力、有本の勝負強さ、朝倉の適時打など、複数の選手が得点に絡んでいる。
秋季東北大会のチーム打率は約.266。大会中の本塁打は1本で、盗塁は6個だった。長打だけで大量得点を狙うというより、安打、犠打、走塁を組み合わせて得点を積み重ねる攻撃が特徴だ。
特に準決勝の八戸学院光星戦は8対7の接戦だった。延長タイブレークまで戦い抜いた経験は、攻撃面だけでなく、選手の判断力や精神面にも影響するはずだ。
投手陣は複数の右腕と左腕を組み合わせられる
投手陣では古川諒弥が中心候補だが、福井勇翔、加藤稜翔、日髙龍之介、木村瑛仁らも登録されている。
右投手と左投手がそろっていることは、対戦相手の打線に応じて起用を変えられるという意味で大きな利点になる。
一方、秋季東北大会では投手陣の制球が課題になる場面もあった。日刊スポーツの報道では、須江監督も投手陣について、コンディション不良や制球難への対応、控え投手を含めた競争の必要性に触れている。
古川の安定感を高めることに加え、福井や日髙らがどれだけ長いイニングを任されるかが、明治神宮大会以降の注目点となる。
守備と控え選手の層も要点
内野では齋藤駿多、有本豪琉、丹羽裕聖、砂涼人らが中心。外野では小久保颯弥、髙岡龍一、朝倉壮海らが主力を担っている。
捕手には柴田優星と倉方湊都が登録されており、試合展開に応じた選択肢もある。さらに1年生の早川瑛伍も捕手として名を連ねる。
控え選手の役割が大きいのは、秋季大会のように連戦や延長戦が続く大会だ。主力選手の疲労を管理しながら、複数の選手を実戦で起用できるかが、全国大会で勝ち上がるための条件になる。
【2027年センバツ候補】明治神宮大会から春への展望
2026年秋季東北大会で優勝した仙台育英は、2027年春のセンバツ出場に向けて大きく前進した。
東北地区の一般選考枠は3校。秋季東北大会の優勝校と準優勝校は、選抜出場の有力候補として扱われる。仙台育英は優勝校として、2027年センバツへの期待が高まっている。
ただし、秋季東北大会の優勝だけでセンバツ出場が正式決定するわけではない。出場校は2027年1月の選考委員会で決定される。
明治神宮大会は新チームの全国的な実力を測る機会
仙台育英は東北大会優勝によって、2026年11月19日開幕の第57回明治神宮野球大会への出場権を獲得した。
この大会は全国の地区大会を勝ち抜いた強豪校が集まる舞台だ。東北大会で見せた打線のつながりや投手陣の層が、他地区の代表校にどこまで通用するかが問われる。
特に注目したいのは、次の3点だ。
- 古川諒弥の投球:四球を減らし、安定した先発投手として試合を作れるか。
- 小久保颯弥の打撃:1番打者として出塁と得点機会の創出を続けられるか。
- 1年生の成長:丹羽裕聖、大内義心、早川瑛伍、木村瑛仁らが全国レベルの試合で経験を積めるか。
秋季東北大会では2日連続の延長タイブレークを経験し、決勝でも勝ち切った。こうした厳しい試合を乗り越えたことは、明治神宮大会や2027年春のセンバツを見据えるうえで大きな財産になる。
【仙台育英メンバー2026年最新】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:仙台育英野球部の2026年秋季東北大会メンバーは何人ですか?
A1:公開登録名簿では20人です。2年生が16人、1年生が4人で、背番号1は投手の古川諒弥、背番号2は捕手の柴田優星、背番号8は外野手の小久保颯弥です。
Q2:仙台育英の2026年注目選手は誰ですか?
A2:投手では古川諒弥、外野手では小久保颯弥、1年生では丹羽裕聖、捕手では柴田優星に注目です。また、有本豪琉や砂涼人も秋季東北大会で好成績を残しています。
Q3:仙台育英は2027年春のセンバツに出場できますか?
A3:2026年秋季東北大会で優勝したため、出場の有力候補です。東北地区には一般選考枠が3校あります。ただし、正式な出場校は2027年1月の選考委員会で決まります。
まとめ:仙台育英メンバー2026年は経験と若さを兼ね備えた新チーム
2026年の仙台育英野球部は、夏の甲子園を経験した11人を中心に、新たな世代の選手を加えて秋季東北大会を制した。20人の登録メンバーには、古川諒弥、小久保颯弥、柴田優星ら2年生の主力に加え、丹羽裕聖ら1年生も名を連ねている。
特に注目したいのは、夏の甲子園から継続している選手の経験値と、新チームになってからの役割の変化だ。古川が背番号1を担い、小久保が上位打線で結果を残し、日髙が決勝で先発するなど、選手層の厚さも見えてきた。
一方、投手陣の制球力や打線の安定感など、全国大会に向けた課題も残されている。明治神宮大会での戦いは、それらを確認する重要な機会となる。
2027年センバツを見据えた仙台育英の新チームは、すでに東北の頂点に立った。古川、小久保、丹羽らを中心に、どの選手がさらに成長するのか。11月の明治神宮大会から春の選抜へと続く戦いに注目したい。