2026年11月2日現在、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)のFIFAワールドカップ2026は、ラウンド32でブラジル代表に1-2で敗れ、ベスト16進出を逃す結果となった。グループFではオランダ、チュニジア、スウェーデンと対戦し、1勝2分けの勝ち点5で2位通過を果たしている。チュニジア戦では日本のW杯史上最多となる1試合4得点を記録した一方、決勝トーナメント初戦でブラジルに逆転を許した。
大会終了後も森保ジャパンの活動は続いている。9月にはウルグアイ、ベネズエラに連勝し、10月のキリンカップサッカーでも結果を残した。さらに11月14日にはブラジル、17日にはパラグアイとの国際試合が予定されている。JFA(日本サッカー協会)の公式試合結果と発表日程をもとに、大会の全戦績、敗退の経緯、森保ジャパンの現在地、今後の注目試合を整理する。
【2026年W杯日本代表の最終結果】どこまで勝ち進んだ?

2026年FIFAワールドカップで、日本代表はグループステージを突破し、決勝トーナメントのラウンド32まで進出した。
しかし、初戦のブラジル戦で1-2の逆転負けを喫し、今大会の戦いを終えた。
今回の大会は、カナダ・メキシコ・アメリカの3カ国共催で、2026年6月11日から7月19日まで開催された。出場国は従来の32カ国から48カ国に拡大。12グループに分かれてグループステージを戦い、各組上位2チームと成績上位の3位8チームがノックアウトステージに進む方式だった。
日本が入ったのはグループF。オランダ、チュニジア、スウェーデンと同組だった。
JFAの公式記録による日本のグループステージ成績は次の通り。
| 項目 | 日本代表の結果 |
|---|---|
| グループ順位 | 2位 |
| 試合数 | 3試合 |
| 勝利 | 1 |
| 引き分け | 2 |
| 敗戦 | 0 |
| 勝ち点 | 5 |
| 得点 | 7 |
| 失点 | 3 |
| 得失点差 | +4 |
首位は勝ち点7のオランダ。日本は勝ち点5で2位となり、スウェーデンの勝ち点4を上回った。チュニジアは3連敗で勝ち点0だった。
注目したいのは、日本が3試合を通じて一度も負けなかったことだ。強豪オランダとの初戦で粘り強く引き分け、チュニジア戦では大量得点を記録。最終戦でもスウェーデンに引き分け、他力に頼らず決勝トーナメント進出を決めた。
この結果は、森保ジャパンがグループステージで一定の競争力を示した証拠でもある。ただし、グループ突破と世界の強豪を相手にしたノックアウトステージで勝ち上がることは別の課題だった。
JFAの大会公式記録でも、日本の2位通過とブラジル戦の敗退が確認できる。
【グループステージ全試合】オランダ・チュニジア・スウェーデン戦の結果
日本代表のグループステージは、強豪相手の粘り、攻撃力の爆発、そして最後まで集中力を求められる接戦という3つの異なる内容だった。
第1戦:日本対オランダは2-2の引き分け
日本 2-2 オランダ
2026年6月15日・日本時間/グループF第1戦
大会初戦の相手は、グループF最大の強敵と目されていたオランダだった。
日本は3-4-2-1の布陣で試合に臨んだが、オランダの組織的なビルドアップとセットプレーに苦しみ、後半に先制点を許した。
しかし、日本は崩れなかった。
57分、中村敬斗が得意の形からゴールを決めて同点に追いつく。その後、64分に再びリードを許したものの、87分には鎌田大地がゴールを決め、土壇場で2-2に持ち込んだ。
特に注目されたのは、最後まで勝負を諦めなかった攻撃陣の姿勢だ。
JFAの試合レポートによると、伊東純也のコーナーキックから小川航基が飛び込み、ボールに鎌田が触れて記録上のゴールとなった。
強豪オランダから勝ち点1を獲得したことは、グループ突破に向けて大きな意味を持った。
第2戦:日本対チュニジアは4-0の快勝
日本 4-0 チュニジア
2026年6月21日・日本時間/グループF第2戦
チュニジア戦は、日本代表にとって今大会最大の攻撃的な見せ場となった。
前半4分、鎌田大地が先制点を記録。31分には上田綺世が追加点を奪い、日本が2点リードで前半を終えた。
後半も攻撃の手を緩めず、69分に伊東純也、83分には再び上田綺世が得点。最終スコアは4-0となった。
この試合で特筆すべきなのは、日本がW杯で記録した1試合の最多得点を4点に更新したことだ。
従来の最多得点は、2010年南アフリカ大会のデンマーク戦で記録した3得点。チュニジア戦ではそれを上回った。
また、攻撃だけでなく、ボールを失った直後の守備への切り替えも機能していた。中盤でボールを奪い、素早く前線につなぐ形が得点につながった。
オランダ戦で見せた粘り強さに、チュニジア戦では攻撃の完成度が加わった。グループ突破を大きく引き寄せた一戦だった。
第3戦:日本対スウェーデンは1-1のドロー
日本 1-1 スウェーデン
2026年6月26日・日本時間/グループF第3戦
グループステージ最終戦のスウェーデン戦は、決勝トーナメント進出を決める重要な試合だった。
日本は1勝1分けでこの試合を迎え、引き分け以上で自力突破が決まる状況だった。
試合は互いに慎重な立ち上がりとなったが、後半56分に前田大然が先制。堂安律から上田綺世を経由した連係プレーが得点につながった。
ところが62分、スウェーデンのアンソニー・エランガに同点ゴールを決められる。
その後もスウェーデンの攻撃を受ける時間が続いたが、GK鈴木彩艶の好セーブなどで追加失点を防ぎ、1-1で試合終了となった。
日本は勝ち点5を獲得し、グループFの2位でラウンド32進出を決めた。
この試合は、攻撃力だけでなく、相手の圧力を受けたときに試合を終わらせる守備力も問われた一戦だった。
【2026年日本代表の全試合結果】年間戦績を一覧で比較
W杯の結果だけを見ると、日本代表の2026年を正確に評価することはできない。
3月からの強化試合、W杯本大会、9月・10月の大会後の活動まで確認すると、森保ジャパンがどのようにチームを立て直してきたのかが見えてくる。
2026年の全試合一覧
以下はJFAの2026年SAMURAI BLUE公式日程・結果に掲載されている試合の一覧だ。日付はすべて日本時間。
| 日付 | 対戦相手 | スコア | 結果 |
|---|---|---|---|
| 3月29日 | スコットランド | 1-0 | 勝利 |
| 4月1日 | イングランド | 1-0 | 勝利 |
| 5月31日 | アイスランド | 1-0 | 勝利 |
| 6月15日 | オランダ | 2-2 | 引き分け |
| 6月21日 | チュニジア | 4-0 | 勝利 |
| 6月26日 | スウェーデン | 1-1 | 引き分け |
| 6月30日 | ブラジル | 1-2 | 敗戦 |
| 9月24日 | ウルグアイ | 3-1 | 勝利 |
| 9月28日 | ベネズエラ | 2-1 | 勝利 |
| 10月1日 | エクアドル | 0-0(PK5-4) | PK勝利 |
| 10月5日 | ニュージーランド | 2-1 | 勝利 |
2026年の年間成績は8勝2分け1敗
10月5日のニュージーランド戦終了時点で、JFAの公式日程に掲載された11試合を集計すると、次の成績になる。
- 試合数:11試合
- 勝利:8試合
- 引き分け:2試合
- 敗戦:1試合
エクアドル戦は90分間では0-0だったが、PK戦で5-4と勝利しているため、ここでは公式記録上の勝利として集計した。
90分間のスコアだけで整理すれば、7勝3分け1敗となる。
W杯終了後の4試合に注目すると、ウルグアイ、ベネズエラ、エクアドル、ニュージーランドという異なる特徴を持つ相手と対戦し、いずれも敗れていない。
特にウルグアイ戦では3-1で勝利し、新戦力の松木玖生や塩貝健人らが得点に絡んだ。ベネズエラ戦では上田綺世が2得点を記録し、逆転勝利に貢献した。
W杯での敗退を引きずるだけでなく、新たな戦力を試しながら次の大会へ準備を進めている点が、現在の日本代表の特徴だ。
【日本対ブラジル戦の敗退経緯】なぜ逆転負けしたのか?
日本 1-2 ブラジル
2026年6月30日・日本時間/ラウンド32
会場:アメリカ・ヒューストンスタジアム
日本にとって、今大会最大の壁となったのがブラジル代表だった。
試合は日本時間6月30日に行われ、日本は前半に先制点を奪ったものの、後半に2失点。最終的に1-2で敗れた。
前半29分:佐野海舟が先制ゴール
試合序盤、日本は守備のブロックを整え、ブラジルのパスワークに対応する戦い方を選択した。
狙いは、相手の攻撃を受け止めながら、ボールを奪った瞬間に素早く前進することだった。
その狙いが実ったのが前半29分。
佐野海舟が中盤で相手の横パスをカットし、そのままドリブルで中央を突破。ペナルティーエリア手前から右足を振り抜き、ブラジルゴールを破った。
日本が世界的強豪を相手に先制したことで、試合は大きく動いた。
後半56分:カゼミーロに同点ゴールを許す
しかし、後半に入るとブラジルが攻撃の形を修正した。
中盤の選手が前方へ進出し、サイドを広く使いながらクロスを増やす展開へと変化した。
日本は守備ラインを下げざるを得なくなり、セカンドボールを回収できない時間が増えていく。
そして56分、ブラジルのカゼミーロにヘディングシュートを決められ、1-1となった。
日本は選手交代によって流れを変えようとしたものの、ブラジルの攻撃を押し返すことが難しくなっていた。
後半アディショナルタイム:マルティネッリの逆転ゴール
試合終盤、日本は粘り強く守り続けた。
延長戦への突入も視野に入る時間帯だったが、アディショナルタイムに自陣ペナルティーエリア付近でボールを失う。
最後はガブリエウ・マルティネッリにゴールを決められ、スコアは1-2に変わった。
日本は小川航基を投入して最後の反撃を試みたが、同点には追いつけなかった。
JFAの公式マッチレポートも、ブラジルが後半に攻撃のやり方を変更したことで、日本が守勢に回り、セカンドボールを拾えなくなった点を試合の転換点として伝えている。
ブラジル戦で浮き彫りになった3つの課題
今回の敗戦を単純に「ブラジルとの実力差」で片付けるのは十分ではない。試合の展開を分解すると、今後の強化につながる課題が見えてくる。
1. 相手の戦術変更への対応
前半はブラジルの攻撃を抑えられていたが、後半に相手が中盤の押し上げとサイド攻撃を強めると、日本の守備陣は後退を余儀なくされた。
試合中に相手の変化を読み取り、守備の位置や選手間の距離を修正する力が必要になる。
2. セカンドボールの回収
守備で相手の攻撃を一度止めても、その後のこぼれ球を拾えなければ、再び攻撃を受けることになる。
ブラジル戦では、後半にこの問題が顕著になった。守備の成功を攻撃への切り替えにつなげられなかったことが痛かった。
3. 終盤の試合管理
90分を超える時間帯での失点は、試合の勝敗を決定づけた。
相手のプレッシャーを受ける状況でも、ボールを保持する時間をつくり、攻撃の選択肢を確保することが重要になる。
森保一監督が語った敗戦後の評価
JFAの試合後コメントでは、森保一監督は世界のトップ基準との差が残っていることを認める一方、日本が試合をコントロールできる時間や守備面での向上にも言及した。
また、選手たちには今回の悔しさを次の成長につなげるよう伝えている。
日本はこれまでW杯のノックアウトステージ初戦で何度も敗退を経験してきた。今回もラウンド32を突破できず、ベスト16進出は実現しなかった。
ただし、ブラジルを相手に先制し、勝利の可能性を感じさせる時間帯をつくったことは、今後の強化を考えるうえで重要な材料になる。
【森保ジャパンの現在と最新日程】2026年11月のブラジル・パラグアイ戦
2026年11月2日現在、SAMURAI BLUEはW杯後の再構築を進めている。
森保一監督は引き続きチームを率いており、JFAの公式情報では2027年1月のアジアカップまで指揮を執る体制となっている。
9月と10月の試合では新戦力の起用も進み、W杯で経験を積んだ選手と新たに代表へ加わる選手を組み合わせたチームづくりが進行中だ。
2026年11月の注目試合
日本対ブラジル11月14日 19:15
日本時間・土曜日
日本
ブラジル
会場:シンガポール・ナショナルスタジアム
現地時間18:15キックオフ。テレビ朝日系で全国生中継予定。
日本対パラグアイ11月17日 22:10
日本時間・火曜日
日本
パラグアイ
会場:シンガポール・ナショナルスタジアム
現地時間21:10キックオフ。日本テレビ系で全国生中継予定。
この2試合は「MIZUHO BLUE CHALLENGE THE KALLANG FOOTBALL SERIES SINGAPORE」の一環として実施される。
参加国は日本、シンガポール、ブラジル、パラグアイの4カ国。大会期間は11月13日から17日までとなっている。
なお、通常のトーナメント大会とは異なり、各試合は90分で終了し、延長戦やPK戦は実施されない。引き分けの場合はそのまま引き分けとなり、大会全体の最終順位も決めない方式だ。
W杯のような勝ち抜き戦ではないため、個々の試合をチーム強化の機会として見ることが重要になる。
ブラジルとの再戦で注目したいポイント
11月14日のブラジル戦は、6月のW杯ラウンド32以来の再戦となる。
前回は先制しながらも逆転を許した日本にとって、今回の試合はその後の成長を確認する機会だ。
注目したいのは次の3点。
- 守備の修正力: ブラジルの中盤の押し上げやサイド攻撃に対し、どのような対応を見せるか。
- 中盤の強度: セカンドボールを回収し、相手に連続攻撃を許さない展開をつくれるか。
- 攻撃の継続性: 守備から攻撃へ切り替えた際、先制点を奪った後も主導権を維持できるか。
11月17日のパラグアイ戦も重要だ。南米の異なるタイプの相手との対戦を通じて、攻守のバランスを確認できる。
2027年アジアカップに向けた準備も進行
11月の2試合の先には、2027年1月のAFCアジアカップ・サウジアラビア大会が控えている。
JFAの現行日程では、グループステージの対戦予定は次の通り。
| 日付 | 対戦相手 | 大会 |
|---|---|---|
| 2027年1月11日 | インドネシア | アジアカップ |
| 2027年1月16日 | タイ | アジアカップ |
| 2027年1月20日 | カタール | アジアカップ |
W杯で浮き彫りになった課題を修正しながら、アジアの頂点を目指す戦いへ移行することになる。
【プロの結論】2026年W杯日本代表をどう評価するべきか
2026年の日本代表を評価するうえで、最も大切なのは、グループステージの結果と決勝トーナメントの結果を分けて考えることだ。
グループFでは1勝2分け、勝ち点5で2位通過。オランダに追いつき、チュニジアに4点を奪い、スウェーデンにも引き分けた。
この3試合には、攻撃力、粘り強さ、組織的な守備という日本の強みが表れていた。
一方、ブラジル戦では相手の修正に対する対応力、セカンドボールの回収、終盤の試合管理という課題が明確になった。
つまり、2026年大会の日本代表は、グループステージを突破する力を示した一方で、世界のトップクラスを相手に勝ち切るための最後の部分に課題を残したチームだった。
今後の日本代表を評価する際には、単純な勝敗だけでなく、次の判断基準も確認したい。
1. 強豪国との試合で先制した後、試合の主導権を維持できるか。
2. 相手が戦術を変更した際、短時間で対応できるか。
3. 交代選手を含めて試合終盤の運動量と守備強度を維持できるか。
4. 新戦力が既存の主力選手と連係し、チーム全体の選択肢を増やせるか。
特に11月のブラジル戦は、W杯で露呈した課題への改善が見えるかどうかを判断する重要な試合になる。
【W杯日本代表2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年W杯で日本代表は何位まで進出しましたか?
A1:日本代表はグループFを2位で突破し、ラウンド32まで進出しました。決勝トーナメント初戦でブラジルに1-2で敗れ、ベスト16進出はなりませんでした。
Q2:日本対オランダ戦の結果は?
A2:2026年6月15日(日本時間)のグループステージ初戦は2-2の引き分けでした。日本は2度リードを許しましたが、中村敬斗と鎌田大地の得点で追いつきました。
Q3:日本対チュニジア戦の結果は?
A3:2026年6月21日に4-0で日本が勝利しました。鎌田大地、上田綺世(2得点)、伊東純也がゴールを決めました。
Q4:日本対スウェーデン戦の結果は?
A4:2026年6月26日に1-1で引き分けました。前田大然が先制しましたが、後半に同点ゴールを許しました。この結果、日本はグループFの2位で突破しました。
Q5:日本対ブラジル戦はなぜ負けたのですか?
A5:日本は佐野海舟のゴールで先制しましたが、後半56分にカゼミーロ、アディショナルタイムにマルティネッリに得点され、1-2で敗れました。ブラジルの攻撃方法の変更に対して、日本の守備が後退し、セカンドボールを回収できなくなったことが大きな要因です。
Q6:2026年11月の日本代表の試合日程は?
A6:11月14日19時15分からブラジル戦、11月17日22時10分からパラグアイ戦が予定されています。いずれもシンガポール・ナショナルスタジアムで開催されます(日本時間)。
Q7:森保ジャパンは現在も森保監督が率いていますか?
A7:はい。2026年11月2日現在、森保一監督がSAMURAI BLUEを率いています。2027年1月のアジアカップに向けたチーム強化が続いています。
まとめ:日本代表の次の目標は世界との差を埋めること
2026年FIFAワールドカップで、日本代表はグループFを1勝2分けの2位で突破した。
オランダとの2-2、チュニジアとの4-0、スウェーデンとの1-1という結果は、SAMURAI BLUEが世界の舞台で戦える力を持っていることを示した。
しかし、ラウンド32のブラジル戦では1-2で逆転負け。ベスト16進出という目標には届かなかった。
大会後はウルグアイ、ベネズエラ、エクアドル、ニュージーランドとの試合を通じてチームの再構築が進んでいる。
次の大きな注目は、11月14日のブラジル戦と11月17日のパラグアイ戦だ。特にブラジルとの再戦は、W杯で明らかになった課題をどこまで改善できたかを確認する機会になる。
その先には2027年アジアカップも控えている。
2026年大会はラウンド32で終わったが、日本代表の挑戦は終わっていない。森保ジャパンが世界の強豪と互角に戦うだけでなく、最後まで勝ち切れるチームへ成長できるか。今後のSAMURAI BLUEの試合から目が離せない。