女優・吉川愛の子役時代を振り返ると、現在の芸名になる前、吉田里琴(よしだ・りこ)として活動していた時期にたどり着きます。『山田太郎ものがたり』の山田五子役や『メイちゃんの執事』の麻々原みるく役、『あまちゃん』の高幡アリサ役など、幼い頃から話題作に出演し、視聴者の記憶に残る演技を披露してきました。
しかし、順調に見えた芸能活動は2016年4月に突然の区切りを迎えます。学業に専念するため芸能界を引退し、その約1年後、研音からスカウトされたことをきっかけに吉川愛として復帰しました。2026年11月現在は映画やテレビドラマで主演を務めるなど、女優として新たなキャリアを築いています。
【プロフィール】吉川愛の子役時代は吉田里琴名義で始まった

吉川愛は1999年10月28日生まれ、東京都出身の女優です。2026年11月現在、27歳。所属事務所は研音で、現在はテレビドラマや映画、吹き替えなど幅広い分野で活動しています。
本名と旧芸名は吉田里琴?
子役時代の活動名は吉田里琴(よしだ・りこ)です。2017年に芸能界へ復帰した際、現在の芸名である吉川愛に変更しました。
吉田里琴は、過去の出演作品や2017年の復帰報道でも確認できる旧芸名です。本名も吉田里琴として紹介するプロフィール情報がありますが、現在の所属事務所である研音の公式プロフィールでは本名は掲載されていません。確実な経歴として押さえておきたいのは、子役時代に吉田里琴、復帰後に吉川愛の名前で活動しているという点です。
芸能界入りは3歳、CMデビューは5歳
吉川愛が芸能事務所に所属したのは3歳の頃です。2021年の『anan』インタビューでは、母親がNHK Eテレの子ども番組『いないいないばあっ!』に登場するてんとう虫の衣装を着せたかったことが、芸能界入りのきっかけだったと振り返っています。
当初から本人が女優を目指していたわけではありません。幼少期はオーディションを受ける日々を送り、3歳から5歳までの間に約200回のオーディションを経験したことも明かしています。
その後、5歳の頃に飲料系CMでデビュー。ドラマや映画への出演を重ね、子役としての知名度を高めていきました。
2023年のインタビューでも、子役時代は自分の意思で始めた仕事というより、学校生活と同じように日常の一部として受け止めていたと語っています。幼い頃から芸能活動を続けていたことが、現在の豊富な演技経験につながっています。
【代表作】山田太郎ものがたり・メイちゃんの執事・あまちゃんの出演歴
吉川愛の子役時代を語るうえで欠かせないのが、吉田里琴名義で出演した2000年代後半から2010年代前半のドラマです。特に『山田太郎ものがたり』『メイちゃんの執事』『あまちゃん』は、現在のファンにも知られる代表作です。
1. 『山田太郎ものがたり』山田五子役(2007年)
2007年放送のTBSドラマ『山田太郎ものがたり』では、主人公・山田太郎の妹である山田五子を演じました。
二宮和也演じる山田太郎を中心に、貧しいながらも明るく暮らす山田家の日常を描いた作品です。吉田里琴は、山田家の妹役として出演しました。
家庭の事情を抱えながらも、家族とのつながりを大切にする登場人物たちの姿が作品の魅力です。幼い吉田里琴の出演も、当時の視聴者に印象を残しました。
2. 『メイちゃんの執事』麻々原みるく役(2009年)
子役時代の代表的な当たり役として知られるのが、2009年のフジテレビドラマ『メイちゃんの執事』です。
吉田里琴が演じたのは、麻々原みるく。聖ルチア女学園に通う7歳の天才少女で、飛び級で入学したIQ200以上という設定です。頭脳明晰で発明好きという一方、言動には年相応の子どもらしさも残っています。
フジテレビの公式キャラクター紹介でも、みるくは勉強では誰にも負けない天才児でありながら、思ったことを率直に口にする人物として紹介されています。
執事の大門を演じたのは鈴木亮平です。大人びた知性と無邪気な子どもらしさを併せ持つみるくという役柄は、吉田里琴の存在感を印象づけた作品の一つです。
3. 『あまちゃん』高幡アリサ役(2013年)
2013年のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』にも吉田里琴名義で出演しています。
演じたのは、アイドルグループ「アメ横女学園芸能コース」に所属する高幡アリサです。アメ女の出席番号36番として登場し、個性的なアイドルキャラクターを演じました。
『あまちゃん』は能年玲奈(現・のん)を主演に迎え、宮藤官九郎が脚本を担当した朝ドラです。東京編で描かれるアイドル文化や芸能界の競争も物語の重要な要素でした。
それまでの子役作品とは異なる、アイドルという設定の役柄に挑戦した点も注目できます。
4. 『夜行観覧車』村田志保役(2013年)
同じ2013年には、TBSドラマ『夜行観覧車』にも出演。村田志保役を演じています。
湊かなえの小説を原作とした同作は、ある一家で起きた事件を軸に、住宅街に暮らす人々の人間関係や家庭の問題を描いたサスペンスドラマです。
『あまちゃん』のような明るい作品とは異なるジャンルにも出演しており、吉田里琴時代から役柄の幅を広げていたことが分かります。
5. 『ホタルノヒカリ』にも出演していた?
検索では『ホタルノヒカリ』と吉田里琴の名前を組み合わせて調べる人もいます。
ただし、日本テレビの2007年版『ホタルノヒカリ』公式番組ページに掲載された主要出演者一覧には、吉田里琴の名前は確認できません。代表作として確実に紹介できる『山田太郎ものがたり』や『メイちゃんの執事』とは、情報を分けて理解する必要があります。
【年表・出演歴】吉田里琴から吉川愛へのキャリアと転換点
子役時代から現在までの歩みを時系列で整理すると、幼少期からの出演経験、2016年の活動休止、2017年の復帰という大きな転換点が見えてきます。
| 時期 | 出来事・出演作品 | 役柄・キャリア上の意味 |
|---|---|---|
| 3歳頃 | 芸能事務所に所属 | 芸能活動をスタート |
| 5歳頃 | 飲料系CMでデビュー | 映像作品への出演が始まる |
| 2007年 | 山田太郎ものがたり | 山田五子役 |
| 2008年 | マイガール | ドラマ出演を重ねる |
| 2009年 | メイちゃんの執事 | 麻々原みるく役 |
| 2010年 | ハガネの女 | 菊田真理衣役 |
| 2012年 | ビューティフルレイン | 松山菜子役 |
| 2013年 | あまちゃん | 高幡アリサ役 |
| 2013年 | 夜行観覧車 | 村田志保役 |
| 2016年4月1日 | 芸能界引退を発表 | 学業に専念 |
| 2017年4月 | 研音所属・芸能界復帰 | 吉川愛として再スタート |
| 2021年 | ハニーレモンソーダ | 映画でヒロインを担当、新人俳優賞を受賞 |
| 2026年 | 鬼の花嫁・口に関するアンケート・名探偵のままでいて | 映画・連続ドラマで主演や主要キャストを務める |
この年表から分かるのは、吉川愛のキャリアが子役時代と復帰後で完全に分断されているわけではないということです。子役時代に培った出演経験を土台に、復帰後は年齢に応じた役柄や主演作品へと活動の幅を広げています。
【引退と復帰の真相】2016年に芸能界を離れ、2017年に研音から再出発
吉川愛の経歴で特に関心を集めるのが、2016年の芸能界引退と2017年の復帰です。子役として多数の作品に出演していた人物が、なぜ一度芸能活動をやめたのでしょうか。
2016年の引退理由は学業への専念
吉川愛は2016年4月1日、学業に専念することを理由に芸能界を引退しました。当時は高校生活を送っていた時期です。
2021年の『anan』インタビューでは、子どもの頃から仕事をしていたため学校に通えない日も多く、授業をほとんど受けられない時期があったと振り返っています。
小学校時代に十分な授業を受けられなかったことで、勉強の基礎が身につかないまま中学校、高校へ進学し、学習面で追いつくことが難しくなっていったと説明しています。
つまり、引退の背景にあったのは、芸能界でのトラブルや不祥事ではなく、学校生活と学業を優先したいという本人の判断でした。
引退中はパン屋でアルバイトを経験
芸能活動を離れていた約1年間は、一般の高校生として生活していました。
本人が複数のインタビューで語っているのが、パン屋でのアルバイト経験です。以前からパンが好きだったこともあり、芸能活動をしていた頃にはできなかった普通のアルバイトや友人との時間を経験しました。
2021年の『anan』のインタビューでは、芸能界を離れた期間を貴重な時間として振り返っています。子役として仕事を続けてきた彼女にとって、学校や友人との時間を持てたことは、生活環境を変える経験になったようです。
2017年の復帰はファンの言葉と研音のスカウトがきっかけ
芸能界から離れた後、吉川愛は再び演技への気持ちを強めていきます。
『anan』や『WEBザテレビジョン』のインタビューでは、街で以前から応援していたファンに声をかけられ、復帰を待っているという趣旨の言葉をもらったことが心に残ったと語っています。
加えて、その時期に現在の所属事務所である研音のスタッフからスカウトを受けました。ファンの言葉を通して演技への思いがよみがえっていたこともあり、再び女優として活動する決断につながりました。
2017年4月1日付で研音に所属し、吉川愛として芸能活動を再開。同月6日にはシネマトゥデイなどが復帰を報じています。
復帰後の初ドラマは、2017年7月期の日本テレビ系『愛してたって、秘密はある。』です。子役時代の知名度に頼るだけでなく、新しい芸名で改めて女優としてのキャリアを築き始めました。
吉川愛への改名理由は公表されている?
吉田里琴から吉川愛への改名については、芸能活動再開に伴って名前を変更したという経緯が確認できます。
一方、改名に込めた具体的な意味や、名前を決めた際の詳しいエピソードについては、研音の公式プロフィールや復帰発表だけでは明確に確認できません。新しい名前で再出発したという事実と、改名理由についての推測は分けて考える必要があります。
【かわいいと話題】吉川愛の子役時代と現在を比較
吉川愛の子役時代を検索する人の多くが気にしているのが、当時のかわいらしい姿と現在の大人びた雰囲気の違いです。
吉田里琴時代の出演映像を見ると、幼さの残る表情や役柄に合わせた豊かな表情が印象に残ります。一方、現在は落ち着いた雰囲気や繊細な感情表現を求められる役にも取り組んでいます。
子役時代は年齢と役柄のギャップが魅力
特に『メイちゃんの執事』の麻々原みるく役は、子役時代の魅力を象徴するキャラクターです。
7歳という幼い年齢でありながら、IQ200以上の天才という設定。大人顔負けの知性を持ちながら、子どもらしい言動も見せるというギャップがありました。
こうした役柄では、単純にかわいらしい表情を見せるだけでなく、頭の回転の速さや相手を見下ろすような態度、子どもらしい感情の動きまで表現する必要があります。
吉田里琴の子役時代が印象に残っている理由は、外見的なかわいらしさだけでなく、年齢の異なる役柄に合わせた演技の存在感にもあります。
現在は恋愛・サスペンス・ヒューマンドラマまで幅広く活躍
復帰後の吉川愛は、恋愛ドラマや青春映画、サスペンス、ヒューマンドラマなど、さまざまなジャンルに出演しています。
2021年公開の映画『ハニーレモンソーダ』ではヒロインの石森羽花を演じ、第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しました。
また、NHK連続テレビ小説『おちょやん』、ドラマ『真夏のシンデレラ』『マイダイアリー』などにも出演。子役から成人俳優へと活動の幅を広げています。
子役時代と現在の違いは見た目だけではない
子役時代と現在を比較する際、注目したいのは顔立ちの変化だけではありません。
幼少期は年齢に近い子ども役や、個性の強いキャラクターを演じる機会が多かった一方、現在は人物の過去や葛藤、複雑な感情を背負う役柄にも挑戦しています。
子役時代から積み重ねた撮影経験に加え、一度芸能界を離れて一般の高校生活を経験したことも、現在の表現の幅を考えるうえで興味深いポイントです。
かつてのかわいらしさが失われたというより、成長に伴って表現できる人物像が増えたと捉えると、吉川愛のキャリアをより正確に理解できます。
【2026年最新】吉川愛の現在の活動と今後の出演予定
2026年11月現在、吉川愛は映画とテレビドラマを中心に活動を続けています。研音の公式出演情報や各作品の公式発表からも、主演を含む重要な役柄を任されていることが分かります。
映画『鬼の花嫁』で永瀬廉とダブル主演
2026年3月27日公開の映画『鬼の花嫁』では、永瀬廉とともにダブル主演を務めました。
吉川愛が演じたのは東雲柚子。家族から愛されず、虐げられてきた女子大学生という役柄です。池田千尋監督が手掛け、クレハの小説を原作とした恋愛ファンタジー作品です。
松竹の公式作品情報でも吉川愛の主演が紹介されており、子役時代とは異なる、物語の中心を担う女優としての活動を示す作品となっています。
映画『口に関するアンケート』で杏役
2026年7月3日公開のホラー映画『口に関するアンケート』では、杏役を演じています。
背筋の小説を原作とし、清水崇が監督を務めた作品です。板垣李光人、綱啓永らと共演しました。
ワーナー・ブラザースの公式作品ページに掲載されたコメントでは、吉川愛自身がホラー作品への出演に期待を寄せていたことも紹介されています。
テレビ朝日系『名探偵のままでいて』で連続ドラマ初主演
2026年7月17日スタートのテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『名探偵のままでいて』では、主人公の楓を演じています。
原作は小西マサテルの同名小説で、第21回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した作品です。
吉川愛が演じる楓は小学校教師で、ミステリー好きの女性。認知症を患う祖父とともに、日常で起きる謎に向き合っていきます。
本作は吉川愛にとってテレビ朝日の連続ドラマ初主演作品です。子役時代からのキャリアを経て、作品全体を引っ張る主演俳優として新たな段階に進んだことを示しています。
2027年公開映画『ガチャ-廻世界-』への出演も決定
さらに2026年10月1日、研音から映画『ガチャ-廻世界-』への出演が発表されました。
2027年2月19日公開予定の本作では、与田祐希、菊地姫奈とともにトリプル主演を務めます。吉川愛が演じるのは人見凛子です。
転生できる不思議なカプセルトイを題材にしたホラー作品で、脚本・監督は曽根隼人、企画は藤井道人が担当します。
2026年の映画・ドラマ出演に続き、翌年公開の主演映画も決定していることから、女優として継続的に新しい作品へ参加していることが分かります。
なお、2026年11月時点での主な活動は次のとおりです。
- 2026年3月27日:映画『鬼の花嫁』東雲柚子役、ダブル主演
- 2026年4月7日~5月12日:『東京P.D. 警視庁広報2係 season2』FOD配信
- 2026年7月3日:映画『口に関するアンケート』杏役
- 2026年7月17日:テレビ朝日系『名探偵のままでいて』楓役、主演
- 2026年10月1日:映画『ガチャ-廻世界-』トリプル主演を発表
- 2027年2月19日:映画『ガチャ-廻世界-』公開予定
【よくある質問】吉川愛の子役時代に関するFAQ
Q1:吉川愛の子役時代の名前は何ですか?
A1:吉田里琴(よしだ・りこ)です。2016年に芸能界を引退し、2017年4月に研音所属の吉川愛として芸能活動を再開しました。
Q2:吉川愛の子役時代の代表作は何ですか?
A2:『山田太郎ものがたり』の山田五子役、『メイちゃんの執事』の麻々原みるく役、『あまちゃん』の高幡アリサ役が代表的です。『夜行観覧車』にも出演しています。
Q3:吉川愛はなぜ2016年に芸能界を引退したのですか?
A3:学業に専念するためです。本人はインタビューで、子役時代に学校の授業を十分に受けられず、勉強についていくことが難しくなっていたと説明しています。
Q4:吉川愛はなぜ2017年に芸能界へ復帰したのですか?
A4:再び演技をしたいという気持ちが生まれたことに加え、街でファンから復帰を待っているという言葉をかけられたこと、研音のスタッフからスカウトされたことがきっかけです。
Q5:吉川愛は2026年現在、何歳ですか?
A5:1999年10月28日生まれの27歳です。2026年11月現在、映画『鬼の花嫁』『口に関するアンケート』、ドラマ『名探偵のままでいて』などに出演しています。
Q6:吉川愛は2027年も映画に出演しますか?
A6:出演予定です。2026年10月に発表された映画『ガチャ-廻世界-』で、与田祐希、菊地姫奈とトリプル主演を務めます。公開日は2027年2月19日です。
まとめ:吉川愛の子役時代は現在につながる女優人生の原点
吉川愛の子役時代は、吉田里琴として活動していた3歳頃からの芸能経験に始まります。『山田太郎ものがたり』『メイちゃんの執事』『あまちゃん』など、人気作品への出演を通じて、多くの視聴者に知られる存在になりました。
2016年の芸能界引退は学業を優先するための選択でした。その後、一般の高校生として過ごす時間を経て、ファンの言葉や研音からのスカウトをきっかけに2017年に復帰。吉川愛という新しい名前で女優としてのキャリアを再スタートさせています。
そして2026年には映画『鬼の花嫁』や『口に関するアンケート』、主演ドラマ『名探偵のままでいて』に出演。さらに2027年公開の『ガチャ-廻世界-』でトリプル主演を務めることも発表されました。
吉川愛の魅力は、子役時代のかわいらしさだけではありません。幼少期から培ってきた演技経験、一度芸能界を離れた経験、そして復帰後に積み重ねた多彩な役柄が、現在の女優としての存在感を形づくっています。
吉田里琴時代の出演作を振り返ることは、現在の吉川愛がどのように成長してきたのかを知る手がかりになります。これからの作品でも、子役時代から続く表現力がどのように進化していくのか注目したいところです。