『千と千尋の神隠し』で、千尋を助ける謎めいた少年・ハク。透明感のある落ち着いた声と、どこか切なさを感じさせる演技が印象的ですが、その声を担当したのは、声優・俳優・歌手として活躍する入野自由(いりの みゆ)さんです。
2001年7月20日に公開された映画でハク役を演じた入野さんは、当時13歳。子役として活動していた少年が、スタジオジブリの大作で主要キャラクターに抜擢されたことでも知られています。2026年11月現在は38歳となり、アニメや映画の声優だけでなく、舞台、吹き替え、音楽活動にも活躍の場を広げています。
【ハクの声優は入野自由】読み方・年齢・プロフィールを紹介

映画版『千と千尋の神隠し』のハク役は、入野自由さんです。スタジオジブリの公式作品情報にも出演者として名前が掲載されており、日本コロムビアの公式プロフィールでも、2001年の同作でハク役に抜擢された経歴が紹介されています。
入野自由のプロフィール
入野自由さんの名前は「いりの みゆ」と読みます。「自由」を「みゆ」と読むため、初めて名前を見た人には少し意外可能性があります。
- 名前:入野自由(いりの みゆ)
- 生年月日:1988年2月19日
- 年齢:38歳(2026年11月3日現在)
- 出身地:東京都
- 職業:声優・俳優・歌手
- 代表的な役:ハク、ソラ、宿海仁太、松野トド松など
入野さんは子役時代から芸能活動を続けてきた人物です。2001年の『千と千尋の神隠し』でハク役を務めたことをきっかけに、声優として広く知られるようになりました。
その後はアニメーション作品だけでなく、ゲーム、海外映画の吹き替え、舞台、テレビドラマなどにも出演。声の演技と身体を使った舞台演技の両方を経験していることが、現在の幅広い活動につながっています。
ハク役が入野自由のキャリアに与えた影響
ハクは、千尋を助ける優しい少年でありながら、湯婆婆のもとで働く謎の存在でもあります。自分の本当の名前を忘れてしまっているという設定も、物語に深い印象を残しています。
入野さんが演じたハクの魅力は、少年らしい透明感と、千尋を守ろうとする強い意志が同時に感じられるところです。大人びた落ち着きだけでなく、ふとした瞬間に見える少年らしさが、キャラクターの複雑な背景とよく重なっています。
この作品は、入野さんの代表作として長く紹介され続けています。本人も後年のインタビューで、当初はどこへ行ってもハクについて尋ねられることに戸惑いがあった一方、大人になってからは海外でも作品を通じて自分を知ってもらえることを肯定的に受け止めるようになったと語っています。
【13歳でハク役に抜擢】入野自由のオーディション秘話と当時の年齢
入野自由さんがハクを演じたのは、まだ中学生だった頃です。映画の日本公開日は2001年7月20日。1988年2月19日生まれの入野さんは、公開時点で13歳でした。
ただし、映画の公開時年齢と実際の音声収録時の年齢は同じ意味ではありません。収録日が公表されていないため、厳密には「公開当時13歳」とするのが正確です。
ハク役を勝ち取ったオーディションの流れ
入野さんは2019年4月、J-WAVEの番組『ALL GOOD FRIDAY』に出演した際、ハク役のオーディションについて振り返っています。
当時は現在のようなデジタル音声の応募ではなく、カセットテープに声を録音して送る方法が使われていました。入野さんの場合、母親が演技のディレクションを担当したそうです。
「試写室で声を当てて、その場で決まりました。」
これはJ-WAVEのインタビューで本人が語った内容です。応募後、候補者が入野さんともう一人ほどに絞られ、スタジオジブリを訪問。試写室で実際に映像に声を合わせ、その場でハク役に決まったという経緯でした。
子どもの頃から演技経験があったとはいえ、世界的に知られる作品の主要キャラクターを任されることは、本人にとっても大きな出来事だったはずです。
本人が語ったハク役への当時の思い
2024年6月の女子SPA!のインタビューでは、入野さんがハク役を務めた当時の心境を明かしています。
本人によれば、公開当時は作品の反響の大きさを十分に実感していなかったそうです。また、何をしてもハクの話題を向けられることに、正直なところ嫌だと感じていた時期もあったと振り返っています。
しかし、年齢を重ねてさまざまな作品に出演するなかで、ハクが自分のキャリアを象徴する大切な役になったと感じるようになりました。
この変化は興味深いものです。若い時期に代表作を得ることは大きなチャンスである一方、その役の印象が強く残ることで、後の活動が一つのイメージに結びついてしまうこともあります。入野さんは、その経験を多様な作品への出演によって自分の強みに変えてきました。
【映画版キャスト一覧】柊瑠美・神木隆之介との共演も紹介
『千と千尋の神隠し』は、宮﨑駿監督が手がけた2001年公開のスタジオジブリ作品です。主人公の千尋が不思議な世界に迷い込み、さまざまな出会いを通じて成長していく物語です。
映画版では、声優として活動する人だけでなく、俳優やタレントなど多彩な出演者が声を担当しています。
映画版の主要キャストと役柄
- 荻野千尋:柊瑠美
- ハク:入野自由
- 湯婆婆・銭婆:夏木マリ
- 坊:神木隆之介
- リン:玉井夕海
- 青蛙:我修院達也
- 番台蛙:大泉洋
- 釜爺:菅原文太
- 荻野明夫:内藤剛志
- 荻野悠子:沢口靖子
千尋役の柊瑠美さんとハク役の入野自由さんは、物語の中心を担う二人です。加えて、坊役を当時子役として活動していた神木隆之介さんが担当したことも、作品のキャストを振り返る際に注目されるポイントです。
ハクの声優が変わったという噂は本当?
結論からいえば、映画版のハクの声優は入野自由さんのままです。
テレビ放送や再上映などで作品を見直したときに、声の印象が以前と違うように感じる人もいる可能性があります。しかし、スタジオジブリの公式作品情報や日本コロムビアのプロフィールに掲載されている映画版の出演情報に、ハク役の交代を示す発表はありません。
声優変更という誤解が生まれやすい理由の一つが、後年に制作された舞台版の存在です。舞台では実際に俳優が身体を使ってハクを演じるため、映画版とは異なる出演者がクレジットされています。
つまり、映画版の声優交代ではなく、映画と舞台という別々の作品におけるキャスティングの違いです。
【映画版と舞台版の違い】歴代ハク役を年代別に比較
舞台『千と千尋の神隠し』は、映画版とは異なる表現方法で物語を再構成した作品です。演出・翻案はジョン・ケアードさんが担当し、2022年3月に帝国劇場で世界初演されました。
舞台版では、映画のハクを演じた入野自由さんではなく、舞台俳優が役を担当しています。加えて、一人の俳優に固定するのではなく、複数の出演者による交互出演が採用されてきました。
歴代の映画版・舞台版ハク役一覧
| 年代・区分 | ハク役 | 千尋役・備考 |
|---|---|---|
| 2001年・映画版 | 入野自由 | 柊瑠美。スタジオジブリ制作のアニメーション映画。 |
| 2022年・舞台初演 | 醍醐虎汰朗/三浦宏規 | 橋本環奈/上白石萌音。帝国劇場で世界初演。 |
| 2024年・舞台再演 | 醍醐虎汰朗/三浦宏規/増子敦貴 | 橋本環奈/上白石萌音/川栄李奈/福地桃子。 |
| 2025年・上海公演 | 醍醐虎汰朗/増子敦貴 | 橋本環奈/福地桃子。中国・上海文化広場で上演。 |
| 2026年・ソウル公演 | 醍醐虎汰朗/増子敦貴/阿久津仁愛 | 上白石萌音/川栄李奈。韓国・ソウルで上演。 |
※舞台版のキャストは公演ごとに異なり、交互出演やアンダースタディーの設定もあります。表は各公演の発表情報に基づく主要キャストです。
舞台版のハク役はどんな俳優が演じてきた?
醍醐虎汰朗さんは、2022年の初演からハク役を務めている俳優です。2024年の国内再演や2025年の上海公演、2026年のソウル公演にも出演しています。
三浦宏規さんも初演からハク役を担当した俳優です。舞台やミュージカルで培った身体表現を生かし、映画のキャラクターを舞台上で表現してきました。
増子敦貴さんは、ダンス&ボーカルグループGENICのメンバーとしても活動する俳優です。2024年の再演以降、ハク役のキャストに加わりました。
阿久津仁愛さんは、2026年のソウル公演でハク役に加わった俳優です。これまでの舞台版キャストに新たな顔ぶれが加わったことで、舞台版の表現にも広がりが生まれています。
2026年以降のワールドツアーにも注目
東宝の公式発表によると、舞台『千と千尋の神隠し』は2026年12月から2028年にかけてワールドツアーを開催します。
2026年12月17日から2027年1月31日までは台北公演、2027年には東京の明治座をはじめ、愛知・大阪・福岡・北海道での国内公演が予定されています。加えて、トロント、ロサンゼルス、ロンドンでの海外公演も計画されています。
2026年11月3日時点の東宝公式キャストページでは、ワールドツアーの千尋役として橋本環奈さん、上白石萌音さん、福地桃子さん、森莉那さん、井上和さん、豊嶋花さん、平澤宏々路さんの7人が掲載されています。一方、ハク役を含む各会場の出演者は決定次第案内するとされています。
したがって、今後の公演で誰がハクを演じるのかは、会場別の正式発表が注目されるポイントです。
【2026年最新】入野自由の代表作と現在の活動
ハク役で広く知られるようになった入野自由さんですが、現在は一つの役柄だけでは語れないほど幅広いキャリアを築いています。
日本コロムビアの公式プロフィールでは、アニメ、映画、海外作品の吹き替え、舞台など、さまざまな出演歴が紹介されています。
入野自由の代表作・人気キャラクター
- 『千と千尋の神隠し』:ハク
- 『キングダム ハーツ』シリーズ:ソラ
- 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』:宿海仁太
- 『機動戦士ガンダム00』シリーズ:沙慈・クロスロード
- 『おそ松さん』:松野トド松
- 『言の葉の庭』:タカオ
- 『聲の形』:石田将也
- 『ハイキュー!!』シリーズ:菅原孝支
- 『プラチナエンド』:架橋明日
特に『キングダム ハーツ』シリーズのソラ役は、ハクとは異なる魅力を持つ代表的な役柄です。冒険心や明るさを前面に出した演技が求められるソラと、静かな強さを持つハクでは、声の表情も大きく異なります。
また、『聲の形』の石田将也や『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の宿海仁太など、感情の揺れや葛藤を抱える人物も演じてきました。
こうした役柄の幅広さは、入野さんが長年にわたって第一線で活動している理由の一つです。
2026年の音楽活動と最新出演情報
2026年の入野さんは、声優活動に加えて音楽活動でも新しい動きを見せています。
日本コロムビアの公式発表によると、2026年4月放送開始のテレビアニメ『神の庭付き楠木邸』では、オープニングテーマ「驚きの子」を担当しました。入野さんにとってアニメ主題歌を初めて担当する機会となりました。
加えて、2026年3月6日にはデジタルシングル「アイニ」「僕らの歌」を配信。8月26日にはミニアルバム『HUMOR』を発売し、9月9日には『角醒ハンター オメガホーン』の主題歌を収録したシングルも発売されています。
俳優としても舞台『リア王』『ブロードウェイ・バウンド』『キャッシュ・オン・デリバリー』などへの出演が公式プロフィールに掲載されています。また、映画『花緑青が明ける日に』『超かぐや姫!』など、2026年の作品にも名前が挙がっています。
ハク役で知られる入野さんですが、現在の活動を見ると、声優という枠だけに収まらず、舞台俳優やアーティストとしてもキャリアを積み重ねていることが分かります。
【プロの結論】ハクの声優変更説と映画版・舞台版の正しい見分け方
『千と千尋の神隠し』のハクを調べる際、混同しやすいのが映画版と舞台版のキャスト情報です。
情報を整理するうえでは、次の3点を押さえると分かりやすくなります。
- 映画版のハク:入野自由さん。2001年のオリジナル映画で声を担当。
- 舞台版のハク:醍醐虎汰朗さん、三浦宏規さん、増子敦貴さん、阿久津仁愛さんらが公演ごとに担当。
- 2026年以降の舞台版:ワールドツアーの会場別キャストは東宝の公式発表で確認する必要がある。
特に注意したいのは、舞台版のキャスト変更を映画版の声優交代と取り違えないことです。映画と舞台は、同じキャラクターを異なる表現方法で描く別の作品です。
また、入野自由さんの年齢についても、「映画公開時13歳」と「収録時13歳」は区別する必要があります。誕生日と公開日から13歳だったことは計算できますが、収録日そのものが公表されているわけではありません。
情報を確認するときは、映画の出演者についてはスタジオジブリの公式作品情報、舞台の出演者については東宝の公演別キャスト情報、入野さんの最新活動については所属レーベルの公式プロフィールやリリース情報を基準にすると、誤解を避けられます。
【千と千尋の神隠しのハク声優】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:千と千尋の神隠しのハクの声優は誰ですか?
A1:映画版のハクを演じているのは声優・俳優の入野自由さんです。読み方は「いりの みゆ」。2001年公開時は13歳でした。
Q2:入野自由さんはハクを演じたとき何歳でしたか?
A2:1988年2月19日生まれの入野さんは、映画公開日の2001年7月20日時点で13歳でした。本人もインタビューで中学生の頃の仕事だったと振り返っています。
Q3:ハクの声優が変わったというのは本当ですか?
A3:映画版のハク役は入野自由さんのままです。舞台版では醍醐虎汰朗さん、三浦宏規さん、増子敦貴さんなどが演じており、映画版の声優変更とは異なります。
Q4:舞台版で2026年にハクを演じた俳優は誰ですか?
A4:2026年1月から3月の韓国・ソウル公演では、醍醐虎汰朗さん、増子敦貴さん、阿久津仁愛さんがハク役を担当しました。
Q5:入野自由さんは2026年現在も声優として活動していますか?
A5:はい。2026年もアニメや映画などに出演するほか、『神の庭付き楠木邸』のオープニングテーマ担当、ミニアルバム『HUMOR』の発売など、音楽活動も積極的に展開しています。
まとめ:ハクの声優は入野自由!2026年も広がる活躍に注目
『千と千尋の神隠し』の映画版でハクを演じた声優は、入野自由さんです。1988年2月19日生まれで、2001年の映画公開時は13歳。カセットテープでの応募からスタジオジブリでの最終オーディションを経て、ハク役を射止めました。
その後は『キングダム ハーツ』のソラ、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の宿海仁太、『おそ松さん』の松野トド松など、多くの人気キャラクターを担当。2026年現在も声優・俳優・歌手として活動を続けています。
一方、舞台版では醍醐虎汰朗さん、三浦宏規さん、増子敦貴さん、阿久津仁愛さんらがハクを演じてきました。映画版と舞台版のキャストを区別することが、声優変更の噂を正しく理解するポイントです。
13歳で演じたハクという代表作を大切にしながら、新しい作品や音楽にも挑戦する入野自由さん。2026年以降の活動と、世界へ広がる舞台版『千と千尋の神隠し』の今後にも注目が集まります。