映画版の中心となるのは、登坂不動産、ミネルヴァ不動産、そして永瀬を取り巻く人々だ。
ソニー・ピクチャーズの公式キャスト情報とNHKエンタープライズの作品紹介を照合すると、主要人物と俳優の対応は次のとおり。
主演・山下智久と福原遥が演じる最強コンビ
山下智久:永瀬財地
登坂不動産の元エース営業マン。かつては契約を取るために嘘もいとわない「ライアー永瀬」だったが、祠を壊した祟りによって嘘をつこうとすると強烈な風が吹き、本音しか話せなくなった。
福原遥:月下咲良
永瀬の後輩社員。顧客の利益を第一に考える営業スタイルを貫く。永瀬とは考え方の違いを見せながらも、互いに支え合う重要なパートナーだ。
この2人の関係が作品の土台になっている。
永瀬は本音を隠せないため、顧客にとって都合の悪い情報まで口にしてしまう。一方、月下は相手の立場を考え、誠実に取引を進めようとする。
単に正直な営業マンと優秀な後輩という関係ではない。異なる営業哲学を持つ2人が、顧客の人生に関わる不動産取引にどう向き合うかが見どころだ。
市原隼人・泉里香・長谷川忍ら、永瀬を取り巻く人物
市原隼人:桐山貴久
元登坂不動産の営業マンで、かつての永瀬のライバル。独立後は大型案件を扱う不動産ブローカーとなっている。映画では6万坪の大規模開発計画に関わる。
泉里香:榎本美波
永瀬の恋人。銀行の融資担当からニューヨーク支店勤務となった人物で、永瀬の仕事と恋愛の両面に関わる。
長谷川忍:大河真澄
登坂不動産の営業部長。売上ノルマに厳しく、永瀬の正直すぎる発言に振り回される。コミカルな場面を担う人物でもある。
見上愛・松本若菜が演じる個性的な女性陣
見上愛:雪野遥香
ミネルヴァ不動産の新入社員。誰に対しても壁を作らず、永瀬と同じように正直な営業スタイルに関心を持つ。
松本若菜:愛原麻耶
榎本の先輩にあたるキャリアウーマン。「鬼軍曹」の異名を持ち、永瀬をめぐる恋愛関係にも興味深い立ち位置で関わる。
倉科カナ:花澤涼子
ミネルヴァ不動産立川店の副店長。業界の情報に精通し、神木の営業手法に疑問を抱きながら、自らの実績を伸ばそうとする。
大地真央:マダム
不動産界の女帝とも呼ばれる大地主。登坂不動産にとって重要な顧客であり、物語に華やかさと存在感を与える。
ディーン・フジオカ・高橋克典・草刈正雄の存在感
ディーン・フジオカ:神木涼真
ミネルヴァ不動産立川店の店長。元登坂不動産のカリスマ営業マンで、永瀬の営業の師匠でもある。嘘を駆使する営業スタイルは永瀬と対照的だ。
高橋克典:鵤聖人
ミネルヴァ不動産の社長。目的のためには強引な手段も辞さない人物で、登坂不動産と対立する。
草刈正雄:登坂寿郎
登坂不動産の社長。永瀬が不動産業界で働くきっかけとなった人物であり、厳しさと温かさを兼ね備えた経営者だ。
この12人が、映画版の人物相関を理解するうえで押さえておきたい主要キャストとなる。
映画版の追加キャストは誰?吹石一恵・岩﨑大昇も出演

映画『正直不動産』では、ドラマ版からの主要人物に加え、映画ならではの新しい登場人物も加わっている。
NHKエンタープライズが公表した映画版の新キャストは、次の2人だ。
吹石一恵:道畑早苗
トマト農園を営む地主。桐山が進める農地転用を伴う開発計画に関連して、悪質な地上げトラブルに巻き込まれる。
岩﨑大昇(KEY TO LIT):山口ヒロト
月下の幼なじみで、夢を追いかけるミュージシャン。過去のライアー永瀬時代の契約がきっかけで賃貸トラブルに遭い、登坂不動産を訪れる。
この2人の登場は、映画版のストーリーを理解するうえでも重要だ。
道畑早苗の農地をめぐる問題は、単なる個人間の不動産取引ではなく、土地の開発と地域の将来に関わる。山口ヒロトの賃貸トラブルは、永瀬が過去に行った営業活動の責任を改めて問う展開につながる。
つまり映画版は、新しい事件を持ち込むだけでなく、永瀬がかつて積み重ねた仕事の結果にも向き合う構成になっている。
そのほか、公式出演者一覧には以下の俳優も名を連ねる。
- 西垣匠
- 伊藤あさひ
- 財津優太郎
- 馬場徹
- 松田悟志
- 山﨑努
- やべきょうすけ
- 福士誠治
- 吉澤健
- 市毛良枝
なお、公式の作品紹介では、この出演者全員について個別の役名が掲載されているわけではない。役名が確認できる主要人物と、出演者として発表されている俳優は分けて把握しておきたい。
ドラマ版からの続投キャストは?シリーズの歴史と映画化の背景
映画版の魅力は、単独の新作として楽しめるだけでなく、NHKドラマで築かれた人物関係がスクリーンに引き継がれていることだ。
『正直不動産』シリーズの放送・映画化年表
シリーズの歩みを整理すると、次のようになる。
- 2022年: NHKドラマ『正直不動産』シーズン1を放送。
- 2024年1月3日: 特集ドラマ『正直不動産スペシャル』を放送。
- 2024年1月9日: シーズン2の放送開始。
- 2025年: スピンオフ作品『正直不動産ミネルヴァSPECIAL』を放送。
- 2026年5月15日: 映画『正直不動産』が全国公開。
- 2026年9月15日: Prime Videoで映画のデジタル配信開始。
NHKオンデマンドの番組情報や山下智久の公式ニュースでも、ドラマの放送履歴を確認できる。
続投キャストの魅力は人物関係の積み重ね
ドラマ版から続く人物関係で、特に注目したいのは次の3つだ。
1.永瀬と月下の仕事上のパートナーシップ
永瀬は本音を隠せず、月下は顧客の気持ちを大切にする。営業の考え方が異なるからこそ、お互いの弱点を補える関係になっている。
2.永瀬と神木の師弟関係
神木は永瀬の営業の師匠だった人物。しかし、2人の営業哲学は大きく異なる。嘘を使ってでも成果を出す神木と、正直であることを選んだ永瀬の対立は、シリーズを通して重要な軸だ。
3.永瀬と桐山のライバル関係
かつて同じ会社で働いていた2人は、現在では異なる立場から不動産ビジネスに関わる。映画では桐山が大規模開発計画を進めることになり、永瀬との関係にも新たな緊張感が生まれる。
映画版では、こうした既存の関係性が新たな事件と結びつく。初めて作品に触れる人と、ドラマを見続けてきたファンの双方が楽しめる理由の一つだ。
映画『正直不動産』のあらすじと見どころ!不動産業界の闇に迫る
映画版で永瀬と月下が直面するのは、これまでのドラマ以上に規模の大きな不動産問題だ。
見どころ1:海外の不動産投資詐欺
顧客が海外の不動産投資詐欺に巻き込まれることから、永瀬たちは新たな問題に直面する。
不動産投資は、物件の価格や立地だけでなく、契約条件、運営主体、収益の仕組みなど、さまざまな要素を見極めなければならない。
海外案件となれば、国内取引とは異なる制度や商習慣も関係する。こうした複雑な問題に、永瀬の正直営業がどう向き合うのかが見どころだ。
見どころ2:桐山が関わる6万坪の大規模開発
今回の映画で特に注目したいのが、市原隼人演じる桐山貴久の大型開発計画だ。
舞台となるのは、桐山の故郷である「けやきの市」。計画の対象となる土地は6万坪、東京ドーム約4個分に相当する。
大規模な土地開発は、投資や経済的な利益だけで完結する問題ではない。そこに暮らす人々の生活、土地の所有者の意思、地域の将来にも関わってくる。
この計画をめぐる対立が、映画の物語に大きな広がりを与えている。
見どころ3:ライアー永瀬時代の過去の契約トラブル
映画では、永瀬が正直営業に変わる以前の「ライアー永瀬」時代に仲介した物件も問題になる。
家賃滞納や近隣トラブルなど、過去の契約に起因する問題が再び浮上する展開だ。
ここで問われるのは、現在の永瀬が正直であるかどうかだけではない。かつての自分の営業活動が、顧客や周囲の人々にどのような影響を与えたのかという責任でもある。
見どころ4:ミネルヴァ不動産による悪質な地上げ
もう一つの大きな対立軸が、ミネルヴァ不動産による地上げ戦略だ。
鵤聖人が率いるミネルヴァ不動産は、登坂不動産とは異なる営業哲学を持つ会社。映画では悪質かつ巧妙な地上げが描かれる。
特に吹石一恵演じる道畑早苗が営むトマト農園の土地は、開発計画と地域の生活がぶつかる象徴的な存在だ。
土地を売買することと、そこで暮らす人の人生を守ることは、必ずしも同じ方向を向かない。
この問題に対し、永瀬と月下がどのような答えを出すのかが、作品の核心に関わってくる。
制作スタッフと原作情報
映画版の制作陣にも、ドラマシリーズでおなじみのスタッフが参加している。
- 原作漫画:大谷アキラ
- 原案:夏原武
- 原作脚本:水野光博
- 映画監督:川村泰祐
- 映画脚本:根本ノンジ
- 音楽:佐橋俊彦
- 制作プロダクション:NHKエンタープライズ、テレパック
- 製作幹事・配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
原作は小学館「ビッグコミック」で連載されている漫画『正直不動産』。映画ではドラマの世界観を引き継ぎながら、スクリーンならではのスケールで不動産問題を描いている。
映画『正直不動産』の公開日・配信日はいつ?2026年最新情報
2026年11月3日時点で、劇場公開とデジタル配信の両方が始まっている。
劇場公開日2026年5月15日
金曜日・全国公開
デジタル配信開始日2026年9月15日
Prime Videoでレンタル・購入配信
配給会社
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
配信形態
デジタルレンタル・購入
Prime Videoでは見放題?レンタルと購入の違い
映画『正直不動産』は、2026年9月15日からPrime Videoでデジタル配信が始まった。
ただし、ここで注意したいのは、配信開始がそのままプライム会員の見放題対象を意味するわけではないことだ。
ソニー・ピクチャーズの配信案内では、レンタル・購入のデジタル配信として案内されている。
- レンタル: 作品を一定期間視聴する方法。視聴期限などの条件は購入画面で確認したい。
- 購入: デジタル作品として購入し、サービスの利用条件に従って視聴する方法。
- 見放題: 月額会員の対象作品として追加料金なしで視聴する方式。レンタル・購入とは異なる。
したがって、視聴前には作品ページでレンタル料金、購入料金、視聴可能期間を確認するのがおすすめだ。
ドラマ版を先に見るべき?
映画から見始めても、永瀬財地と月下咲良の基本設定や不動産問題の構図は理解できる。
ただし、登坂不動産とミネルヴァ不動産の対立、永瀬と神木の師弟関係、桐山との過去などを深く理解したい場合は、ドラマ版から見るほうが楽しみやすい。
おすすめの視聴順は次のとおり。
1. 『正直不動産』シーズン1(2022年)
2. 『正直不動産スペシャル』(2024年1月)
3. 『正直不動産2』(2024年)
4. 『正直不動産ミネルヴァSPECIAL』(2025年)
5. 映画『正直不動産』(2026年)
ドラマ版の配信については、NHKオンデマンドでも作品情報を確認できる。映画とドラマでは配信サービスや視聴条件が異なるため、混同しないようにしたい。
映画『正直不動産』のキャストに関するよくある質問(FAQ)
Q1:映画『正直不動産』の主演は誰ですか?
A1:山下智久です。嘘がつけなくなった不動産営業マン・永瀬財地を演じています。福原遥が永瀬の後輩・月下咲良役で共演します。
Q2:市原隼人は何役で出演していますか?
A2:元登坂不動産の営業マンで、現在は不動産ブローカーとして活躍する桐山貴久役です。映画では大規模開発計画に関わります。
Q3:ディーン・フジオカは何役ですか?
A3:神木涼真役です。ミネルヴァ不動産立川店の店長で、かつて永瀬に営業を教えた師匠でもあります。
Q4:倉科カナと高橋克典の役名は?
A4:倉科カナは花澤涼子、高橋克典は鵤聖人を演じています。花澤はミネルヴァ不動産立川店の副店長、鵤は同社の社長です。
Q5:映画版から新しく参加したキャストは誰ですか?
A5:NHKエンタープライズの紹介で映画版の新キャストとして掲載されているのは、吹石一恵と岩﨑大昇です。吹石は道畑早苗、岩﨑は山口ヒロトを演じています。
Q6:映画『正直不動産』の公開日はいつですか?
A6:2026年5月15日(金)です。全国公開されました。
Q7:映画『正直不動産』はどこで配信されていますか?
A7:2026年9月15日からPrime Videoでデジタルレンタル・購入配信が始まっています。プライム会員向けの見放題とは異なるため、視聴時に料金を確認してください。
Q8:映画を見る前にドラマ版を見ておく必要はありますか?
A8:必須ではありません。ただし、永瀬と月下の関係や、神木・桐山との過去を理解しておくと、映画版の人間関係をより深く楽しめます。
まとめ:映画『正直不動産』は豪華キャストと続投人物の関係性が見どころ
映画『正直不動産』は、山下智久と福原遥を中心に、市原隼人、泉里香、長谷川忍、見上愛、松本若菜、ディーン・フジオカ、大地真央、倉科カナ、高橋克典、草刈正雄らが出演する豪華なキャスト構成が魅力だ。
特に注目したいのは、ドラマ版から続く永瀬と月下のコンビ、神木との師弟関係、桐山とのライバル関係。さらに吹石一恵と岩﨑大昇が新たな人物として加わり、農地開発や過去の契約トラブルといった映画ならではの問題が描かれる。
公開日は2026年5月15日。デジタル配信は同年9月15日にPrime Videoで始まっている。劇場公開を見逃した人も、レンタル・購入という形で作品を楽しめる。
この作品の本当の見どころは、豪華キャストの顔ぶれだけではない。不動産という人生に深く関わる仕事を通して、正直であることの難しさと、人を信頼することの意味を問いかけている点にある。ドラマ版のファンはもちろん、不動産業界の裏側を描いた社会派エンターテインメントに興味がある人にも注目してほしい作品だ。